後にルナアタックと呼ばれる事件から3週間の時が経った。
その日、小日向未来と五十嵐大二は共に同じ目的地に歩いていた。
雨が降り注ぐ中で、名前が刻まれていない墓標だった。
シンフォギアとリバイスシステム。
機密事項の多いこの二つを知られない為、墓標にすら名前は刻まれて折らず、そこにあるのは偶然取った2人の写真だけだった。
「響と会えないなんて、私っ」
そう言いながら、墓標の前で涙を流しながら、親友である響と会えない寂しさ。
それと共に大二もまた、手を握り締めていた。
「俺が、もっとしっかとしていたらっ、兄ちゃんは」
カゲロウによって、支配され、兄と敵対していた。
大二は、その事に責任を感じていた。
すると
「きゃああぁ、助けてぇ!!」
聞こえてきた雨の中の悲鳴。
それを聞くと、2人はすぐに走り出した。
その先には車とぶつかり、逃げ場を失った女性がおり、周りにはノイズが囲まれていた。
「変身!」
【仮面ライダーライブ】
ノイズに取り囲まれている女性を助ける為に、大二はライブへと変身すると同時にノイズに向けて、ライブガンで撃つ。
「こっちにっ」
ノイズが大二が引きつけている間に、未来は女性の手を取り、逃げる。
迫り来るノイズから逃げる2人を守るように大二が立ち塞がり、射撃を行う。
撃ち出された無数の弾丸は、次々とノイズを蹴散らしていく。
しかし、ノイズは行く手に次々と現れ、次第に追い詰められていく。
それでも
「諦めない、響との約束を守る為に」
「あぁ、こんなところで死ぬわけにはいかないんだ」
諦めずに戦う。
そう呟くと同時に
「やっぱり、強いな。
大二も、未来ちゃんも!」
「えっ」
【スタンピングフィニッシュ!】
聞こえてきた音と共に迫り来るノイズ達を蹴散らした存在。
それは間違いなく仮面ライダーリバイであり、共にいるのは仮面ライダーバイス。
それに変身できるのは、ただ1人だけである。
「ごめん、色々と機密を守らないといけなくって」
そして、彼だけではなく、共に現れたのはいなくなったはずの響、翼、クリスだけだった。
「俺がいない間、よくやった、大二」
そう言いながら、一輝は変身を解除し、そのまま大二の頭を撫でる。
「まったく、散々心配させるなよ、兄ちゃんっ」
涙を拭いながら、一輝の手を振り払う。
その表情は、何処か嬉しそうだ。
だが、それも束の間、上空から再びノイズが現れる。
今度は先程よりも数が多い。
しかも、その中には大型もいる。
それでも
「まだまだ、いけるな、大二!」
「あぁ、勿論だ」
一輝の言葉に応えるかのように、大二は再びライブへと変身する。
彼らの戦いは、まだ始まったばかりだから。