白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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いきなりですが、初キャラ視点となりました。
砂女王とは誰でしょうか?


第401回 砂女王、再会

私は、アラム・ラザ・シャルザードだ。

1年前、【フレイヤ・ファミリア】の助けによってシャルザード王国を救ってもらい、女王に即位した。

あの時…私はフレイヤの眷属になることより、シャルザード王国を選んだのだ。

 

この1年間、家臣の皆のおかげで何とかつつがなく治めることができた。

神ラシャプがオラリオへ入ったという情報もあったが、こっちが重大だった。

 

2ヶ月程前デタイン砂漠から黒い砂嵐が来て、我が国民が多く犠牲になった。

私自ら、軍隊を出撃させなんとか黒い嵐を収め、それを引き起こしたモンスターを仕留めた。

犠牲は大きかったがな。

 

だが、このモンスターは見たことがなかった。

幸い、ドロップアイテムを落としてくれた。

オラリオの熟練とした冒険者たちならわかるだろうと思う。

 

なので…私が来た。

経験豊富な【フレイヤ・ファミリア】なら知っているだろうと。

【フレイヤ・ファミリア】との面識がある私なら、会ってくれるだろう。

 

…フレイヤやアレンたちに会いにきたというわけではない!

ほ、本当だぞ!

 

そして、私はボブマンの手引きによってオラリオへ入った。

すごい塔だな…すごい人だな。

いかんいかん、田舎者ではないのだぞ。

 

あの塔にフレイヤが…いるのだな。

……あの女神らしいな。

 

そして私は今、オラリオのギルド長、ロイマンと対面している。

あり得ない衝撃の事実を知った。

「…何だと?フレイヤ…いや神フレイヤがいない?」

「そうでございます。【フレイヤ・ファミリア】は【ヘスティア・ファミリア】との戦争遊戯で解散されており、神フレイヤは行方不明となっております。」

「それは…困る!私達はどうしても神フレイヤに会わなければならないのだ!」

「そう仰れても困ります。私共も、神フレイヤの行方を知らないのです。」

「…………くっ!」

「シャルザード王国の使者アリィ殿。神フレイヤへのご用件をお教えいただけますでしょうか?」

「…神フレイヤの面前でないと話せない。【ヘスティア・ファミリア】へ問い合わせば教えてくれるのか?」

「難しいですな。1ヶ月前に敵対していたファミリアですからな、そうそう簡単に教えてくれるかわかりません。」

「くっ…!」

【フレイヤ・ファミリア】が戦争遊戯で負けた!?

あり得ない!

 

あの岩山の如く屈強なオッタルが!

あの砂嵐の如く駆けたアレンが!

あの雷の如く明敏なヘディンが!

あの影の如く多くの命を狩ったヘグニが!

あの無限の連携を誇ったアルフリッグたちが!

…負けた?

 

彼らの強さは私がよく知っている。

その彼らが…【ヘスティア・ファミリア】に負けた?

【フレイヤ・ファミリア】の武名は未だに世界でも届くぐらいなのだ。

【ヘスティア・ファミリア】の名は全く聞かないぞ!

 

私がそう葛藤している間に、目の前の、ボフマンとダブるくらいのロイマンが目を鋭くしながら、助言をくれた。

「アリィ殿…。どうしてもなら【フレイヤ・ファミリア】の改宗された方々へお会いなされてみますか?知っているかもしれません。」

「!?お、教えてくれ!」

アレンたちが!?

…フレイヤ以外に改宗する奴らとは思えないが、会わなければならない!

 

「わかりました。ただし、アリィ殿一人でその場所へ向かわられて下さい。」

「「「なっ!それは!」」」

「やめろ。…わかった、私一人で向かおう。」

1年前の時と違い、私は慣れている。

あいつらへの対応を間違えると、お前らは殺されるぞ。

 

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そして、私はロイマンに教えてもらった『豊穣の女主人』へ向かった。

ここに…いるのか?

想像もできん…。

あいつらがこういうのをすることができるのか?

 

想像してみよう…。

…………………。

……うぇっぷ。

やめよう。

 

まあ、いい。

入ればわかるだろう。

「失礼する…。」

「いらっしゃいませー!お一人ですか?」

む?猫人か。アレン…じゃないな?

…?

気のせいか、似ているな?

何となく。

 

「あのー?」

「ああ…。その…人探しをしていてな。」

「はい?どなたでしょうか?」

「ええっとな…。!?」

…あのウェイターは…アレン?

…ま、間違いない!

あの無愛想ぶりは!

 

「あ…?てめえは!」

「アレン!会いたかった!」

私は恥も外聞も捨てて、アレンへ抱きついた。

 

「え?…兄様?に、兄様に春が!」

「おい!愚図1号、てめえ何言ってやがる!おい、このアマ!離れろ!」

「ニャー!サーに女が!?」

「スクープだよ!」

「轢き殺すぞ?(チャキ)」

「「「サーセン(ニャ)!」」」

ああ、間違いない!

アレンだ!

 

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「おい…何だ。アレは。」

「知らないよ。それよりアタシのシチューの感想を聞かせな。」

「悪くない。だが…ぼやけてないか?俺は白味噌とか入れて、コクを引き締めているぞ?」

「白味噌?極東のアレかい…試してみるよ。はぁ…まだまだアンタには敵わないね。」

「他にも色々あるぞ?温度や湿度、天気によって入れるものを変えているぞ?」

「料理にこだわりすぎだよ!」

「いや、ここは料理屋だろ…。」

 

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はい、フレイヤ外伝に出てきたアリィさんです。
女王陛下が無理やりオラリオの使者にねじこんで来ましたね。
家臣たちの苦労がしのばれますね。

そして、【フレイヤ・ファミリア】が解散したことやオッタルたちが負けたことに大ショックを受けていますね。
仕方がありません。
そして、豊穣の女主人でアレンと会いました。

さて、どうなるのでしょうか?

感想・評価をいただけますと、嬉しいです!

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突然ですみませんが、ストックが切れました…。
本業が忙しく休みの日も家の都合のため、打つ時間がないです…。
(会話バージョンは十分あるのですが、キャラ視点の心の声などがまだなんです。)
楽しみにしている方には申し訳ありませんが、しばらく休みませていただきます。(11月末まで復活できると思います…。)
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