白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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メイさん回です!
さて、誰を勧誘するでしょうか?


第356話 侍従長、勧誘。

提案書が無駄にならずにすみましたね。

まさか、ここまでトントン拍子で進むとは思いませんでした。

坊ちゃまには感謝ですね。

 

リヴェリアさんがアイナさんのところへ行きましたね。

「何をやっているのだ…お前たちは。」

「あら、リヴェリア様。」

「リヴェリア副団長!」

「すっかり元気になったな…。昨日の今日だというのにな(それだけあの少年の血は規格外ということか。なら一層支えなければならんな)。」

「そりゃもう!義息子の大活躍を見たからにはね!」

「義息子…早くないか?それに、一応負けたのはお前たちのファミリアでもあるのだぞ?アイナ。」

「それはそれ、これはこれ。」

「はぁ…お前は変わってないな。だが、元気になったのならちょうどいい。」

「「え?」」

もうチュール家は坊ちゃまを受け入れましたね。

エイナ・チュールから、アイナ・チュールと関係があると思いましたが、母娘だったのは幸いです。

彼女たちなら坊ちゃまに対して偏見なくしてくれるでしょう。

 

おや、イーナ・チュールですか。

「ベル様!私も【ヘスティア・ファミリア】へ入りたいです!」

「えっと…ちゃんとご両親とエイナさんにお話しした?家族と離れ離れになるのはよくないよ?」

「それでもです!」

「イーナさん…ダメだよ。僕は…半年前まで天涯孤独だったんだ。でも、ここへ来て神様…みんなに会うことができたんだ。イーナさんは、ご立派な両親とお姉さんのエイナさんがいるんだよ?それを捨てて来るのは…僕は認めたくないな…。あ、ごめんね。キツいことを言っちゃったみたいで。」

「ベル様…。ごめんなさい。」

ふむ…エイナさんと違い、活発で好奇心旺盛な方ですね。

それにさっきから思いましたが、坊ちゃまに対して並々ならぬ想いがあるようですね。

 

…彼女も引き込みましょうか。

チュール家の血統を丸ごといただきましょう。

「お話しの最中、失礼します。」

「あ、メイ。」

「【ヘスティア・ファミリア】団長ベル・クラネル専属メイド長のメイといいます。イーナ・チュールさん、それは本気でしょうか?」」

「エイナ・チュールの妹、イーナ・チュールと言います!はい、【ヘスティア・ファミリア】へ入りたいです!」

礼儀正しい娘ですね。

 

「いいでしょう。」

「メ、メイ!?」

「坊ちゃま、エイナさんがこちらにおられます。離れ離れになることはないでしょう。」

「で、でも!アイナさんとウイナさんは治療が終わったら帰るかもしれないんだよ?」

「大丈夫です。チュール家の皆さんは、全員オラリオに住むことになりますから。」

「「え?」」

ええ、リヴェリアさんが彼らを説得してくれますから。

…坊ちゃまとしては、赤の他人ですが家族が離れ離れになるのは見ていられないでしょう。

なので、いっそ丸ごと取り込んだほうが無難です。

 

あちらはいかがでしょうか?

「えっと…私達に復帰してほしいということ?」

「そうだ。ここが吹き飛んだ以上、劇場を設立することになったのでな。」

「「劇場!?」」

「ああ、今でも人出が足りないんだ。そこでだ、お前たちに復帰してもらうぞ?空気がいい場所でもそうなったら意味ないだろうが。」

「うっ!」

そうですね。

死の病はその程度では軽減できません。

なので、アルフィアさんもメーテリアさんもその環境に身を投じなかったのです。

 

それに、オラリオ以上に死の病対策となったところはありません。

「オラリオなら、オラリオ一治療士のアミッドもいるし。娘のエイナも【ヘスティア・ファミリア】にいるなら問題ないだろう。」

「あの…イーナは?」

「いいわ、病気が治ったらね。久々にリヴェリア様と組めるわね!」

「ああ、お前なら信頼できる。ウイナもだぞ?」

「いや、それはもちろんですが。イーナが…。」

「貴方、あちらを見なさいよ?」

(ニッコリ)

「え?あー…。」

(ああ…やっぱり。そうなっちゃった…。)

 

エイナさんにも言っておきましょう。

彼女としては予想通りですから。

「エイナさん、こちらへ来てくれませんか?」

「あ、はい!」

「イーナさんを【ヘスティア・ファミリア】へ入団させます。」

「……わかりました。イーナ、いいのね?」

「はい、姉様!」

姉妹仲は悪くなさそうですね。

 

「イーナは私が見るということですね?」

「いいえ、他の方にやってもらいます。」

「え?」

「エイナさんは大事な役目があることを忘れましたか?」

「あ、はい…。でも、この子は私の妹ですが。」

「ええ、同じ屋根の下に住んでいます。もちろん、隣の部屋にします。ですので合間に話ぐらいはできるでしょう?」

「……わかりました。イーナはどなたに面倒を見てもらうんでしょうか?せめて挨拶ぐらいはしておきたいので。」

「はい、それは…。」

ええ、あの方々にお願いします。

これ以上ない経験をお持ちの方々です。

 

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一旦解散し、チュール家で話し合いしているようですね。

「イーナ?いいわね?私は当分治療院で治療を続けるけど、イーナは【ヘスティア・ファミリア】に入るのよ?」

「はい、母様!」

「俺は先に【ロキ・ファミリア】へ行く。10年以上の空白もあることから、色々と確認しないといけないことがあるからな。」

「父様、リヴェリア様の足を引っ張らないでくださいね?」

「ああ、もちろんだ。…【ヘスティア・ファミリア】へはアイナが全快してからお礼に行くぜ?…心の準備や覚悟もしておきたいんでな。うん、マジで(ガクガクブルブル)。」

「そうね…(ガクガクブルブル)。」

「大丈夫と思います…。」

大丈夫でしょう。

坊ちゃまのハーレムの中に、エイナさんもイーナさんもいるのですから。

当然、人妻のアイナさんはダメですよ。

 




はい、リヴェリア様は旧知で信がおける側近が戻りました。
そして、メイさんもイーナ・チュールをスカウトしました。
ベルくんの懸念を解決シた上で。

さて、イーナさんは誰に監督してもらうのでしょうか?

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