白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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はい、ベートさん回です!
謝罪とは、誰に対してでしょうか?



第378回 凶狼、謝罪。

■■■■■■■■■■■■■■■■

「「「…………。」」」

 

「よしっ!まずは自己紹介かな。私は【ヴィーザル・ファミリア】副団長のセレニアです!」

「あ、はい。私は【ロキ・ファミリア】のリーネ・アルシェです。」

「……【ヘルメス・ファミリア】のレナ・タリー…。アンタは誰?ベートは私のだよ!」

「何言っているのですか。レナさんは他派閥でしょう。ベートさんは【ロキ・ファミリア】ですよ?」

 

「え?改宗した?」

「「え?」」

「……いつの間にかオラリオの雰囲気も変わっているし。どうなっているの?」

「まさか…あの…貴女の知っているベートさんは何歳ですか?」

「え?16歳だよ。」

「…6年前…もしかして、25階層のモンスター大量発生に遭いませんでした?」

「そうだよ!それで私死んだはずだけど…。どうなっているのかわからないんだ。」

 

「リーネ…まさか【白兎の脚】のアレ?」

「それ以外、考えられないでしょうね…。説明しますので【ロキ・ファミリア】ホームへ来てくれませんか?」

「…そうだね。ヴィーザル様もどこかへ行ったし…どうなっているのかわからないから、いいかな?」

「はい、こちらです。ベートさんとの関係について情報交換しませんか?」

「いいよー!」

 

「ちょ、ちょっと!リーネ!いいの!?」

「レナさん…諦めましょう。【白兎の脚】に文句言えません、特に私は絶対に言えません!」

「あ、うん…。私はめちゃくちゃ文句言いたいけど、周りの人が…特にあのメイドと執事がめっちゃ怖いから言えない(ヘルメス様もアイシャも絶対に逆らうな、と言われたし)。」

「わかります。」

「???」

 

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よし…ここまで来れば大丈夫だろう。

「はぁ…はぁ…。」

「く、首がしまるところだった…。あの…大丈夫ですか?あれ?ここは…五階層?」

ここで、こいつに謝らなければならないんだ!

俺の…ケジメだ!

 

ガバァッ!

 

クラネルは、驚いていた。

「え?べ、ベートさん、どうして土下座を…。」

「すまねえ!あの時は笑っててすまなかった!」

「…ベートさん。頭を上げてください。ここでアイズさんとベートさんに助けてもらわなかったら、僕はミノタウロスに殺されていました。そして、あの時の酒場で僕は強くなりたいという気持ちを強くもつようになりました。お礼をいうのはこちらです。」

「……それでもだ。これはケジメってやつだ。」

「…いいえ、それは既に受け取っています。2つもです。」

「は?」

どういうことだ?

 

クラネルは、微笑みながら言った。

「1つは、『火鉢亭』で【アポロン・ファミリア】団長ヒュアキントスさんからの諍いにはいってくれましたよね?」

「…あの変態がうるさかっただけだ。」

「2つは、『異端児』の件で。僕とアイズさんが戦ってた時、貴方は近くにいましたよね?」

「!……気づいてやがったのか。」

「僕は何故か視線には敏感なんです。…あの時、あなたはウィーネを追いかけて殺すこともできたはずだ。なのに貴方はしなかった。」

「……てめえらの覚悟を見たからだ。それに…あんな弱っちい竜女を手にかけたら俺の手が汚れるだけだ。」

「それでもです。…なので、これでおあいこにしましょう?」

「……そうだな。これとは別に、てめえに絶対追いついてやる!」

「はい!僕もそう簡単には追い越させません!」

…言いやがったな。

それでいい。

ああ、それでいいんだ。

 

フィンやクソ猪なんかと違う。

こいつは本当の『英雄』であり、…のし上がった強者だ。

弱者の癖に多くの強者を倒し、多くの試練を越え、多くの奇跡を引き起こしやがった。

 

だからといって、指をくわえて見ていられねえ!

こいつの足手まといになってたまるか!

…いや共に戦いてぇ!

そして…こいつの友に…。

 

まずは、飲みだな。

「へっ!抜かしやがるぜ!…一旦戻って酒飲みにいくぜ!…ベル!」

「はい!ベートさん!」

ようやく…心から笑えるかもしれねえ。

 

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と、思っていた時があった。

この時までは…。

「お帰りー。ベート。」

「お帰りなさい、ベートさん。」

「ベート!お帰りー!」

「「………。」」

何でてめえらがいやがる!

特にセレニア、レア!お前らは別のファミリアだろうが!

帰れ!

 

ヴィーザルがロキと一緒に部屋から出てきた。

「ベート。セレニアは【ロキ・ファミリア】に改宗させた…。」

「はぁ!?ヴィーザル!てめえ、勝手に何してんだ!」

「…諦めろ、」

「諦めるんや、ベート。もう詰んどるで(ほぼベルたんが原因やけどな)。」

ふ、ふざけるなぁぁぁぁ!

 

俺がヴィーザルに怒鳴っている間に、セレニアがベルに何か言っていた。

「貴方が【白兎の脚】ね?私はセレニアと言います。」

「は、はい!ベル・クラネルです!」

「ありがとう!私を過去から連れてきて生き返らせてくれて。」

「い、いえ!」

……すごく嫌な予感がする。

ベルをここから逃したほうがいいか?

いや、それよりベルと一緒に飲みに行ったほうがいいな。




はい、ベートさんはようやくベルに謝罪しましたね。
異端児で、アイズがベルと戦っている間にベートさんはウィーネを追って殺すこともできたはずです。

ベルはベートさんもいることに気づき、焦っていたのでしょうね。
ベルの発言(「ウィーネ達と笑い合える世界が欲しい!」)を聞いて、ベートは最後まで見守ることにしたと思います。

そして【ロキ・ファミリア】には彼女達が待ち構えていました。
どうなるのでしょうか!?

セレニアさん復活の答え合わせです!
 ・誰かに見られていない→埋葬前の死体保管場所
 ・主神は誰?→神ヴィーザル
 ・蘇生魔法は?→愚者の蘇生魔法(+ベルくんの幸運)
 ・本人と深く関わりのある人または物は?→(肉体関係にあった)ベート、ベートとヴィーザルが持っている遺品
※該当者や該当物が多ければ多いほど発動率、成功率UP

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