ちょっと新展開がありそうです。
ふふふ、ひ孫か。
……あれだけいるなら、二桁は確実だな。
十数年後の【ヘスティア・ファミリア】は一気に大派閥になるな。
うむ、将来が楽しみだ。
…ベルが精通したらの話だがな。
まさかずっと精通しないままではないな?
と思ったら、メーテリアが思い出したかのように言った。
「ああ、そうそう義母さん。」
「何だ。」
「春姫ちゃんのことでね、春姫ちゃんを追い出したとこへメってしにいきたいの。」
「極東ですな。確か、【アマテラス・ファミリア】でしたな。」
ああ、あそこか…。
あの神は辺境の僻地に引きこもって何をしているのだ?
「ふん、あの世間知らずが。利用されていることも知らん女神め。」
「後雇の憂いを断つためにも行ったほうがいいか…。」
「面倒だな。極東の神全てを送還するか。」
「お待ち下さいませ。神タケミカヅチと懇意な神々もおられます。神タケミカヅチを通してはいかがでしょうか?」
ああ、そういえばオラリオにいたな。
…何故、極東ではなくオラリオなのだ?
特にタケミカヅチはアマテラスの側近中の側近だったはずだ。
何かあるな?
情報が足らんな…。
タケミカヅチをここへ呼ぶか。
いや、待て。
【アマテラス・ファミリア】はともかく『朝廷』について知っているのか?あの神は。
「ふむ……。そうだな、だが、あの神は今の『朝廷』を知っているのか?」
「知っている方がいるではありませんか。」
「春姫ちゃんは世間知らずよ?」
「いや、いる。もう一人がな。」
ああ、お前を追い詰めた奴らのうちにいたな。
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「おい、口の悪い和服女。」
「…一応、輝夜という名前があるのですが。それで私に何の御用でございますか?」
「極東に殴り込む。協力しろ。」
「は?……何がそうなったらそうなるのでございますか。ご説明をお願いします。」
「いいだろう、ついてこい。」
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アルフィアが連れてきた、輝夜という子に先程のことを説明した。
「なるほど…大体わかりました。喜んで協力させていただきます。ただし…」
「何だ。家族の命を助けろ、か?」
「いいえ、逆です。私の手で降したいのです、ゴジョウノ家を…あの忌まわしき家を。」
…何かあるが、私は知らん。
やるなら貴様だけでやれ。
私は、春姫という子の親を叱るだけだ。
「いいだろう。貴様と我が【ヘラ・ファミリア】で攻め込む。」
「は!?……あちらにとっては悪夢以外の何物ではないでしょうね。【ヘスティア・ファミリア】はいいのですか?」
「それは貴様がよくわかっているだろう?あそこに慈悲はいるか?」
「…いりませんね。行かれるタイミングはどうされますか?」
「近々にだ。…ヘラは極東にいる神々を全員送還させると言っているぞ?」
「!?…それはやめたほうがいいかと。あそこでも多少マシな神々はおられます。それはタケミカヅチ様がよくご存知かと。」
貴様もか?
選別が面倒だな…、タケミカヅチへ押し付けよう。
【アマテラス・ファミリア】如きに我が【ヘラ・ファミリア】は戦力過剰かもしれんがな。
そして、セバスはこいつらを連れてきた。
「ヘラ様。命嬢と【タケミカヅチ・ファミリア】の神タケミカヅチ、小僧、桜火殿、千草嬢をお連れしました。」
「!?(早くないか…)」
「ヘラ、何の用だ?春姫のことで話があると聞いたのだが。」
「では、私が説明いたしましょう。」
そして、セバスは先程までのことを説明した。
タケミカヅチは厳しい顔つきで私へ言った。
「………確かにあの極東でもマシな神はいる。極東全柱の送還はやりすぎだぞ、ヘラ。」
「じゃあ、貴様が選べ。ヘスティアとは違い、私はそこまで優しくしない。」
「…わかった。」
本来なら全柱送還させたい。
そもそも、神が降りすぎなのだ。
そうすると、命という娘が言った。
「わ、私も行きます!」
「…お前は【ヘスティア・ファミリア】の一員だ。お前が行くとなると、ベルも行きかねん。」
「……ですが!」
そうだな、お前は連れて行きたくない。
ベルはこういったことには不向きだ。
義祖母として、汚濁を目にさせたくない。
輝夜という娘が一旦考え込み、意見した。
「お待ち下さい。……命。お前、いやお前たちは『朝廷』の恐ろしさや卑劣さを知らん。甘さがあるお前たちを連れて行くのは足かせになる。だが…、あちらにお前達の知り合いがいるな?」
「あ、はい。ツクヨミ様たちと仲間がおられます。」
「……二手に分かれたほうがよろしいかと。」
「何故だ?」
どういう意味なのだ?
輝夜は気に入らないかのように言った。
「奴らは卑劣で反吐が出る畜生共です。我々が極東へ攻め込むという知らせは必ず『朝廷』へ入るでしょう。そうなると、神ツクヨミたちファミリアを神質や人質にしかねません、いえ絶対にします。」
「……そこまで腐っているのか?」
「はい、間違いなく。先に『朝廷』外にいる善神のファミリアを保護し、不意打ちで『朝廷』の本部へ一気に攻め込み、神アマテラスを確保した方がよろしいかと。かの神は善神のはずです。」
「ただの世間知らずの女神だろうが。」
「一応、天界では同郷の大神なのだが…。」
知るか。そんな奴らをまとめきれんで何が大神なのだ。
やはり全柱を送還するか。
輝夜は一旦とりまとめ、流れを言った。
「流れとして【タケミカヅチ・ファミリア】は神ツクヨミたちのファミリアを保護し、我々は『朝廷』へ攻め込み、イチジョウ・ニジョウ・サンジョウ・シジョウ・ゴジョウ・ロクジョウ・シチジョウ・ハチジョウを皆殺しにします。」
ほう、思い切ったことをやるな。
命がそれに対して反対した。
「ま、待ってください!春姫殿の父君は…。」
「そいつは春姫と絶縁しただろうが。」
「……私はその絶縁が理解できないのです。」
「どういう意味だ?」
絶縁に何かあるのか?
はい、新展開です。
極東のイベントがスタートしました!
さあ、どういった展開になるのでしょうか?
アストレア・レコード2巻で、輝夜の過去が小冊子として出るようですがどのような内容かが気になりますね。
…本作品とダブらなければいいのですが。
そして、春姫が追放されたという件で何かありそうですね?
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