白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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続いてザルドさん回です!
この時点でザルドさんはもう気疲れしています。




第333話 暴食、納得。

何だか疲れてきたぜ…。

帰ろうか……。

「それはどうでもいいです。さて、ザルドを更新してもらいましょう。」

「む?お主、ベヒーモスの毒はどうなったのじゃ?」

「完全に解毒した…。ベルによってな。」

「は?」

そりゃ驚くだろうな。

当時、どんな手を使っても解毒できなかったからな。

あっさりと解毒したときは呆れたぜ。

 

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そして、メイはベルの血について説明した。

「……なるほどのう。冬に川へ落ちても風邪引かなかったし、これという病気にもかからなかったのはあやつの遺伝子か。」

「ああ…。」

「…ベルは才能がない。それはメイ、お主も分かっとるはずじゃ。」

「ええ。ですが…「想いじゃろう?」やはり、気づいていたのですね。」

「儂はベルと14年間いたんじゃぞ?そのぐらいは見抜けて当然じゃ。じゃが…、あそこまで純真無垢なのはさすがに驚いたがのう。」

やはり気づいていたか。

そうでないと【ゼウス・ファミリア】の主神として1000年も君臨しなかったからな。

 

だが、次の発言で台無しにしやがった。

「だからといって、色々と下ネタなことを吹き込むのはよくないかと。」

「それじゃよ。【ゼウス・ファミリア】でやっていたこと全てをあの子に吹き込んだのじゃ。」

「何やってんだ…爺。」

「お主にも教えたはずじゃがのう…。何故そんな堅物になったのか理解できん。はぁ…。」

「てめえや他の奴らがそんなんだから、そうせざるを得なかったんだろうが!」

この糞爺!山にこもって大人しくしてたと思ったら、変わらねえ!

…ベル、本当にまっすぐに育ってくれてよかったぜ。

 

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~盗聴中~

 

「耳年増なのは、ゼウス、やはりキミのせいかー!」

「…やはり吹き飛ばそう。」

「でも…それでもベル様は凄いと思います。」

「あそこまで純真無垢になるとは凄いよね!」

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

呆れかえった俺に爺は真顔で言いやがった。

「だが、それでもベルは曇らなかった、曲がらなかった、堕ちなかった。ただただまっすぐに育ちおった。」

「ええ、それは私も驚いております。」

「離れてみてわかったんじゃ。あの子は、才能が全くないが気持ち…想いは誰よりも強い。…一年後には戻るつもりじゃったが、まさか数日でオラリオへ行くとは思わんかった。」

「坊ちゃまの家族への想いを甘くみたからです。」

「そうじゃ。いつかはオラリオへ行くとは思っとったがな。それに、一ヶ月半でレベル2にランクアップするとは思わんかった。その時に村から出たことを知ったんじゃ。さすがに居ても立っても居られんかった。本当じゃぞ?」

「だろうな。」

最初に聞いた時はかなり疑問に思った。

この放任主義の爺が14年間もベルを育てて、それを簡単に放棄するのかがな。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

~盗聴中~

 

「……その時行くべきじゃなかったんですか?」

「アイズ…私もそう思います。」

「たとえ、そうだとしても…当時は神アポロンや神イシュタルのことがあったので、そこへゼウス様が入るととんでもないことになるような…。」

「「「あっ…。」」」

 

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陰からヘルメスを使って見守っていただろうな。

「じゃから、ヘルメスを通して面倒を見てもらうつもりじゃったんじゃ。ヘルメスがベルに対して試練をいくつか課すとは儂は思いもせんかったじゃがな。…お主らにも数十年で数回しかせんかったあやつじゃがぞ?たったの半年でそこまでするか?」

「ああ…。」

「儂が一番安堵したのは、ヘスティアの眷属になったことじゃ。ヘスティアはよくも悪くも平等であり、慈愛が深い。ベルとこれ以上なく非常に相性がよい。お主も既にわかっておるが、ヘスティアは儂やヘラより神格が高く神威も上じゃ。それにあやつは孤児を守る女神でもある。…じゃが、ヘスティアがベルに惚れるのはさすがに予想外じゃった。」

「ええ、そうですね。これでもかというほど坊ちゃまを可愛がっていますね。機会あれば襲おうと思ってたようですよ?」

「何…じゃと!?あの鉄壁の処女神が?ベル…どれだけ成長したんじゃ!」

「…おい、爺。その成長を喜ぶんじゃねえ。」

「何をいうんじゃ!三大処女神が崩れたんじゃぞ!?それを義祖父として喜ばんにいられようか!」

「ご託はいいです。さっさと更新しなさい。」

「つれないのう…。」

もっと他に驚くべきところがあるだろうが!

この下半身しか脳がない爺め!

 

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~盗聴中~

 

「へへへ…わかっているじゃないか!ゼウスは。」

「ヘスティア、喜ぶところじゃないぞ。ゼウスは私達を貶したのも同然だぞ?」

「…残るのはアテナとなったが、時間の問題だろうな。」

「それより、そこをぶった斬るメイ様が凄いです…。」

「「「それはわかる。」」」

 

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やはりゼウスはベルくんの資質に気づいていたようですね。
原作にもありましたが、18階層神災のゴライオスを倒した後のヘルメスの回想で、ゼウスとの会話に
"意気地はある。根気もある。ーーーだが、素質が圧倒的にない。およそ大成する器ではない”
それは村を出る前のベルくんを見た時点ですからね。

レベル2へランクアップのを聞いた時のゼウスは「ブフォオッ!?」と茶を噴き出していましたね。
そこまでして驚くというのはベルくんに対して深い愛情を注いでいたことがわかります。

フレイヤ魅了騒動でもヘルメス宛に「定期報告マダァー?」と催促するぐらいですからね。

仮にアポロンの戦争遊戯で「儂、参上!」と現れて【アポロン・ファミリア】の女性陣を裸にひんむき、神会にいる神々全員を絶句させ、ヒュアキントスをラリアットでKOさせ、ベルくんは気絶すること間違いなしです。
そして、アポロンにバックドロップ仕掛けるでしょう。

イシュタルでも「ちょお!待てや!儂にもしてくれんかったのに!ベルにするなら儂が先じゃああああ!」と言って、イシュタルをドン引きさせるのは間違いありません。
そしてヘラの怒りを買います。

そしてヘスティアを早々と落としたことに大喜びです。

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