DRAGON QUEST 竜の騎士と神々の世界   作:梟帥

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マァム達は「ソーミャ」という女の子と出会います。


護衛依頼

ジュレットの町

 

 

 

「はぁ〜! ここだとむっちゃ景色がいいじゃない!!!」

 

 

 

 大広場から町並みを見渡していた、多くの冒険者や町民たちの賑わい。

 

 一望一眼すればわかる平和な光景

 

 夏休みを過ごすならジュレットと言われるのも頷ける。

 

 

 

「ユミ? 私たちは遊びに来たわけじゃないのよ?」

 

「わかってるって! 

 

 でもここで泳ぐと気持ちがいいかもよ!」

 

「わかったわよ、それよりも「ソーミャの家」に行くわよ?」

 

「はーい」

 

 

 

 私たちはおばさんに頼まれて「ソーミャの家」に向かっていた

 

 何かあったらしく、様子を見に行ってほしいと頼まれた。

 

 

 

「う…………んと、あったかさは

 

 これっくらいで、いい…………よね」

 

「すみませーん?」

 

「お邪魔します……?」

 

 

 

 家に入った二人

 

 そこにはウェディの少女がいた。

 

 

 

「あの…………、あなたたちは誰?」

 

「えっと、ユミっていいまーす! 

 

 こっちはマァムって言いまーす!」

 

「ちょっと!?」

 

「お嬢ちゃんは、ソーミャなの?」

 

「えっ? …………。

 

 そう……よ。私、ソーミャ……。

 

 何か、ご用なの? 

 

 ここは私しかいないよ。

 

 オトナの人も、いないから」

 

「そう……みたいね?」

 

「…………私の家族は、もう

 

()()()しか、いないもの」

 

「?」

 

「私、これからでかけるの

 

 だから出てって」

 

「うっうん……?」

 

「…………そうだ。

 

 あなたが一人前の証を持ってるくらい、しっかりした人なら町長さんの所へ行くといいよ?」

 

「町長さんの家?」

 

「うん、なんだか強い人を探していたみたい。

 

 町長さんの家は、町の北東にある教会の向かって左側の家。

 

 そこが町長さんの家なの」

 

「ありがと、行きましょ?」

 

「うっうん……? 

 

(あの子、何をしていたのかしら?)」

 

 

 

 家を後にした私たちは、町長さんの家に向かった……。

 

 その後、おばさんにソーミャのことを一応話した

 

 家族がいないのは聞いていたけど、気になることがあった。

 

 

 

(あの子が言っていた()()……誰なんだろう?)

 

 

 

 どうも引っかかるけど、今は町長さんの元へ行こう! 

 

 

 

「はあ…………困ったなぁ……。

 

 ネコの魔物被害がこうも多いとは……」

 

 

 

 ジュレットの町の町長「ボーレン」は書類作業をしていた

 

 内容はネコの魔物被害によるものだった。

 

 冒険者や町民たちの被害報告

 

 行商者の襲撃等……。

 

 

 

「やれやれ……こうなると、()()に頼るしかないか……? 

 

 …………でもあそこは結構費用がかかるから……」

 

「旦那さま?」

 

「おっと? なんだい?」

 

「旅の方が旦那さまにお会いしたいと……」

 

「むっ? …………わかった」

 

 

 

 机の上に置いてあった書類を整理し、部屋を出た。

 

 

 

「初めまして、私はボーレン。

 

 このジュレットの町長だ

 

 今、この街は辺りをうろつく

 

 ネコの魔物どものせいで、ピリピリしているんだ」

 

「ネコの魔物?」

 

「それって、この間の街道の魔物たちのこと?」

 

「そうなのだ、その対策を考えるのに忙しいのだが……。

 

 何か用でもあるのか?」

 

「えっと、実は……」

 

 

 

 ユミたちはソーミャの紹介の話を町長に話した。

 

 

 

「……ほほう、ソーミャからか……。

 

 確かに、その子の言うとおり

 

 私が人を探しているのは本当だ。

 

 …………なるほど、君たちの強さなら信用に値できるな?」

 

「??」

 

「実は、やってもらいたいことがあってな

 

 町の者に、頼める状態ではなくて

 

 困っていたところなのだ。

 

 まず、君たちの名前を聞いておこう」

 

「あたし、ユミ」

 

「マァムよ」

 

「ユミとマァム……それが君たち二人の名前……。

 

 む……? ユミ? マァム?」

 

「そっ、あたしたちのことを知ってるよね?」

 

「……おおっ! ということは、娘の結婚式で

 

 シェルナーをやってくれたユイ君と、その手伝いをしたマァムか!」

 

「ピンポーン!」

 

「えっと、はいそうです……(汗)」

 

「はっはっはっ! 話はキールから聞いている! 

 

 なんでも、魔物にさらわれたキールを

 

 命をかけて、救ってくれたと…………!」

 

「いえいえ!」

 

「父として、礼を言わせてもらおう

 

 ありがとう、ユミ君。マァム君。

 

 また、君達の世話になってしまうが

 

 どうか、私の頼みを聞いてはくれまいか?」

 

「はい?」

 

「実は、となりの島にある「知恵の眠る遺跡」へ

 

()()()()が安全に行けるようにしてほしい。

 

 やってもらえるか?」

 

「良いわよ!」

 

「ユミっ!?」

 

「おおっ! やってくれるか! 

 

 …………そのある人物というのは

 

 私の所に来ている客人だ」

 

「客人?」

 

「??」

 

「失礼します、町長さん!」

 

 

 

 突如、一人の若者が入ってきた。

 

 

 

「おお、キンナー殿

 

 ちょうど良い所に!」

 

「???」

 

「町長さん、このお二人は?」

 

「おっと、紹介はしておかないとな? 

 

 ユミ君とマァム君だ、君の護衛(ガードマン)として悪くないだろ? 

 

 ……おっと、君たちは彼を見るのは初めてだったね?」

 

「ええ……」

 

「はい……」

 

「こちらは、「ヴェリナード城」から参られたキンナー殿だ。

 

 遺跡の調査員をしておられるのだ」

 

「遺跡の調査?」

 

「どうも、ヴェリナード王立調査団のキンナーと申します。

 

 お忙しいところすみませんが、私は急いで知恵の眠る遺跡へ行かねばなりません……」

 

「……えっと」

 

「説明しましょう!」

 

「うわっ!?」

 

「きゃあっ!?」

 

「知恵の眠る遺跡には、我々ウェディにとって

 

()()()()()が納められています! 

 

 ……ですが、ああなんということでしょう……

 

 その大切なものに、異常な兆候が見られました……! 

 

 もし! それが深刻な異常だったなら

 

 我々の未来が閉ざされるおそれがあるのです!」

 

「へぇ……」

 

「はっはぁ……」

 

「そこで! 私の出番なわけですが! 

 

 その遺跡の周りには、たくさんの魔物がいて

 

 近づくこともままならないのですよ…………」

 

「あぁ〜そういうこと?」

 

「そういうことなのだよ、そこで君たちというわけだ」

 

「なるほどね?」

 

「つめり、わたしたちの出番というわけね?」

 

「そう、君たちにはキンナー調査員を護衛して

 

 安全に遺跡へ行けるようにしてもらいたい。

 

 それにふさわしいだけの礼は約束しよう」

 

「本当ね?」

 

「それでは町長さま、私は準備がありますので」

 

「ん? 一緒に行かないの?」

 

「実のところを言いますと、()()()との打ち合わせがありまして、あなた方の後を追いますので、ご心配なく!」

 

 

 

 そう言って、キンナー調査員は町長の家を飛び出て走っていった……。

 

 

 

「……あのう、町長さん?」

 

「ん? なんだい?」

 

「遺跡のことなんですが、どうやって行けれるの?」

 

「ああ、そうだったね? 

 

 知恵の眠る遺跡は「ラーディス王島」にある」

 

「「ラーディス王島??」」

 

「そうだ、遺跡があるラーディス王島へ行くには

 

 町の南から出てミューズ海岸に行くんだ。

 

 後はそのまま南に行けば「カヌー乗り場」があるんだ

 

 そこからカヌーに乗っていけばいいんだ」

 

「ありがとう!!」

 

「わかったわ!」

 

「二人とも、頼んだぞ!」

 

 

 

 ユミとマァムは町長の家を出て、道具と衣装を整えて町を出た。

 

 




次回、オリキャラ登場回。
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