アルフィアが生きていることに驚いていますね。
その理由を聞いて…
そして俺たちはベルのスキル【時駆白兎】について聞いた。
規格外だろ…。
「……息子さんは神でしょうか?」
「そう言われちゃうと、強く否定出来ないわね…。」
「私でも神ではないか?と思う時もある…。」
「神ヘラにそう言わせるとは…。」
「すげぇ…時を越えてくるなんて。」
「言っとくが、これはトップシークレットだ。オラリオ連合内は知っているが、他は知らん。漏らすなよ?漏らしたら…わかっているな?」
「「はい!もちろんです!」」
当然だな。
悪用しようとするやつが出てくるに違いない。
俺らで、守らないと!
あ、そうだ。
礼を言っておかないと。
「私も死の病にかかって死にかけました。あと数日もしたら死んでいただろう、と言われました。息子さんのおかげで助かりました。深くお礼を申し上げます。」
「ありがとうございます!」
「私もお礼言わせてくれ。親友のアイナが助かった、ありがとう。」
「私も助かったほうだけどね、お礼はベルへ言ってあげてね?」
「待て、メーテリア。ベルはその事実を知らん。」
「「「え?」」」
……何で知らないんだ?
ハーレムのことといい、大丈夫なのか?
全てを知ったら、あいつどうなるんだ?
……エイナたちに任せよう。
味方であるベルにここまで悩むとは思わなかったぞ。
「…息子さんが知らないことが多いのは、問題ではないでしょうか?」
「そう思うが、言おうと思ったら次々とな…。どう説明したらいいのか…(ハァ…)。」
「そ、そうですか(あの【静寂】がこんなに悩むのを初めて見るぜ…)」
「私はほぼ完治しましたが…、メーテリアさんはまだでしょうか?」
「ええ、アイナさんと同じぐらいだけど…今はリハビリ中ね。ずっと寝たきりだったから。」
「だから、こうして運動をさせているのだ。わかったか?」
「「はい!」」
そうか…メーテリアさんはアイナと違い、死の病に長年苦しみ寝込んできたんだ。
そしてベルの血によって克服し…現在に至るわけか。
本当にベルとよく似ているな、この人。
「それにしても…、他の娘の親に会うのは初めてだわ。よろしくね?」
「あ、はい。」
「義母さんと姉さんはああだけど、私は至って普通だからね?」
「「「え?普通?」」」
「何よ…、リヴェリアさんまでも。」
…?
どういう意味だ?
この人も【ヘラ・ファミリア】の一員として何かあるのか?
とてもそう見えないな。
街娘と言われても違和感ねえぞ。
「アイナさんとリヴェリアさんとは仲良くしたいわ。ママ友というのかしら?」
「あ、そうですね。」
「ママ友…。まあ、アイズの養母であるのは確かだから間違ってないが。」
「ええ。だから、そんなに敬語にしなくてもいいのよ?」
「あ、じゃあ遠慮なく。」
え?アイナにそう言ったら…。
ああ…長くなりそうだ…。
やはり、そうなった…。
「なるほど、エイナにそんな時が…。」
「それであの娘ったらね…。」
「へー!」
「ほう。それはよく今のように賢明に育ったな?」
「だが、あそこまで私にへりくだるのは問題だろう?お前は自分のことを棚に上げて…。」
「言わないでよ!」
俺の割り込むところがねえ。
暇だ…、相談しよう。
「あの…【最恐執事】、いえセバスさんと言ってもいいでしょうか?」
「構いませんよ。もう、身内確定ですからな。何でしょうか?」
「私は…その、場違いではないでしょうか?」
「では、こちらへ。」
そして俺はセバスさんに案内してもらった。
そこには、あり得ない人がいた。
「ぼ、ぼ、ぼ、【暴喰】ぅぅ!?」
「あ?…お前、無乳のところのか?懐かしいな、あのドワーフによくくっついていたな」
「何で…あー…ベルのか。」
「…聞いたのか。他言無用だぞ?」
「こんなの、他で言っても笑われるだけですよ!はぁ…あんたまでもこの時代へ来て、復活しているとは。」
「ふん。まあ、ちょうどいい。試作品だ。食え。」
「へ?」
「店を出すつもりでな、感想を聞きたいんだ。」
「…あんたが作ったものなら大抵美味いじゃないですか。では、久々にいただきます。」
懐かしいな、【ゼウス・ファミリア】へ乗り込んでボコボコにされ、飯を食わせてもらったことを。
ガレスさんはそれが目的で行っているんじゃないかと思ったぐらいだ。
そうではないと今でも信じている。
そうじゃないよな?
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「あら、もう夕暮れね。」
「む?もうそんな時間なのか…。なかなか楽しかったぞ。」
「また来るがいい。メーテリアのママ友だからな。」
「ああ、有意義だった。」
「はい、また来ます!…あら?あの人は?」
「他の男団員と話しておられますよ。こちらです。」
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俺は、【暴喰】…いやザルドさん相手に日頃の愚痴をこぼしていた。
美味い飯を出され、舌鼓うっていたら酒も提供してくれた。
そのため、ついついこぼしてしまった。
「聞いてくださいよ!それで俺は、俺は…。」
「「………。」」
「まあ、気持ちはわかるぜ。…ん?おい、奥さんが来てるぜ?」
「…ぼ、【暴喰】…。」
「おん?おー、アイナ。話は終わったか?」
「え、ええ。その…お久しぶりです。」
ん?
ああ、ザルドさんが生きていることに驚いているか。
まあ、無理もないわな。
「おう。お前らの娘共、なかなか優秀だな。いやその、二人ともこっちが取ってしまったがな。」
「あ、いえ。義息子以上の子はいないし、ヘスティア様も良い女神なので。私としては願ったり叶ったりです。」
「ベルのような義息子が欲しかった…。」
「ウイナ…お前までもか…。」
「それは同意するわ。ほら、帰るわよ。」
「おー。じゃあ、ザルドさん。また。」
「ああ、また来いよ。」
…まさか、ザルドさんとこう話す時が来るとは思わなかったな。
ベヒーモスの毒に侵されていたなかったら、ベルと一緒にいたのだろうか?
いや…、黒竜戦で戦って死んでいただろうな。
複雑だ。
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俺たちは【ヘスティア・ファミリア】ホームを後にし、帰り道についている。
「……私達の取り越し苦労だったわね。既に実母とそのお姉さんがいるとはね。さらに【暴喰】も。」
「あん?【静寂】はお…「その先は言わない方がいいわ。吹き飛ばされるわよ?」…わかった。ベルは自分の想いで家族を取り戻したんだな…。」
「ああ、そうだ。」
よかったな、ベル。
もうお前は独りじゃない。
でも、アイナの顔は晴れないままだった。
「ええ…。でもあの子はまだ飢えているわ、家族の愛に。」
「十分じゃないのか…?」
「(アイナは気づいたか…。)」
「気づいてなかった?私達家族が話しているのを、あの子は遠くから羨ましそうに見てたのよ?」
「…知らなかった。」
「14年間もずっと神ゼウスと二人だけだったから、仕方がないわ。それに…恐らく甘え方も上手くはないはず、でもこれからね。あの子の周りにはどんどん家族が増えていく。私達もその中に入るのよ?」
そうだな、ベルは14年間も神ゼウスと二人きりだったんだ。
甘え方もゼウス相手しか知らないだろうな。
だが、これからだ。
ベルにはどんどんと家族が増えていくだろうな。
ハーレムがあるしな。
本人が知らないのはどうかと思うんだが、本人のためなら仕方がない。
「ああ、もちろんだ。…やはりベルのような息子が欲しかったな。」
「そうね。でも、【静寂】…いえアルフィアさんと神ヘラと今日みたいにママ談話するとは思わなかったわ。神ヘラのあの落ち着いた様子は初めて見るわ。」
「神デメテルが言ってたが、神ヘラが落ち着いてるのは神ヘスティアがいるからだそうだ。多くの神々の中でも、神ヘスティアのみが神ヘラを大人しくさせることができるそうだ。」
「そう…、エイナとイーナは本当にいい女神に仕えたわね。母としては一安心だわ。これでリヴェリア様の方に集中できるわね。」
「頼りにしているぞ?ウイナもフィンとガレスをフォローしてやってくれ。」
「わかりました!…ロキ様へは?」
「知らん。」
「ほっといても勝手に動くわよ。あれでも結構やり手だから。」
そうだな。
ここまで【ロキ・ファミリア】を大きくしたのは、ロキの手腕によるものも大きいからな。
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「ぶぇっくしょん!…んー、もうこんな時間かぁ。フヒヒヒ、まだまだアイディアが浮かんでくるでー。アイズたんたちがいないのは痛いけど、今いるあの子たちでも十分やな。まずは、メイたんの作ってくれた提案書のアイドル計画からやな。やったるでー!」
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はい、皆さんの予想通りママ友会となりました。
アイナ、リヴェリア、アルフィア、メーテリア、ヘラという濃いメンバーです。
蚊帳の外となったウイナさんは、ザルドさん相手に愚痴こぼしています。
そして、ベルくんが本当に甘えていないことに気づいているアイナさんです。
ですが、チュール家も加わりましたので賑やかになりそうですね。
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