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「ダンメモⅣサイドストーリー10 正義の翼と剣の記憶」で椿の思いが出ていましたね!
ダンメモ3周年で、椿と彼女たちの触れ合いのシーンがなかったのが気になっていました。
なので、今回で明らかになって正直ホッとしています。
(詳細は第179話~180話をご覧くださいませ。)
よし…。
服の乱れなし、髪の乱れなしと…。
『ねえ…あれ、何回目?』
『朝早くからやってたから、13回目かしら?』
『単に挨拶へ行くだけでしょう?』
何を言うか!
愛しのオリオンに会えるんだぞ!
初対面は大切だろう!
「…ランテ、服はおかしくないだろうか?」
「アルテミス様…昨日、多くの服屋を巡って多く試着して、結局元の服のままになったのですが…。」
「そうだな…だが、これでいいのだろうか?」
「いくら着飾ってても中身はアルテミス様ですので、ありのままを見せるのがいいかと…。」
「ありのままだと!?そ、そんなの…まだ早い!」
「あ!ち、違います!アルテミス様の普段の姿という意味です!」
「ま、紛らわしいぞ。」
つい、勘違いしてしまったではないか…。
そろそろ、行くか。
「さて…行くぞ。」
「「「はい!」」」
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ここだな。
あの変態神のホームを改造したと聞いたが、なかなか悪くないな。
ヘスティアらしい温かみがある。
ああ…やっとオリオンに会える。
『あの…アルテミス様が、数分間に門の前に突っ立ったままですが…。』
『しっ!心の準備しているのよ。』
よ、よしノックするぞ。
コンコン
ガチャ
「お待ちしておりました。神アルテミス及び【アルテミス・ファミリア】の皆様方。」
早くないか!?
ノックして1秒しか経ってないぞ!
「先日、ヘスティア様におっしゃったでしょう?こちらへ参られることを。」
「あ、ああ。」
「そういうことでございます。ヘスティア様のところへ案内いたします。」
「う、うむ。お願いする。…その…オリオンはいないだろうか?」
「夕方に戻られますので、お待ちくださいませ。」
「そ、そうか…。わかった。」
オリオンがいないのは残念だ…。
「自己紹介が遅れました。私は【ヘスティア・ファミリア】団長ベル・クラネル専属メイドのメイと申します。」
……こいつ、ヒューマンではないな?
…人形?いや…魔導人形か!
「その通りでございます。神アルテミス。」
「!?…神の考えていることを読めるのか?」
「いいえ、メイドの嗜みでございます。」
「……メイドって凄いな。」
『アルテミス様…まともに信じているわ…。』
『そんなメイドなんていないでしょ…。』
そして、私達はヘスティアのところへ案内してもらった。
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コンコン
「んー?誰だい?」
「神アルテミス及び【アルテミス・ファミリア】をお連れいたしました。」
ガタガタッ!
「え?は?昨日の今日だよ!?」
「数日後と言ってたが、一日しかないな…。」
おや?ヘスティアだけではないな…。
その声はヘラか。
ヘラもここへ居付くのか。
まあ、義孫のオリオンがいるから道理だな。
「では、どうぞ。」
「ああ、ありがとう。」
「アルテミス!改めて、久しぶりだね!」
「ああ、ヘスティア。久しぶりだ、元気そうでよかったぞ。」
「うん、まあご覧の通りさ。」
うむ、天界にいたままのヘスティアだな。
変わらず安心したぞ。
ヘラもいつになく大人しく冷静だな。
まあ、ヘスティアが側にいるからだな。
「…アルテミス、何の用だ?まさかベルに会いに来ただけではないだろうな?」
「そうだが?」
「ふぇ?」
「…………まだ直接会ってないのにか?」
「神の鏡で見た。一目惚れだ。」
「……三大処女神が崩れたな。アテナだけとなったな。」
「…何故だろう。アテナも来るような気がする。」
「奇遇だな。私もそう思う。」
「何故、アテナが来るのだ?」
「「何となく。」」
あのアテナがまさかオリオンに?
……あり得るな。あの戦いはアテナ好みだ。
一対一のガチンコ対決で、お互い死力を尽くした戦いだったからな。
「それはいい。何故オラリオへ来たのだ?」
「オリオンに会いに来たのだが?」
『アルテミス様、アルテミス様、本来の目的を忘れております!』
「!!そ、そうだった。オラリオへ来たのは救援のためだ。」
「ねえ、ヘラ。ベルくんに会いに来たついでに聞こえるのはボクの気のせいかな?」
「いいや、私もそう思う。」
「ほ、本当なんだぞ!」
その救援がメインなんだ!
そのためオラリオへ行こうとしたら、あの記者会見を見たんだ!
「天界最強の弓のアルテミスが助けを求めるとは、何があったのだ?」
「茶化さないでくれ、ヘラ。…もう私達の手に負えなくなったからだ。」
「…何があったんだい?」
「私達は大樹海の奥深くにある遺跡を調査していた。そこには…古代で私の精霊が命と引き換えに封印されていた、古代のモンスターがいる。」
「「!!」」
「そのモンスターは…私達神を抹殺しに来た漆黒のモンスターだ。名はアンタレス。」
そうだ。
古代で、私の精霊が力を尽くしたがアンタレスを倒すには至らなかった。
だから、遺跡まで誘い込み彼女たちは命を代償にアンタレスを封印したのだ…。
彼女たちは勇敢で気高い精霊だった。
私の自慢の子たちだ…。
ヘラにとって、漆黒のモンスターについては知らんぷりはできないだろう。
特に【ヘラ・ファミリア】にとってはな。
「ベヒーモス…リヴァイアサン…黒竜の他にもいたのか。」
「ああ、だが封印されていたから三大クエストには入らなかっただろう。」
「でも、封印されているんだろ?なら大丈夫じゃないか?」
「ヘスティア、そうであれば私はここにいない。…その封印にほころびが出て力ずくで解かれた。」
「「!!」」
そうだ。アンタレスは長い時間をかけて、私の精霊を取り込んだのだ。
忌々しいやつだ。
そして精霊の力を自らの力に馴染ませ、エルソスの遺跡の力を弱らせたのだ。
エルソスの遺跡の力が弱まろうとすると私に知らせるよう、精霊たちは仕掛けをしておいたのだ。
そのため、【アルテミス・ファミリア】は調査に赴いたのだ。
調査に赴いた時は、もう既にエルソスの遺跡はアンタレスの住処となっていた。
貞淑を司る私は激怒した。
私の精霊を汚し取り込んだだけでなく、精霊たちが命をかけ封印したエルソスの遺跡も汚したからだ。
嘲笑うかのようにな!
レトゥーサたちがいなかったら、感情に任せて特攻していただろう。
…それがよかったかもしれない。
アンタレスは、既にレトゥーサたちが対抗できるようなレベルではなかった。
ベルくんに会うのを緊張しているアルテミスです。
本来の目的を、アンタレス討伐救援を忘れかけています。
今まで言いましたが、本作品ではアンタレスを討伐できずオラリオへ救援を求めて、引き返したルートです。
なので、アルテミスもアンタレスも生きています。
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