白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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前回に続いて、ゼウス様回です!



第435話 義祖父、回想Ⅱ

【フレイヤ・ファミリア】の戦争遊戯を見て、さすがに驚愕したワイ。

ブラコンアストレアが、ネタバレしたり…、

レベル5のベルが、儂んとこの最強であったあやつと同じレベル8の【猛者】と互角のガチンコしたり…、

死んだはずの【アストレア・ファミリア】のおなご共が生きておったり。

 

極めつけは…アルフィアじゃ。

アルの義妹…いやブラコンのフィーナちゃん☆に似ていたエルフの魔法を無効化しよったんからのう。

あの時は思わず立ってしまったワイ。

その時にこぼしたコップとお茶が足指にかかって火傷しよったんじゃ…。

あの時は痛かったし熱かった…。

 

そんなのはどうでもいいんじゃ!

死んだはずなのに何故生きておる!?

あの病が今日まで長く保つわけがないはず!

じゃから、ザルドとアルフィアはエレボスの案に乗ったんじゃ。

 

あやつに隠し子おったんか…?いや、おるわけないのう。

ヘラが許さんからな。

…そっくりさん?うん、それとしか考えられんのう。

魔法の無効化は、フィーナちゃん☆もどきが詠唱失敗したに違いない。

そうじゃな、そうに違いない!

過去をさかのぼって連れてこないかぎり、ありえんからのう。

ガハハハ!

 

じゃが、気になるのは旗を守っている奴らじゃ。

まさかありえんと思うが、メイとセバスではなかろうな?

いやそんなはずはなかろう。

あやつらは絶対に手を組むことがないよう、プログラムされとるからのう。

ある条件が揃わない限りな。

 

アッ…。

そ、揃っとるわ。ベルがおる!

いやそんなはずがなかろう、厳重に封印しとるからじゃからな。

 

ベルの援護を見る限り、見事じゃのう。

あやつらでないとできん芸当じゃな。

………気のせいじゃな。

 

ブハハハハ!アフロとそっくりで巨乳メイドがおるわ!

よく見つけたのう!

……エ?あのガマガエルの…フリュネじゃと!?

あ、ありえん!

………まさか、あやつらが?

それとしか考えられん!

 

マズイマズイマズイ!

に、逃げる支度せんといかん!

奴らが奴らなら、もう手を回しとるに違いない!

やべえ。

 

そして、ベルのあの一撃を見た。

あの輝きはヘスティアの司る炎じゃ。

ミスリルのナイフ…ヘスティアの神血がこもっとるな、そこからあの炎か。

じゃが、ベヒーモスじゃと!?

どこまで想定外のことを見せてくるんじゃ!

さすが儂の孫じゃな!

 

そんなこと言っとる場合じゃないワイ!

じっくりと余韻に浸かりたいが、そんなヒマはないんじゃ!

ベルが奴らを開放しよったら、フォローは完・全・無・欠!

奴らがベルの記憶を読み取っておるのなら、儂に対して何もしてこないワケがないじゃからのう。

それに…ヘラもこれを見とるはず。

半年前より今は冷静になっとるはずじゃから、コレを見て恐らくオラリオへ行くんじゃろうな。

 

落ち着くんじゃ…儂は天界のオリンポスの大神のゼウスじゃ!

そうじゃ!冷静に分析して…。

ヨシ!オラリオには近寄らん!ヘラがおるからのう。

ヨシ!ヘルメスへ催促の手紙は送らん!そこからバレる可能性あるからのう。

ヨシ!神の鏡はもう使わん!ヘラが逆探知して追ってくるからのう。

ガハハハ!勝ったな。

 

…と思った時があったワイ。

まさかラキアが虱潰しに儂を探してくるとは…。

くそっ!儂の悠々たる隠居生活が台無しじゃ!

馬鹿アレスがそこまで考えているワケがない!

参謀がおるな…それもオリンポスの。

ヘルメスが儂を売ったか…

 

逃げる途中で、何故か恩恵が1つつながった。

何故じゃ?

儂の眷属はほぼ死んだはずじゃが?

それに…この恩恵の感じはザルド?

ありえんのう、逃亡生活の疲れじゃな。

うん、そうに違いないのう。

 

ラキアの兵がそこまで来とる。

間違いない、ヘルメスが儂を売ったんじゃな。

あんのクソガキめ!

フフフ…じゃが、甘いのう。

神力を封印しても、儂はレベル2以上の力がある!

腑抜けのラキアのレベル1の兵ごとき目ではないわ!

返り討ちにしてくれる!

 

……甘かったワイ。

レベル3が1人ならともかく、数人で囲まれたら無理じゃ。

こうなったら、隙を見て逃げるしかないのう。

ヘラ得意の拘束から幾度も抜け出た儂をなめるではないわ!

 

……ダメじゃ。

アダマンタイト製の鎖でかんじがらめしてきたら何もできんワイ。

儂が研究されとる!?

馬鹿な!ヘルメスがそこまで考えているワケがない!

 

……違った。ヘラじゃ。

兵どもの話を聞く限り、あやつラキアを支配しよった!

一番選ばないと思った手段じゃったのに!

おのれ!メイとセバスめ!

ヘラへ入れ知恵しよったな!

 

そうしてオラリオへ連行された…。

そこにおったのは久々に会う奴らじゃった。

 

儂を見て呆れているヘスティア…。

同情の目で儂を見ているヘファイストス、アフロディーテ、ガネーシャ…。

恐怖の表情で儂を見ているオラリオの馬鹿神共…。

矢によって壁に縫い付けられて、儂へ微笑んでいる変態神…。

変態神はこっち見んな。

 

そして、憤怒の表情で睨んでいるアルフィア、アルテミスとその眷属ら、そして…ヒューマン二人?

何故じゃ?アルテミスはともかく【アルテミス・ファミリア】とは接触ないはずじゃが?

ヒューマン二人はどこかで見たことがあるはずじゃが…、儂何かしたかのう?

 

そして、慈愛の表情で儂に微笑んでいる…ヘラ。

いや、違う。アレは…

「よくもやってくれましたね…。遊びの時間は終わりですよ?貴方」と。

…ヤヴァい。儂のヘラ危険メーターが振り切れとる!

なんとか逃げようとしたら、麻痺弾を打ち込まれた。

儂ぁ、モンスターじゃないんじゃ!

あばばばば!

 

引きずられて、やはり危惧していたことが判明しよった。

メイとセバス。

生きとったんか、ワレらぁぁぁ!

そんなこと思っとる場合じゃないワイ…。

 

ありえんものを見た。

そしてわかった。

アルフィア、ザルドが生きとったタネが。

時空の大穴!お主が元凶か!

 

そして…灰に帰したはずのメーテリアをベルが担いで時空の大穴から出てきた。

ちょ…それはアカンじゃろう!反則じゃ!反則!

ベル、何をしたんじゃああああ!?

 

そして賢者の石を砕かれ、スパルトイもどきになったやつがメーテリアを復活させた。

それ、ハズレ魔法じゃなかったんか!?

あ、それもアカンって!

 

親子の感動の再会はいいもんじゃな。

うむうむ。

アルフィアにこめかみをグリグリ踏まれとるのを除けばのう…。

儂にとってはご褒美じゃが、今はそれどころではないんじゃ!

 

ヘラの猫撫声を聞くのは久しぶりじゃな。

サブイボが立ったワイ。

ベル、騙されるではないぞ!

 

儂はここにおるぞぉぉぉぉ!

生きとるって!

って、死んだフリした儂が言うことじゃないのう。

 

そして儂のことをよく知っているメイに拘束させられ、壁に塗り込まれた。

あー、詰んだわ。

飯…ザルドの作った飯を食えるのはまだマシかのう。

うむ、この味間違いない。ザルドのじゃな。

 

ザルドがレベル8にランクアップしたのはいいんじゃが…。

ベルの想いがそこまでとは想定外じゃったワイ。

まあ、いいんじゃ。

ここは安全でベルの情報が最新の状態で入ってくるからのう。

 

いつか逃げ切って、ベルのハーレムに手を付けてくれるわ!

寝取るこそが儂の真骨頂よ!




はい、ゼウス様回でした!
ザルドの更新までの回想でした。

次回は本編に戻ります。

別件です。
本小説は会話だけならずっと先まで作成しているのですが、心境や背景など苦労しています。途中から会話だけなのは違和感あるので頑張ります。

気分転換で、会話のみの二次小説を作成しました。
まあまあ作成しているのでそんなに待たせないと思います。
↓↓↓
[世界を渡る最恐最後の眷属]
https://syosetu.org/novel/347230/
原作ドラマCDの「時を渡る道化師」の逆バージョンを作成してみました。

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