死の病で死の淵にいたところから、回復してきました!
そして…。
大・復・活!
ああー!こういう気分になったのは何年ぶりかしら?
全ては義息子のおかげね!
「アイナ、調子はどうだ?」
「ええ、ほぼ完全に治ったわ。アミッドさんから退院してもいいと言われたわ。けど、数日間は様子見のため通院するようにって。」
途中から特効薬をかなり薄めたものを服用してから順調だったわ。
「そうか。…ウイナ、何故そんなに緊張している?」
「き、緊張しないほうがおかしいですよ!神ヘラですよ!それに【最恐執事】も(ガクガクブルブル)。」
「貴方、もう観念しましょう…。リヴェリア様、0巻読みました。」
ベルくんに母というのを教えてあげないと!
「そうか…(私は神へラより実母のメーテリアが一番怖いのだが)。」
「ベルくんは私達の義息子…いえ実の息子同然として接します。いいわね?貴方。」
「ああ、もちろんだ。」
「いや…それは不要だ。既にいるからな。」
「「え?」」
どういう意味なの?
ベルくんを産んだお母さんは、死んだんじゃなかったの?
「…行けばわかる。」
そして私たちは【ヘスティア・ファミリア】へ向かった。
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門を叩いた時に、一気にトラウマが蘇ったわ。
だって…。
「これはこれは、お久しぶりですな。」
「「ひぃっ!(本当に【最恐執事】だ!)」」
「セバス殿、すまないが神ヘスティアへアポイントをお願いできないだろうか?」
「既にメイより聞いております。こちらへどうぞ。」
そして【最恐執事】が案内してくれた。
コンコン
「お連れいたしました。」
「お、来たね。いいよー。」
この声が…ヘスティア様。
ガチャ
「「失礼します。」」
「ようこそ!【ヘスティア・ファミリア】へ!」
…イメージと違うわね。
かなり人懐っこいし…、身長が低いわりに大きい…。
エイナよりは上ね。
はっ!いけないわ。
挨拶をしておかないと。
「うちのエイナが大変お世話になっております。」
「いやいや、彼女にはかなり助けられているよ!いい子じゃないか!」
「そう言ってくださって嬉しく思います。あの…エイナとイーナは?」
「あー、エイナくんは仕事中だからね。セバスくん、今日ぐらいはいいじゃないかな?」
「私もそう言いましたが、先日仕事休みをいただいたから遠慮したいとのことです。貴方がたにしては優秀な娘ですな。」
「「ぐっ!」」
ぐうの音も言えないわ…。
特にこの【最恐執事】の前にはね。
そういえば、イーナはどうなっているのかしら?
入ったばかりだから、心配なのよね…。
「イーナくんはエルピスたちが指導しているよ。ステータスがとんでもないことになっているよ…。」
「え?お、一昨日入団したばかりですよね?」
「…もう、Gに入ったよ。」
「「はぁ!?」」
た、たったの二日で!?
ど、どうなっているの!?
リヴェリア様はわかったかのように言った。
「…彼女にも発現したのか?」
「はい、その通りでございます。」
「ど、どういうことですか!?」
「あー、落ち着いて聞いてくれよ?」
そして、ヘスティア様は【白兎眷属】について説明してくれた。
そのデメリットも…。
ウイナは怒るより呆れるかのようだった。
そりゃそうよね、そのスキルをベルくんが知らないんだもの。
もし、知ったらあの子はきっと罪悪感に襲われるわ。
「……親としては複雑だ。せめて、ベルが長生きしてくれることを祈るしかないな…。実の娘より義息子の長命を願うとは思わなかったぞ。」
「……義息子は神かしら?」
「……強く否定できないよ。主神のボクでもね。…って、義息子ってなんだい!?まだ早いぞー!」
もう、エイナもイーナもたらしこんだんだから責任は取ってほしいです。
あの娘たちはもうベルくんしかいないのだから。
なので、許してください。ヘスティア様。
リヴェリア様は確認するかのように【最恐執事】へ聞いたわ。
「イーナくんもリスクをわかった上のことなのか?」
「はい、もちろんです。何回も説明しましたが、覚悟の上だそうです。」
「なら、母としては言うことはないわ。」
「…もうイーナも離れたか…。」
そうね、こんなに早くひとり立ちするとは思わなかったわ。
それ以前に、病が治るとは思わなかったけどね!
いけないいけない、当初の目的を忘れてはダメだわ。
「ヘスティア様、エイナとイーナをよろしくお願いいたします。」
「よろしくお願いされるのはこちらなんだけなー。わかった!任せてくれよ!」
「…【最恐執事】、うちのエイナとイーナをお願いします…。その15年前までは色々とありましたが。」
「もちろんでございます。イーナ嬢はまだこれからですが、エイナ嬢は既に【ヘスティア・ファミリア】で欠かせない方となっております。」
「え?入ったばかりなのに?」
「おや?まだ知りませんでしたか?エイナ嬢の魔法を。」
「「え?」」
そういえば、そうだったわね。
何故、私の死の病の状態を見抜けたのかしら?
そして私たちは、リヴェリア様と【最恐執事】よりエイナの魔法の詳細を聞いた。
「かなりのレア魔法じゃない…。」
「戦力にはならないが、補助としては規格外だな…。せめて【ロキ・ファミリア】へ入っていればな…。」
「おいお前たち、その魔法はベル・クラネルによって引き出されたものだ。うちへ入ったとしても発現しなかっただろう。」
「もう一度言うわ…。義息子は神かしら?」
…規格外だわ。
エイナとイーナにベルくんを放さないよう強く言っておかないと…。
アイナさんとウイナさん、ヘスティア・ファミリアへ挨拶しに行きました。
ベルくんのスキルに驚愕し、ベル君自身が知らないことに呆れています。
そりゃ、そうですよね。
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