白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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連続ザルドさん三回目です。

ゼウスに15年ぶり更新してもらっています。


第334話 暴喰、更新。

そして俺は爺に15年ぶり更新してもらった。

片手でな。

「せめて両腕ぐらいは開放してもいいんじゃ、と儂思うんじゃが。」

「ダメです。ほら、片手でもできるでしょう。さっさと更新しなさい。」

「むぅ…。ほう、ランクアップじゃぞ。マキシムと並んだのう…。スキルは…またお主らしいのう。」

「は?」

「レベル8ですか。まあ妥当でしょう。」

「スキルか…何だコレは。」

………俺らしいと言えばらしいが。

 

【料理鉄人】

・料理を作るごとに経験値獲得

・多くの者に食べてもらえるほど経験値中補正

・喝采するほどの料理であればあるほど経験値高補正

 

「レアスキルの中でも、SSRスキルじゃのう。」

「ええ。」

「……まあ、いい。こんな便利なスキルがあるなら早く出ろってんだ。」

「しょうがなかろう…。」

「これで、今後の方針は定まりましたね。」

「は?」

「楽しみにしてなさい。ザル坊。」

何する気なんだよ…メイ。

お前がそれを言うのは大抵ろくなことがねえんだよ!

 

「では、儂も解放してくれんかのう?」

「ダメです。坊ちゃまが精通して彼女たちが子を成し、成長されるまでです。」

「…まだ精通しとらんかったのか、まあたったの半年では無理じゃろうな。」

「爺、何でベルは精通してないんだ?」

「儂も色々と試行錯誤したんじゃ!一緒に女風呂へ何度も覗きに行ったりな。」

「おい、教育に悪いことを教えんじゃねえ。」

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

~盗聴中~

 

「あー、18階層の時もそうだったねー。」

「ティオナ様、あれはヘルメス様が無理強いしたのですが。」

 

「待って下さい!聞いてないですよ!…ヘルメス様、許さない!」

「…ヘルメスに制裁だな。」

「賛成だわ。」

「賛成だな。」

(デメテルたちがヘルメスをとっ捕まえて、明日の稽古に上がらせるんだろーな。)

 

「それより、ザルド様のスキルに誰も注目していませんが…。」

「レアの中のレアスキルなのに…。」

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

何やってんだ…。この爺。

あの馬鹿がいてもいなくても、この爺がいる時点で教育に悪いじゃねえか!

…何であんな純真無垢に育つんだ。あり得ねえ…。

「それでも、ベルは恥ずかしがって嫌がっているばかりじゃった。バレて儂は袋叩きにされたが、ベルだけが一緒に入ったんじゃ!依怙贔屓じゃ!しかも、巨乳の美人の姉ちゃんばっかりじゃぞ!」

「知るか!」

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

~盗聴中~

 

「…なるほど。村人のそれなりに綺麗な方がリリたちに嫉妬の目を向けていたのはそれでしたか。」

「虎視眈々と狙っていたのを私達が掠め取ったと思ったでしょうね…。」

「毒牙にかからなくてよかったです!」

「…それ以前にベルくんはまだ未精通なんだけど。」

 

「何だと?ベルはまだ未精通なのか!?」

「…そうだ、ヘラ。」

「し、信じられん…。あの雑魚の子なのに?メーテリアでも初潮が早かったのに?あの人に14年間も育てられ教え込まれたのに?私としてはその事実が一番驚愕だぞ…。」

 

「ほう、貞潔を司る私と相性がいいな。うむうむ。」

「待ちなさい!エルピス!それとこれとは別よ!」

「そうです!」

「こらー!何を言ってるんだー、キミたちは!」

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

何を教えてんだ…。この爺は。

ベル、すまん。こんな爺で。

「その姉ちゃんたちにぱふぱふしてもらったりスキンシップをいろいろとしてたんじゃ。ベルはまだ小さかったから覚えとらんじゃろうがな。……儂には指一本も触れさせてくれんかったのに!」

「……爺のは当然だろ(ベルは今とあまり変わらんような気がするんだが)。」

あいつ…大丈夫なのか?

何かに取り憑かれてんじゃないだろうな?

………お祓いしてもらった方がいいだろうか?

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

~盗聴中~

 

「…あの村には確かにそういう女性が多くいたわ。まさかベルを狙ってたなんて…。」

「やはりもっと早く正気を取り戻すべきだった…。」

「それ以前に、黒竜討伐を数年遅らせるべきだったな。そうすれば…、あ、いや。今がいいな。うむ。」

「(ヘラが嫉妬全開でベルくんを独り占めするからだろうね…)」

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

そんな環境で何故未精通なんだ…。

偉業に値するぜ。

「そこまでしたのに、ベルは一向にも精通せんかった。儂の敗北じゃ…。」

「てめえは何と戦ってたんだ…。」

「村ではベルの筆下ろし相手争奪戦があったぐらいじゃがのう。あれは苛烈じゃった。」

「…マジか。」

「マジもマジじゃ。まあ、その前に儂が味見するべきだと言ったら即解散しとったんじゃ。ひどくないかのう?」

「妥当ですね。」

「何やってんだ、爺…。」

そっちでも恥晒すんじゃねえよ。

よくベルがまっすぐに育ってくれたものだ。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

~盗聴中~

 

「あの人がそこまでしたのに、ベルが未精通?その分の偉業が既に積んでいたのではないか?」

「…鳶が鷹を生んだな。」

「鷹というより白鳥じゃないでしょうか?」

「白孔雀はどうだろう?」

「ベルさんらしくないと思います。アルビノの鳳凰あたりじゃないでしょうか?」

 

「それより!ふ、ふ、筆下ろしですって!あの人達は道理でベルをギラギラとした目で狙っていたわ!」

「ユーティス様、それは貴女もでは?」

「は?輝夜、今何を言ったのかしら?」

「いえ、何でもありません。」

「…輝夜。」

 

「そこはナイスプレーとゼウスを褒めたらいいのか…、判断に迷うね。」

「何度も思うがこの狒々爺に14年間も育てられて、よくあのようないい子に育ったものだ…。いくら考えても、目の前にしない限り信じられん。」

「「「それはわかります!」」」

 

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ザルドさんに新スキルが出ました!
…単に男性陣でそういうスキルがなかったためザルドさんに出しました。
ベルに料理を食わせて「美味しい!」と言われ、内心嬉しく思い次々とだしたのがきっかけとします。
いずれにしろ、ベルがきっかけですね。

そしてゼウスの性教育を受けながらも純粋無垢を通し、未精通のままです。
さすがのヘラも絶句です。

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