リリの進行が終わった後の、メイド長の視点です。
リリさんの進行はうまくいきましたね。
【勇者】が何か考え込んでいますが、今更無駄ですね。
さて、あの部隊表を見た後の反応はどうでしょうか?
あちらは…アイシャさんとアリーゼさんとアリシアさんですか。
珍しい組み合わせですね。
「アンタレス討伐か。あたしも春姫へ付き添いたいんだけどねえ…。仕方がないね。」
「全員、女性ね!」
「リヴェリア様が中心なら大丈夫でしょう。」
王族妖精のリヴェリアさんを据えて正解でしたね。
まあ予想通りですね。
彼女は神ヘラ、アルフィアさんとママ友会によく出ていますので、考え方等が変わってきていますから大丈夫でしょう。
おや、あちらはティオナさんたちですか。
「おー!アルガナとティオネも一緒だー!」
「テルスキュラを出たというのに、またあんたらと一緒なんて…何かの因果ね。」
「全くだな。」
「そうですね。」
「「………(バーチェの言葉遣い、あのメイドを連想してしまうから未だに慣れない…)。」」
失礼なことを言っていますね。あの方々も調…招待しますか。
「(ぞくっ!)…嫌な感じがしたわ。」
「同感だ。…何者かが我々を見ている感じがするが、まさかそいつは…」
「はい、メイ様が貴女がたを凝視していますね。その内、招待されるでしょうね(お前らも味わうがいい!)。」
「「やめろ!」」
全く失礼な方々ですね。
丁度いいでしょう、【勇者】への更なる詰めとして教え込んであげますか。
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「(ズキッ!)ッ!……。」
「おい、フィン。すごい脂汗だぞ…。聖女サマに診てもらうか?」
「いや、大丈夫だ。うん、これは大丈夫だ…多分。いや…不味いかも。」
「大丈夫かよ…。」
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さて、男性方はどうでしょうか?
「俺もフィンとガレスと一緒か。」
「ちっ…糞狼と一緒かよ(愚図共はオラリオか…ミアもいることだし大丈夫だろう)。」
「あ?こっちのセリフだ!シスコン糞猫が。」
「ああん?」
「ああ?」
「やめんか!はぁ…こやつらの面倒を見ないといかんのか。憂鬱じゃのう。」
似た者同士ですね、【女神の戦車】と【凶狼】は。
あの二人を競わせたら面白そうですね。
…【戦車の片割れ】と【道化の侍者】、【欄花】、セレニアさんにも声をかけておきましょうか。
((!?))
「どうしたんじゃ…二人とも。キョロキョロしおって。」
「いや…何か獰猛なやつに狙われているような…。」
「てめえと同じなのは癪だが、同感だ…。」
「お主ら…気が合うのか合わないのかわからんのう。」
「「気が合わないに決まっているだろうが!どこが合うんだ!こんな奴と!」」
「あ?」「ああ?」
「そういうところじゃ。」
あれは後でいいでしょう。
あちらは…「豊穣の女主人」ですか。
「ふん、あたしたちはオラリオ防衛で、アレンはベヒーモス討伐か。」
「か、母ちゃん!私は…ライ達の家を守りたい!」
「いいよ。それ以外はサボるんじゃないよ!(マリアもいることだし、大丈夫だろう)」
ふむ、【小巨人】がいるなら防衛は大きく割けるでしょう。
………一点に集中させるのもアリですね。
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「ちっ…あの人形め、何か企んでいるね…。」
「あの人形?誰……。か、母ちゃん、アレはダメダメ…ミャ…私は苦手…。」
「わかっているよ!はぁ…従業員を増やすか。……これも計算の内かい?癪だねえ。」
「ふぇ?新入りが入ってくるの?」
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あちらは【万能者】ですか。部隊表を何度も読み直して首をかしげていますね。
それはそうですね。
「リルルカ・アーデ、お疲れ様です。あの…あちらに私の名前がありませんが?」
「あ、はい。お疲れ様です。それについて、あの方々からアスフィ様への言付けがあります。こちらです。」
「え…?あの方々から?……怖くて見たくないのですが「諦めて下さい…直接連行しに来ますよ?」失礼します…(ペラペラ)これは…!?………なるほど、わかりました。喜んで行かせていただきます!」
アスフィ姫にとっては朗報でしょうね。
いえ、場合によっては今より過酷になるかもしれません。
軽いスキップで【ヘルメス・ファミリア】が集まっている方向へ向かっていますね。
「アスフィ団長?」
「マリウス副団長、私はオラリオ連合の魔道具作製に専念します。かなり大掛かりなので、しばらく留守にします。その間は副団長である貴方へ任せます。」
「ちょ、ちょっと待って下さい!私は入団してまだ数週間もないのですが!?いきなり、副団長もおかしいでしょう!?今更ですが!ファルガーがいるんじゃありませんか!」
「いやいや、有能な新入りがいるから副団長がおすすめでさぁ。」
「諦めて下さい。何かあればファルガーとルルネ…(チラッ…)いえローリエへ聞いて下さい。私はこれからずっと働き詰めですから。お互い様です。」
神ヘラは、本当にいい拾い者をしましたね。
あの奔放な神アレスの手綱を握り、ラキア王国を取りまとめた元王子を。
それに…苦労者という意味でも、アスフィ姫とはあらゆる意味でいい組み合わせです。
アスフィ姫の故国とマリウス王子のラキアと合わせれば、面白いことになりそうです。
まだ、粘っていますね。
マリウス王子はかなり焦っていますね。
何しろ、自分に多くの仕事が一点集中で降りかかってくるのですから。
念願の冒険者になったというのに、ラキア王国にいた時とあまり変わっていないようでは意味ないですからね。
「いや、働き詰めなのに何で満開の笑みなんですか!一体何が……(チラ…)あっ!好きな魔道具作製に集中できるからでしょう!?絶対にそうでしょう!?ずるいですよ!」
「(ちっ、見破られましたか)仕方がありません。オラリオ連合の意思ですから。では、【ヘスティア・ファミリア】の魔導製作部へ行ってきます(ルンタッタ♪)。」
「ちょ、ちょっとー!?せめて最後のスキップは抑えてください!」
まあ、いいでしょう。
さて…私もそろそろ我慢できません。
いい加減に調教しなければなりませんね。
はい、メイド長とうとう動きましたね。
ティオネ、アルガナ、アーニャ、リーネ、レナ、セレニアがメイさんに狙われていますね。
アスフィは更なる仕事が積み重なっていますが、魔道具製作者としての血が騒ぐから問題ないですね。
…ほぼ仕事中毒者ですが。
そしてとうとう…。
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