DRAGON QUEST 竜の騎士と神々の世界   作:梟帥

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ヒュンケル一行、謎の技師テスラと出会う。


ウルベア地下遺跡

緑の石板を溶岩に投げ捨てたポイックリン。

 

 しかし、ダストンの意外な行動によって事態を急変させた……。

 

 緑の石板の価値を知り、「ウルベア地下遺跡」の奥にある扉を開けるために奔走…………。

 

 そのことを知ったゲンゴロウ一行たちは、早急に地下遺跡に向かった……。

 

 

 

ウルベア地下遺跡

 

 

 

「ここがウルベア地下遺跡……!」

 

 

 

 入り口を見つけるのに一苦労した一同、険しい通りで見つけるの難儀していたところをラーハルトの発見によって入ることができた……。

 

 

 

「ウルベア地下遺跡……かつては栄華を極めていたらしいが……」

 

「過去の戦争で衰退して今に至る……か」

 

 

 

 その時、ポイックリンが現れた。

 

 

 

「はあ…………はあ…………。

 

 あの緑の石板、確かに間違いなく捨てたのに

 

 どうしてあの人が持ってるの?」

 

 

 

「!」「お前……!」

 

 

 

「え? …………あっ! 

 

 ゲンゴロウ!? 

 

 それに、ヒュンケルにラーハルト!?」

 

 

 

「天知る! 地知る! 人ぞ知る! 

 

 みなさんご存知! 

 

 美少女怪盗ポイックリン! 

 

 華麗に参上でございますわ! 

 

 って、こんなことしてる場合じゃない!!」

 

 

 

「ポイックリン! ここの奥にダストンが!」

 

 

 

「わかってるわ! お願いみんな! 

 

 私に協力して! 

 

 このままだと、あの人はとんでもない過ちを犯してしまう!」

 

 

 

「それはわかってるし聞いてるし、一体この遺跡の奥に何があるんだ!?」

 

 

 

「うん、実はね……。

 

 この遺跡の地下深くには()()()()()()()()()()()()()()があるのっ! 

 

 この間発見されて、調査の過程で分かったことがあるの! 

 

 実はその扉の先は()()()()()()が納められている部屋だってわかったの!」

 

 

 

「なんじゃとお!?」

 

「何っ!? まさかウルベアの兵器がまだ残されていたのか!?」

 

 

 

「そうなの! だからそれを回収しに私が……! 

 

 ……とにかくあの扉を開けさせる前に緑の石板を奪い返さないと!」

 

 

 

「おうっ! わかった!!」

 

 

 

「ついてきてっ! あの人はきっとこの先を右に曲がっていったルートを通っていったわ! 

 

 そこから急いで地下を目指せば追いつけるはずよっ!!」

 

 

 

 そう言い、ポイックリンことチリは足早にダストンを追いかけていった!! 

 

 

 

「早っ!? 待ってくれ、ポイックリン!!」

 

 

 

 ゲンゴロウはポイックリンの後を追いかけた……! 

 

 

 

「……ラーハルト、気づいたか?」

 

「ああ、だが皆まで語る暇が惜しいぞ?」

 

「だな、何故彼女は()()()()()()()()()()()()()()()のか? 

 

 同時に彼女は自ら「()()()()()()()」と言ったのかは、本人から問い出す必要があるな?」

 

 

 

 ヒュンケルとラーハルトも、ポイックリンの後を追いかけた……。

 

 

 

 道中、魔物が彷徨いていたため

 

 速攻で倒して奥へと向かって走った……。

 

 

 

 そして、一同は「遺跡の地下堂」前に立っていた……。

 

 

 

「ここが、例の部屋か……?」

 

「だろうな、あれを見ろ」

 

 

 

 ヒュンケルが指差しした先には()()()()()があった。

 

 

 

「なるほど、つまりアレをはめ込めば開くと言うわけか?」

 

 

 

「おや? ポツコン2号と3号と4号じゃないですかッ!?」

 

 

 

「「「っ!?」」」

 

 

 

 声のする方を向いた先にダストンがいた!! 

 

 

 

「なんなんですか、わしより早く来るなんて? 

 

 デキのいい助手は好きじゃないですよッ!」

 

 

 

 ヒュンケルとラーハルトは自身の武器を抜いてダストンに刃を向けた! 

 

 

 

「なっ!?」

 

「むおっ!? なっなんなんですか!? いきなり武器を向けてッ!?」

 

 

 

「ダストン、悪いことは言わない。

 

 お前の持っている石板のかけらを渡してもらおうか?」

 

「手荒なことはしたくない、大人しく黙って差し出してはくれないだろうか?」

 

「なっなんですか!? まるで強盗みたいな真似して!? 

 

 …………まっまさか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてはわしの石板ちゃんを奪ってガラクタを横取りしようって目論みですねっ!?」

 

 

 

「「違うっ!!!」」

 

 

 

「ダストン!! 話を聞いてくれ! 

 

 この部屋を開けたらまずいんだよ!」

 

 

 

「いいや! その目はウソつきの目です! 

 

 ウソつきさんの目ですよッ!!」

 

 

 

「ダストンっ!!! 

 

 この部屋の先には兵器が!!」

 

 

 

「くうぅぅうう…………!! 

 

 なんてヒドイ人たちですッ! 

 

 ガラクタ好きをよそおって、わしをだますなんて…………!!」

 

 

 

 ダストンは懐から小さな箱のようなものを数個取り出した!! 

 

 

 

「あびゃびゃびゃびゃ──!!! 

 

 必殺道具!! 

 

 ガラクタスモークフラッシュショックスタンボックスバクダン!!!」

 

 

 

バババババッ!! 

 

 

 

「うわあっ!?」「ぐあっ!?」「ぬうっ!?」

 

 

 

 一同は煙と閃光と振動を組み合わせた爆弾攻撃を受けやられた!! 

 

 

 

「はー…………はー…………! 

 

 ゆるせなんて言わないで欲しいですッ! 

 

 わしとガラクタの仲だけは、たとえ誰であろうとジャマさせねえです…………!」

 

 

 

 ダストンは扉の上にある欠けた箇所を発見した! 

 

 

 

「あのくぼみに入れればいいんですね!?」

 

 

 

 ダストンは壁を走り抜いて扉の真上についた。

 

 

 

待ってくれ! ダストン! 

 

よせっ! 

 

「げほっ……やめろっ!」

 

 

 

「さあ! 石板ちゃん! 

 

 わしを夢のガラクタ王国へ導くですッ!!」

 

 

 

 ダストンは躊躇いもなく緑の石板のかけらをはめ込んだ!!!! 

 

 

 

「ダメ──ー!!」

 

 

 

 ポイックリンが到着したが時すでに遅し……! 

 

 緑の石板の宝玉が輝きだし、扉が開いた……!!!! 

 

 

 

「やったですかッ!?」

 

 

 

 ダストンは扉の先の部屋に入った……! 

 

 

 

「間に合わなかった…………!」

 

 

 

「……ぐっ! だいぶ目眩が治ったか」

 

「くっ……こればかりは油断した……!」

 

「っ! ポイックリン!」

 

 

 

「みんな、大丈夫!?」

 

 

 

「ああ、なんとかな……!」

 

「ポイックリン、ダストンはこの先に……!」

 

 

 

「わかっているわ! この先何があろうと

 

 絶対にあの人を守ってみせる! 

 

 お願いみんな! チカラを貸して!」

 

 

 

「おうとも! そのつもりじゃあ!!」

 

「もとい俺たちはあいつに振り回されていたからな……!」

 

「これまでの鬱憤を晴らすにはいい機会だ……!!!!」

 

 

 

 一同はダストンの後を追って地下堂に入った……!! 

 

 

 

 地下堂には()()()()()()()があり、周囲には何も無く埃の一つもなかった……。

 

 その光景と眼前のガラクタに、ダストンは見張れていた……。

 

 

 

「すごい…………! 

 

 あるだけでジャマになるような、あんなロクでもないガラクタを見たのはひじめてですッ!!」

 

 

 

 ダストンはガラクタに手に触れようと近づいたその時……。

 

 

 

「待てっ! ダストン!!」

 

「それに触れてはダメ! 

 

 それは恐ろしい兵器なのよ!!」

 

 

 

 その声を聞く耳もないダストンはガラクタに近づいたその時! 

 

 

 

ピピピピピッ

 

 

 

 生体反応ヲ確認……。

 

 

 

「っ!?」「っ!!」

 

「なっ!?」「なにっ!?」「っ!!!」

 

 

 

 ガラクタと思われたものが、突然電流を流し

 

 身体を組み立てくっつき始めた! 

 

 そしてその姿は人型の兵器となった! 

 

 

 

侵入者ハッケン…………

 

 侵入者ハッケン…………。

 

 

 

 タダチニ排除シマス…………。

 

 

 

「なんてこったですッ! 

 

 ガラクタじゃなかったんですかッ!?」

 

 

 

 人型の兵器は巨大な斧を振りかぶり、ダストンに切り掛かった!! 

 

 

 

「ダストンっ!!」「お父さんっ!!」

 

 

 

ガキィンっ!! 

 

 

 

「……っ!?」

 

「……なッ!?」

 

 

 

 振りかぶった巨大な斧は、ヒュンケルとラーハルトが自身の武器で防いでいた!! 

 

 

 

「早く逃げろ!!」

 

「チリっ! 早くダストンをっ!!」

 

「わっわかったわっ!!」

 

 

 

 ポイックリン……チリはダストンを安全圏に避難させた。

 

 

 

「……チリ? 

 

 …………って! まさか、おまえチリ!?」

 

 

 

(今気づいたか、って言う暇はないか!)

 

 

 

「みんな聞いて! その兵器は「ウルベア地下帝国」が開発した兵器「ウルベア魔神兵」。

 

 この兵器の一個隊で「ガテリア皇国」の軍隊を壊滅させた兵器! 

 

 生身で勝てる相手じゃないわっ! 

 

 早く逃げて!!」

 

「ぐぬぬ…………!」

 

 

 

侵入者 ハイジョ ハイジョ…………

 

 

 

 魔人兵は巨大な斧を振りかぶり、攻撃を仕掛けた!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダァンっ!! 

 

 

 

 その時、魔神兵が着弾したと同時に爆発して怯んだ! 

 

 

 

「っ!?」「なっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうやら、非常事態のようですね?」

 

 

 

 一同が声のした方向に向くと、そこには小銃を構えた青年がいた……! 

 

 

 

「誰だっ!?」

 

「……っ!?」

 

 

 

「まさか……!? テスラっ!?」

 

 

 

「てすら……???」

 

 

 

「チリ()()義父(おやじ)さまを安全なとこへ……。

 

 加勢します、旅の方」

 

 

 

 テスラ・マクスウェルの登場に驚いたゲンゴロウたち。

 

 しかしその後間も無くウルベア魔神兵はゲンゴロウたちを襲いかかってきた! 

 

 

 

 




次回
ウルベア魔神兵
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