そして、エイナの彼氏ではないことに憤慨(?)しています。
まさか、こんなに早く会えるなんて。
しかもイーナを助けてくれたとは思わなかったわ。
もうイーナは彼しか見てないわね。
エイナがあそこまで言うから彼氏かと思ったわ。
…もったいない!
さっさと捕まえておかないと!
ウイナが取り繕って話しかけていた。
今更強がっても…、ねえ?
「ゴホン!だ、だが…キミはレベル6なのは本当かね?」
「はい、何故か成長期とのことです。」
「「え?」」
「え?」
「ゴホン!……キミの実力を試したいがいいだろうか?」
「あ、はい「「「ダメ!」」」え?」
当然でしょう!
何を考えているの!
私、ううん私達はウイナを叱った。
「いや…レベル6だろ?なら、問題ないだろ…?」
「貴方、娘たちいえ私達の恩人を傷つけるのですか?」
「父様、見損ないました。」
「父様、身の程を知って下さい。」
「…………。」
もうイーナを敵に回したわね。
…一人増えても二人増えても同じね。
そしたら、彼…ベルくんはウイナさんを見て察したように話しかけた。
「あの…ウイナさん?手合わせしましょうか?」
「「ベルくん!?」」「お兄さん!?」
「あ、ウイナさんの気持ちも分かります。この…僕はこういう見た目なので仕方がないかと。それに僕の実力を知ればウイナさんも安心できるかと。」
「「「…………。」」」
……いい子だわ、本当に。
え?この子が…レベル6でオラリオ最強?
何が何でも捕まえておかないと!
私はベルくんの気遣いに感動しながら、ウイナに向けた。
「ベルくん、ちょっと待っててね?…貴方、こっちへ来なさい。」
「…ハイ。」
そして三人でウイナを囲んで、叱った。
『貴方、恥ずかしくないのですか?14歳の子にああ言われて。』
『……思います。』
『父様、ベルくんはああいう子なんです。』
『……よくわかった。』
『父様、お兄さんは私を襲おうとした方…レベル3の数人を一瞬で倒したんです。』
『『!?』』
え?…イーナを囲んだ人たちはレベル3!?
…レベル3数人でも手間取るのに…。
一瞬で?めちゃくちゃ有望株じゃない!
その時、リヴェリア様が見舞いに来た。
「失礼する…どうしたのだ?お前たちは。ベル・クラネルも…。」
「あ、リヴェリア様。ご無沙汰しております。」
礼儀もバッチリ…。
逃さないようにしないと!
エイナでもイーナでもどっちでもいいわ!
……これほどの子なら、二人でもいいわ!
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そして事のあらましを説明した。
主にベルくんが。
「………なるほど。イーナくんを襲った奴らが気になるな…。ロキへ聞いてみよう。」
「あ、はい。すみません。」
「ベル・クラネル、お前はもう、オラリオ最強なんだ。そう軽々しく頭を下げるな。…と言っても、それがお前の美徳だから仕方がないな。」
「あ、はい。気をつけます。」
『うわぁ…リヴェリア様。保護者の顔をしているわ。初めて見たわ。』
アイズちゃんが目覚めてから困った顔ばかりだから、初めて見るわ。
あの温かい目は明らかに母の目だわ。
まあ…気持ちはわかるわ。
そしてリヴェリア様は提案してくれたわ。
「さて…手合わせの場所だが、【ロキ・ファミリア】でやらないか?どうせ、ロキに報告するんだ。」
「お願いします!」
「何故、お前が言うんだ…ウイナ。」
「ここには俺の味方がいないんです…。」
「言っとくが、私はベル・クラネルの側だぞ?」
「…そんな、リヴェリア副団長までも…。」
まあ、当然ね。
……体調もよくなったことだし、私も行くわ!
その前にアミッドちゃんへ許可もらわないと。
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アミッドさんに許可もらって、6人で【ロキ・ファミリア】ホームへ向かった。
久々ね…。ローンは終わったのかしら?
団長とガレスさんに、ロキと久しぶりに会った。
ロキたちへ事のあらましを説明し、ウイナを見て呆れた様子だった。
「…それで、ここへ来たというのかい?」
「何をやっとるんじゃ、ウイナ…。」
「だから、ウチ言うたやろー。無謀なことはやめーや、と。」
「ハイ…すみません。」
ベルくんはレベル6よ?
でも、まあ、この容姿でレベル6と聞いたら疑うけど…。
いけない、いけない。
「団長、ガレスさん、ロキ、久しぶりです。」
「アイナ、久しぶりだね。もう外へ出てもいいのかい?」
「はい。アミッドさんに許可もらいました。」
「思ったより元気そうじゃのう。」
「アイナたんも変わらんなー。病気はどないや?」
「ええ、あと6日もすれば大丈夫だろうと。」
「それはよかったよ。知り合いに逝かれるのは辛いからね。」
ノアールさんのことですね…。
私も後数日もしたら、ノアールさんのところへ行っていたかもしれないわね…。
でも、それもベルくんのおかげで元気になったわ!
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そして先程までのことを団長たちへ説明した。
「それで、イーナたんを襲った奴らは【ラシャプ・ファミリア】と言っとったん?」
「はい、確かにそう言ってました。イーナさん、そうだよね?」
「はい!確かに言ってました!」
「ロキ、神ラシャプはどんな神なんだ?」
「コソコソしてかき回すだけかき回して、とんずらするチンチケな神や。…クノッソスの鍵がまだ出回ってたとちゅうことやな。」
「闇派閥なんですか?」
「闇派閥に近いなー。…ベルたん、それをドチビたちへ言うてみい。きっと解決してくれるで。」
「あ、はい。もちろん、そのつもりでした。」
『『『【ラシャプ・ファミリア】、終わったな…。』』』
え?団長達が小声で言ってたみたいだけど、どういう意味かしら?
ウイナさんがベルくんと手合わせしようとしたら、家族よりフルボッコにされてしまいました。
しかもベルくんがその手合わせする理由を察して、自ら提案しました。
リヴェリア様もベルくん側に回ってしまい、凹んでいるウイナさんです。
【ロキ・ファミリア】ホームへ行き、ロキと三首領はウイナに呆れています。
昨日の今日ですからね。
【ラシャプ・ファミリア】が終わったということに、アイナさんは首をかしげていますね。
そりゃ、神ヘラと【ヘラ・ファミリア】が【ヘスティア・ファミリア】にいることを知らないですから。
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