三首領…どうなるのでしょうか?
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「なるほどな…。だが、見損なったぞ。フィン、ガレス。」
「何だって?」「何だと?」
「フィン、お前はベル・クラネルに劣等感を抱いているんだろう?【勇者】というのはお前ではなく、彼が一番相応しいことにな。だから、お前はロイマンのような愚物の話に乗った振りをしながら、【ヘスティア・ファミリア】を降し彼の功績を自分が指示したことにしたいのだろう?それが一族復興の早道だからな。」
「リヴェリアッ…!」「リヴェリア!言い過ぎじゃ!」
「ガレス、お前もだ。「熱き戦いを」といいながら「ぬるき戦い」しか求めてこなかっただろう?ファミリアの安全というのを建前にしながら、ドワーフのように引きこもりぬくぬくと安全をとったのだろう?何が【重傑】だ?笑わせてくれるな。」
「貴様!」「それは、まあ同意するね。」
「ちょ、ママ、言い過ぎや…。」
「ロキ、貴様もだ。」「ファッ!?ウチも!?」
「主神でありながら、酒をくらい我々にセクハラをし、揉め事しか持ってこないし、しかもアイズに教育の悪いことばかり!少しは主神らしく堂々としろ!」
「それは同意するね。」「儂も同感じゃ。」
「ファッ!?誰も味方してくれん!?」
ひどい!ウチはファミリアのことを考えて…。
あー、反論できんわー。
「それをいうならリヴェリア、君もだ。「まだ見ぬ世界を」といいながら未だにここにいる。アイズのこともあるかもしれないが、結局君も見ぬ世界を怖がり、ここにいる。エルフらしく傲慢で矛盾しているのは、君じゃないのかい?」
「何だと!フィン、貴様!」
「同感じゃな、高慢ちきなエルフらしいわ!」
あーあーあー…。
これ、止まらんわー。
「【ヘスティア・ファミリア】に戦争遊戯だと?貴様らは恥を知らないのか!?フィン、ガレス、貴様らが忘れたというのなら、思い出させてやる!邪神ディオニュソスの野望を、同胞であったフィルヴィス・シャリアを怪人に落とし『27階層の悪夢』を間接的に起こしたのは我々だと!」
「やめろ!リヴェリア!」
「いいや、止めないさ!それだけではない!5年前の【アストレア・ファミリア】を壊滅させた、間接的な原因も我々にもある!」
「「………っ。」」
「ロキ、あの時お前は安心しただろう?」
「何やて?」
「お前は、神アストレアが気に食わなかっただろう?エセ正義をかざしている彼女たちを。」
「…それは認めるわ。だが、あの子たちが死んでよかったと思ったことはないわ!」
「リヴェリア…彼女達が死んで残念に思ったのは君だけじゃない。」
「嘘をつくなよ、【勇者】。お前は彼女達の功績を、【静寂】を倒した彼女達を疎ましく思っていただろう?特に【狡鼠】のライラをな。」
「いい加減にっ…!」
「7年前の大抗争で、功労者であったのは【アストレア・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】の【猛者】だけだ。我々はただ、指揮をして動いただけに過ぎない。」
「「………っ!」」
確かにウチは、アストレアが気に食わんかった。
純粋面だけでなく、偽善ぶりもや。
だが…アストレアのおかげで、大抗争はあの被害が最小限で済んだんや…。
特にアストレアの眷属たちはなぁ…。
本当に惜しいことをした、だから今のリヴェリアの発言だけはあかん!
「リヴェリア、それは…」
「それだけではない。5年前の【疾風】もだ!彼女が復讐にかられたといっても、たった1人の彼女のおかげで『暗黒期』が終わったんだぞ!最強派閥の我々でもなく!」
「「……っ!」」
「確かに行き過ぎはあったかもしれない。だが、お前達は知っているか?学区の教科書には7年前の大抗争、彼女の暴走による『暗黒期』の終焉が、ギルドの手柄になっているそうだ。」
「「「なっ…!?」」」
「レフィーヤから聞いた。恐らくロイマンがすり替えたんだろうよ。あの同胞にふさわしくない、薄汚い豚がな!」
それはあかんわー、それだけはやっちゃあかんでー。
よし、ロイマンに抗議やー。
「わかった…、ロイマンに抗議するよ。」
「フン、抗議か。今度はロイマンから何を受け取り、何を取引する気だ?少しはベル・クラネルを見習え。」
あ、ヤバ…。
「ちょ、リヴェリア、それは…。」
「あの少年の今までの経緯は知っているだろう?あの少年は何も見返りもなく、立ち止まることもなく、ただ前を向いて走っていっている。私は、あの少年に顔向けができん。」
「……。」
「あの少年を見てきてわかると思うが、【ヘスティア・ファミリア】はいつ全滅してもおかしくはない状況にあった、なのに、誰も死んでいない!」
「「……っ!」」
「それに引き換え、こちらはどうだ?最強派閥と謳いながら、リーネ達を失った。クノッソスの件でも『27階層の悪夢』による引き金がなければ、彼女達が死ぬことはなかった!」
「リヴェリア、それはしゃーない。あの邪神共を送還しなけりゃ、多くの子たちが死んだんや。」
あの事件が引き金になったのはわかっとる。
けど、邪神を捕らえなきゃあかんやったんや。
それはアストレアも認めとる…渋々やけどな。
「わかっている!わかっているんだ!だが、あの少年を見てそう思わずにいられないんだ!『異端児』の件もだ。一時期オラリオの敵となっても、あの少年はそれを押し通した!私たちにできるか!いいや、できない!絶対に切り捨てた!それはフィン!お前が一番分かっているだろう!あの少年が救ったからこそ、第一次クノッソス侵攻戦でセイレーンのレイがいなければ、お前は死んでいた!」
そやな……あの少年が『異端児』を救うというアホなことをしてなきゃ、ウチらは死んでいた。
それは認めざるを得ないんや。
あのクソ神を追い詰めたのは、ドチビとドチビの子たちのおかげや。
「………それは認めるよ。だからこそ、ベル・クラネルを保護しなければならない。」
「そして、彼を利用して自分の一族の再興を成すつもりか?成した後はその件を蒸し返して、世界を混乱させた大罪人として処刑するのか?」
「いい加減にしろっ!リヴェリア!」
「二人とも落ち着けぃ!」
「あの少年の戦いも見てないドワーフごときに、何が分かる!」
「貴様らだけ見て、儂が見てないのはずるいではないか!」
ちょ、ガレス…。
それは運が悪いというしかないわー。
「もう、我慢できない!表へでろ!リヴェリア!」
「ああ、私もだ!貴様の欲深さはロイマンに匹敵するよ!」
「二人とも腹立つわ!儂も相手になってやる!」
あーあーあー。
ヤバい。5年前よりキレとるー。
アイズたーん!助けに来てやー!
「リヴェリア、お帰り。…何やっているの?」
キターーーー!
アイズたー・・・・ん!?
ホワット!?!?!?
「む、アイズか。ちょっと待て。こいつ…ら…と!?」
「ア、アイズ……!?それは……?」
「な、何があったんじゃ…!?」
ホントに、何が、あったんやぁぁぁぁ!?
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