戦姫絶唱シンフォギアRevice   作:ボルメテウスさん

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危機一髪!

その状況はまさに絶体絶命と言うべき状況であった。

 

荒野に立つ大型犬程度の大きさの怪物であるネフィリム。

 

そして、ネフィリムに並び、背中に生えた翼を使い空中を飛ぶクフ・クリスパーが並んでいた。

 

腕をネフィリムに喰われ、その感情を暴走させた響を止めるように、彼女を止めたのは

 

「大丈夫、俺達がなんとかする」

 

そう暴走する響を優しく抱き締めたのは、五十嵐一輝だった。

 

「一輝兄っ!」

 

「皆、待たせた。

ここからは、俺達に任せろ」

 

「その通り、おれっち達、最強コンビにな!」

 

その言葉と共に一輝の横に並び立っていたのは、実体化したバイスの姿だった。

 

これまで、仮面ライダーに変身する時以外には実体化させなかったバイスの登場に、その場にいた全員が驚きを隠せなかった。

 

その中で、暴走した響はゆっくりと目を閉じ、そのまま暴走する力はどこかへと発散されるように消える。

 

その様子を見ていた一輝はゆっくりと彼女を大二達の元へと運ぶ。

 

「響ちゃんを頼むぞ、大二」

 

それと同時に再びネフィリム達を睨み付ける。

 

先程から襲うチャンスは幾度もあったが、実体化しているバイスがそれを睨みながら、牽制していた。

 

そして、一輝は懐から新たな力を取り出し、起動させる。

 

【バリッドレックス!バリバリ!バリバリCome on!バリッドレックス!】

 

バリッドレックスバイスタンプを起動させ、そのままそのまま構える。

 

同時に一輝達の足元が氷漬けになる。

 

一瞬で包み込む冷気に驚きを隠せずにいる大二達だが、一輝はそのままバリッドレックスバイスタンプをリバイスドライバーに押印し、そのまま横に倒す。

 

それと共に、巨大な卵が降ってきて一輝を包む。

 

「変身!!」

 

【バリバリィアップ!My name is!仮面ライダー!リバ・バ・バ・バイ!リバイ!リバイ!リバ・バ・バ・バイ!リバイ!】

 

「それじゃ、行くぜぇ!!」

 

同時にバイスはそのまま卵を殴る事で、殻は割れ、その中から現れたのは、一輝の新たな姿だった。

 

それは全身をまるで氷の鎧と表現すべき姿であり、ティラノサウルスを思わせる要素も合わさった姿である。

 

「よっしゃぁ、ってあれ?

おれっちだけ、変わっていない?」

 

同時にバイスも構えるが、なぜか以前と変わらない姿に疑問に首を傾げる。

 

『悪いけど、そのバリッドレックスゲノムは今の所、一輝君専用なんだ。

という事で、バイス、君はお預けだ』

 

「えぇ、嘘でしょ狩ちゃんのケチ!!」

 

バイスの疑問に答えるように、通信してきた狩崎に対して、文句を言う。

 

しかし、そんなバイスの言葉を無視するようにネフィリムとクフ・クリスパーは一輝に襲い掛かる。

 

それに対して、一輝はその2人の攻撃を軽く受け止める。

 

「なっ、あの2体の攻撃を」「軽く受け止めやがったっ」

 

同時に一輝はそのまま流れるように、2体を蹴り飛ばした。

 

「もぅいいもん。

 

だったら、おれっちはこれで」

 

そう言いながら、バイスは地面に転がる氷の卵の殻を手に持つ。

 

「えーっと殻うーぉ行けるぜこれ!!ヨッシャァ!はい糊をくっつけまして…」その言葉と共にバイスは何時の間にか手に持っていた氷の卵の殻を接着剤で付け始めた。

 

「おい、バイスっ何をふざけた事をっ」

 

そう言っている間に、Dr.ウェルは何時の間にか召喚した蛸型ノイズで襲い掛かる。

 

しかし、一輝はその触手を軽く掴む。

 

すると、その触手から徐々に凍り初める。

 

「はぁ」

 

その光景に何が起きたのか分からず困惑するDr.ウェルを余所にノイズは瞬時に凍らせ氷像へと変える。

 

それと共に一輝は軽く腕を振るうだけで、蛸型ノイズは一瞬で砕け散った。

 

「氷だとっ」

 

「ふざけるなぁ!」

 

同時にDr.ウェルは次々とノイズを呼び出すが、一輝が地面に触れると地面を通じて、地上にいる全てのノイズを氷像へと変わり、砕け散る。

 

「よっしゃぁ!

 

おーい、一輝ィ!出来たよ!これ凄くない!?凄くない!!」

 

「バイスいい加減にって、えぇ?!」

 

先程までふざけていると思っていたのかクリスはバイスに目を向ける。

 

しかし、バイスの手に持っていた物に驚きを隠せなかった。

 

氷の卵の殻を組み合わせ、まるで恐竜の顔を思わせるその盾に驚きを隠せなかった。

 

「接着剤で、作れるのかっ」

 

それは翼も同様だったが、一輝はそんなバイスを見ると

 

「行くぞ、バイス!」

 

「任せろ!」

 

バイスとハイタッチすると同時にクフ・クリスパーとネフィリムに向けて、共に走り出す。

 

「っ!!」

 

クフ・クリスパーはすぐに手から光弾を作り出し、2人に向けて放つ。

 

しかし、バイスが一輝の前に立ち、その手に持った盾、バリッドシールドで光弾を防ぐ。

 

それはとても接着剤で作り出したとは思えない防御力で攻撃を防ぎ、そのままネフィリムをバリッドシールドで殴り飛ばす。

 

一方の一輝はそのまま、宙に飛ぶクフ・クリスパーを両手で掴み上げると、勢いよく投げ飛ばし、地面に叩きつける。

 

「ぐぅ」

 

それと同時にクフ・クリスパーは再び光弾で攻撃を仕掛けるが、一輝は丁度背中にいたバイスと交代するように回る。

 

「そんなの、無駄無駄無駄ぁ!!」

 

すぐにバイスはバリッドシールドで攻撃を防ぎ、一輝は正面にいるネフィリムを蹴り飛ばす。

 

互いに姿が見ていないはずの一輝とバイスだが、その息の合った連携はネフィリムとクフ・クリスパーを追い詰めていく。

 

「クソがっ!こんな奴らにぃ!!」

 

「悪いが、今の俺達は」

 

「あぁ、おれっち達は」

 

そう言いながら、バイスはクフ・クリスパーの顔面を掴み、そのまま持ち上げると、思いっきり地面に叩きつけた。

 

「「最強のコンビだ!」」

 

それと共に一輝はそのままネフィリムの後ろに回り込み、クフ・クリスパーに向けて、蹴り飛ばす。

 

「さぁ、バリッと決めるぜ!」

 

【バ・バ・バリ!バ・バリ!バーリバリバリ!バリッドレックス!フィニフィニフィニッシュ!】

 

リバイスドライバーから鳴り響く音声と共に一輝の足に冷気が集っていく。

 

同時に走り出し、クフ・クリスパーに向かって飛び上がると、右足を突き出した。

 

氷の鎧に覆われた右足はまるで巨大なティラノサウルスの頭部を模したような姿になり、それをクフ・クリスパーとネフィリムに向け、放った。

 

「っ」

 

すぐにネフィリムは本能で察したのか、その場で逃げだそうとするが

 

「おい、逃げようとするなよっと!」

 

そのネフィリムに向けて、バイスがバリッドシールドを投げつけ、動きを止める。

 

それと共にクフ・クリスパーとネフィリムに向けて、一輝は跳び蹴りを放つ。

 

同時に2体はぶつかり合い、爆発が起きる。

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