悪魔ザイガスの討伐の報とナブレット団長が子供達と帰ってきたことで、町の人たちは歓喜した……。
そして今日行われるサーカスで重大発表が行われようとしていた……。
子供達が帰ってきたことや、悪魔ザイガスのことや真相を知り
ナブナブ大サーカス団の重大発表が行われていた。
& オルフェアのチルドレン!
そして…………」
フッキー!
レオナ!
メルル!」
スポットライトはフッキー達を照らした!
「この方々こそが、オルフェアの子供たちを
魔物の手から守った英雄たちです!!
どうぞ、盛大な拍手を!!」
観客席や舞台から盛大な拍手が響いた!
「ありがとう!
フッキーさんっ!
レオナさん! メルルさん!」
「えっええ!?」
「ちょっとう! 恥ずかしいじゃない!」
「キャーッ! カッコいー!」
「…………さて。
皆さまに、まずはおわびを申し上げなければなりません。
魔物から隠すためとはいえ
オルフェアの子供たちをさらい、閉じ込めたこと。
まことに、申し訳ございませんでした…………。
皆さまをお騒がせした
お詫びとして、当ナブナブ大サーカス団は……」
私も町長の座をしりぞき、このオルフェアから出て行きます!!」
「っ!?」「ええっ!?」
「ええっ! そんなあ……!?」
「町長までやめちまうのかよ〜!!」
観客席の人々は驚きの声が上がっていた……。
「ナブレットのおじちゃん!
ぼく、さらわれたときは
本当に本当にこわかったけど…………!
でも! おじちゃんがさらってくれなかったら
ぼくたち魔物に食べられてたんだもん!!
おじちゃんは悪いことしてないよ!」
「なんだよ! フッタ!
弟のくせに、ぼくが言いたかったことを
さきにいうなよ!!」
「そうよ! ナブレットさんがさらってくれなかったら
みんな死んじゃってたかもしれないわ!
ナブレットさんはいいことをしたのよ!
だから…………!!」
「ぼくたち、サーカスが大好きなんだ!」
「そうだ! 町長!!」「あんたがやめることないわよ〜!!」
「またナブナブ大サーカスが観たいの!
お願いっ! ナブレットさん!!」
「…………ううっ。
……すまねえなあ、町の衆……。
ガキどもに、あんなひでえことをした
この俺だってのに…………
すまねえ…………すまねえなあ。
…………うううっ」
「!」「レオナさん!?」
「みんなあなたが大好きなんだから!
サーカスやめるなんていっちゃダメ!!
サーカス続けちゃおうよ!!」
「……そうだな! オルフェアの町の衆と子供たち、そして英雄さまにそこまで言われちゃあ、サーカスをやめるわけにゃあいかねえぜ!
よしっ!! そんじゃあ仕切りなおしだ!!」
すてきなサーカスを
心ゆくまでお楽しみにしやがれいっ!!」
こうして、改めてサーカスショーが始まった!
玉のり・空中ブランコ
ジャグリング・マジックショー等で大盛況!
「さあ! 勇敢なる演芸チャンピオン「フッキー」!!
そして、レオナさまにメルルさま!
君たちの勇気をたたえ、新生ナブナブ大サーカス団の「アクロバットケーキ」第1号をプレゼントいたしましょう!!」
「「「アクロバットケーキっ!?」」」
「なあに!! えんりょしないで召し上がりやがれっ!!
ケーキ職人ナブレットさまの直々のケーキだっ!!」
「はっはい!! いただきます!!」
フッキーはケーキを三等分に切ろうとしたその時!
「……あれ!?」
「どうしたの?」
「ケーキの中に
「ええっ!?」
なんと、ケーキの中から
「白のキーエンブレム」が出てきた!
「白のキーエンブレム」を受け取った!
「すごい! 中からキーエンブレム!?」
「やったぁ!!」
「皆さん! オルフェアを救った英雄!!
フッキー達に今一度の盛大な拍手をーっ!!」
観客席から、フッキー達を讃えるかのように拍手が響いた……。
「フッキー、本当にありがとな?」
「いいよ、町も子供も救えたからね?」
広場にで、フッキー達とナブレット達は話し合っていた……。
「おめえらには本当に世話になったな?
妹のアルウェに頼まれたとき、正直サーカスなんざくだらねえと思ってたんだけどよ?
その……なんだ? 15年もやってみると愛着ってもんがわいちまってな?
町のみんなとレオナの声援に甘えて続けてやるよ! 子供たちや町のみんなの笑顔のためにな!」
「そう……あっ! そうだ!」
「? どうした?」
「これ……」
レオナはステッキを取り出した。
「このステッキなんだけど……これはあなたの……」
「……いいんだよ、それにそのステッキは
「ええっ!?」
「……悪いな? 言ってなかったけ?
って、あの時真面目に話していたけどサーカスですっかり忘れていたな?」
「あっ……」
「……まあいいか?
……実は、もう一つあるんだ。
おめえに渡すものがな?」
「え?」
ナブレット団長は小箱を取り出した。
そして開けると宝石のようなものがあった。
「それは……?」
「なあ? そのステッキに
レオナはステッキを注視した。
小さくて短いものの、先端は鳥のようなレリーフをしており
「……??」
「……まあ、そうなるよな?
口で言うより……この宝石に
ナブレットはレオナに宝石を渡した。
「え? ……こう?」
レオナは言われたとおりに窪みに宝石を埋め込んだ。
すると、宝石が輝き出した!
「えっ!? なっなに!?」
すると突然、ステッキが急激に形を変え始めた!
長く伸びて杖のように姿を変えた!
「ステッキが杖に!?」
「すげぇ……アルウェのヤツ、どこでこんなものを手に入れたんだよ!?」
「団長さんも知らなかったってか?」
「当たり前だよ、初めて渡されたときはなんのことだったのかわからなかったけど……本当に驚いたよ……!!」
「……これ、私に渡すように言ったの?」
「……まあな? でも実際、それの魔法はなかなかのものなんだ。
あの時さらう時に使っていたんだ、間違いない!」
「そうなんだ……」
レオナは「不思議な杖」を手に入れた!
「まあ、どんな魔法が使えるかはわからないけど。
そいつはきっとお前に使われるために待っていたんだろうよ?」
「そうなの? ……???」
町を出る直前、レオナは「不思議な杖」を手に入れた
アルウェからナブレットに、そしてレオナによって杖を得た……。
謎の杖を得たことで、謎が深まるものの
フッキー達はオルフェアの町を出て、旅に出たのであった。
レオナの章
「サーカスと不思議な扉」
THE END
「……なに? それは本当か?」
「はい、ヤツらはアルスを鍛え上げるために旅をさせていたのです」
「おのれ…………っ! あの時仕留め損ねたからか……! 忌々しい……!」
「まあまあ、そうかっかしないで? 仮にもまだ鍛え始めたばかりですから? 今なら間に合えるかと……?」
「だがっ! あの賢者の魔術で雲隠れしている以上、見つけることに容易ではない……!!」
「ご心配なく、いずれ向こうから現れます……。その時こそ……!」
「その時に、始末しろと?」
「はい、そうすれば
「……ふん、いいだろう……!」
ふふふ、首を洗って待っていろ……!
竜の騎士よ……!!!
次回
本編開始!