白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

399 / 439
久々のアストレア回です!
女神たちの緊急会議です。


第398回 正義神、会議。

私達は女神緊急会議を行ったわ。

ヒューマンで、それをするのは初だけどね。

命名式をやらないぐらい、一体何が起こったのかしら?

 

聞くと…とんでもないことになってたことがわかったわ。

ヘラが考え込むのも無理ないわ。

 

アンタレス…デタイン砂漠…極東…オリンピア…闇派閥連合…。

これが同時発生?

まず1つずつ話し合うことにしたわ。

 

アンタレスは、アルテミス担当ね。

「そうか…、大樹海は既に…。」

「ああ、アンタレスは大樹海を完全に支配した。行くなら戦力を万全にせねばならん。」

「エルソス遺跡まで着くのにどれだけかかるのかしら…。数年はかかりそうね。」

「それについては考えがあります。しばらくお待ちくださいませ。」

「考え?」

考えって…何かしら?

 

そして、デタイン砂漠ね。

確かあそこは…オラリオ、いいえ特に【ゼウス・ファミリア】と深い縁が…。

「デタイン砂漠ですか。まさか…。」

「デタイン砂漠といえば、ベヒーモスよね?」

「アンタレスにも眷属がいたんだ、ベヒーモスにもいてもおかしくないだろう?」

「いいえ、神アルテミス。当時のベヒーモスには眷属はいませんでした。」

「義娘たちの報告によれば、天を覆うほどの巨大さだったそうです。」

そう聞いているわね。

漆黒のモンスターの、私達への殺意はどれほどなの…?

 

確かベヒーモスは、ザルドによってベヒーモスの肉を喰らって討ったはず。

「ベヒーモスはザルドによって討たれたはずよね?」

「皆様、私は当時気になったことがありました。それかもしれません。」

「何だ?」

「リヴァイアサンは『リヴァイアサンの骨』をドロップしました。では、ベヒーモスは?」

「なかったはずなのがあったということ?」

そのドロップアイテムが今回の異常の原因?

 

なら、討った当時にドロップアイテムを見つけなかったの?

「あの子達の報告によれば、巨大なベヒーモスが粉になって砂漠となったと聞いています。その中に埋もれたかもしれません。それに、参加したあの子達は重症でした。特にザル坊は。」

「そうね…それが原因でザルドはベヒーモスの毒に侵されたのね」

「なるほど。そのドロップアイテムがデタイン砂漠の異常か。」

「ええ、私はそう考えます。そして…それによりベヒーモス復活の可能性が高いです。」

「だろうな。」

最悪だわ…。

そのドロップアイテムが、モンスターまたは人に寄生してベヒーモスが復活したというの?

 

------------------------

 

【アマテラス・ファミリア】がうちへ訪問してくる?

ヘラの思うどおりじゃない。

「極東…。」

「これは私たち【ヘラ・ファミリア】がやる。」

「そうですな。」

「けど、極東はかなり遠いわよ?」

「それもアンタレスの件と合わせて解決できるかもしれません。」

「「「???」」」

どういうことなの?

 

------------------------------

 

闇派閥連合…。

また厄介なのが復活してきたわね。

「【オシリス・ファミリア】…。あの脳筋たちが生きていたのは納得できるわ。」

「彼ららしいですな。長年私達といがみ合っていたのに関わらず、オラリオを支配しようと思えばできたはずです。」

「彼らもまた、私達がいなくなったオラリオに失望したのでしょうね。恐らく報復しようと思ったところで、私達が壊滅してしまったのですからな。」

「…大抗争には何で加わらなかったのかしら?」

「アルフィアお嬢様の記憶を見たところ、糞神エレボスは神オシリスのところへ行ったそうです。話を少しだけ聞いただけで門前払いされたそうです。」

「加わっていたら、間違いなくオラリオは滅亡していたな…。」

ええ、そうね。

あの武闘派の第一級冒険者が加わっていたら、間違いなく私達は蹂躙されていた。

ある意味、脳筋で助かったかもしれないわね。

 

そして、あの暗殺系ファミリア…。

「しかも【セクメト・ファミリア】も…。」

「【オシリス・ファミリア】の性格上、真っ向から攻めてこないのは【セクメト・ファミリア】が【オシリス・ファミリア】を養っているからでしょうな。」

「オラリオが弱っていなければ、恐らく来ないでしょうね。」

「…困ったわね。」

今の状態では間違いなく、来ないわね。

 

【オシリス・ファミリア】の構成はどうなっているのかしら?

「【オシリス・ファミリア】は当時レベル7が団長で、6が数人いたかしら?」

「はい、その通りです。今はレベル8か9になっているかもしれません。」

「【オシリス・ファミリア】単独なら今頃、正々堂々とオラリオの門を突き破ってこっちへ挑戦してくるはずです。【セクメト・ファミリア】が食い止めているでしょうね。」

「エレボスやタナトスよりも、厄介ね…。」

武闘派の【オシリス・ファミリア】に、暗殺系ファミリアの【セクメト・ファミリア】…。

お互いの長所と短所をうまく補っているわね。

おびき出すには、オラリオを空にするぐらいでないとダメね。

 

「以上でしょうか?」

「いや、もう1つある。フレイヤにとっては別問題だが、オリンピアからの使節団が来る。」

「「!!」」

「恐らく…もう限界かもしれないよ。」

何ですって…。

そっちが死活問題じゃない!

何でこうも、問題が…世界を左右にするほどの危機が5つも同時発生するのよ!




はい、女神たちの緊急会議のアストレア視点です。

立て続けに起こっていますね。

感想・評価をいただけますと、嬉しいです!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。