戦姫絶唱シンフォギアRevice   作:ボルメテウスさん

33 / 43
蘇る悪魔

フィーネが起こしたと思われるツリーの襲撃事件。

 

それを解決する為に二課とフェニックスはすぐに向かっていた。

 

地上ではヒロミを初めとしたメンバー達が連携しながらノイズに対処を行いながら、屋内での救助活動を行う為に大二が潜入していた。

 

「むごいっ」

 

ツリー内部には、観光客と思われる人々の死体があり、時にはノイズによって灰に変えられた死体もあった。

 

油断を許さない状況の中でも、冷静に走る大二。

 

そんな彼の前に現れた人物。

 

逃げ遅れた大二は慌てて向かったが、その人影を見た瞬間、怒りへと変わった。

 

「フィーネ、まさかこの事態はお前が引き起こしたのかっ!」

 

そう言いながら、タワー内部に入った大二が目にしたのは、ナスターシャ教授を抱えて、走っていたマリアの姿だった。

 

シンフォギアを身に纏っている彼女を見ると共に、大二はすぐにツーサイドライバーを腰に巻き、バットバイスタンプを起動させる。

 

「ここで、仮面ライダーかっ」

 

マリアは片手でアームドギアを手に持ち、構える。

 

「変身!!」

 

【Precious!Trust us!Justis!バット!仮面ライダー! ラ・イ・ブ!】

 

それと共に、大二はライブへと変身すると共に、手に持ったライブガンを構え、真っ直ぐとマリアに向けて引き金を引く。

 

同時にマリアはマントで自身を包み込み、その攻撃を弾き返す。

 

白い弾丸はマントによって、跳ね返されながらも、ライブはそのまま近くの壁を走り、再びマリアに向かって走り出す。

 

それを見越して、マリアもまたマントを翻して、自身の武器であるアームドギアでライブに向けて突く。

 

「くっ!」

 

その攻撃を、なんとか身体を翻す事で避けるライブは、そのままマリアから離れるように駆け出し、マリアもそれに付いていく。

 

そして二人はタワーの通路を走る中、互いに戦い合う。

 

マリアの鋭い突きに対し、ライブはその攻撃を避け、時にはライブガンで打ち返しながら、カウンター攻撃を仕掛けていく。

 

走りながらも、ライブは戦闘を有利に進める為に、マリアから離れる為に牽制するようにライブガンで攻撃を行う。

 

そんなライブに対して、マリアは冷静な表情を浮かべたまま、攻撃を捌き続ける。

 

しかし、それはあくまでマリアの狙い通りの行動であった。

 

マリアは、わざと敵の攻撃を受ける。

 

そして、その隙を突いて、ライブの懐に飛び込んだ。

 

「ッ!?」

 

「もらったぞ!」

 

【コング!】

 

だが、ライブは腰にあるコングバイスタンプを取り出し、起動させ、ライブガンに装填する。

 

【仮面ライダーライブ!コング!】

 

その音声が鳴り響くと共に、ライブは襲い掛かるアームドギアの攻撃を受け流す。

 

「なっ、この力はっ!」

 

先程までのバットゲノムから一変。

 

パワー重視にした姿、仮面ライダーライブ コングゲノムへと変わる。

 

コングゲノムに変わった事で、先程までのバットゲノムに比べて、スピードは下がった。

 

しかし

 

「はぁ!!」

 

「なっ!」

 

ライブはライブガンの引き金を引く。

 

その威力は先程までの弾丸に比べても高く、マリアがマントで防御しても、後ろに大きく吹き飛ばす程の威力だった。

 

「くぅ……なんて馬鹿げた威力だ」

 

「ここで、仕留める!!!」

 

そう言いながら、ライブは追撃を仕掛ける。

 

それと同時にマリアは再びマントを広げて自身を覆う。

 

すぐにライブガンを放つが、その一撃はマリアには当たらなかった。

 

「なにっ」

 

見ると、先程までいたマリアのいた所には、床には大きな穴が空いていた。

 

「このまま、やらせるか!!」

 

すぐにその後を追おうとするライブ。

 

そこには

 

「未来ちゃん!」

 

マリアの前に知り合いである未来がいた。

 

「っ!」

 

一瞬の油断。

 

それがライブの命取りだった。

 

マリアはすぐにアームドギアとなる槍の矛先を展開し、エネルギーを開放する砲撃を行う。

 

「っ!」

 

ライブはそれに対して避ける事が出来ず、直撃し、壁に叩きつけられる。

 

「ガハッ!」

 

その衝撃により、変身が解けてしまい、倒れ込んでしまう。

 

「っ」

 

不意打ちのような攻撃。

 

それには、マリアは思わず、手を強く握り締める。

 

「私はっ「はぁ」っ!」

 

そう、悔しがるような思いと共に俯くマリアと共に聞こえた声。

 

見ると、そこには先程まで倒れていた大二が立ち上がっていた。

 

「良いねぇ、久々のシャバの空気は」

 

その雰囲気は先程までの雰囲気とはまるで正反対だった。

 

何が起きているのか分からず、困惑するマリアとは裏腹に、未来はその大二を見たことがある。

 

「カゲロウっ、大二さんの中にいる悪魔っ」

 

それは、ルナアタックの時に、一輝と敵対していた悪魔。

 

激闘を繰り広げ、大二の中に封じ込められていた悪魔がマリアの一撃によって、再び目覚めてしまった。

 

「くくっ、良いねぇ、面白いじゃないか。

 

こういうのはなかなかに」

 

そう言いながら、カゲロウは

 

「変身!」

 

【仮面ライダーエビル!Yeah!Haha!】

 

その姿を仮面ライダーエビルへと変わる。

 

「ここで戦うつもり」

 

「それも良いけど、もっと良い提案があるぜ。

 

なぁ、フィーネ、俺を仲間にしないか」

 

「なんですって」

 

その提案はマリアにとっては予想外だった。

 

「このままあいつらの所に行っても、またお人好しの大二に戻されるだけ。

それじゃ、あいつを倒せない。

だったら、ここはお前達と手を組むのが得策だ。

お前達だって、戦力が増えるのは、良い事だろ」

 

それはまさに悪魔の誘いだった。

 

確かに、現状フィーネはマリアを含めて戦えるシンフォギア装者は3人。

 

ノイズを自在に操れるソロモンの杖があるとはいえ、二課には立花響を初めとするシンフォギア装者が3人に加えて、仮面ライダーが5人いる。

 

その現状を打破する可能性があるカゲロウの誘いはマリアにとっては魅力的だった。

 

しかし、同時にカゲロウが裏切る可能性もある。

 

悪魔を信頼しても良いか悩むが

 

「分かった。

あなたと手を組むは、カゲロウ」

 

「良いねぇ、そうこなくちゃ」

 

マリアの言葉に大二の顔をした悪魔は笑みを浮かべる。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。