でもこれは前半です。
クロコダインはゾンガロンと対峙していた
マァムは黒き花婿の怨念の嵐に遭い
ポップは魔瘴に飲み込まれそうになり
ヒュンケルはマアモンの前に倒れ
レオナはけがれの大蛇に襲われる
万事休すの瞬間だった
「レンダーシア」から
同時に、その光から
竜の咆哮は全土に響き渡った
そして上空には巨大な
オーガはその光を強者との出会いと感じ、咆哮は新たなる戦の幕開けだと叫ぶ。
ウェディはその光を新たなる出会いを感じ、咆哮は恋心と闘志を昂りを感じた。
プクリポはその光を最高の瞬間であると感じ、咆哮は新たなる伝説の誕生と感じた。
エルフはその光を伝説の瞬間を目撃したと感じ、咆哮は歴史と格の圧を感じた。
ドワーフはその光を感嘆と更なる高みと感じ、咆哮は失われた心と魂を呼び起こされたと感じた。
窮地に立たされた使徒と転生者たちの命と運命を救ったのであった……
「なっなんだこの光は!?」
「なんだ……!?
この竜の雄叫びのような声は……!?」
クロコダイン達は、謎の光と咆哮に驚いていた。
「ど……どういうことだ……!?
我の身体が、くずれてゆく…………!?
まさか、この光は……今の咆哮は!?
それに、
…………っ!!!!!!
そうだ…………
おのれ……おのれぇ……!!
おのれぇぇぇぇ!!!!
竜の騎士ぃいいいいいいいい!!!!!!」
悪鬼ゾンガロンは光にあてられ、咆哮に響いて身体がくずれ、封印されたのであった……!!
「ジ……ジーガンフ!!」
「マイユ……?
オレは、オレは何を??」
「なんだったんだ、あの光は?
それに、今の竜のような……」
その時、マイユたちは
「何……あれ!?」
「なんだ!?」
「あっあれは……まさか!?」
そして、クロコダインたちも……。
「あれは!?」
「あれって……!?」
「まさか……あれは!!?」
上空に浮かぶ巨大な紋章、それはクロコダイン……否、それはかつてダイと共に旅と戦をしてきた者たちが見れば驚愕の光景であった。
「あれは……
「竜の紋章だとっ!?」
「っ! おっさん、知ってんのか!?」
「……まさか!?
今の光が勇者覚醒の証なら、今の咆哮は……!!」
クリフゲーンの
「クロコダインよ……」
「むっ?」
「お前たちが探している仲間とは、まさか……?」
「…………
そうだ、だがその前に質問がしたい」
「なんだ?」
「村王殿よ、まさかとは思うが
「…………察しの通り、我々は竜の騎士の伝説を知っている。
そして、悪鬼ゾンガロンが言っていた勇者覚醒の証のことも……」
チウとヒムは驚いた、異世界の住民が竜の騎士のことを知っていたことに……。
「この話は、ランガーオ村で話そう
竜の騎士のことと、お前たちのことをな……」
「そうだな、九死に一生を得た身だ
村に戻ってから話そう……」
「そうだな…………」
ジャンヌ(ミナコ)とクリフゲーン達とクロコダイン達は、峠を後にした。
おのれ……クロコダイン
おのれ……
いずれ、必ず……!!!
貴様らをこの手で葬ってやる!!!
その後、ランガーオ村に戻ったジャンヌ(ミナコ)とクロコダイン達は、ことの巻末と真相を話した。
2年前の大会の告白、マイユとの関係……
ジーガンフの心の闇を打ち明けたのだ。
そして、二人は和解した
アロルドとマイユは夫婦となった、ジーガンフは二人の立会人として彼らの門出を祝した。
その祝いに、クロコダイン達も参加していたという…………。
突然、光は暗雲を貫き差し込み
そして咆哮は嵐をかき消した。
それによって黒き花婿は禍々しい肉体から、元のウェディの姿へと戻った。
「なっなんだ!?」
ヒューザとマァム達は、驚いていた。
しかし、あの光と咆哮のおかげで九死に一生を得たのだ。
「ぼくは、いったい…………???」
「なっなに!?
なんかカッコいいやつになった!?」
「…………っ!
もしかして、きみたちがぼくを?
ぼくの名前は「レグ」。
みなさんに、あやまらなくては…………」
花婿の名前はレグ
慰霊碑に刻まれた花婿の名前だ。
「あなた達のおかげで、目が覚めた
ぼくは、あなたをむりやり
自分の花嫁にしようとしていた……
なんと詫びればよいのか……!」
「いいのいいの、正気になったんだから
……それより、アレ」
「……えっ?」
「あれよ、アーシク
あんたが拾った
元々この人たちのなんでしょ?」
「……ああっ!
そうだったね!」
アーシクは、貝がらを慰霊碑に戻した。
「……すまない、みんな
ぼくは、自分の心に黒い闇に包まれていたんだ……。
君の花嫁を、死んでしまったダーリアの代わりにしようとしていた……、許されないことをしてしまったぼくはもう……」
私は、ここにいます……
そこには、ダーリアがいた
幽霊の姿となって、現れたのだ。
「ダ……ダーリア?」
「…………行きましょう。
私たちは、私たちの行くべき場所へ…………」
レグは、ダーリアのもとへとかけった。
「ああ、ダーリア…………
まあ絶対に、離れないよ…………」
あなたと私 ふたりが出会った
あなたがくれた 小さな貝がら
日の光の中 美しく輝いて
これから ふたり
しあわせを
花嫁の歌声は、海の輝きの光と共に
新婚夫婦は天へと還った……。
「返し歌だ、ウェディの古い…………な」
いつの間に!?」
「いつの間にと言うか、ついたばかりじゃ。
まあ、それはともかく…………さっきの話じゃが、あれは花嫁が花婿に贈り物の礼として歌うものじゃ。
この貝がらは、レグという花婿が
花嫁ダーリアに贈ったものなのだ」
「それって、つまり……?」
「ボクらはレグさんの怨念に操られて
その貝がらを取っちゃったんだよね…………。
お供えものに、手を出したことなんか
これまで一度もなかったし…………」
「でも、そのおかげで
あの方たちは、もう一度
出会うことができたとも言えますわ。
だから、もう気に病まないで
私たちは私たちの幸せを
ふたりで探していきましょう、アーシクさま!」
「ありがとう、キール…………。
そうだね、ふたりで幸せになろう!」
「おいおい、ふたりとも……」
「あーもしもし? お二人さん?」
「そこから先は、結婚式でやってくれよ……」
「そうそう、それは村でしようよ?」
「あっ!!
えっと、だっ大丈夫?
ごめんねヒューザ、それにオリビア……
キールのために、ごめんね……」
「いいってことよ、嵐もおさまって花婿も花嫁と会えたんだからね?」
「そうだぜ?
このくらい、大したことねえが
またいいところをオリビアとマァムに
持ってかれちまったな」
「くさるな、ヒューザよ
おぬしが時間を稼いでくれたおかげで、オリビアたちが間に合ったのだからな。
さあ、村へ戻るとしよう
結婚式の準備を、急がねばならんぞ?
あの空が、それを物語っているのだからな?」
「はぁ?」
「えっ?」
「キール! あれ!」
「えっ?
……まぁ!!」
空には、大きな
「あれは、お前たちの結婚を祝ってるのかもしれんな?」
マァムは、驚愕していた。
空に浮かぶ巨大な竜の紋章に……。
(あれは……まさか!?)
それは、ある一人の少年が宿したものと同じものだった。
その後、村へ戻ったオリビア(ユミ)とマァム達は
アーシクとキールの結婚式を執り行った。
あるものは祝い、歌い
そして、彼らを祝福を祈った
その中には、マァムもいたという…………。
みんな、ごめんな? ポップ……
ダイのことを……
……あれ??
俺…………生きてるのか???
「…………って!?
何が、どうなってんだ!?」
「私にも何が起こったのかわからない、しかしこれだけはわかる……!
「えっ?
…………ああっ! あれはっ!?」
ポップ達が空に大きく描かれた紋章、それはポップ達が一番知っている紋章だった。
それは、かつてポップ達がかつて世界を救った英雄の紋章「竜の紋章」だった。
(まさか……!?
ダイ、この世界にいるのか!?)
ポップは確信する、この
「っ! そうだっ! みんなはっ!?」
「おおっ! リョウソウっ! ポップっ!!
無事だったか!!」
「ああっ! 無事だ!!」
キュウスケの無事を確認し、アサナギは空を見上げていた。
「魔瘴がかき消された…………
今の光は、今の咆哮はいったい…………???」
「……ああっ!?
世界樹が!?」
大地の亀裂から、世界樹の一部が大きな亀裂ができていた……。
「そんな…………!!
世界樹が………………!!!
生きろ…………、世界樹…………!
オリのチカラ…………全部、やるダワ!」
若葉の精霊は、自身の生命力を世界樹に分け与えた……!!
「若葉の精霊…………」
「心配するな…………、世界樹があるかぎり
オリは、死なないのダワ」
若葉の精霊は、世界樹と同化して
亀裂が治り、世界樹も生命力を取り戻した……。
「学びの庭へ戻ろう
ここで起こったことと、空のことを
イズヤノイ先生に伝えるんだ!!」
「あっああ、そうだな!!
今の光のこととさっきの
「そっそうだな……!」
「うむ、戻ろう!!」
リョウソウ(リュウ)達は、ツスクルの村に戻った。
世界樹で起きたことと、先の光と咆哮のことを話した。
しかし、ポップはその後
竜のような咆哮が響き合う中、大怨霊マアモンは消滅していた。
マアモンの消滅を確認したバギ(ゲンゴロウ)とラーハルト達は、勝利を確信した。
「これは……!?」
「助かったのか?」
「わからんが、それよりもヒュンケルの兄貴!!」
ラーハルト達は、ヒュンケルの元へ駆け寄った。
(俺は……助かったのか?
それに、
ヒュンケルは、不思議な声に驚くも
さらに驚く事実を体感する!!
「…………っ!!!?」
それは、ヒュンケル自身の
「ヒュンケル!?
おまえ、無事なのか!?」
「あっ兄貴!?」
「ああ……無事だ……!
だが、俺の身体は死んでもおかしくなかったはず……!?」
ヒュンケルの身体は回復していた、しかし完全ではないが
戦う力が回復していたのだ。
一方、ブロッゲンは光と咆哮に集中していた
「なんだってんだ……?
この真っ白い光と、竜みてぇな雄叫びは……???
オレたちは、助かったのか??」
「ふっふんっ!
ここがあんなバケモノつきの土地だなんて聞いてなかったわよ!
こんな場所が近くにある町にいたら、命がいくつあっても足りないわッ!
ムチェ! ブチャ! 行くわよ!!」
「へっへい!!」
「なんちゅう娘じゃ!
人の話を聞けばこんな大事には……」
「バギ、今はいい
今は助かっただけでも幸いだ……」
よくぞマアモンより
尊い命を守ってくれた…………
「この声は…………?」
鉱山に恵みを与えることもできずにいた。
だが、あの白き光と竜の産声…………
勇者覚醒の光と竜の騎士の誕生により、魔瘴は消え
我は、チカラを取り戻した。
これからはふたたび、この山神イプチャルが
鉱山に関わるすべての者たちを
見守っていくと、約束しよう。
だが、ゆめゆめ忘れるなドワーフたちよ!
欲望の牙は、おぬしらの心に
常に、ひそんでいることを…………。
「もしや、今のはこの地の?」
「やはり、山神イプチャルの加護が弱まっていたのは魔瘴の影響であったか…………。
そして、わしらを救ったあの白き光と竜の産声…………。
ついに伝説の勇者と古の竜の騎士が…………」
「バギ、それにお二人さん、ありがとな!
お前たちのおかげで助かったぜ!」
「…………そうであった。
そのことについても、話しておかねば。
三人とも、親方の家に戻るぞ。
お前たちに、話したいことがある」
「えっ? へぇわかりやした……???」
バギ(ゲンゴロウ)達は「戒めの地」を出た、ヒュンケルの容態を気にしながら鉱山から出たのだ…………。
谷の霧を貫いて白い光が差し込んできた
同時に谷全体に竜の咆哮が響いていた。
光と咆哮に驚いた大蛇は、悔しそうに穴に潜った
「今の……何??」
「私たち、助かったの??」
アベリア(フッキー)とレオナは呆然としていた。
「……!!
レオナさん! あれ!!」
「えっ?
……っ!!」
レオナとメルルは上空に見える
それは、自分たちが探している仲間の証にして証拠であった。
「あれって、まさか……!?」
「間違いないわ!!
ダイ君がこの世界にいるんだわ!!!」
竜の紋章を見て、大喜びをしていたレオナ
行方不明のダイが
「あっあのう……」
「んっ?」
「大蛇を退治したから、村へ帰ろう?」
「あっ、そうだったわね」
「プクレットの村へ帰って、ピリッポ君たちに伝えないとね??」
三人が村へ帰ろうと、谷から出た……。
「おーい!!!」
「ん??」
村へ戻る途中、一人のプクリポが現れた。
「あっあんたら、さっきの光と空のアレを見たか!?」
「えっ? 村の方も来てたの?」
「ああ、そうか……見てたなら話が早いよ、実はプディンのことを伝えに来たんだ!」
「えっ!?」
「プディン君に何かあったの!?」
「いやぁ、実はエイドスさまから呼び出しがあってな?
プディンは今エイドスさまのところにいるんだ!」
「へっ?」
「この話は、ピリッポからの話でな!
伝えに行った方が手っ取り早いからってことできたんだ!」
「そうなの!?
ありがとう!」
三人は急遽「賢者の隠れ家」に向かった。
そして、彼ら三人はのちの冒険の始まりであることを感じながら走っていったのであった…………。
彼らはアストルティアの
五大陸とレンダーシアを救う大冒険の幕がはじまろうとしていたのであった。
所々伏線臭いモノを書きましたけど・・・・
実は「アルスの仲間」と「使途たちのスタイル」を思いつきましてね?
それについては「冥王編」〜「レンダーシア編」で書きます。
ポップ・マァム・レオナ・ヒュンケル・クロコダイン・チウ・メルル・ヒム・ラーハルト達はガッツリと物語の人物としてやります!
そんでよ?
職業柄役割については、お楽しみにね?