戦姫絶唱シンフォギアRevice   作:ボルメテウスさん

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裏切っても、信じ

フロンティア。

 

その内部では様々な思惑が重なっていた。

 

そして、そこで行われているのは、一つの戦いだった。

 

「まったく、面倒な事をしてくれる」

 

「ぐっ」

 

それはかつてのフェニックス司令官であり若林。

 

そんな彼と相対しているのはクリス。

 

2人は確かに裏切り者であるはずだが、戦いが行われている。

 

「狙いはソロモンの杖か。

 

だが、そんな事、私達が分からないとでも思っているのか」

 

「だったら、なんだ」

 

その言葉と共にイチイバルを若林に向ける。

 

だが、既にオリビアンに変身していた若林はその攻撃をかわしながらクリスへと接近する。

 

「貴様は邪魔だ」

 

その言葉と共にオブリビリアンがクリスに向けて振り下ろそうとしていた。

 

だが

 

「はあぁぁ!!」

 

そんなオリビアンを殴り飛ばす影。

 

それは仮面ライダーリバイへと変身した一輝。

 

「一輝」

 

「大丈夫だったか、クリス!」

 

そう言いながら、クリスの方を見る一輝。

 

だが、クリスは罪悪感からなのか、目を向ける事ができなかった。

 

「なんで、ここに、あたしは」

 

「そんなの、クリスが困っているからに決まっているだろ」

 

当然のように言う一輝の言葉にクリスは驚いたような表情を浮かべた。

 

「困っているって、あたしはお前達を「知っているからだ」っ」

 

「これまで、クリスが誰かの為に戦っているのを、俺は知っているから。だから、俺も一緒に戦うんだ」

 

そう言って構えを取る一輝に対して、クリスは思わず顔を伏せてしまう。

 

(ああ……やっぱりこいつは)

 

自分は見捨てられてもいいとはずの人間なのに、それでも自分を信じてくれている事にクリスは嬉しさを感じていた。

 

「あれぇ、もしかしてクリスちゃんってばぁ」

 

「なっ」

 

そんなクリスを見ていたバイスはにやにやしながら見ていた。

 

その事に気づいたクリスは顔を赤くさせながら、バイスを見つめる。

 

「どうしたんだ、バイス?」

 

「ねぇねぇ、一輝ちゃん一輝ちゃん。

 

この子ってばぁ「バイス、てめぇは黙っていろ!」えぇ」

 

「うわっと!?」

 

バイスが何か言おうとした瞬間、クリスはバイスを掴み投げ飛ばした。

 

「おい、何やってんだよクリス」

 

「うるせー! こっち見るんじゃねーよバカ!」

 

「いや、でも」

 

「いいから行くぞ! あいつを倒すんだよ!」

 

そう言って走り出すクリスの後を追うように一輝もまた駆け出した。

 

そんな2人を見てバイスは溜息をつく。

 

「全くもう……まあいいか。今はソロモンの杖を手に入れる方が先だしぃ」

 

そう言いながらも、バイスは笑みを浮かべながらも、すぐにオリビアンに向かう。

 

「五十嵐一輝に、バイスか。

 

なるほど、あの方にある意味近い貴様達か」

 

「ある方だと?」

 

一輝はそのままオブリビリアンに向かって拳を振り上げる。

 

だが、オブリビリアンはそれをかわすと、そのまま一輝の腕を掴む。

 

そして、一輝をそのまま放り投げる。

 

だが、その先にいるバイスが立っており、そのまま巨大化した尻尾を一輝に向けて、振る。

 

「一輝!」「おうっ!」

 

バイスの尻尾を足場にした一輝は、そのままオブリビリアンを蹴り上げる。

 

その衝撃によって、オブリビリアンは大きく吹き飛ばされる。

 

だが、それを見た一輝はすぐに飛び上がり、空中にいるオブリビリアンに向けてオーインバスター50の銃口を向け引き金を引く。

 

だが、それよりも早く、オブリビリアンが手をかざすと同時に、無数の光線を放つ。

 

しかし、それらはクリスがイチイバルから放たれたエネルギー弾で撃ち落とす。

 

「っ」

 

「おらぁ!!」

 

それを好機と見た一輝はそのままオーインバスターを叩きつける。

 

だが、オブリビリアンはそれに合わせるかのように腕を振るった。

 

すると、まるで一輝の攻撃を防ぐかのようなバリアが展開された。

 

それにより、一輝の攻撃は完全に防がれてしまった。

 

「ちいっ」

 

「やはり、力が覚醒し始めているか」

 

「何のことだ。

 

というよりも、なんでフェニックスを裏切ったんだ!

 

ヒロミさんは、あんたを信じていたのに!」

 

一輝の言葉を聞きながら、オブリビリアンは笑みを浮かべる。

 

「裏切る?

 

それは違うぞ、この俺自身は初めから、既にこちら側なんだ。

 

お前と同じ」

 

「なんだか、よく分からない事を言い始めたぞ、こいつ」

 

オブリビリアンの言葉にバイスは首を傾げる。

 

「くくっ、今は分からなくても、その内、分かるさ」

 

「何をよく分からない事を言っているんだ」

 

【バリバリィアップ!My name is!仮面ライダー!】

 

それと共にバリッドレックスゲノムへとゲノムチェンジした一輝はそのままオブリビリアンに殴る。

 

氷の力を身に纏った一輝の一撃は、オブリビリアンの身体に亀裂を入れた。

 

だが、それと同時にオブリビリアンは一輝の肩に手を置くと、そのまま押し返すようにして殴り飛ばす。

 

同時に、その衝撃によって一輝の手からオーインバスターが落ちてしまう。

 

「「はあぁあっぁあ!!!」」

 

一輝とオブリビリアン。

 

互いに叫びながら、フロンティアの壁を突き破り、外に出る。

 

2人はお互いに距離を取りながら、睨み合う。

 

建物の外へと出た2人の戦いは、もはや誰にも止められない。

 

フロンティアの地表へと飛び出ると共に、睨み合う。

 

睨み合う最中、地表から出てきたのは、ネフィリムだった。

 

「こいつはっ」

 

「くくっ、面白い事になったじゃないか」

 

その言葉と共にオブリビリアンの身体には、ネフィリムと共に次々とバイスタンプが飛び込んでいく。

 

「あれは」

 

【ヒミコ】【クフ】【エジソン】【レオニダス】

 

その音声と共にオブリビリアンの身体に押し込まれるのは、クリスパーバイスタンプだった。

 

そのオブリビリアンの身体の各部にはクリスパーの特徴が埋め込まれていた。

 

「さぁ、最後の戦いを始めようか」




「おれっちの完敗だぜ」
「らぶぅ、雑魚」
「おい、これは一体どういう事だ。
なんで私がこんな投票に入っているんだ!!」
「えぇ、だって、キャロルちゃんってば、マスコットじゃないのぉ」
「ラブ、ちゅき」
「この糞悪魔共殺す!!」

アンケート結果
仮面ライダーリバイス マスコット投票
(13) バイス
(27) ラブコフ
(2) ノイズ
(0) ネフィリム
(13) キャロル
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