【ヘスティア・ファミリア】を間借りすることになりました!
そして、団員たちへ紹介です。
そして私達は、【ヘスティア・ファミリア】ホームで間借りすることとなった。
【ヘスティア・ファミリア】団員に紹介してもらった。
夕方になったが、オリオンは母君の話し相手になっているそうだ。
残念だが、仕方があるまい。
はて?
自伝では……オリオンの家族は全員死んだのではなかったのか?
ゼウスの奴は除いて。
アルフィアという子も何故かいるし…。
どうなっているのだ?
「ということで、【アルテミス・ファミリア】がここへ泊まることになりましたので、皆さん仲良くしてください。」
「またですか…。」
「彼女たちもでしょうか…。」
「もう打ち止めにして欲しいです…。」
「仲間が増えるのはいいけどさー、ライバルが増えるのはちょっとなー。」
「………多い。」
『こんなに早く来るなんて…。』
『あの優等生のアルテミスが…。』
女性が大半だな……。
全員がオリオンに恋しているかどうかではないよな?
…そうだとしたら、多いな。
誰がオリオンの本命なのだ?
男性は…少ないな。
まあ、いいだろう。下賤な奴なら討つまでだ。
「また、ベルか…。あいつらがこれを見たら間違いなく血の涙を流すだろうな…。」
「いい加減にしろ。あの罵愚兎が。」
「友よ…自重してくれ。」
「「「端から見ると羨ましいようで、全然羨ましくない…。」」」
…何故か黄昏れているな。
「そして、皆さんには近いうちに遠征へ出てもらいます。」
「「「!」」」
「ダンジョンではなく地上です。」
「メイ!まだ、早い!早すぎる!こいつらでは黒竜を倒すことはできん!」
「ザル坊。早とちりはいけませんよ?誰も黒竜とは言ってません。」
「「「は?」」」
あの大男、できるな…。
ザル坊?…はてどこかで聞いたことが…。
「対象は大樹海の奥深くにあるエルソスの遺跡に潜む、古代のモンスターのアンタレスです。」
「まだ…古代のモンスターがいたのか?」
「言っておこう。今のアンタレスは私の精霊を喰らい、遺跡の力も取り込んで更に強くなっている。古代の時より何倍ものと思ってくれ。確証はないが…精霊の魔法も使えるかもしれん。」
「!」
あの子達は命を賭けてアンタレスを封じ込めたが、奴はそれを逆手にとって取り込んだのだ。
…仇は取ってやる。だから待っていてくれ。
お前たちを解放するのを。
「…メイ。お前、こいつらの経験値や偉業の足しにするつもりだな?」
「ザッツライト。」
「…なるほどな。おい!てめえら、丁度いい獲物がいるじゃねえか。気合入れやがれ!」
「「「おー!」」」
ありがとう…。
理由はどうあれ、アンタレスを討つことについて協力してくれて感謝する。
それに…さっきから気になっていることがある。
彼女がアストレアに似すぎている。
ヒューマンなのは確かだ。
だが…身のこなしや癖がまるでそっくりなのだ。
確認してみるか。
「…さっきからずっと思ってたが、そこのお前。ユーティスとか言ったか?お前…もしやアストレアか?」
「あら?よくわかったわね?」
「ああ、完全にヒューマンだとわからなかったが…。身のこなしや癖でお前だとわかった。」
「はぁ…やっぱり同郷にはバレちゃうわね。特にオリンポス武闘派二大最強の一柱の貴女には。」
「ふん、私を見くびるな。……何故、神威を完全に抑えられヒューマンとなっているのだ?」
「それはね…。」
そして、アストレア…いやユーティスはヒューマンになった経緯を話してくれた。
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私は驚いた。
これは驚かない方がどうかしている。
「何…だと。オ、オリオンの血が神力を封印……。ということは…そこの娘は…フレイヤ?」
「はい、お久しぶりですね。神アルテミス。」
「驚くのも無理はないわ。あの子は本当に下界の可能性を多く秘めているわ。」
「……そこまでなのか。それはそうと。」
「?」
ああ、アストレアに聞かなければならない。
あの0巻のことが本当なのかを。
「ゼウスの奴を谷底へ突き落としたのはいい。き、9歳のオリオンと二人きりで過ごしたのは事実なのか?」
「ええ、そうよ。あの時のベルは可愛かったわ!ふふふ。」
「くそっ!何て羨ましいことを…!」
「同感です…。」
は?
お前もだろうが!
私としてはそっちが羨ましい!
「おい…フレイヤ「今はシノスと言います」…シノス。お前が言うか?」
「え?」
「女神祭でベルにエスコートしてもらって、デートしただと?そっちが羨ましいぞ!」
「そうよ!」
「……あの時のベルさんは、カッコよかったです…。うふ。」
新刊ではそういうイチャイチャが書かれていたぞ!
私もそういうことをしたい!
しかも眷属になるなんて!
「くそっ!二柱とも羨ましいぞ!しかも、オリオンの眷属になるなんて!」
「わ、私の場合は不可抗力です。ユーティスさんは故意で飲んだんですよ!」
「いいじゃない!ダンジョンにも潜れるし、貴女とサシ合えるんですもの。」
「それはそうですが…。」
「待て。ダンジョンに潜れるだと?禁忌ではなかったのか?」
どういうことだ?
『…アルテミスも巻き込みましょうか?』
『…後衛がほしいと思ってましたが、こんなに早く…。しかも弓は天界最強ですね。誘ってみましょう。』
『そうね。』
「ええ、神はね。私達はベルの血によって完全に神力を封印されているの。だから、ヒューマン並に行動できるわよ?…アルテミス、貴女も入ってみない?」
「その話、詳しく。」
そして、私はそのことについて聞いた。
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これは願ったり叶ったりだ。
バイトをせずとも冒険者の真似事ができて、金も稼げる。
そしてオリオンの眷属にもなれる!
本当に願ったり叶ったりだ!
だが…その前に。
「……私の一存では決められない。レトゥーサたちに相談してみる。」
「その方がいいですね。ユーティスはアリーゼさんたちに黙ってましたからね。」
「…ユーティス、お前は…。」
「し、しょうがないじゃない!シノスが第一号になるのが羨ましかったのよ!」
「まあ…気持ちはわかる。情報を教えてくれて感謝する。さっそく相談してくる。」
そして私はレトゥーサたちが戻ったら招集かけた。
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ユーティスから聞いたことをレトゥーサたちに話した。
呆れられた。
私に対してそうだが、オリオンの規格外にだ。
まあ、私もそう思う。
「……ということだ。そ、その…すまない。お前たちを切り捨てるわけではないが…私はオリオンの眷属になりたいのだ。」
「……ベルくんはすごいですね。神を封印できるなんて。」
「アルテミス様、ヘスティア様は今日会ったばかりですがどのような神でしょうか?」
「そうだな…。良くも悪くも誰にでも平等に接する神だ。私が天界で一番親しくしているのが、ヘスティアだ。…少々グータラなのがネックだが。」
「わかりました。私は異存ありません。ただ、私はアルテミス様がヒューマンになろうとアルテミス様が一番です。」
「私もです!」「「「私達もです!」」」
「…ありがとう。お前たちのような眷属を持って私は幸せ者だ。」
ああ幸せ者だ、私は。
遺跡に特攻せず、オラリオへ引き返してよかった。
遠征でザルドさんは黒竜と勘違いしました。
仕方がありませんね、遠征といえば黒竜しかいませんからね。
そしてユーティスをアストレアと見破りました。
同郷で、同じ武闘派ですからね。
眷属となったユーティスとシノスを羨ましく思い、思う存分腕が震えるためレトゥーサたちへお願いしましたね。
全員ファンじゃなかったら、反対されていたかもしれません。
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