白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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ヘラ回です。

やっと…神会を開けました。
そしてヘラ出陣です!
ヘスティアのサポートとして…。


オラリオ連合の初クエスト(前兆)
第395回 義祖母、神会。


私はヘスティアと並んで、バベルへ向かっている。

神会に参加するためだ。

 

…15年以上ぶりだな。

神にとっては瞬きのようなものだが、長く感じるな。

「…久々の神会だな。15年ぶりだ。」

「そうなんだ?ボクは…1ヶ月ぶりかな?中断してしまってね。」

「中断だと?何があったのだ?」

「……キミがラキアを支配したからだよ…。」

「その程度で中断するのか?オラリオの神共も軟弱になったものだ。」

「………。」

全く…、たるんでいる奴らだ。

ここは引き締めておくか。

 

-------------------------

 

神会が始まったか。

司会は別の神だったが、ちょっとお話ししたら快く譲ってくれた。

うむ。

 

よし、進めるか。

「さて…私が進行をやる。問題ないな?」

「「「ハイ!」」」

「一応、ギルドへ通してオラリオの全ての神々へ招集をかけたのだが、全柱いるな?」

「「「ハイ!」」」

…結構いるな。

まあ、入りきれない神は立っているから大丈夫だろう。

 

さて…議題へ進める前に、私達オラリオ連合に対して敵意あるかどうかを確認しないとな。

「議題はいくつかある。まずオラリオ連合に対して異議あるやつは?」

「「「異議はありません!(あったら、アンタに殺られるだろうが!)」」」

ふん、意気地ない神どもめ。

本当に軟弱になったものだな。

 

まずは、アンタレスの話か。

アルテミスめ、お前が説明するはずだっただろうが。

奴へそれを言うと。

『すまない…、すっかり忘れていた。オリオンの眷属になれることを有頂天になってたんだ。』

『お前は一応、オリンポス十二神の1柱なのだぞ?自覚を持て!』

『すまない。ヘラ、代わりに説明してくれないか?』

『…これは1つ貸しだぞ。勘違いするなよ?義孫のベルのためだからな。』

『ああ!』

ベルの眷属となりヒューマンとなったからには、仕方があるまい。

だが、…後先を考えろ!

 

アルテミスの代わりに私が説明することとなった。

まあ、進行役をやるのだから丁度いいがな。

「さて…、本来ならここにアルテミスが説明すべきだが、古代のモンスター『アンタレス』がエルソス遺跡の封印から復活した。大樹海の状況を知るやつはいるか?」

「ハイ!」

「ヘルメスか。虚偽の報告をするなよ?前のように模擬戦に出すぞ?」

「「「模擬戦?」」」

「ああ、アレね。」「アレは面白かったわ!」

「勘弁してくれよ!あー、ゴホン。…今の大樹海はアンタレスの眷属に支配されている。一歩踏み出せば、たちまち囲まれるだろうね。」

「そうか。いずれ討伐せねばならん。オラリオ連合としてアンタレスを討つ。文句あるやつはいるか?」

「「「いいえ!どうぞ!どうぞ!」」」

全くこいつらは…、オラリオ連合に押し付けるんじゃない。

…その内、貴様らにも責任とってもらうからな。

私達のような二の舞い、あの時のような思いをヘスティアとベルにはさせん。

 

よし、アンタレスの問題はこれでいいだろう。

他にないか、確認しないとな。

極東の件は…後でいいだろう。

「次だ。報告はないか?」

「ハイ!」

「…セトか、何だ?」

「俺の伝手だが、ラキアの同盟国でもあるシャルザード王国からオラリオへ救援依頼の使者がくるそうだ。」

「救援だと?何のだ?」

「それがわからん…。ただ、デタイン砂漠の方向から原因不明の黒い嵐が襲いかかって、見逃せない被害が出ているとのことだ。その黒い嵐を、シャルザード王国の軍勢で囲み大きな被害を出した結果、見たこともないモンスターだったらしい。それが数百…いや数千もいるらしい。」

「「「数千!?」」」

「デタイン砂漠だと?」

あそこは私達が討伐したベヒーモスが根城にしたところだ。

…何か関係あるのか?

 

黒い嵐というのも引っかかるな。

「あ、それも俺聞いたことあるぜ。まあ概ねセトの言った通りだが。」

「ふむ…使者の話を聞かない限りわからんな。他には?」

ヘルメスも聞いているなら、確かだろうな。

使者か、セバスを通してギルドの豚へ確認するか。

もし…ベヒーモスに関する問題なら後始末をせねばならん。

 

そう思っていたら、暑苦しい奴が手を上げやがった。

「俺がガネーシャだ!」

「潰すぞ?」

「すみませんでした!えーと、ギルドからの連絡だが、【アマテラス・ファミリア】が【ヘスティア・ファミリア】に用があるため近日中に来るそうだ。」

「へ?このタイミングで?」

「ほう…(都合がいいな。クックックッ…)」

飛んで火に入る夏の虫とはこのことだ。

 

くくく…どう料理してやろうか。

ああ、楽しみだ。

「「「ひっ!」」」

「ヘラ、ヘラ。邪笑みんでいるぜ?」

「む、いかんな。」

つい、顔に出てしまったな。

 

これで終わりかと思ったらが、筋肉馬鹿が更に言ってきた。

聞きたくない事実を。

「あ、もう一つある!…オリンピアから使節団が来る。」

「「「!!」」」

「オリンピアからだと?」

「ああ。友好とオラリオ連合設立のお祝いだそうだ。」

お祝いだと?

…絶対に嘘だな。

 

「…建前ね。」

「ええ、そうね…。プロメテウスが自ら来るのかしら?」

「いや、来ないだろうな。同郷の私達でも姿かたちも性別も知らないのだ。…知っているのは夫だけだ。臆病クソ神が…さっさと吊るせばいいものを。」

「「「あっ…。」」」

オリンピア…。厄介な問題が来たか。

単なる祝いの言葉ではないだろうな。

 

…もう限界なのか。

ヘスティアが悩んでいるな。

絶対にお前を派遣しないからな!




はい、神会でした。
いつものおちゃらけがなくなってますね。
ヘラが引き締めていますからね。

議題が続々と出てきましたね!
アンタレスだけでなく、デタイン砂漠の異常、【アマテラス・ファミリア】の訪問、そしてオリンピア…。
何が起こっているのでしょうか?

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