白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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女神たちの緊急会議のアルテミス視点です!

オリンピア…ダンメモ4周年イベントです。
アルテミスにとって縁深いイベントですね!


第399回 月女神、決心。

オリンピア…だと?

プロメテウスが天の炎を落としたところか?

あの炎は…私たち神、特にオリンポスにとって、大罪の1つだ。

 

私たち神の予定では、漆黒のモンスターを全て討ち果たした後にオリンピアの問題を解決するはずだった。

それは…私達が神力を使ってまでもな。

神時代の終焉となり、新たな時代を拓けるために。

 

しかし…【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】の黒竜討伐失敗のおかげで計画が頓挫してしまった。

予定が1つ繰り上がってしまった。

先見を司るプロメテウスにとっては、大きな誤算だったのだろう。

 

天の炎は年に増して汚染されていると聞いている。

そしてその暴発は…下界を滅ぼすほどのエネルギーを持つ。

それだけは防がなければならない。

 

外交の全てを断っているオリンピアからの使節団が来たというのは、とうとうその時が…来たのか。

天の炎が抑えられなくなった時が。

プロメテウスは…、天の炎をヘスティアに浄火してもらうために迎えに来たのか?

 

それは駄目だ!

絶対に駄目だ!

「ヘスティア、私は認めないぞ。絶対に。」

「ベルを再び傷つけるつもり?」

「あー…それはもうヘラに言われたよ。他に方法がないかなあ…。」

「それ以前に情報が足らん。臆病神のプロメテウスが自ら来て説明すればいいものを…。」

そうだな。

だが、プロメテウスは誰も…同郷も知らない。

性別も姿かたちもだ。

 

…いや、ゼウスだけだな。

天の炎を落としたプロメテウスを激怒したゼウスが取り押さえられた時に、だ。

…思ったのだが、男神に厳しく女神に甘いゼウスがプロメテウスを捕らえ、吊るさなかったのは…、まさかプロメテウスは…女神なのか?

だとすると、ヘラがイライラするのもわかる。

 

ヘラは一息ついて、私達へ話しかけた。

「コレで終わりだ。妙だろう?これらが同時発生するのは。」

「確かにそうですな。」

「これも坊ちゃまの幸運の導きでしょうか?」

「ははは、それはないじゃないかなー…とは言えないね。」

幸運か…。

ヘスティアの言う通り、あながちそうではないとは言い切れんな。

 

フレイヤが察したかのように言った。

「まさか…ヘラ、貴女は。」

「ああ、そうだ。これらを同時解決する。」

「なるほど、妙案ですな。」

「それなら、私達のファミリアを凌駕できますね。」

なっ…そんな無茶苦茶を…。

いや、今のオラリオ連合なら…いや無理だ。

戦力が足りなさすぎる。

 

メイが私へ確認しに来た。

「神アルテミス、貴女の精霊は貞潔を司りますか?」

「ああ、当然だろう?」

「では、アンタレス討伐は女性だけとなりますな。」

む?そうだな、女性しか傷つけることができないな。

 

「…ああ、そうだな。女性か、男ならオリオン並の純粋無垢でなければアンタレスに傷を負わせるのは不可能だろう。アンタレスが私の精霊を取り込んでいたら、な。」

「となると、オラリオ連合の女性陣ということになるわね。」

そうだな、アンタレスが大樹海を侵食してくるということは私の子…精霊を食らったからだろう。

つくづく私を怒らせるのがうまいモンスターだな。

絶対に消滅してやるからな!

 

私がその決心をしている中で、アストレアが危惧したかのように言った。

「極東は、【へラ・ファミリア】単独で?厳しくない?」

「ええ、ヤマタノオロチがどんなモンスターなのか朧気にしかわかりませんからな。」

「【アマテラス・ファミリア】はどうでもいいが、確かにそれが厄介だな。」

確かに、【ヘラ・ファミリア】のアルフィアとメーテリアの二人だけでは厳しいな。

 

【タケミカヅチ・ファミリア】の【猛者】がいたとしても。

あと…レベル8がもう一人いればな。

 

フレイヤは眉をひそめて言った。

「【オシリス・ファミリア】と【セクメト・ファミリア】ね…。居場所はさすがに無理でしょうね。」

「ええ、【ヘルメス・ファミリア】でも無理でしょうな。」

「恐らく、私とセバスがオラリオにいると動きにくいと思ったでしょうね。」

「ちっ…オラリオにいたら蹂躙してやったものを。」

まったくいけ好かない奴らだ。

天界へさっさと帰れ!

 

しかし、やはり大きな問題はこれだな。

「問題はオリンピアだ。これは天の炎、すなわち…神を相手にするようなものだ。」

「そもそもオリンピアは周囲を結界で囲まれているから、入れないけどね。」

「使節団は…恐らくヘスティアへ助けを求めてきたのだろう。ヘスティアに天の炎を浄化してもらうためにな。」

「炎の神である、ヘファイストスやプロメテウスではダメなの?」

「できないことはないよ?でもヘファイストスたちでは全てを…下界を含めて吹き飛ばしてしまう。浄化できるのは『不滅の炎』を司るボクだけだよ。」

「…厄介ね。」

全くだ。

だが、天の炎をプロメテウスが落とさなかったら下界は…更にひどくなっていただろう。

それほどあの時は危なかったのだ。

 

これらを同時解決だと?

全てがオラリオにあるなら可能だが、明らかにもオラリオから離れすぎている、

無茶苦茶だ!

 

別々にすればいいのだが、それだと他の問題が活性化してしまう。

私達がそう悩んでいる中で、セバスとメイが微笑みながら言った。

何か考えがあるのか?

「オリンピアの件以外は解決できそうですね。」

「「「は?」」」

「ええ、そうですね。」

「あー…、説明してくれるかい?」

「かしこまりました。」

オリンピア以外なら、解決できるだと?

そんな方法があるのか?




オリンピアは、天の炎…神そのものと思っています。
なので、かなりの難易度高いクエストでしょうね。

そして、侍従コンビが考えているのは何でしょうか?

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