武器のイメージは鉄鞭とリボルビングライフルです。
ラーディス王島に上陸したユイとキンナー調査員達。
道中の魔物はユミとマァムとテスラ三人で倒しながら、目的地へと向かっていた……。
遺跡にたどり着いた一同、その風貌に魅入られていた。
「ここが、「知恵の眠る遺跡」……!」
「ええ、ウェナ諸島の「文明の基礎」と呼ばれています」
「文明の基礎?」
「その説明は現地調査員の方が詳しいでしょう?」
「……ええっと、この辺りの異常な様子は見当たりませんね…………?
もしかすると、奥の
「キンナー先生?」
「おっと! 失礼、遺跡の異常な様子はあるか確認していました。
でも、遺跡自体に異常はありませんでしたから、この遺跡の奥にある「波紋の音叉」の可能性が出てきました!」
「やはり、そうでしたか……」
「「波紋の音叉??」」
「私が説明しましょう!
この遺跡の奥には、先ほど申された「波紋の音叉」と呼ばれる大切なものが、納められているのです!」
「ふむふむ……?」
「お二人は、ヴェリナードの女王「ディオーレ」さまが唄う「恵みの歌」のことはご存知ですか?」
「いえ、全く」「私もです」
「なんとっ! ウェディの方々やアストルティアの人たちでも知られている「恵みの歌」を知らないのですか!?」
「まあ、知らない人がいるのも仕方がありませんね?
「恵みの歌」は、ヴェリナードの歴代女王様が唄われる歌なのです」
「歌?」
「ええ、はるか昔……600年前から受け継がれた歌として伝えられ、初代女王から現代の女王から伝わっておられております。
その歌を歌えば、
「ええっ!?」「そんなことができるのっ!?」
「はい! ですが、
「そうなんだ……」
「しかし今ではその恵みの歌は、ウェナ諸島の海域全てを清められることができ、野菜や果物等の作物と海域全ての魚と川の魚たち全てに守りの加護が与えられ、より美味しくいただけることができるのです」
「へぇ〜」
「そう! そして「波紋の音叉」はその恵みの歌を
「すごいじゃん!! それ砂漠や山間地でやるとめっちゃご利益あるじゃない!!」
「だから「恵み」の歌なのね……!」
「これより私たちが調査するのはこの遺跡の奥にある波紋の音叉に異常があるか無いかを調査することです。
恵みの歌の恩恵をなくしたウェナ諸島の大地がどうなるのかは、わかりますね?」
「そうだとしたら大変じゃない!」
「はいっ! だから私たちはこの遺跡に来たのです!
すぐに奥に向かいましょう!!」
こうして、ユイとマァムはキンナー調査員たちと一緒に遺跡の奥へと向かった……!
音叉の間にたどり着いた一同、波紋の音叉を見て二人は驚いた。
「はぁ……!」
「おっきぃ……!
これが、「波紋の音叉」……!」
海面には光の河の輝きが発していた
それによって音叉は威厳を引き出していた。
「これが、波紋の音叉……!
名前は聞いていましたが、実物を見られるとは……!」
「テスラ先生!
感心してる場合ではございませんよ!
異常があるか、それを調査しに来られたんですよ!」
「おっと、失礼
さて、異常はありますかな……?」
テスラが調査中のその時
発光していた音叉が機能を止まったかのように光が消えてしまった!!
「あっ!」
「音叉の光が!?」
「ややっ! これはいけません!!」
「これはっ!?」
テスラとキンナーは急ぎ音叉の調査に当たった!
「…………はぁ、そういうことでしたか。
キンナーさん、
「はい! ですが、急ぎでしたから数が少ないです……!」
「そうですか、となると
とはいえ、今あるもので先に直しておきましょう?」
テスラはキンナーから渡された素材を使って手際よく修理作業に当たった!
「はぁ……あのテスラって人、職人みたいに手際がいいね……!」
「確かにすごいわね……!
…………ところで、何かあったのですか?」
「あっ、はい! テスラ先生が作業してる間に説明しましょう!
波紋の音叉の異常の原因は、音による振動波を増幅させる部品の「結晶牙」が劣化していたのです!」
「劣化?」
「それって、経年劣化?」
「はい! こんなこともあろうかと、いくつかは結晶牙を持ってきてはいましたが……。
実は、1本だけ足りなかったんです」
「えっ?」
「それじゃあ……」
「ですが、ご安心してください!
結晶牙は、幸いにも
「えっ、それって……?」
「さっき、
それって……?」
「はい、お二人には申し訳ございませんが……。
遺跡に戻って、結晶牙を1本手に入れてきてくれませんか?」
「やっぱりね……」
「現地調達の話が出てきたんだから、そうなるだろうとは思っていたわ……」
「結晶牙は、この遺跡に出現する「デスマエストロ」という
「よし、今ある本数分を済ませましたよ?」
「ああっ! テスラ先生!
ちょうど作業が終わったんですね!」
「経年劣化の物と取り替えるだけの単純作業ですよ?
何もそんな難しい作業でもありませんよ?」
「テスラさん、私たちこれから……」
「現地調達の話をしていたんですか?
……まあいいでしょう?」
「テスラ先生! 私はここで待っていますから、よろしくお願いします!」
「やれやれ……私は技術職人なのに、いつ戦闘員になってしまったのでしょうか……?」
ユミ・マァム・テスラの三人は遺跡へと向かった……。
そして、デスマエストロが屯っている場所に着いた。
「さてと、やりますか?」
「OK!」
「いつでも良いわ!」
ユミたちはデスマエストロとの戦闘を始めた!
「えいっ!」
「はぁっ!」
(なるほど……中々の攻撃の手速さと手数の多さですね)
ユミとマァムの素早く手数の多い攻撃に感心していたテスラ。
「おっと、見惚れてる場合ではございませんね!」
テスラは鉄鞭を振るってデスマエストロと戦っていた!
その戦う姿は
「すごい……!」
「何が「戦闘員じゃない」のよ!?
ヘタしたら敵十人近く倒せる実力者じゃない!?」
デスマエストロは呪文を唱えた!
「!」
テスラはその呪文の攻撃を避けた!
「テスラさん!」
「大丈夫です!
さて、
テスラは背負っていた
「っ!?」
「それは……!?」
「さて、やりますか……!」
小銃のシリンダーを「赤色」に
「メラブースト!」
炎の弾丸が放たれ、大爆発を起こした!
「嘘ぉ!?」
「なんで……!?
それって
どうしてあなたが!?」
「おや?
「知ってるも何も!
それ昔私も使っていた武器なんです!」
かつてマァムも「
しかし、マァムが使っていた銃のモデルは「中折れ・単発」であったが。
対しテスラが使っている銃のモデルは「
「なるほど、前使っていたけど壊れてしまった……。
ですがあなたの場合は格闘センスがあったから「武闘家」になったと?」
「ええっ、でもまさか魔弾銃を使っている人と出会うなんて思わなかったから……」
「いえ、むしろ私も同じですよ?
まさかあなたが昔使っていたことに驚きましたよ?」
「あの〜? 話は戦いの後にしません!?」
ユミはデスマエストロと戦いの最中だった。
「おっと失礼、下がっていてください
テスラはシリンダーを回して「黄色」の弾倉に変えた。
「イオグレネード!!」
イオの弾丸が放たれ、着弾地周辺からイオの爆発が起こった!
デスマエストロはその爆発に巻き込まれて吹き飛び、消滅した。
「すごい……!!
その魔弾銃は
「まあ、そうですね……。
でもこれはまだ
「…………へ?」
「……おや、私何か言いました?」
「……あの、それ
「えっ? ……そうですけど、何か?」
テスラの衝撃的な発言に、二人は驚きを隠せなかった……。
「これでもまだ取り扱いが難しくて…………。
特に引き金の重さと持ち方に問題がありまして……」
「それでも難あり!?」
現在テスラが使っている魔弾銃……。
曰く「安全性難あり」らしい。
「やはり、回転式は扱いやすいが……。
魔法を使う度に衝撃と予熱と冷え込みが問題ですね……!」
「はぁ…………!?」
「おーい、「結晶牙」あったよー?」
「おや、見つけたのですか!」
「その話は仕事終わりでいいから、早くキンナーさんの元へ戻ろ?」
「そうですね、
「結晶牙」を手に入れ、三人は「音叉の間」へと戻った……。
「あっ、みなさん!
どうです? 「結晶牙」は手に入りましたか?」
「もちっ!!」
「結晶牙」をキンナー調査員に渡した!
「おおっ! さすがです!
これさえあれば音叉を修理ができます!
ありがとうございます!」
「結構ですよ?
あとは、本職のあなたに任せますよ?」
「はいっ!」
キンナー調査員は修理作業を始めた!
「修理の間、おヒマでしょうから
この遺跡のあらましでも説明しましょう」
「この遺跡の?」
「はい、かつてこの遺跡は17代前のヴェリナード国王ラーディスが造ったと言われており、神殿としての役割を持っていたようです」
「へぇ〜?」
「ラーディス王は、王位を
その一生を、この神殿の建造に捧げたと
伝えられていましてねえ」
「……えっ?」
「ラーディス王は、ヴェリナード史上の数少ない男の王で、それ以降は男の王様は出ていませんね?」
「はい、事実は知りませんが……。
波紋の音叉を守るため、あえてこのような所に神殿を造ったということなのですが…………。
それだけのために、こんな大がかりな建物を命がけで造ったとは私には思えません」
「それが、この神殿の謎なんですよ」
「神殿の謎?」
「この神殿には、未だに解明されていない謎があるんです。
この神殿は
「はい、テスラ先生のおっしゃる通り
この神殿は、何か
「そうなんだ……」
「ラーディス王を最後に、以降ヴェリナードの王は女性が務めるようになった……。
これが何らかの関連性があると言われているらしいです」
「はぁ……」
そうして、数分経ち……。
「これで…………よし…………!!」
「終わりましたようですね?」
「はい、お待たせしました
修理は終わりましたよ」
その時、音叉にわずかに輝き始めた!
「おや、よかったですね?」
「えっ?」
「おお、ギリギリで間に合いました!
女王ディオーレさまが、恵みの歌を
唄いはじめましたようですよ!」
音叉から恵みの歌が流れ、海面が光り輝いた!
「ほら、見てください!
恵みの歌のチカラで、周りの海水に
聖なる守りが与えられていきます!」
「これが……!」
「きれい……!」
「これで、ウェナ諸島の海は荒れることなく
海の幸にも恵まれるのです」
「そうなんだ……」
「ふう…………。
修理がうまくいって、私もやっと肩の荷が降りましたよ」
「そうですか、それはなにより……」
「これもすべて、お二人と先生のおかげです
本当にありがとうございました!
私は先に、ジュレットの町へ戻ります。
お礼はそちらでしますから
みなさんも、すぐに来てくださいね」
こうして、遺跡での冒険を終えて
私たちはジュレットの町へ戻った……。
しかし、テスラはというと……
「お礼は結構です、私はこれから仕事がありますので
いつかの機会で、またお会いしましょう」
そう言って、テスラはジュレットの町を去った……。
「…………そうか、テスラ先生はそう言ったのか……」
「先生のお言葉であれど、仕方ありませんね?
では私は、別の調査が待っているので
急いで、ヴェリナード城へ帰らなければなりません。
お礼は、町長さんにあずけておきました。
では、これにて失礼します」
キンナー調査員は、そう言ってヴェリナード城へと戻っていった……。
「では、君に礼を渡そう
テスラ先生の分は配達に渡しにいってるから、君たちの分は私からの分も上乗せしておいたぞ」
報酬の1000ゴールドを手に入れた!
「…………あのぅ?」
「むっ? 不満そうな顔だな?
この報酬分では、足りないというのか?」
「えっと……実は……」
ユミとマァムは「キーエンブレム」が欲しいと打ち明けた……。
「…………ふむ、そうか。
君はキーエンブレムが、ほしかったのか」
「はい!」
「そうか……だが、いくら町長である私の頼みとはいえ
人の手助けをした程度で、キーエンブレムを与えることはできん……」
「えっ……?」
「本来、キーエンブレムは
「町一つを救う……?」
「……でも、この町は
「ふふ、だろうな?
実は……」
その時! 町長の家に慌ててやってきた住民が現れた!
「っ!」「!?」
「なにごとだ!?」
「たっ大変だ、町長!!
町の中に
「えぇっ!?」
「なんですって!?」
「なっ!? それはどういうことだ!?」
「詳しい話は
あいつがネコを!!」
「なんだって!?
ソーミャとネコに、何の関係があるんだ!?」
「それは家に来てから話す!
とにかくソーミャが大変なんだ!!
早く来てくれ!!」
「わっわかった! 二人も、ソーミャの家まで来てくれ!!」
そして、
テスラの戦闘回&前半(遺跡)完了
次回は何が起こったのか?
それについて語ります!
p.s
テスラの銃は「未完成」だから、完成形が主要武器になります。