白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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久々のヘスティア様回です!
彼女達の更新です。


第394回 処女神、達観。

ボクは今、更新をしている。

彼女たちの…。

 

まず…アストレア。

「ユーティスくん…ランクアップだよ。」

「やったわ!」

本当にランクアップできるんだ…神なのに。

いや、ヒューマンなのはわかっているけどね。

 

そして…フレイヤ。

「君もか…おめでとう。ランクアップだよ…。」

「やりました!」

!?

魔法が…発現している。

神なのに…。

 

最後に…神友アルテミス。

「はぁぁぁぁ~。アルテミス…いやエルピス…ランクアップだよ。」

「そうか!」

アルテミスにも……魔法が発現している。

コレ、鬼に金棒じゃない?

 

ボクは頭を抱えてしまった。

「これ、どう説明すればいいんだい…?……よし!ベテランのヘラに任せよう。うん、そうしよう。」

1000年も最恐の座にいたヘラなら、きっと何とかしてくれるはず!

ボクは下界へ降りてまだ数年だしね!

 

そして三人ともベルくんへ報告していた。

「え?も、もう、ランクアップ?す、すごいですね!」

「そうよ!もっと褒めて!撫でて!」

「ああっ、ずるいですよ!ユーティスさん!ベルさん!私もです!」

「…まあ、私達は例外だろうな。オリオン、撫でてくれ。」

「わわわわっ!」

…君たちは犬か!

女神としての誇りはどこへいったー!

 

アルテミスの元眷属達も呆れて…いや羨ましがっていた。

ボクもそうしたい!

「アルテミス様までも…。ランテ、貴方まで便乗しようとするんじゃありません。」

「ううー!アルテミス様を応援したいけど、私もされたい!」

「気持ちはわかりますが、今は駄目です。」

 

アストレアの元眷属達は疲れているようだった。

「あれだけ連日ギリギリまで殺り合っていたらねえ…。ダンジョンも私達が止めなければ下層まで行こうとしたぐらいだもの。」

「参考にしたくても、ステータスはともかく技と経験についていけませんのでできませんねえ。」

「闇派閥が哀れです…。先程、シャクティから「やりすぎだ!」とのクレームが来ました…。」

「え?やりすぎ?」

「うん、私もお姉ちゃんと現場へ行ったよ。全員の全身が複雑骨折で…アソコがめちゃくちゃ潰されて泣いていたよ?枯れた声で「殺してくれ…」、と泣きながら言っていた…。」

「イーナ殿を襲わなかったら長く無事に生きていられたというのに、哀れでございますねえ…。」

……そうだね。

イーナくんの件がなかったらラシャプたちも少しは長生きできただろうね。

 

ロキの元眷属は…。

「闇派閥はこれで終わり…?」

「うーん?どうかなー?」

「いい加減に終わって欲しいです!」

「同感ですね。」

うん…。

ベルくんは【イケロス・ファミリア】によって、ひどい目に合わされていたからね。

そのイケロスはもう送還されたけどね、ヘラによって。

 

チート侍従たちは何かをつぶやいていた。

「丁度いい駒が見つかりましたね。」

「ええ、腕がなりますね。今晩にでも攫いますか?」

「そうですね。問題ある神を次々拉致していますが、使えませんからね。空きはありましたか?」

「まだ空きがあったはずです。クノッソス…いいえ、ダイダロスに感謝ですね。」

「ええ、自分たちのアジトが自分たちの絶望の檻となるとは思わないでしょうね。」

「全くですね。」

………ボクが言えることじゃないけど。

強く生きてくれよ…、どんなになっても。

 

ボクの眷属はっと…。

あ、さっきのを聞いたんだね。

「……(ぶるぶる)」

「……今のは聞かなかったことにします。ええ、リリは何も聞いていませんとも!」

「……ベルくんのためになるなら、もう何でもいいよ。」

「「エイナ様!悟らないで下さい!」」

まあ、気持ちはわかるよ。

あのチート侍従たちに対しては、達観した方が早いからね。

 

男性陣たちは…食堂のカウンターで固まっているね。

フレイヤの元眷属たちが黄昏れているね。

まあ、気持ちはわかるよ。

「「「………。」」」

「もうランクアップか。ベルの血はすごいな。」

「フレイヤ様が…。」

「本当に脳筋となってしまわれた…。」

「神ラシャプが哀れに思えてきたぞ…。」

(だが…フレイヤ様のあの表情、【フレイヤ・ファミリア】の時にはなかった。…ある意味正解だったかもしれんが、自重しろ!罵愚兎が!)

 

あれ?ザルドくんが何かを作っている?

また、新作かい?

「もうアレは諦めろ。それよりこの『暴喰牛の卵かけラーメン』を試食してくれ。」

「ククク…黒い海に浮かぶ赤い龍に、金色のオーラ…(ズルズルズル)う、美味い!」

「ふむ…シンプルだが、悪くないです。この麺は…肉から練ったものですか?」

「ああ、そうだ。クズ肉を集めて麺状にしたものだ。粘りは脂身を、歯ごたえがあるよう骨を砕いて入れてある。」

「「「(ズルズルズルズル!)」」」

「この様子じゃ、メニューに入れておくか。今は量が少ないから50食限定になるな…。」

…お腹が空いてきたなー。

ボクもごちそうになってもらおうっと。

 

今はただ…忘れたい。

ベルくんに抱きつきたいけど、あの三人がじゃれているからできない…。

一応、神だろ!キミたちは。

 

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~数日後、オラリオの城壁付近~

 

「何や?この集まりは?」

「神の送還式だ…ロキ。」

「またかいな…。今度はどこの神や?」

「ラシャプだ…。」

「おーセト、久々やん!は?ラシャプ?(…もう捕まったかいな)」

「ああ。あれはひどい…。同郷として、いっそ楽にさせて欲しいと思うんだ…。」

「へ?どれどれ…うわぁ…。」

 

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ボクはラシャプに深く同情している。

こんな処刑はちょっと神としてないと思うんだ。

「ヘラ…これはあんまりじゃないかい?」

「ヘスティア、ラシャプは邪神だ。これぐらいは当然だし、まだ甘い方だ。おいシノス、これで満足か?」

「はい、ありがとうございます(やりすぎといえばやりすぎだけど…、自業自得ね)。」

……。

運が悪かったというしかないよ。

 

そこにはラシャプを逆さ宙吊りしていて…真下には肥溜めがあった。

ロキたちが可哀想な子を見る目でラシャプを見ている。

気持ちはわかるよ…。

「いくらなんでも肥溜めに落とすなんて…。」

「疫病の素で疫病の神が溺死するなんて、めっちゃ皮肉やん…。」

うん、まあでもヘラだからね。

これでも…優しい方と思う。

 

ラシャプは、声を潰されボロボロになっても泣いていた。

「…!…!…!(臭い!こんなのはあんまりだよ!せめて別のやり方にしてくれよ!)」

「じゃあな、ラシャプ。」

チョキン

ちょ…そんなあっさりと。

 

ボトンッ!

ゴボガボゴボガボ…!

「……!(助けて!)」

「うわぁ…見ていられへんで。」

「クソの中で溺死させるなんて…あんまりだろう。」

……神としての尊厳が。

 

そして数分経った後、天の柱が昇った。

ドーーーーン!

意外と粘ったなー。

 

「クソと共に逝ったか。汚い花火だな。」

「ヘラ…うまいことを言ったつもりかい?」

洒落がきいているようできいてないような気が…。

…当分、神の送還式が続くんだろーな。

 

その日にはバイトを入れよう…。

 

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~天界にて~

 

「………。」

「うわー、えんがちょ!」

「クソ神だー!」

「疫病の神が疫病の素で溺死するなんて、洒落がきいててサイコーだぜ!ラシャプちゃん!」

「うわぁぁぁぁぁぁぁん!」

 

「…それで、ラシャプはどうしたの?」

「泣いて神殿に引きこもったみたいだぜ?送還原因を聞いた時は笑えたよ。」

「貴方、他神ごとのように言っていますがアレで軽い方と思いますよ?」

「え」

「あの子の悪口を一言だけでアレですよ?あの子に一番深い傷を負わせた貴方はどうなるのかしら?」

「(ガクガクブルブル)…ニ、ニクス!助けてくれ!」

「嫌ですよ、自業自得でしょう。」

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はい、元女神三柱たちはレベル2へランクアップしました。
そしてベルくんへ甘えています。

さて、ここで何故この程度でランクアップできるのか?ということですね。
彼女達は元女神であり、戦闘経験が下界の子供達より何万倍もあります。
ですが、彼女たちはベルくんの血によりただのヒューマンとなっています。
そして経験値アップ付きです。
つまり…神としての全知全技を持った上で経験値アップ付きの、ただのヒューマンとなっています。

本来なら、レベル2や3には手も足も出ません。
彼女達いわく、「そんなの、知恵と技で何とかなるものでしょ?」と。
戦闘経験や神として技術でも渡り合えます。
アニメで、タケミカヅチがレベル2の命と千草の2人を相手にしていましたからね。

アストレアは、大抗争時に単独でエレボスの拠点へ殴り込んだり、18階層へ行ったりする方です。
フレイヤも1人で砂漠を横断したり戦場を歩いたりする方です。
アルテミスも、自らの眷属と共に第一線で戦う方です。
そんな方々が…恩恵を受けたらどうなるかは、今までの話のとおりです。
…と、本作品ではそうさせていただきます。

いわば、名○偵コ○ンや○原が全国小学生模試を受けて、全国トップレベルになるようなものです。

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糞尿は、色々と病気の元となりますから。
疫病の神であるラシャプへの仕置となりました。

天界でボロクソにけなされ、泣いてひきこもりました。
仕方がありませんね。

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