白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

371 / 439
アイナさん回です!
死の病で死の淵にいたところから、回復してきました!
そして…。


第370回 側近(母)、挨拶。

大・復・活!

ああー!こういう気分になったのは何年ぶりかしら?

全ては義息子のおかげね!

 

「アイナ、調子はどうだ?」

「ええ、ほぼ完全に治ったわ。アミッドさんから退院してもいいと言われたわ。けど、数日間は様子見のため通院するようにって。」

途中から特効薬をかなり薄めたものを服用してから順調だったわ。

 

「そうか。…ウイナ、何故そんなに緊張している?」

「き、緊張しないほうがおかしいですよ!神ヘラですよ!それに【最恐執事】も(ガクガクブルブル)。」

「貴方、もう観念しましょう…。リヴェリア様、0巻読みました。」

ベルくんに母というのを教えてあげないと!

 

「そうか…(私は神へラより実母のメーテリアが一番怖いのだが)。」

「ベルくんは私達の義息子…いえ実の息子同然として接します。いいわね?貴方。」

「ああ、もちろんだ。」

「いや…それは不要だ。既にいるからな。」

「「え?」」

どういう意味なの?

ベルくんを産んだお母さんは、死んだんじゃなかったの?

「…行けばわかる。」

 

そして私たちは【ヘスティア・ファミリア】へ向かった。

------------------------------

 

門を叩いた時に、一気にトラウマが蘇ったわ。

だって…。

「これはこれは、お久しぶりですな。」

「「ひぃっ!(本当に【最恐執事】だ!)」」

「セバス殿、すまないが神ヘスティアへアポイントをお願いできないだろうか?」

「既にメイより聞いております。こちらへどうぞ。」

そして【最恐執事】が案内してくれた。

 

コンコン

 

「お連れいたしました。」

「お、来たね。いいよー。」

この声が…ヘスティア様。

 

ガチャ

 

「「失礼します。」」

「ようこそ!【ヘスティア・ファミリア】へ!」

…イメージと違うわね。

かなり人懐っこいし…、身長が低いわりに大きい…。

エイナよりは上ね。

 

はっ!いけないわ。

挨拶をしておかないと。

「うちのエイナが大変お世話になっております。」

「いやいや、彼女にはかなり助けられているよ!いい子じゃないか!」

「そう言ってくださって嬉しく思います。あの…エイナとイーナは?」

「あー、エイナくんは仕事中だからね。セバスくん、今日ぐらいはいいじゃないかな?」

「私もそう言いましたが、先日仕事休みをいただいたから遠慮したいとのことです。貴方がたにしては優秀な娘ですな。」

「「ぐっ!」」

ぐうの音も言えないわ…。

特にこの【最恐執事】の前にはね。

 

そういえば、イーナはどうなっているのかしら?

入ったばかりだから、心配なのよね…。

「イーナくんはエルピスたちが指導しているよ。ステータスがとんでもないことになっているよ…。」

「え?お、一昨日入団したばかりですよね?」

「…もう、Gに入ったよ。」

「「はぁ!?」」

た、たったの二日で!?

ど、どうなっているの!?

 

リヴェリア様はわかったかのように言った。

「…彼女にも発現したのか?」

「はい、その通りでございます。」

「ど、どういうことですか!?」

「あー、落ち着いて聞いてくれよ?」

そして、ヘスティア様は【白兎眷属】について説明してくれた。

そのデメリットも…。

 

ウイナは怒るより呆れるかのようだった。

そりゃそうよね、そのスキルをベルくんが知らないんだもの。

もし、知ったらあの子はきっと罪悪感に襲われるわ。

「……親としては複雑だ。せめて、ベルが長生きしてくれることを祈るしかないな…。実の娘より義息子の長命を願うとは思わなかったぞ。」

「……義息子は神かしら?」

「……強く否定できないよ。主神のボクでもね。…って、義息子ってなんだい!?まだ早いぞー!」

もう、エイナもイーナもたらしこんだんだから責任は取ってほしいです。

あの娘たちはもうベルくんしかいないのだから。

なので、許してください。ヘスティア様。

 

リヴェリア様は確認するかのように【最恐執事】へ聞いたわ。

「イーナくんもリスクをわかった上のことなのか?」

「はい、もちろんです。何回も説明しましたが、覚悟の上だそうです。」

「なら、母としては言うことはないわ。」

「…もうイーナも離れたか…。」

そうね、こんなに早くひとり立ちするとは思わなかったわ。

それ以前に、病が治るとは思わなかったけどね!

 

いけないいけない、当初の目的を忘れてはダメだわ。

「ヘスティア様、エイナとイーナをよろしくお願いいたします。」

「よろしくお願いされるのはこちらなんだけなー。わかった!任せてくれよ!」

「…【最恐執事】、うちのエイナとイーナをお願いします…。その15年前までは色々とありましたが。」

「もちろんでございます。イーナ嬢はまだこれからですが、エイナ嬢は既に【ヘスティア・ファミリア】で欠かせない方となっております。」

「え?入ったばかりなのに?」

「おや?まだ知りませんでしたか?エイナ嬢の魔法を。」

「「え?」」

そういえば、そうだったわね。

何故、私の死の病の状態を見抜けたのかしら?

 

そして私たちは、リヴェリア様と【最恐執事】よりエイナの魔法の詳細を聞いた。

「かなりのレア魔法じゃない…。」

「戦力にはならないが、補助としては規格外だな…。せめて【ロキ・ファミリア】へ入っていればな…。」

「おいお前たち、その魔法はベル・クラネルによって引き出されたものだ。うちへ入ったとしても発現しなかっただろう。」

「もう一度言うわ…。義息子は神かしら?」

…規格外だわ。

エイナとイーナにベルくんを放さないよう強く言っておかないと…。




アイナさんとウイナさん、ヘスティア・ファミリアへ挨拶しに行きました。
ベルくんのスキルに驚愕し、ベル君自身が知らないことに呆れています。
そりゃ、そうですよね。

感想・評価をいただけますと、嬉しいです!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。