思ったより人気が多くてビックリしています。
原作でもアミッドさん用ストーリーを作ってもいいのでは?と思いました…。
今日もですか…。
今日はバーチェさんだけでなくセバスさんと、初対面のメイさんも参戦するそうです。
はぁ…死なないだけまだマシかもしれません。
そう考えないと、やってられません。
今日は本格的にやると聞きましたが、大丈夫でしょうか…?
ベル・クラネルもですが、主に私の精神が。
昨日はさすがに疲れました。
セバスさんが見かねて(主に貴方のせいですが)【ヘスティア・ファミリア】ホームのお風呂に入らせていただきました。
すごくよかったです。
うちのホームにもお風呂がありますが、患者用であって私達団員のためではないです。
増築した方がいいでしょうか…いえ、増築しましょう。
【絶†影】が提案したとのことなので、彼女に依頼してみることを検討しましょうか。
コンコン
「はい。」
「儂だ。アミッド、入るぞ。」
昨日からベル・クラネルのことを心配していました。
毒を飲ませた経緯を話しますと、予想通り怒り狂いました。
セバスさんが語ったことをそのまま言いますと「…仕方があるまい。」と項垂れていました。
先日までベル・クラネルに対して目を背けていたくせに、今はお節介おじいさんになっています。
それはそれでいいのですが、私はともかく他の団員がすごく戸惑っています。
「どうしたのですか?」
「いや、うむ。今日もあの子を頼む。」
ほら、今までそう言わなかったのに…。
まあ、つっけんどんにするよりはマシでしょう。
「失礼いたします。おはようございます。お二方。」
「うおっ!」「きゃあっ!」
び、びっくりしました…。
「ノックもせず申し訳ありません。至急お願いしたいことがあります。」
「な、なんだ?(【最恐執事】がお願いすることなんて碌なことじゃない!)」
「報酬を前払いいたしますので、特効薬作製へ取り掛かっていただけませんでしょうか?」
「何故…でしょうか?」
前払いするのはこちらとしてはいいのですが、気になります。
「当ファミリアの団員のエイナ・チュール嬢が、死の病の兆しがあるためです。」
「「!?」」
あの受付嬢が…いえ、それ以前に【ヘスティア・ファミリア】へ入団したのですか!?
ギルドは今、大変でしょうね…。
いけません、それどころではありませんでしたね。
「本人は実験台になるのもいとわないそうです。」
「…わかった。アミッド。」
「承知しました。ただ…今日の特訓はどうしましょうか?」
「調合セットを特訓場のクノッソスまでお持ちいただけませんでしょうか?もちろん、私が運びます。」
「(中止にはしないのですね。まあ当然ですね。)わかりました。ただ、一人助手が欲しいのですが。」
「わかりました。どなたでしょか?」
「【ミアハ・ファミリア】のナァーザ・エリスイスです。」
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「何で…私が。」
「エリスイス、手が止まってますよ。」
「あんた、この状況でよくやれるね。」
「慣れましたので。」
ここはクノッソスです。
エリスイスと一緒に、特効薬作製をしています。
ええ、ベル・クラネルの特訓を横目に。
「そう…。何故私を指名した?」
「調合についてはアビリティを除いても、貴方が一段と上ですので。」
「へー、【戦場の聖女】様に言われるとは光栄だね。」
「…エリスイス、その呼び方は好きじゃないと言ったはずですが?」
「悪かったよ。でも…あちらはいいの?」
「死の数歩手前になったら、あちらのセバスさんが呼んでくれます。」
「いや…でもすごいことになっているけど、止めないの?」
そうですね。あ、ベルさんがあのメイドさんによって吹き飛ばされました。
すぐ立ち上がりましたから、大丈夫でしょう。
ええ、大丈夫でしょう。
「止められます?」
「無理。あの人が怖くて止められない。」
セバスさんは、ベル・クラネルの特訓を見ながらこちらの進捗状況を確認しています。
執事の嗜みとか言ってますが、あんなの普通の執事じゃありません!
「昨日、私が怒ったのですが、けんもほろろでした。」
「あんたが?怒った?それでもけんもほろろ?…やばいじゃん。」
「そうです。やばい人たちです。」
ええ、本当に怖い人たちです。
メイドさんのメイさんも紹介してもらいましたが、セバスさんと同格と聞き思わず遠い目をしてしまいました。
もう、【ヘスティア・ファミリア】の勝ちでいいのでは?
「そう…。あ、そっちの割合多くしたほうがよさそう。」
「なるほど…。となると少し量が多くなりますが?」
「うーん…、なら症状の重い人用にする?」
「そうですね…。体調次第でしょうか?」
「飲みやすいように甘味入れる…いや効果が減少するか。」
「いえ、悪くありませんね。問題はその甘味ですか。」
非常に捗ります。さすがエリスイスですね。
このような状況でなければ手は組みたくはないでしょうが、ベル・クラネルに対して大きな借りや負い目があるので、すぐに承諾してくれました。
それに、死の病の撲滅は私達の倒す共通の敵ですから。
「ご歓談の最中申し訳ありませんが、坊ちゃまがそろそろ死の五歩手前に入りますので、準備をお願いします。」
「わかりました。まずは【悲観…いえ、カサンドラさんに治療して、戦闘続行してはどうでしょうか?」
「ちょっと…、あんた。」
「そうですね。カサンドラ嬢の経験値獲得のためいいかもしれませんね。ですが、よろしいでしょうか?」
「私も先日レベル3になりましたので、それにこれから治療士は多いほうがいいでしょう?」
「全くもって同感ですな。しばらくはあちらのカサンドラ嬢にお願いいたします。死に近くなりましたら、また呼びかけますのでお願いします。」
「そのあたりのタイミングはお任せします。」
「承知しました。」
「ねえ…何でそんなに冷静にやりとりできるのさ。私、今のやりとりだけでも絶句するけど?」
「エリスイス…これはまだ初歩です。「初歩!?」問題は特訓が終わった後のシメです。」
「シメ?シメって何?カサンドラも言ってたけど、『怖くて言えない』と。」
「ええ、正にその通りですよ、エリスイス。貴女も見たら絶句しますよ。ええ、私が保証します。」
「あんたに保証されても…そこまでなの?」
ええ、あれを見たら…。本当に腹立ちますよ。
毒妖蛆の毒より強力な猛毒をガブガブと飲んで、耐異常を上げるなんて…。
エリスイスの想像より上と言った方が、後々の衝撃を和らげるでしょう。
「…いえ、そこより更に上です。「上!?」はい、それより手が止まってますよ。」
「あ、ああ。そうだね、こっちに集中しないとね。でも、死の病の抗体がベルにあるなんて…。」
「私も驚きました。彼は…一体何者でしょうか?」
「何者か…か、私にとってベルはベル、それでいいの。…ただ、死んでほしくないなぁ…。」
まるで姉のように見つめていますね。
そういえば、エリスイスは彼がレベル1からの付き合いでしたね。
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