白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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メーテリアさん、ホールケーキ丸ごと食ったためリバウンドしました。
そのため、また運動です。

そして、エイナさんの魔法で鑑定されて…。


第368回 白兎母、昇天。

今、私はエイナちゃんの魔法で診察を受けているわ。

「…はい、肥満気味がとれました。全て異常なしです。」

「やったわ!」

「そうか…(この前、ワンホール丸ごと食ったためリバウンドしたからな)。」

さて、ようやくみんなへ挨拶できるわね!

 

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そして私は、団員のみんなと会った。

……何で、震えているの?

「メーテリアお嬢様がようやく病から復帰しましたので、皆様と合流されます。」

「初めまして!ベルの、実の、母のメーテリアです!うちの息子がお世話になっています。」

「おい、メーテリア。実の、を強調しすぎてないか?」

「当然でしょ!」

「「「よ、よろしくお願いします…。」」」

姉さんがお義母さんと言わせていたら、ベルの母は姉さんと間違われるんじゃない!

実の、と強調しないと!

私の存在感を出さないと!

 

そして、私達はみんなと食事をした。

今までベッドの上で食事していたから、新鮮ね!

「ふふふ、こうやってみんなと食事するのは【ヘラ・ファミリア】でもなかったわ。」

「いや、あっただろう。入団して間もない頃だったが…それ以来だな。」

「随分前じゃない!」

そっか、あれから……随分経つわね。

団長たちは無事に逝ったかしら?

 

『確かに話しやすそうな方ですね…。』

『そうですね、1つ1つの仕草がベル様と瓜二つです。』

『あれで17歳ですか。…事情を知らなかったら、ベルさんと姉弟にしか見えないのですが。』

『とても一児を産んだ母に見えません…。』

 

うんうん、みんな一人一人話したけどいい人でよかったわ!

「みんな、いい人ね!…伝記で仕出かしたことをやるような人たちには見えないわ…。」

(((ビクゥゥゥゥッ!)))

 

「おい、メーテリア。」

「わかっているわよ。オハナシなんてしないわよ。私の息子がお世話になったんだもの!」

「メーテリアお母さ「つーん」こ、ここでも言わなきゃいけないの!?「そうよ」うう…‥マ、ママ…「なになに!?ベル!」わわわっ!み、みんなが見ているよ!」

ベルにママと言われるなんて、サイコーね!

うふふふふ。

 

『ママと言っているぜ…。』

『ある意味、拷問だな。』

『まあ…まだ14歳だしな。しかし、この場で言わせなくても…。』

『おいやめろ、察して差し上げろ。』

 

『あれはあれで、懸隔を感じるのですが。』

『あ!わかるわ!』

『わかりますが、あの方は17歳でママと呼ばれるのはいいのでしょうか?』

何かコソコソと言っているようだけど、何を話しているのかしら?

まあ、いいわ。みんなとの食事に集中しないとね!

 

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やはり、多人数で食べる食事は一味違うわね!

ヘスティア様の神柄もあるから、すごく居心地がいいわ!

【ヘラ・ファミリア】は義母さんの影響もあり、厳粛でガッチガチだったから…。

「ご馳走様!【ヘラ・ファミリア】より居心地がいいわね!」

「………。」

「まあまあ、ヘラ。落ち着きなよ。」

あら?義母さん、どうしたのかしら?

 

『うわぁ…神ヘラの目前で喧嘩売っていますよ。』

『ベルと違い、度胸あるわね…。』

『いや、単に何も考えていないと思うぞ?』

 

メイさんがベルに何かを渡そうとしているわ。

何かしら?

「では、坊ちゃま。久々にこちらを。」

「「「!?」」」

「あ、そうだね!メイ。今日はアステリオスさんと手合わせしたから、結構ボロボロなんだ。」

アステリオス…?

ああ!異端児で、ベルのライバルね!

会ってみたいわ。

 

そのドリンクが出てから、いきなり周りが騒々しくなったわ。

「エルピス!気をしっかり持って!」

「そうです!」

「な、何だ?あのドリンクはそんなに危険なものなのか?」

 

「レトゥーサ、ランテ、みんな!耐えて!」

「「「え?」」」

耐える?

 

「…それはまさか、あの人のファミリアで…。」

「そのドリンクは一体何かしら?」

「ヘラ、メーテリア!気を引き締めろ!」

「「?」」

「あー…。」

引き締める…ってどういう意味なの?

 

そ、そんなに危ない飲み物なら飲まなくても…。

「ゴクゴクゴク……………。」

か、確認しないと!

「ベ、ベル?だ、大丈夫なの?」

「んあ?だいじょうびゅだよ?まま?」

その言葉を聞いた時、私の意識は飛んだ。

 

「……………。」

「!?いけません!メーテリアお嬢様!息をなさってください!」

「な、何だと!?おい!メーテリア!息をするんだ!」

「た、大変だー!」

「ままー?」

それを聞いた時、意識が戻った。

 

「はっ!?はぁ…はぁ…。」

あれは夢だったかしら…。

いえ、妙にリアルだったわね。

 

「メーテリア!大丈夫か!」

「あ、危なかったわ…。【ヘラ・ファミリア】のみんなが川の向こうにいて私に石を投げてきたわ…。」

「奴らに感謝しなければな…。」

…みんなの墓参りをしておきましょう。

 

また死ぬところだったわ。

「危ないところでしたな。危うく昇天しかけるところでした。」

「だから、気を引き締めろと言ったんだ…。」

ごめんね、姉さん。

これほどの破壊力とは思わなかったわ。

我が息子ながら、すごいわ…。

 

「ふぅ…危ないところだったね。ヘ…ラ?」

「おのれ…おのれ…これをあの人は独り占めしていたというのか…。何故、私は早く正気に返らなかったのだ!嗚呼、口惜しい…。」

「「「ひぃぃっ!」」」

「ヘ、ヘラ!落ち着きなよ!禍々しい神威がめちゃくちゃ出ているよ!」

そうね…。それは同感だわ。

お爺ちゃん、あの子の笑顔や仕草を独り占めにしたのね!

ずるいわ!

 

「ひっ…おばーちゃん…こあいよ?」

「はっ!?す、すまん!ああ、愛しい義孫!大丈夫か!?」

「うん?だいじょうびゅだよ?おばーちゃん?」

「うむうむ、何かあったらおばーちゃんに言いなさい。オラリオを…【ヘスティア・ファミリア】以外を全て滅ぼしても…ヘスティア以外を送還したっていいんだぞ?」

「「「ひぃっ!」」」

あー…、義母さんまでも。

【ヘラ・ファミリア】がまだ健在なら、絶対にベルを監禁していたわ。

……そんなことは許さないけどね!

 

「こらっ!ヘラ!」

「ヘスティア、仕方がないだろう!こんな…こんな…可愛い義孫にこう言われたら…世界を、天界を敵に回したってもいい!」

「まあ、気持ちはわかるよ…。」

すごいわ…ヘスティア様。

あの状態の義母さんを普通に叱るなんて。

ベルの主神がヘスティア様で本当によかった…。

 

「尊い、尊すぎる。」

「わかります…アルテミスさ…いえエルピス様。」

「何故、私達はベルくんにもっと早く会わなかったのでしょうか…。」

「「「わかります。」」」

貞潔を司るアルテミス…いえエルピスさんもあそこまで言わせるなんてね。

 

「やはりこうなったわね。」

「仕方がありません。あれは…天然の魅了そのものである上、ベルさんの魂がそのままむき出しになっていますから。…ルーゼ、大丈夫?」

「な、何とか…。」

みんなも、この状態のベルにはメロメロね。

 

やはり私の息子は最強ね!




はい、メーテリアさんようやく合流です。

そして久々のベルくんの幼児化が出ました。
メーテリアさん、逝きかけました。
危なかったですね。

ヘラも暴走しました。
ヘスティアによって止められましたが。

アルテミス…いえエルピスも感激しています。

ベルくんの幼児化は最強ですね!

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