かつてフロンティア計画の中心であり、可能な限り多くの人々を守ろうと
月の軌道を元に戻す為の方法を見つけ、それを疎んだウェル博士の手によって月へと飛ばされて、そのまま命を落としたナスターシャ教授。
その遺体を回収し、地球へと帰還しようとしていたスペースシャトルがシステムトラブルから機能不全に陥ってしまう。
このままでは機体は燃え尽きるか地表に激突するかしかない。
これを回避するべく、響達が動き出す。
「聞こえますか、一輝君」
「えぇ、勿論!」
そう言いながら、スペースシャトルに直接乗り込む事ができた響達の位置を確認しながら、プテラゲノムへと変身している一輝達。
その先にあるだろう障害となる物に向かって飛ぶ。
「それにしても、これを試すとはね」
そう言いながら、一輝が取り出したのは、新たなバイスタンプ。
「狩崎さんが試してみたいと言っていたからな。
何よりも、今回の作戦には丁度良いからな」
「それじゃ、行くぞ!
五十嵐家、ファイト!!!」
一輝のその一言と共に、バイスに乗っていた大二とさくらはロケットに向かって飛び降りる。
「さくら、作戦は分かっているな」【バッファロー】
「そんなに心配しないの!」【ハシビロコウ】
それと共に各々が新たなバイスタンプを起動し、そのままベルトに挿入する。
初めに動いたのは、さくらだった。
【リバディアップ!Ahハシビロコウ!ダダダダーン!】
刃の付け根部分にラブコフの目が備わった鎌になり、そのままさくらは構える。
「切歌ちゃん秘伝!
キル・ジェリエット!!!」
その言葉と共に手に持った鎌を大きく振り上げると共に、鎌の刃部分を分裂させブーメランのように投擲して、スペースシャトルの前にある木々を次々と切り裂いていく。
それにより、スペースシャトルの前にあった木々は次々と切り裂かれていく。
【仮面ライダーライブ!バッファロー!】
そして、次に来る石版に対して、大事がバッファローゲノムへと変身し、その弾丸で次々と砕いていく。
スペースシャトルの前に次々と迫る脅威が塞がれている中で
「あれはっ、村っ」
見えたのは、村だった。
このままスペースシャトルが村で爆発すれば、大惨事は免れなかった。
「お待たせしました、真打ち登場だぜぇ!!」
「響ちゃん!!」
だが、その中で聞こえた声。
響は上を見ると、一輝とバイスが上空で飛んでおり、彼女の傍まで迫る。
「あれで決めよう!!」
「はいっ!」
同時に響はそのままバイスの上に乗り込み、そのまま村の付近まで一気に飛ぶ。
【バディアップ!トリプルホーン!トリッキーバトル!トリケラ!目覚めろ!三角竜!】
鳴り響く音声と共に、その姿をまるでトリケラゲノムへと変身した一輝とバイス。
2人は同時にリミックスを発動させ、合体し、リミックストリケラに変身し、そのまま響は彼らの上に乗る。
「はあぁぁぁ!!!」
リミックストリケラの突進力とガングニールの力が加わった事で、その突進力は増し、そのままスペースシャトルを受け止める。
地面を削りながらもシャトルを押し返す。
「「「はあぁぁぁ!!!」」」
響達3人は雄叫びをあげながら、スペースシャトルを押し返していく。
やがて、スペースシャトルの勢いが止まり、なんとか止まった事に安堵する一同。
「ふぅ、なんとかなったか」
そう言いながら、3人は地面に倒れ込む。
「本当にこいつらは」
「馬鹿なんだからな」
ゆっくりと呆れたように笑みを浮かべる。
そんな彼らを見つめる一つの人影。
「過去の時代に来たのは良いけど、へぇ、あれがこの時代の悪魔の力を使う仮面ライダーかぁ」
ゆっくりと、まるで品定めをするように見つめる人影。
「興味深いわ。
特に、あの子」
そうして、クリスに手を貸して貰いながら立ち上がった一輝を見つめる。
「ペットにしたいわね」
その言葉と共に、手には蟻の絵が描かれたバイスタンプが一つあった。