ここに至るまでの経緯は前回と同様、モンスターを倒しながらってところだ。
カムシカたちもどういうわけか戦闘に加わるなどで困惑していたよ?
この前「風泣き岬」でモンスターに襲われたことがきっかけなんだろうな?
まあ、守りたいって気持ちは同じだ。
さて、そんな俺たちは関所に着いたところから始まるぜ?
「ふう……難なくたどり着いたなあ?」
「カムシカたちも一緒にいるのが大きいな?
普通なら日が暮れる可能性もある道のりが、カムシカたちのおかげで早く辿り着けられたのだからな?」
「そうね……初めは私もちょっと驚いたけど、こうしていると頼もしく感じられる……っあ! この話はカムシカたちにはナイショよ?」
「はいはいっと?」「そのつもりにしますよ?」
山間の関所に着いた一同はたづなの職人と会った。
「いやー、こりゃあたまげたね?
風乗り様はカムシカに好かれるとは聞くが…………。
なるほどね、つまりおじょうちゃんが次の風乗り様ってわけだね?」
「はい、我々はその風乗り様の護衛に支える身として訪れたのです」
「て言っても、大半のモンスターはカムシカに蹴り飛ばされたり角突きつけてかちあげで退治してっからな?」
「はっはっはっ!!
なるほどねぇ! 次の風乗り様……フウラ様のために奮発したんだろうよ!」
「は……はい……」
「よし! じゃあ領主様から頼まれた品を持ってってくんな!」
たづな職人の「エヌカラ」さんから「風のたづな」を受け取った!
「なるほど、それが「風のたづな」か」
「へぇ? なかなか立派なたづなじゃないか?」
「そりゃあそうだよ!
さあて、よく聞きなお三方?
こっから向こうに
エヌカラさんは指を指した先には塔の影が見えた……。
「あの塔は「スイの塔」といって、あの塔の最上階にあるもうひとつの神具「風のころも」があるんだ。
あの塔で新しい風乗り様を待って風のチカラをたくわえているのさ
風のころもが祀られている時に、最上階の扉を開くことができるのは
「つまり、その塔に行って最上階までの道のりが……?」
「そうだ、おじょうちゃんが風乗り様としてふさわしいかどうかが、そこで試されることだろう…………」
「なるほど、つまり最上階に行くまでが試練ってわけか?
腕がなるぜっ!」
「ポップ殿? 魔導士はどちらかと言うと「頭が冴える」と言うのでは?」
「んだよ? カッコ付けにはこのセリフが常識だろ?」
「ふふふ、そういうことにしよう!」
「いやあ、中々の格がある御仁だねぇお二人さん!
でも塔にカムシカたちは入れない。
そっから先はカムシカたち抜きでお三方で塔を上がらないといけないよ?
て言っても、お三方は戦いの術を心得てるから心配はないか?」
「はいっ!」「あったりまえだっ!」「承知しております!」
関所にて支度を整え、塔へ向かう準備を整えた。
「よし、スイの塔へ行くとしますか!」
「うむっ!」「ええっ!」
ポップ達は関所を後にした…………。
そして、カムシカたちはその後をついてきた……。
「なんでついてくるのかなあ…………?
あんたたちはスイの塔に入れないのに……」
「まあいいじゃねえか?
塔に着いたら本番だから、ちょっとくらいはいいじゃないか?」
「道中までは、頼もしいから良いのでは?」
「そうね…………!
……でも実はカムシカってアタマ悪いよね?」
「??」
「だって真面目で頼もしいから!」
「かもしれないな?」
スイの塔まで関所から「スイゼン湿原」のモンスターを倒しつつ、スイの塔へと歩いた三人。
「…………」
「ポップさま? どうしたの?」
「いやあ、ここに来て
「ある話?」
「ああ、ってもリュウは知らないかもしれないからよ?」
「……リョウソウなら何か?」
「??」
「なんだっけな……?
確かこの辺り、
なんだっけなぁ……?」
「ここに国が?」「国?」
「そうなんだけど……なんだっけなぁ……?
確か……
「ヤマ……?
……あっ! ポップさまっ! それって
「ヤマカミヌ王国???」
「っ! それだっ!!!
そうだよ! ヤマカミヌ王国だよ!」
「ポップ殿? ヤマカミヌ王国とは?」
「ああ、
「6000年前!?
相当過去の国ではないか!?
……何故その話を?」
「ああ、実は……」
「「竜の騎士っ!?」」
「竜の騎士って世界の均衡を守るための最強の騎士の!?」
「何故ヤマカミヌ王国に竜の騎士が!?」
「ああ……実のところ言うと
この大陸に「災厄の王」と呼ばれた巨悪が現れたんだ。
災厄の王は昔「初代時の王者」が退治して守られたんだけど……。
その時、「竜の騎士」がいたんだ
時の王者と竜の騎士がチカラを合わせれば災厄の王を討ち倒せれる
二代目時の王者は災厄の王に敗れ戦死
その時の竜の騎士は相打ちで殉じたって伝えられているんだ……。
「……でも、それが原因で……」
「ああ、「ゴフェル計画」が実行されて生き残ったんだ……」
「ゴフェル計画?」
「まあ、簡潔に言えば
それのおかげで生き残れた種族がいて、そうでない種族が淘汰されて……」
「…………?
でもそれは
何故
「伝えられるも何も、
「っ!」
「ツスクルの村でこの話を……もとい授業で聞いたんだ。
竜の騎士はそれだけ存在が伝説なんだ、正確な資料がなくても
「へえ…………」
「なるほど…………」
「……まあ俺たちがこの世界に来たのは「ダイ」を探してこの世界に来たんだ。
この世界に竜の騎士が昔からいたらしく、
…………違うんだよ」
「?」
「竜の騎士っても
けど災厄の王と戦った竜の騎士は
「なに?」
「なんだっけなぁ、確かその時の竜の騎士は…………?」
「竜剣ボクデン様」
「ボクデン?」
「ええっ!? って、なんでフウラ知ってるんだ!?」
「知ってるもなにも、
「竜剣流? 何かの流派なのか?」
「まあそうだな?
そしてこの流派は
「三大流派!?
他に二つもあるのか!?」
「ああ。そうなんだけどよ……。
一つは歴史資料がないからわからないのと
もう一つは
「なんと…………!?」
「名前まではわからないけど、それはなんでも
「はあ……!」
「……まあ実際のところは
「今は
「そうなんだよなぁ……」
「……まあ仕方あるまい?
今は優先すべきことをしよう?」
「だな?」
ポップ達は道中のモンスターをカムシカたちと一緒に倒しつつ、スイの塔に辿り着いた…………。
「やっと着いたぜ……」
ポップ達は「スイの塔」の前に立っていた……。
「これが「スイの塔」か……」
「…………なんだか、結局……。
いろいろ、助けてもらっちゃった…………かな?
あっありがとっ!」
「フウラ殿?」
「あっ! リュウさま!? ポップさま!?
……もしかして、今の聞いてた?」
「?」「なんのことだ?」
「……ううん! なんでもない!
(ただカムシカにお礼をしただけなんだけど……。
別に認めたわけじゃないからいいわよね?)」
「???」
「……でも、カムシカたちは私たちを助けるのはなんでだろう?」
「俺の呪いの刺青に関係は……ないのかな?」
「その可能性は否定はできんが、風乗りの為に尽くしているのだろう?」
「……お母さまのことなのかな?」
「?」
「お母さまを死なせちゃったことを悪いと思って、助けてるのかな?
それとも、私がカムシカのチカラを引き出せる風乗りだから?」
「それはわからないよ、何を考えているのかはカムシカたちしかわからないことだろう?」
「だろうな? カムシカって変に律儀っていうか義理を倒している節があるよな?」
「……そうかもね? カムシカって、変な動物だよね」
「……さて、何はともあれ。
行けるな?」
ポップ達はスイの塔を見上げた……。
「風のころもは、この塔のてっぺんにあるんだよね?」
「そうだ、この塔の最上階に祀られているそうだな?」
「だろうな? こっからは俺たちの足で行くしかないって感じだな?」
「リュウさま! ポップさま! 行こう!」
「うむっ!」「ああっ!」
三人は塔の扉を開けて中に入った。
もちろんお約束のモンスター退治の始まりだ
上に登るのに頭を使い、四苦八苦の道中
最上階に辿り着き、「キーエンブレム」得るために。
見事に安堵したのだ……
次回
衝撃の事実!
フウラ告られる!?(元を知ってる人からするとアレなだけ)