ガタラに辿り着いたゲンゴロウとヒュンケル達
ダストンにポツコン2号3号4号認定され、一同は困惑した・・・。
旅支度・・・主に回復道具を揃え、北東方面に逃げたポイックリンの後を追いかけた・・・。
ゲンゴロウ達は北東のカルデア山道に辿り着き、周囲を見渡していた……。
「この辺りに投げたんだよな……?
そう遠くには……」
「……いたぞ!」
ヒュンケルが見つけた先の岩山の上にポイックリンがいた!
「んなっ!?」
「あんなところに……!?」
ポイックリンは岩山を降って付近の洞窟に入った……。
「くくく…………! とうとう見つけたですよ!
怪盗ポイックリンめ!!」
「うおっ!? ダストンさん、いつのまに!?」
「ポイックリンめっ! カルデア洞穴に入ったようですな?
あそこの洞穴はいわばわしのゴミ箱のようなもの!
何がどこにどうなってるのか、わしにはぜーんぶわかっていますよ。
先回りして、ギャフンと言わせてやるのです!」
ダストンは鼻息を荒げ、気合を入れて走った!!
「2号3号4号! ついてきなさ〜い!」
そう言い、カルデア洞穴に向かって走った……!
「全く、掴めない男だ?」
「しかし、アイツに付き合わされるハメになってしまった以上行くしかないだろう?」
「乗り掛かった船ってやつかい……、面倒だけどしゃあないか……」
三人は急足でカルデア洞穴に向かった
洞穴の中は定番の魔物がおり、ウォーミングアップがてら蹴散らしたり通常時で戦った。
洞穴の奥についた三人、不思議な扉を開けた先にポイックリンを見つけた。
「まさか、これを見つけてしまうなんて…………。
あの人には悪いけど、こうするしかないわ」
そう言ったポイックリンは、緑の石板を流れる溶岩に投げ捨てた……。
「
大切な人だから」
「おい、おまえが怪盗ポイックリンだな?」
「誰っ!? …………あら? あなた達は?」
「俺はヒュンケル、旅の剣士だ」
「同じく仲間の槍使いラーハルトだ」
「ども、ドワーフのゲンゴロウってもんじゃ!」
「…………あらっ!
あなた達どこかで見た顔だと思ったら
あの時、ガラクタ城の前にいた人たちじゃない!
あ? さてはあなた達、あの人に頼まれて私のことを追ってきたのね?」
「そうじゃ、悪いのう……」
「……ポイックリン、ひとつ聞いていいか?」
「なに?」
「お前が投げ捨てた石板のことを
「!」
「石板……? あの緑色の?」
「そうだ、お前が投げ捨てる以前に
一体なんなんだ? おまえが捨てた石板は?」
「ああ、それね?
それについては残念だけど、もう二度と手に入らないようにこうするしかないからね!」
「……??」
「そうか……やはり
「そうよ……。あの石板はガタラの西にある「ウルベア地下遺跡」の
そんな石板が手元にあれば、いつかあの人は扉を開けてしまう。
それだけは絶対に刺さるわけにはいかないから!」
「はぁ……?」
「…………」
「そういうことで、じゃあねみんな?
あのわからず屋にもよろしく伝えておいて! リレミト!」
ポイックリンは呪文を唱え、洞穴を出た…………。
「なんじゃったんじゃ?」
「さあな? だが
「そうだな……」
「…………ん?
ラーハルト? それどういう……??」
「その前に…………。いるんだろう?
さっきの話を聞いたのならば、大人しく捨てるのが最善だぞ?」
「……へっ?」
ラーハルトは崩れた橋に近づき、足元を見た。
「くぷぷぷぷ…………!
必殺! 壁走り!!」
文字通りダストンは素早く走って壁を駆け上った!
「はっはっはっ!! してやったりですよ!!」
「どぅえっ!? ダストンさんいつのまに!?」
「そうだろうとは思っていたが、ここまでとはな……!」
「ひっひっひ! ポイックリンのヤツも
まさかこのわしがカベに張りついているとは、おもわなかったですよねえッ!」
「「「…………」」」
「なんですか? 2号3号4号?
そのしらーっとした目は!!」
「こんな目になるに決まってるでしょ!!
張りついていたんなら、聞いてたでしょ!?」
「話? ははあ、なるほど?
さっきのポイックリンの話を気にしてるんですねッ?
……この石板は、残念ながら使えるものでしたか…………」
「そうだ、だがそんなもの一つのためにここまでする道理が理解できん。
わかったのならば捨てるのも手だぞ?」
「何を言ってるんです?」
「??」「なに?」
「つまり、これは「ウルベア地下遺跡」の奥地にある扉の先にはきっとさらなるガラクタが眠っているんですよ!」
「はぁっ!?」
「なにっ!?」
「まさか、行くのか!?」
「わしのカンはハズれたことがねえです!
この緑の石板ちゃんは、必ずわしをガラクタの元へ導いてくれますよっ!!」
ダストンは懐から「おもいでのすず」を出して「リレミトゲート」を開いた!
「さあ! そうと決まったら、2号3号4号!
ガタラに帰ってすぐに準備ですよー!!」
そう言い、ゲートをくぐった。
「おいおい……!?
これヤバいよな!?」
「だろうな、放っておくわけにはいかないようだな?」
「全く、
三人もゲートを通ってカルデア洞穴を出た……。
「ところで、ラーハルト?」
「なんだ?」
「さっき、親とか子とかどうこうの話はなんだ?」
「ああ、その話か?
実はな…………」
「そうだ、名前は「チリ」。
町民たちはポイックリンの正体を知っていたんだ」
「知ってたって、どゆこと!?」
「町の人たちから話を聞いたんだ。
昔、ダストンは捨てられていた赤ん坊…………チリを面倒を見ていたが、相当な親子喧嘩のはてに勘当されていたんだ。
今はどこであの技術を得たかは知らないが、「怪盗ポイックリン」としてガラクタ城のガラクタを取って捨てての繰り返しをしていたそうだ。
今は町の人が言うにはほどぼりが落ち着いているらしいから、勘当は解かれたそうだ……」
「なるほどなぁ? しっかし健気な娘さんじゃのう?
腐っても親子ってやつか?」
「だろうな……、だがその辺の事情よりも
今はダストンだ! もう町に戻っているはずだ!」
「だな! 急ごう!!」
三人はガタラを目指して走った。
戻った後、三人はガラクタ城へと向かった……。
「おおーい!! ダストンはいるか!?」
「あっポツコン2号さんに3号4号さん!
…………あれ? チリに会いませんでしたか?」
「なっ!?」
「チリがいたのか!?」
「あれあれ? なんでチリさんのことを……?
まいっか、ちょっと前にここを出ていったんですけど。
相変わらずかわいかったな〜♡
ボクと同じドワーフとはおもえないくらい!」
「ええっと、チリというのは?」
「あれ? 知らないんですか?
チリさんっていうのはダストンさまの娘なんですよ。
…………とは言っても、血はつながっていないし
3年前のそーぜつなケンカの末
親子の縁も切られているんですけどね?」
「……そうか、それでダストンは?」
「ダストンさま? それでしたらさっき緑の石板を取り戻してきて、また出かけたって教えたらチリさんすぐに飛びだしていっちゃって」
「「「!?」」」
「恋人はあるの〜? とか
地理さんに聞きたいこと
いっぱいあったのに、残念だな……。
…………そういえば、みなさん
どうかしましたか? なんていうか慌てているような……?」
「ポツコン! ダストンさんは今どこに!?」
「えっ? ダストンさま…………?
……あっ! そうでした!!
2号3号4号さんに伝言です。
ダストンさまが「ウルベア地下遺跡」に来いっておっしゃいましたよ!」
「何ぃ!?」
「ウルベア地下遺跡!?
そこに行くにはどこを歩けばいいんだ!!」
「落ち着いてくださいっ!
ウルベア地下遺跡はこのガタラの北西にある大昔に栄えた国の遺跡で、なんでもチリさんが捨てられていた場所らしいです」
「ここの北西かっ! いくぞ!!」
「言われなくても!!」
「元よりっ!!」
「全く! あんなにかわいいチリさんを捨てるなんて許せませんよ! ボクはっ!
…………あ。それで伝言の続きなんですが、ウルベア地下遺跡は町を出て西の山沿いに進んだ先にあるそうです。
ただ……あれ?」
ポツコンの目の前に開けっぱなしの扉によって風が入り込んでいた……。
「あれれ? でも大丈夫かなあ?
あそこの遺跡の入り口はわかりづらいからなあ…………?
まあでも、あの人たちの努力と根性でなんとかなれるかな?」
「…………なるほど、地下遺跡ですね?」
BARカウンターに置かれている電話機に、青年は使っていた
『そうじゃ、あそこにはかつて「ウルベア地下帝国」と呼ばれた王国の跡地でな?
そこの素材を少々集めて欲しいのじゃ!』
「かしこまりましたよ?
『そうじゃ! あとはそこらの
「わかりました、それでは行ってきますよ?」
『うむっ! 成果を楽しみにしておるぞ! ワハハハハッ!!』
電話の話が終え、身支度をしていた青年は
「やれやれ、先生も張り切っていらっしゃる……。
行きますか、ウルベア地下遺跡」
次回
地下遺跡+テスラ登場