白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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アリィとアレンが会いましたね。
フレイヤ外伝でもこの二人の絡みが多かったですね。
相談とは…何でしょうか?

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大変遅くなりすみませんでした。
11月末ギリギリで上げました。

今後はペースを遅らせて上げて行きたいと思います。
どのタイミングで上げるかは不定期となります。
できたら週一に上げることができたらいいなーと思っています。

今までより遅いペースですが…ご容赦下さいませ。


第402回 砂女王、相談。

久々の再会でつい泣いてしまった。

アレンは相変わらず迷惑そうな顔をしていたがな。

…ああ、懐かしい。あの時の旅が。

「ぐすっ…すまない。アレン。」

「…てめえ、国はどうした?」

「ちゃんと治めているぞ?今回は使者としてオラリオへ来たんだ。」

うむ。私自ら、オラリオを見ないと始まらないからな。

 

まあ、女王自らが来るのは前代未聞だ。

家臣たちも猛反対していたからな。

 

なので、使者の一人と無理やりすり替わった。

旅の途中で使者団で顔見せた時、あいつらは顔面蒼白していたな。

Uターンして帰ろうとしたが、女王権限で押し通した。

ふふん。

 

みんな、胃を押さえていたな。

悪いことをしてしまったな…。

帰ったら休暇を与えておこう。

 

 

おっと、いかんいかん。

「女王自らかよ…。それで何の用だ?」

「フレイヤに会いたい。どうしても頼みたいことがあるんだ。…本当なら【フレイヤ・ファミリア】に依頼したかったのだが、解散してたとは知らなかったんだ…。」

もっとオラリオと友好を深めるべきだったな…。

大使でも置くか…。

 

アレンは俯いて話してくれた。

「…フレイヤ様はもういねえ。送還はされてないのは確かだ。」

「何故…【ヘスティア・ファミリア】と戦争遊戯をしたのだ?」

「てめえも知ってるだろ。フレイヤ様は伴侶を探していた、その伴侶が【ヘスティア・ファミリア】にいた。俺らは負けたんだ。それだけだ。」

「伴侶が【ヘスティア・ファミリア】に…?あ、貴方もか!?あのオッタルでも…ヘディンもか?」

「そうだ。」

馬鹿な…。

圧倒的な力を見せた彼らが…。

 

信じられない…。

あの侵略してきたワルサ、【ラシャプ・ファミリア】を一蹴した彼らが…。

 

負けた?

いやいやいや!特にオッタルはレベル7じゃないか!

それを超えたレベル8が出てきたとは聞いてないぞ!

 

それに、伴侶だと?

フレイヤがいつしか言っていた伴侶が【ヘスティア・ファミリア】にいたのか?

 

……百聞は一見に如かず、だな。

戦争遊戯の勝者である【ヘスティア・ファミリア】なら、フレイヤの行き先を知っているはずだ。

「……【ヘスティア・ファミリア】へ取次願えないだろうか?」

「てめえ一人で行け。俺は行きたくねえ(あんな恐い女がいるとこにはな!)」

「アレン!頼む、一緒に行ってくれ!」

「お、おい!服をつかむな!放せ!」

初顔で【ヘスティア・ファミリア】へ行っても入れるわけないだろう!

 

「うわー…あの兄様にあそこまで迫るなんて。」

「サー、なんで【ヘスティア・ファミリア】へ行きたくないんニャ?」

「あのメイドと執事がいるからじゃない?」

「「納得した(ニャ)。」」

メイドと執事?

何のことだ?

 

アレンは私の手を服から無理やり放した。

「と、とにかく!何の用なんだ!」

「…デタイン砂漠を中心に周辺へ黒い嵐が襲っているんだ。その原因が…見たこともないモンスターなんだ。軍勢1000人で囲んでようやく一匹を仕留めたんだが、他にも数千匹いて手に負えなくなったため、助けを求めにきたんだ。」

「見たこともないモンスターだと?」

ああ、あれは厄介なモンスターだった。

毒を撒き散らすわ、黒い風を纏って暴れまわるわ…。

しかも、攻撃を受けた相手がミイラ寸前になるぐらいだ。

 

1000人の兵士で遠巻きにして、弓矢で体力を削り槍で傷つけてようやく倒せた。

ドロップアイテムが出たのは僥倖だった。

だが、それが数千匹も控えていると話は別だ。

 

だから、高レベルの冒険者がいるオラリオへやってきたんだ。

 

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「デタイン砂漠、とあの小娘は言ってたな…?」

「…気にし過ぎじゃないかい?そりゃ、アンタにとっては因縁深いところだろうがね。」

「ああ…。だが、あの女から覚えのある味がするんだが。」

「アンタ…アタシだからいいけどさ、他の奴から聞いたら変態扱いされるよ?」

「………気をつける。」

 

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私は担いだ荷物から、手袋をはめて厳重に包まれたものを出した。

「…それがこのドロップアイテムなんだ。」

「…角だと?凶々しい色だな。…毒が混ざっているな。」

(ガタッ!)

「ああ、そうなんだ。耐異常をもっている奴でないと毒されるんだ。これは毒対策の布で巻かれているがな。あっ!何をする!」

フードをかぶった大男が私からそのドロップアイテムを奪われた。

そして、匂いを嗅ぐかのようにそのドロップアイテムに鼻を近づけていた。

 

その大男は驚いたように言った。

「………これは!」

「てめえは…。」

「馬鹿な…そんなはずがない。いや、まさか…(ガリッ!)」

「なっ!そ、それは食べ物じゃないぞ!」

それは劇物なんだぞ!

触るだけで兵士たちが毒に侵されて倒れるぐらいだ!

 

だが、その大男は平然としていた。

そして悔しそうな声で言った。

「…間違いない、この味は。糞っ!仕留めたはずだ!…あの時、ドロップアイテムがあったというのか!?」

「落ち着きなよ、アンタ。」

「ミア!落ち着けるか!これは俺らの失態だ!」

「………まさか、そうなのかい?」

…?

どういうことだ?

そのドロップアイテムについて何か知っているのだろうか?

 

それにこの大男…オッタルと同じぐらい強いかもしれない。

少なくとも、只者ではないのは確かだ。

 

アレンへ聞いてみるか。

「ア、アレン…。こちらの只者ではない方はどなただろうか?」

「てめえは黙ってろ。…解決してくれるかもしれねえ。」

え?か、解決?

そんな馬鹿な…こんなにあっさりと?

 

そのフードの大男は私へ振り向いて言った。

「おい。小娘。」

「こ、小娘!?」

「【ヘスティア・ファミリア】へ面貸せ。紹介してやる。」

「え?」

え?この大男は…【ヘスティア・ファミリア】なのか!?

 

ミアという女将がその大男へ言った。

「……いいのかい?」

「ああ、これは俺らの失態だ。今から単独で行ってもいいが、ベルを置いていくわけにはいかねえ(メーテリアに殺されるからな…)。」

「……その方がいいよ。」

「さっさと来い。」

「あ、ああ!」

私はその大男へついていった。

 

渦中の【ヘスティア・ファミリア】へ接近できる!

そして…フレイヤに会う!

 




はい、ザルドさん気づきましたね。
そして、アリィさんを連れて【ヘスティア・ファミリア】へ行くことになりました。

さて、アリィさんはどうなるのでしょうか?

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