DRAGON QUEST 竜の騎士と神々の世界   作:梟帥

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マァム回完了回です。


青のキーエンブレム

ネコの魔物騒動の解決は町中に知れ渡った。

 

 ユミとマァムの活躍は町の人たちの話題になっていた

 

 町長の一人娘の結婚式でシェルナーをしていたことや、マァムと一緒に花嫁を攫おうとした魔物を退治したこと。

 

 そして、今回のネコの魔物を親元へ返したことも話題になっていた

 

 

 

 ユミたちは町長の家の元へ行った……。

 

 

 

「おおっ! 君たち!」

 

「町長さん!」

 

 

 

 ユミたちは子ネコを親元へ返したことと、猫島で起きた騒動の全てを話した…………。

 

 

 

「そうだったのか、それは災難だったな

 

 だが、君たちのおかげで近隣の海岸にネコの魔物たちはいなくなったのだ! 

 

 それだけでも町のみんなもひと安心できるよ!」

 

「カンちがいすんなよ、町長。

 

 あのチビネコを見つけられてから、あいつらはこの街に来ることはないだろうけどな。

 

 あいつらはしょせん魔物なんだぜ」

 

「確かにな、だがそのおかげでネコの魔物たちがいなくなっただけでも私にはありがたいのだよ。

 

 このジュレットに住む人々に安心と安全を与えるのが町長たる私の役目なのだからな」

 

「ふーん、そりゃご立派なことで……」

 

「ユミ、そしてマァムよ。

 

 君たちのはたらきは実に見事だった。

 

 まさに我が町のキーエンブレムを与えるのにふさわしい! 

 

 さあ、受け取るがいい! 

 

 私の名において、この青のキーエンブレムを!!」

 

 

 

 

 

ユミたちは「青のキーエンブレム」を受け取った! 

 

 

 

「やったぁ!!!」

 

「これが、青のキーエンブレム……!」

 

「もちろん、君にもだ。

 

 さあ受け取ってくれ、ヒューザ君」

 

「…………いらねえ」

 

「なに? しかし、このキーエンブレムがあれば

 

 他の国でも信頼を得やすい。

 

 持っていても損はないと思うが…………」

 

「オレはそんなもんには頼らない

 

 自分のチカラで人に認めさせてやる。

 

 レーンの村を出たとき、そう決めたんだ

 

 それに今回活躍したのは()()()()だ、オレ自身のものじゃない」

 

「ヒューザ……」

 

「そうか…………、ならば無理にとは言わない

 

 君の好きにすればいい」

 

「ユミ、マァム。付き合ってくれてありがとよ

 

 オレはちょっと寄るとこがあるから

 

 先に行くぜ」

 

「?????」

 

「…………変わった男だな、彼は」

 

「ほんとね、それが彼のいいところなんだけどね?」

 

「……だな? 

 

 君たちも、旅を続けるのだろう? 

 

 近くに来たなら、この町に立ち寄ってくれ。

 

 では、道中気をつけてな」

 

「はーい!」

 

 

 

 町長の家を出て、次の旅支度に取り掛かるユミたち。

 

 

 

「……さてと、行こうかな?」

 

「えっ? どこに行くの?」

 

「決まってるでしょ? ()()()()()()()()よ!」

 

「えっ!?」

 

 

 

 ユミは駆け足でソーミャの家に向かった! 

 

 

 

「…………」

 

「お前は、自分に親がいねえのが

 

 さびしいからって、あのチビネコをずっと手元におこうとしてたよな? 

 

 今でもそうしたいと思うか?」

 

「…………。

 

 ううん、もう思わない」

 

「頼れる相手がいるヤツはそいつに頼ればいい。

 

 だが、いないヤツは()()()()()()()しかねえんだ。

 

 誰にも頼らずに、生きていけるようにな! 

 

 オレは、今までそうしてきた。

 

 これからも、そうやって生きていくつもりだ」

 

「うん、そうだね……」

 

「別にお前にそうしろって言ってるわけじゃねえよ、カンちがいすんな!」

 

「うん!」

 

「やっほー! ヒューザ! 

 

 やっぱりここにいたんだ!!」

 

「うおっユミ!? 

 

 それにマァム!? いたから見てた!?」

 

「えっと、子ネコのところまで!」

 

「私は、そんな……」

 

「ちっ、変なところを見られちまったな……。

 

 さっさと旅の続きに戻るとしよう」

 

「だね!」

 

「……それに、この世界は広いからな? 

 

 次に会えるのはいつになるかわかったもんじゃねえ。

 

 そっちも元気にやってくれ。

 

 まあ、殺しても死なねえお前なら

 

 どこに行っても平気だろうがな。

 

 それじゃ、あばよ! ユミ!」

 

 

 

 ヒューザは家を出るその時、ユミの近くで呟いた……

 

 

 

彼女(オリビア)のためにも生きろよ?」

 

 

 

「……!!」

 

「ユミ……?」

 

「元気でね、ヒューザ兄ちゃん!」

 

「…………兄ちゃんはやめろ」

 

「うん!!」

 

 

 

 ヒューザはソーミャの家を出た……。

 

 

 

「あいつ、結構粋なことをするじゃないか?」

 

「……そうね。

 

(まるで、ヒュンケルのようね……)」

 

「ユミさん、マァムさん」

 

「ん?」

 

「なに?」

 

「私はヒューザ兄ちゃんみたいにはなれないかもしれないけど…………。

 

 ひとりでも生きていけるようにがんばってみるよ。

 

 それで、大きくなっていつか猫島にいるあの子に会いにいくんだ。

 

 お友達になってもらいに!」

 

「いいじゃない、それ!」

 

「ユミさんも、マァムさんもいろいろありがとう。

 

 私はもうだいじょうぶだから!」

 

「そうね! 

 

 さて、私たちも行こうか!」

 

「ええっ! 

 

 ソーミャも元気でね!」

 

「うん!」

 

 

 

 二人は支度を済ませ、ジュレットの町を後にした……。

 

 

 

「ねぇ、マァム!」

 

「何?」

 

「仲間が揃ったらさ、ここで泳がない?」

 

「ちょっと! 気が早いよ!?」

 

「ええっ〜? 今言わないと忘れちゃいそうだからさぁ! 

 

 今言っとかないと後悔しそうだからさ!!」

 

「もう、ユミったら!」

 

 

 

こうして、ユミとマァムの小さな冒険は終わった。

 

 ジュレットで起きたネコの騒動は、ソーミャのおかげで解決した。

 

 この報せはレーンの村に伝わり、二人がキーエンブレムを得たことを大いに喜んだ。

 

 竜の騎士、オリビアの両親

 

 二人が探す人は、果てしない旅路の先にあるのだろうか? 

 

 ウェナ諸島から、各大陸の人々が言った

 

 回復魔法と格闘術を得意とする女武闘家の活躍を……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DRAGON QUEST

 

 マァムの章

 

「マァムと少女と子猫と……」

 

 THE END

 

 

 

 




マァム編完了!!
次回、ポップの章始めます!
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