DRAGON QUEST 竜の騎士と神々の世界   作:梟帥

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オルフェアの町・ザイガス登場


悪魔襲来!!

銀の丘へとたどり着いたフッキーたち。

 

 しかし、たどり着いた時には子どもたちは「不思議な扉」の中へと放り込まれた後だった……。

 

「次会うときはオルフェアの町だ」

 

 ナブレットはそう言い、銀の丘を去った……。

 

 フッキーたちは扉を開けることができず、オルフェアの町へと戻った……。

 

 

 

オルフェアの町

 

 

 

 町へ戻ったフッキーたち、三人は町中歩き回り

 

 ナブレット団長を探した……。

 

 

 

「どう? いた?」

 

「ダメ……町中探してみたけど、どこにもいないわ」

 

「……酒場や教会も探ってみたけど、いなかったわ」

 

「オルフェアの町に会えるとか言ってたけど、どこにいるんだ?」

 

「あと探してないのは……」

 

「やっぱり、サーカステントの方かな?」

 

「……可能性が低いけど、行ってみないと分からないよね?」

 

「そうね、行って確かめないとね!」

 

 

 

 フッキーたちがサーカステントの方へ向かうその時……。

 

 

 

「……っ!」

 

「メルルさん? どうしたの?」

 

「……メルル?」

 

「……いえ、今なにか……!」

 

「……なにか感じた?」

 

「感じた……? 私は分からないけど……? 

 

 どんな感じだったの?」

 

「分からないけど……何か()()()()()を感じたの……!」

 

「……え?」

 

「……これがなんなのかは分からないけど、今は……」

 

「ナブレット団長だね?」

 

「そうね、サーカステントにいたらあの扉を開けるように言ってもらわないとね!」

 

 

 

 レオナはサーカステントの楽屋の方に向かった……。

 

 

 

(なんなんだろう……今なにかが()()()()()()気がするのはどうして……?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サーカステント・楽屋

 

 

 

 サーカスの楽屋に赴いたフッキーたち、その中で団員たちと会った……。

 

 

 

「おや? フッキーたちか。

 

 どうだった? 銀の丘でナブレット団長には会えたかい?」

 

 

 

「あの……ここにナブレット団長は戻ってないですか?」

 

 

 

「なんだって? 

 

 団長がこっちに? 

 

 いや…………。今のところ、サーカステントには戻ってしていないが…………。

 

 何かあったのか?」

 

 

 

「うん、実は……」

 

 

 

 フッキーたちは銀の丘で起こったことの一部始終を話した……。

 

 

 

「なっなんだと!? 

 

 ナブレット団長が銀の丘の不思議な扉の中に、プディンや町の子どもたちを閉じ込めた!?」

 

 

 

「そうなの、私たちもあの扉を開けようとやってみたんだけど……開かなくて……」

 

 

 

「そうだったのか……それじゃあ手の出しようもないな……!」

 

「ねっねえ…………? 団長はいったい何をしようとしているの?」

 

「わからん…………。でも、団長がなんのためにそんなことをしたのか、オレたちには分からないが……。

 

 これだけは、はっきりと言える……。

 

 オレたちは何があっても団長を信じる、これだけは絶対だ」

 

 

 

「…………ねえ、一つ質問してもいい?」

 

 

 

「なんだ?」

 

 

 

「実は、僕たちはナブレット団長に会った話なんだけど。

 

 あの人は()()()()()()()()()()()()()の?」

 

 

 

「は?」

 

 

 

「だって、僕たちは銀の丘で初めて会ったのに……。まるで()()()()()()()()()()()()感じがするんだ……」

 

 

 

「は?? なんだそれ? それじゃあ団長は()()()()()()()()()()()()()()()()()()ってことか? それなら……?」

 

「…………! ねえ、ハカル! 

 

 もしかして、団長さんは……!」

 

 

 

 

 

 

 

「たったいへんだあ!!」

 

 

 

「!?」

 

 

 

「どっどうした!?」

 

「空がっ! 空が不気味な色に!!」

 

 

 

 その時、外から()()()()()()()()()()()が聞こえた……! 

 

 

 

「今の声っ!?」

 

 

 

 フッキーたちは団員たちと一緒に外へ出た!! 

 

 

 

 外に出ると、空の模様と雰囲気が

 

 暗雲に包まれて光を通さない闇の世界の雰囲気になっていた。

 

 周囲を見渡す限り、陽の光も一切入って来ない世界になっていた。

 

 

 

「なっ何……これ……!?」

 

 

 

「……なんだ……こりゃあ…………!?」

 

「やだ……こわい…………!!」

 

 

 

 その時、何処からともなく悍ましく禍々しい声が空から聞こえた……。

 

 その声を聞いたフッキーたちと団員たちは公園に向かって走り、空を見上げた!! 

 

 

 

今日で15年目だ

 

 

 

 約束の15年目だぞ、アルウェ!! 

 

 この「悪魔ザイガス」との契約

 

 忘れたとは言わせんぞ!! 

 

 

 

 さあ! オルフェアの子供らの命! 

 

 すべて、この私に差しだしてもらおうかっ! 

 

 

 

 そこには魔人を彷彿させる姿をした魔物がいた! 

 

 その姿を見た町の人たちは恐怖と驚きの渦中に入ってしまった! 

 

 

 

「なっなんだアイツは!?」

 

「魔物よ! 魔物が町の中に!!」

 

 

 

「きっ貴様ーっ!! 

 

 町内侵入罪でタイホするであるっ!!」

 

 

 

 悪魔ザイガスはパクレ警部を睨んだ! 

 

 

 

「…………っと思ったが、今日は機嫌がいいので、特別に見逃してやるのである!!」

 

 

 

 オルフェアの住民たちは恐れ慄き、家の中へと避難し始めた!! 

 

 

 

「んん…………? 

 

 …………なんだとお!?」

 

 

 

 悪魔ザイガスは上空から感知魔法を使い、家の中と路地裏から至る所を探すが……。

 

 オルフェアの町には子供がいないことに気づく……!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だましたな! アルウェぇえええ!! 

 

 この町には、子供などひとりもいないではないかっ!! 

 

 このザイガスを謀ったというのかあぁぁぁっ!!」

 

 

 

「…………おどろいたぜ。

 

 何もかも()()()()()()()()()()()じゃねえか」

 

 

 

「っ!!! 誰だ!? 隠れてないで出てこい!!」

 

 

 

「クックックック…………。

 

 そうあわてなさんなよ、悪魔のダンナ?」

 

 

 

 その時、ライトが一斉に照らし始めた! 

 

 

 

「オルフェアのガキどもはなあ……! 

 

 このオルフェアの町長にして「ナブナブ大サーカス団」の団長ナブレット様が! ぜーんいんさらっちまったのさ!!」

 

 

 

 スポットライトはナブレットを照らし、悪魔ザイガスを挑発した! 

 

 

 

「さあ! オルフェアのガキどもの命、とれるモンならとってみやがれいっ!」

 

「…………貴様ああああ!!! 

 

 ゆるさんぞ! 契約どおり

 

 子供をよこせえええっ!!」

 

 

 

 悪魔ザイガスは火の球を放った! 

 

 ナブレットはステッキを掲げ、瞬間移動した! 

 

 

 

「へへっ! 悪魔のダンナ! 

 

 そんな火の球じゃあ、ちっとも当たりませんねえ〜!」

 

「おのれぇ…………おのれえええ!! 

 

 貴様っ! ゆるさんぞおお!!」

 

 

 

 悪魔ザイガスはメラマータを唱えた! 

 

 しかし、ナブレット団長には当たらなかった! 

 

 

 

「ガキども居所が知りたきゃあ…………。

 

 この俺を捕まえてみなっ!!」

 

 

 

 ナブレットはステッキを使い、瞬間移動してフッキーたちの元へ近づいた! 

 

 そしてその瞬間に耳打ちをした……! 

 

 

 

「俺がアイツを西にある「ミュルエルの森」までおびき出す!! 。

 

 オルフェアの町を守るため手を貸してくれ! 

 

 ミュルエルの森の「フォステイル広場」でアイツを倒すんだ!!」

 

「えっ!?」

 

「悪いなっ! でもアイツを倒せたら「キーエンブレム」をくれてやる! 

 

 信じてるぜっ! 演芸チャンピオンさんと「星光の賢者姫」さま!!」

 

「えっ!? 待って!!」

 

 

 

 ナブレットは足早にオルフェアの西地方へと向かって走り去った。

 

 

 

「さあっ! こっちだせ、悪魔のダンナ! 

 

 こーこまーでおいで♪ 

 

 悪魔さーんこーちらっと♪」

 

「グオオオオオオオ!!! 

 

 このザイガスを愚弄するか! 

 

 逃さんぞおっ!!!」

 

 

 

 ナブレット団長は颯爽と西地方へ走り、「ミュルエルの森」へと向かった! 

 

 悪魔ザイガスはその後を追うかなように入った……!!!! 

 

 

 

「行こう!」

 

「うん!」

 

「はいっ!」

 

 

 

 フッキーたちはナブレットの言う通りにミュルエルの森へと向かって走った!! 

 

 

 

 




次回
悪魔ザイガス戦
意外な助っ人登場
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