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365回となりました!
ありがとうございます!
これからも読んでいただけると嬉しいです!
先程、息をついたためまた怒りの嵐が襲ってきた。
元気になったメーテリアはこんなにも恐ろしかったのか…。
「【ロキ・ファミリア】もレベル6止まりじゃない!しかも有望なのは大抗争とはあまり関わってない人ばかりじゃない!彼らが望めば、教えて鍛えればよかったじゃない!」
「「…………。」」
あの三首領共め、7年も怠惰をむさぼりやがって。
レベル7,8に至っていれば私達がこうなることはなかっただろうに!
…いや、その程度だからこそベルの偉業の礎になったのか。
複雑だな。
「【フレイヤ・ファミリア】もよ!神フレイヤ、いえシノスちゃんを崇めていたとしても、ヘタレばかりじゃない!最強の【ゼウス・ファミリア】、最恐の【ヘラ・ファミリア】は名ばかりなの!?オッタルさんは、ほぼ毎日負け続けても来たじゃない!あの人を二人がかりで鍛えればまだマシになったでしょう!?四肢を砕かれようとも!」
「「…………。」」
ヘタレは認める。
さっさとあいつらの誰かがフレイヤをものにしていれば、ベルがああなることはなかっただろうに!
【猛者】を?
【女帝】がいればあの女にまかせていたのだが。
私なら…丸腰でバロールに放り込んだ後にダンジョンを破壊しまくって、ジャガーノート数体を出させるな。
うむ、それぐらいは最低限必要だな。
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~巨大なスクリーンのある部屋~
「「「…………。」」」
「痛いことを突いてくるわな~。まぁ、でもあいつらがフィンたちを指導する光景が思い浮かばへんけどな~。」
「同感だよ…ロキ。でも、土下座して言うことじゃないよ?」
「「「グハァッ!?」」」
「ヘタレ…ぷくくく。」
「おい、色ボケ。笑ってる場合じゃないやろ。お前のファミリアやんけ。」
「そうだね、世間ではオッタルは【猛者】と言われているけどね。」
「そういうやつは分かっとらんのう。オッタルはあいつらに挑んでようやく1勝できたがのう。」
「その負けたサポーターが彼の父親か。図らずもベル・クラネルは父親のリベンジを果たしたわけか。」
「は?せ、【静寂】とザルドが…二人がかりで俺を鍛える?(ザルドはともかく【静寂】は…絶対に死ぬ)」
「四肢を砕かれようとも、と言われてるな…。」
「オッタル……死す。」
「「本当にベルの母親なのか?」」
「「どこがそっくりなんだ…。」」
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メーテリアの怒りの嵐はまだ続いていた。
「【闇派閥】を皆殺しにして、オラリオへ手土産にすればよかったじゃない!その後に、ベルのところへ行けばそれでよかったじゃない!…そうすれば彼らはずっと停滞したかもしれない。または刺激を受けて強くなろうとしたかもしれない。何もそんな手を選ばなくてもいいじゃない!」
「………。」
皆殺しか…。そうすればよかったな。
だが、私が行ったとしても今のように生き長らえるのは不可能だっただろう。
ベルに悲しみを与えるだけだ。
…それを言っても、今のメーテリアには油に火を注ぐようなものだからな。
「結果闇派閥が生き残って、ベルへ多くの危害を加えたじゃない!ベルが剣をとらない世界にするなら、先にそのクズ共を皆殺しにすればいいでしょう!?」
「…だが、ベルは英雄を目指していた。いずれ、ベルはオラリオへ来ていただろう。」
よしザルド、ナイスプレーだ。
「ええ、そうね。確かにそうね。なら!先に掃除すべきでしょう!何で…エレボスという軽薄チャラド畜生糞邪神の言う事に乗らなくてもいいじゃない!私達のファミリアが健在の時に、軽薄チャラ神ヘルメスの言う事を、あっさりスルーした姉さんたちならわかっていたはずよ!」
「「…………。」」
反論できん…エレボスはヘルメスを神友と言ってたからな。
類は友を呼ぶ、というが…。
軽薄チャラド畜生糞邪神…。
そこまで言わなくても…あ、いや。
今のメーテリアにそれは悪手だ。
黙っていよう。
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~巨大なスクリーンのある部屋~
「皆殺し!?ベル様が絶対に言わない言葉をあの方は言っていますよ!」
「「「うわぁ…。やはり【ヘラ・ファミリア】の一員…。」」」
「だが、まあ彼女の言う事にも一理あるな。何も大抗争のような手を使わなくてもいいだろうにな。」
「エレボスを、軽薄チャラド畜生糞邪神と言ってるわよ。」
「間違っていないな。実に正確だ。」
「ヘルメス様が軽薄チャラ神…。似合いすぎてますね。」
「(ガクガクブルブル)」
「ヘルメス様が軽薄チャラ神…ププッ。」
「間違っていないねえ。」
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メーテリアの怒りの嵐が多少収まったか…。
「だけど…姉さんたちが犠牲になったおかげで、今のオラリオがある。それは確かだわ…。そしてそのオラリオでベルは、心身と共に強くたくましく勇ましく育った…。」
「ああ…。」
そうだな、皮肉な話だ。
……決戦前のエレボスとの会話は絶対に出さないようにしよう。
あの「数多の英雄が子の前に立ちはだからんことを」を。
絶対に今以上に怒る、間違いなく。
さらなる怒りの嵐が吹き荒ぶからな。
そしてさっきまでの怒りを超えるように、悲痛で心に突き刺さることを言われた。
「でも…あの子は今もずっと家族に飢えて泣いているのよ!母である私にはわかる…。…ヘスティア様、リリちゃん、ヴェルフさん、命ちゃん、春姫ちゃん、ルゥちゃんがいなければあの子はとっくに折れていた!せめて…せめて…姉さんたちがベルを少しでも一緒にいて、鍛えていれば…!」
「すまない、メーテリア。」
「すまん…。」
ベルは強がっているが、あの子はどこか私達に遠慮している。
あの狒々爺を失ったことで家族を失うことを怖がっている。
甘えてこないのが証拠だ。
神ヘスティアには感謝しなければならないな…、本当に。
ヘラが気軽で対等に話せる神がいるとは思わなかったぞ。
ベルを鍛えるか…。
今まで修行したことがないからわからんな。
…モンスターに凌辱させる…。
いや、メーテリアが更にブチ切れる。
…石を抱かせて水の底に沈める…。
駄目だ、メーテリアに怒られるのが目に見える。
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~巨大なスクリーンのある部屋~
「反論する気が起きないよ…。」
「同感じゃ。」
「だが、ベル・クラネルはたったの半年でここまで駆け上ってきた。反対にいうなら我々の怠慢だな。」
「リリ達、大・勝・利です!」
「ええ!」
「やりました!」
「あの…3日前にメーテリアさんはリリさんにオハナシしたいと言ってましたが…。」
「!?(ガクガクブルブル)」
「というかさー、ヴェルフくん以外オハナシしたいとメーテリアくんが言ってたし…。」
「「「!?(ガクガクブルブル)」」」
「あ、今は全部完読して感謝しているから、大丈夫だけどね!」
「無事なのは俺だけか…。複雑だな。」
「アルフィアとザルドがベルを鍛える?反対よ!」
「同感です。ベルさんが壊れます!」
「さすがに、そこまではひどくはしないだろう?」
「「エルピス(さん)は、ザルドとアルフィアの恐ろしさがわかってない(ません)!」」
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【ロキ・ファミリア】も【フレイヤ・ファミリア】もボロクソ言われていますね。
物騒な言葉を連発してくるあたり、メーテリアも【ヘラ・ファミリア】の一員だけはありますね。
ベルに似ているのはメーテリアのいい一面だけですね。
奇跡的な組み合わせですね!
そして、ベルくんのトラウマに対して気づいて危惧している母親です。
ベルくんはエダスの村のことがあっても、まだどこかで遠慮しています。
家族を失うという痛みを再び味わいたくないために…。
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