白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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リリと春姫の溝を着々と埋めています。
次の方は…。


第385回 白兎母、期待。

最後にエイナちゃんと事務作業をしたわ。

うん、三人の中でエイナちゃんが一番距離が近いわね。

 

…みんながあんなに怖がれているのは、姉さんとザルドさんとのオハナシを見たからなのね。

見せなくてもいいのにねー。

「はい、そこをお願いします。メーテリアさん。」

「もう、エイナちゃんったら。お義母さんでいいのに。」

「ま、まだ先の話じゃないですか!」

「え?ベルから乗り換えるつもり?」

「ち、違います!その…心の準備が。」

あらあら、春姫ちゃんと違い奥手なのね。

でももう決定事項なのよ?

 

「もうアイナさんと話し済みだけど?」

(アイナ母様ぁぁぁ!)

「今は孫の名前について話しているわよ?」

「孫!?」

「アイナさんの実家は由緒あるエルフでしょ?それなりの名前を考えなきゃいけないのよ?まあ、その辺りは王族妖精のリヴェリア様と話し合っているわ。」

「リヴェリア様までも…(ベルくんとの子供…うふふふ)。」

「まあ、そういうことでお義母さんと呼ぶようにね?アイナさん許可済みよ。」

「は、はい。お義母さん…(アイナ母様…後で覚えてください!)」

ふふふ、早く孫の顔が見たいわ。

……メイド親衛隊をチラッと見たけど、みんな美人ね。

ますます期待できるわね!

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

『どうだい?』

『懸隔が激しすぎます……。』

『ベル様そのものですが、リリ様と同意見です…。』

『アイナ母様とかなり仲良くなったのは予想外でした…。』

『メーテリアくんと話しているとね…、こう…ベルくんと話しているような感じなんだ。うまく言えないけどね。』

『『『わかります!』』』

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

今日でリリちゃんと春姫ちゃんの距離がかなり縮まったわ。

明日からも頑張りましょう。

「おい、メーテリア。どうだった?」

「まだリリちゃんと春姫ちゃんだけど、いい義娘たちじゃない。かなりの美人だし、先が楽しみね!」

「先…?」

「え?孫に決まっているじゃない!」

「孫だと!?ま、まだ早い!」

何を言っているの?姉さんは。

私が何歳でベルを産んだと思っているの?

 

「姉さん、忘れてない?私、17歳でベルを産んだのよ?」

「それとこれとは別だ!」

「…待て、メーテリア。お前、知らないのか?」

「え?何を?」

「ベルはまだ未精通だ。」

「ええええええっ!あの人との血を受け継いでいるのに!?」

「……そうだ。」

そんな…。

あの人はかなり精通が早かったので、期待していたというのに…。

 

「そんな…じゃあ、私はいつ孫の顔が見れるの!?」

「まだずっと先だ!ベルはまだ14歳だぞ!」

「…なら、今のうちに準備しておかなくっちゃ。」

「何をするんだ…。」

え?姉さんは知らないの?

 

だって、お祖父ちゃんがくれた本に書いてあったもの。

「え?私が筆下ろしをするためだけど?」

「!?却下だ!お前はベルの実の母なんだぞ!」

「筆下ろしは母がすべきだと本に書いてあったけど?」

「…メーテリア、それは間違っているぞ。」

「そんな!?」

「メーテリアお嬢様。残念ですが、間違った情報でございます。」

お祖父ちゃん!

騙したわね!

 

『ヘラ様、その知識を植え付けたのはあのクソエロ爺でございます。』

『……よくも、私のメーテリアに不必要な知識を教えこんでくれたな…。後で折檻だ。』

 

仕方がないわ…。

なら、アレを考えましょう。

「…むー、楽しみにしてたのに。なら、今のうちにあれを作っておかないと。」

「…一応聞くが、何を作るんだ?」

「孫の名前一覧だけど?」

「ほう、それは面白い。義曾祖母になるから、私も入れろ。」

「いいわよ。」

そうね、義母さんも入ったほうがいいわね。

 

姉さんは打ちしがれたかのようだった。

「!?わ、私は…義祖母になるのか…。メーテリア!お前はその年でお祖母ちゃんと言われてもいいのか!?」

「いいんじゃない?だって、義母さんも受け入れているじゃない。」

「アルフィア、それぐらいはどうってこともないだろう。意外と悪くないぞ?」

「し、しかしだな!」

あー…なるほど。

 

なら、姉さんが乗り気になるようにしましょう。

姉さんが私をよく知っていると同じように、私も姉さんのことをわかっているのよ?

「姉さん、考えてみて?」

「…何をだ。」

「孫からお祖母ちゃんと言われて、知らない人が私を見てお祖母ちゃんと思う?」

「………思わないな。」

「そして、「お若いですね」と言われるのよ?」

「!?メーテリア、お前は天才か!」

姉さんは目をカッと開いていたわ…。

そこまで気にしなくてもいいのにねー。

 

義母さんが首をかしげていた。

「…伯母さんも同じじゃないか?」

「違う、全然違う。そうだな、そう考えたら確かに楽しみになってきた。」

「でしょでしょ!」

「よし、私も混ぜろ。」

「……現金な奴だ。」

(メーテリアお嬢様が元気になられてから、かなり【ヘラ・ファミリア】の雰囲気が変わりましたな。団長の【女帝】が戻られるとどうなるのでしょうか?)

楽しくなってきたわね!

明日は…元【アストレア・ファミリア】のアリーゼちゃんと輝夜ちゃんとルゥちゃんね。

 

病死寸前の姉さんを倒した3人とセバスから聞いたわ。

姉さんを止めてくれたお礼を言っとかないと。

 

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会ってすぐ土下座したのは驚いたわ…。

まあ姉さんを倒したというのは、妹としてちょっと思うところあるのよね。

その二年後にはあっさり死ぬのはどうだと思うのよ。

少しオハナシしようとする前に即座にされるなんて…。

 

特にルゥちゃんにはお礼を言っておいたわ。

ベルをいろいろと助けてくれてありがとう、とね。

…その後、2人に対してドヤ顔したのはちょっと笑えたけどね。

 

この調子でどんどん距離を縮めていきましょー!

 




エイナさんが一番距離が近いですね。
ですが、メーテリアさんにとっては全員が同じようにと思っています。
自分の義娘ですから。

アルフィアさんがメーテリアを諌めていますね。
ゼウスはイロイロな本を提供し、それを鵜呑みにしたのでしょうね。
当然、ヘラはお怒りです。

義祖母になることで打ちひしがれているアルフィアさんを乗り気にさせましたね。
さすが、実妹ですね!

元【アストレア・ファミリア】はずっとビクビクしていたので、それを機会に謝罪しましたね。
仕方がありません。


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