白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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ベルくんのハーレムに対して、めちゃくちゃ興味津々のゼウスです。
しかし、案の定メイさんは…。


第336話 暴喰、焦燥。

当然、メイは断った。

「ダメです。先程言った通り坊ちゃまの子が大きくなるまでは。」

「もし性悪な女だったらどうするんじゃ!イロイロと懲らしめないとイカンじゃろうが!」

「何する気なんだよ…。」

「大丈夫です。私とセバスが彼女たちを見て確認しました。心配は不要です。」

「いいや!この儂、オリンポスの大神である儂がベルのためにも見定めなければならん!」

「…言っていることは大真面目だが、動機が不純すぎるぞ。」

よく、この爺が1000年も【ゼウス・ファミリア】を続けられたものだ。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

~盗聴中~

 

「あいつをオリンポスの大神から引きずり下ろしてもいいと思うが?恥としか思えんぞ。」

「同感だわ…。」

「ヘスティア、前から言っているが真剣に検討してくれ。私達が支えるから。」

「えー大神に?嫌だー、面倒。」

「あっさりとそれをいうヘスティア様が凄いと思います…。」

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

「ええい!ベルだけがいい思いするとはずるいぞ!まだ精通しとらんではないか!」

「うわぁ…隠す気なくしたぞ。この爺。」

「黙れぃ!ザルド!お主も【ゼウス・ファミリア】の一員ならそれぐらい協力せんか!」

こンの…糞爺がぁぁぁぁ!

 

「てめぇがそんなんだから、俺がこうならざるを得なかったんだよ!この糞爺が!」

「まあまあ、落ち着きなさい。ザル坊。」

「ふーふー…。メイ、お前の考えていることが当たったな…。」

「ここを解けい!そんなハーレムなんぞ、ベルには勿体ないわい!」

「ということです。皆さん、ゼウスがどんな方かわかりましたか?」

 

『『『はい(怒)!』』』

 

「え?」「何じゃと?」

 

は?…おい、その魔道具はまさか…。

「映像は出してませんが、音声はあちらに筒抜けです。」

「うわぁ……(心の声を出さなくてよかったぜ)。」

「……てへっ☆今までのは冗談じゃわい。お茶目な爺を許してくれい☆」

『『『うぇっ…。』』』

「…気味悪ぃぞ、爺。」

今更ぶりっ子ぶっても手遅れだ。

ざまぁ見ろ。

 

「さて、何かコメントありませんでしょうか?ヘスティア様?」

『今の今まで聞かせてもらったよ……。ゼウスぅぅぅぅぅ!』

「久しぶりじゃのう、ヘスティア。」

『何をなかったように、真面目ぶっているんだー!というか、誰がロリショタ巨乳だ!』

……間違ってないじゃないか?

おっと、それを言うと怒られるな。

 

「じゃが、事実じゃろう?」

『…それは置いといて。ベルくんがここまで成長するとは予想外だったよ。』

「さすが儂の義孫じゃな!特にハーレムはな!」

『キミが余計なことを教えるからだろー!…キミが単に育児放棄したわけではなかったということはわかった……納得したよ。』

「なら、解放してくれんかのう?」

『そうだね。』

「おおっ!」

 

『解放するのはヘラに任せるよ。』

「ゑ」

うわ…終わったな、爺。

 

『ヘラ、天界でキミがゼウスにしたことの中でボクが禁じたことを全て解くよ。任せたよ。』

「!?ままま、待つんじゃああああ!それを解かれたらマジで送還されるんじゃあああ!」

『貴方、ちゃんと手加減をしますからご心配なく。ヘスティア、わかった。メーテリアの依頼もあるので私に任せてくれ。』

『頼んだよ、ヘラ。ゼウス、少しは反省しろー!』

「ま、待ってくれええええ!反省しとる!しとるから!せめて、それだけはやめとくれぇぇぇ!」

『貴方…今からそちらへ行きます。』

あのヘスティア様が、ヘラに対して禁じたこと…だと!?

うわぁ…爺の怯えっぷりはただ事じゃねえ。

 

…ここに長居は無用だな。さっさと帰るか。

キレたヘラを見るのはもう懲り懲りだ。

「では、ザル坊。行きましょうか。」

「あ、ああ。」

「更新については大丈夫です。クソバカ主神の血はあらかた抜き取ってあります。当分、1年は持つでしょう。」

「いつの間に…。」

「待て!待つんじゃああああ!ザルドぉぉぉ!」

「あばよ、爺。」

「おのれぇぇぇぇ!貴様の恥ずかしい過去などバラしたるからなあああああ!」

!?

この爺!俺を脅しやがった!

 

上等だ!

「メイ…あの爺、ぶった斬っていいか?」

「ダメです。どうせ、何もできませんから。」

「ザルドの初恋は「死ねええええええ!」おおっ!その調子じゃ!」

その先は言わせねええええええ!

 

ぶった斬ろうとした俺をメイが羽交い締めし、止められた。

放せぇぇぇ!

「落ち着きなさい。」

「落ち着けるか!俺の黒歴史が!」

「全く…困った子ですね。ゼウスはここから出られません。」

「だが!」

「先に私が貴方の全てをオラリオへバラしますが?」

!?

そっちがヤバイ!

 

「わかった!従うからやめてくれ!」

「いい子ですね。ではいきましょう。その前に…」

「ぐむぅ!」

「五月蝿いと困りますからね。神ヘラがいらっしゃるまで大人しくしてなさい。ゼウス。」

「んー!んー!んー!」

「では、また。」

「…爺、自業自得だ。」

送還されないことを祈ってるぜ…。

だが、相変わらずで安心した。

 

ヘラの折檻に耐えろよ、爺。

ベルと再び会えるためにもな。

…会えるよな?

ヘラの嫉妬で会わせないとかはないよな?

 

帰ったら、何故か女性陣から優しかった。

あのヘラでもだ。

……複雑だ。

 




はい、皆さんにゼウスの内心がバレてしまいました。
ヘラにも、です。

そしてヘラのゼウスへのお仕置きタイムが始まります。
残念ですが、ここではお出しできません。
皆様の想像におまかせします。

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