DRAGON QUEST 竜の騎士と神々の世界   作:梟帥

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本編開始!
流れ的にDQ4の5章をベースにしています!


竜の騎士と導かれし者たち
始まりの終わり


????? 

 

 

 

 アストルティアのとある秘境にて……。

 

 

 

「はぁっ!!」「やぁっ!!」

 

 

 

 秘境の山間地、岩山が連なり風が吹く中

 

 二人の若者がいた。

 

 

 

 一人はエテーネ村の生き残りにして竜の騎士「アルス」

 

 一人は「双竜紋」を持つ人間と竜の騎士の血を引く少年「ダイ」

 

 二人は今修行に励んでいた。

 

 

 

「いい感じになってきたね! アルス!」

 

「まあな、でもダイ師匠には及ばないっての!」

 

 

 

 アルスは今「闘気術」の基礎となる体術を鍛えていた。

 

 元々アルスはエテーネの村の時に闘気の扱いにおいてわずかながら才覚があった。

 

 魔神剣を扱える故か、闘気の扱いは初心者級だった……。

 

 

 

「よし! 今日はこれまで!」

 

「はいっ!」

 

 

 

 修行を終えたか、二人は付近の村に戻った……。

 

 

 

 

 

 

 

秘境の村

 

 

 

「はっはっはっ! それはよかった! 

 

 ついに闘気の基本を極めたって言うのかっ!!」

 

 

 

 村の長老はダイ達の修行結果を聞いて満足げに笑っていた。

 

 

 

「まあ、ようやく空を飛べたり基本の格闘術を極めたものですから……」

 

「でも、アルスさんは才能があったからできたことなんです。

 

 あとは剣術と体術の技に魔法だけです」

 

 

 

「おおっ、そうか! 流石は竜の騎士! 

 

 この村に訪れた時は驚いたわい!!!! 

 

 まさかアルス様の故郷が冥王めに襲われたところを、あなた様がお救いになられた! アルス様、あなたは良き恩師に恵まれましたな!!」

 

 

 

「良き恩師って……」

 

「ははっ……なんだか照れくさいなぁ……」

 

 

 

「ちょっとあんた? なに竜の騎士様をからかってるのさ!」

 

「おお、すまんのう……! じゃが、アルス様を鍛え上げる為にこの村に来ておられるのだ! ダイ様とマリーン様の為に、わしら村の衆が一丸となって協力しなければならないとな!!」

 

「やれやれ……でも、その闘気とやらを使えるようになったなら魔法はいるのかい?」

 

「何を言うっ!! 竜の騎士様は闘気だけではなくっ! 魔法も使わなければならんと!! 特に魔法力の使い方は放つだけではないのじゃぞ!?」

 

「はいはい、わかったわかった。そういやあんた達は次の修行があるんだろ?」

 

 

 

「ええ」

 

「はい」

 

 

 

「そうかい、それなら部屋をきれいにしておいたからね? 

 

 さぁ! そういうことなら張り切っちゃおうかしらねぇ!!」

 

「おおっ! ところでわしの分は?」

 

「あるに決まってるわよ、ただし少なめだけどね?」

 

「が〜んっ! そりゃあないよ母ちゃ〜ん!」

 

 

 

 和気藹々な雰囲気に包まれ、ダイとアルスは明日の修行に備えた……。

 

 そんな時、一人の男が帰ってきた。

 

 

 

「……ん? おめえ、どこで何してたんだ?」

 

「あ? いやあ、悪いねえ。

 

 なんか人形を売ってる商人と会ってね? 

 

 子供達の土産にでもって思ったんだが……」

 

「なんだ、そんなことか……。

 

 でもあまり人様を寄せるなよ? 

 

 何が起こるのか来るのかわからないからな?」

 

「へいへいっ! 気をつけますんで!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秘境の村・寄合所

 

 

 

 村長の家近くの屋敷に、マリーンと村長と長老

 

 そして鍛冶屋の親方と神父とシスターに衛兵等が集い、会議をしていた……。

 

 

 

「……何っ!? それは真かっ!!?」

 

「ええっ、レンダーシアの上陸するには()()()()()を突破するしか道はありません……その為に……!」

 

「なるほどな? 確かにこの鉱山の鉱石を使えば、確かにそれも可能じゃ……」

 

 

 

「……やれやれ、あたしに連絡が来た時は何かと思ったら「グランドタイタス号」の強化素材が欲しいって言ってきたんだよ? 

 

 ……確かに、あれを突破するにはここの鉱石は必要不可欠。

 

 それで、例の鉱石は……?」

 

 

 

「ああ、何しろ()()()()()()()()だからな? 

 

 うちの仲間と若い衆は気合い入れて掘り当ててな!」

 

 

 

「ほう? それはつまり……?」

 

 

 

「ああ、あんたの宝石に匹敵する上物の鉱石だぜ!! 

 

 今吟味を終わらせて送り届けたよ!!」

 

 

 

「言うねえ、小僧……!」

 

 

 

「……これで、一つ目の問題は解決したね? あとは……」

 

「アルスさまのことですね?」

 

「さよう……あの者は素質がある、

 

 闘気の基本をマスターしたそうじゃ」

 

 

 

 寄合所の人たちはそれを聞いて喜びの声が上がった。

 

 

 

「おおっ!! それならばあとはっ!」

 

「剣術と魔術……か? 

 

 聞けばあのダイという少年は()()()()()()()()()()()()()子供だ。

 

 ダイの両拳の紋章は自身と父の紋章を宿している、アレの師事は大変名誉なことであろうな?」

 

「アルスさま……」

 

「やれやれ、もしかしたらワシらは歴史的瞬間を見るかもしれんな? 長く生きてこんな瞬間は何度目なのじゃろうか?」

 

「村長さま、その話は何度も聞いておるぞ? 

 

 ……それに、剣術と魔術ならば容易に極めよう?」

 

「えっ?」「それはどういう……?」

 

「忘れたか? 竜の騎士は()()()()()()()()()()()()()()()()()のだぞ?」

 

「代々の……あっ!」

 

「そう、竜の騎士の()()()()()()……アルス様ならば容易に極めよう? 最も基本だがな?」

 

「基本って……基本だけでいいんですか? 技とか魔法とか教えなくてもいいんですか?」

 

 

 

「必要ないよ?」

 

 

 

「えっ?」

 

 

 

「聞けばあの子「魔神剣」とか「爆炎剣」とか使えるんだよ? 

 

 技と奥義の一つを極めたら、あとはあいつの努力と発想次第だよ?」

 

 

 

「ほっほっほっ、それならば心配無用じゃな?」

 

「それならば、あとは私たちが()()()()()()()()だけでいいですね?」

 

 

 

「そうだね、あたしの宝石魔術を継いだんだから、しっかりやんな!!」

 

 

 

「はいっ!」

 

 

 

「さてと、あたしは万が一のために備えておくよ?」

 

 

 

「はい、お気をつけて……」

 

 

 

 寄合の会議は終わり、家と持ち場に戻った……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秘境の村・公園広場

 

 

 

 次の朝、ダイとアルスは次の修行に打ち込んでいた

 

 

 

「やあぁっ!!」

 

「はっ!」

 

 

 

 杖状の鉄の棒で、剣術の基本と構えの修行

 

 主な内容は臨機応変な対応と技術

 

 そして、構えによる姿勢と動きの研究をしていた。

 

 

 

「おりゃあっ!!」

 

「えいっ!」

 

 

 

「ふむ……あの子、アルスさまの打ち込みは悪くないわね?」

 

「そうだな……だが()()()()()()()は思っているものとは違うからな? 

 

 ちいとばかし、ダイさんに()()()()()()()()ってやつの体得に頼んでみたんだがな? ……ありゃあ、化けるぞ?」

 

「エルドナ古流武術って……それってアストルティアの()()()()()()として有名すぎるやつじゃない!?」

 

「そうだ、エルドナ古流武術はアストルティアの武と作法の原点だ。

 

 中でも「五輪法」と「古流剣術」に「柔・体術」を身につけて欲しいんでな? ……荒修行だが、基本さえ極めればそれで良い」

 

「大丈夫かしら?」

 

「大丈夫だ、よく見ろ?」

 

 

 

 ダイとアルスは汗をわずかながらも流すも、息も荒げる様子もなく疲弊していなかった……。

 

 

 

「古流武術とは、現代武術の原点。

 

 現代のは合理性があって競技性を重きに入れるが、実戦性に乏しいのが玉に瑕だ。

 

 古流だと実戦性に重き入れている、その場のものを使ったり敵を殺すという点を中心にしている……。

 

 だが、「エルドナ古流武術」は違う……!」

 

「エルドナ……エルフの武術は()()()()()()()()()()()()()()()わけね?」

 

「そうだ、競技なら「一本勝利」だが。本場の戦場と死合いは「一撃必殺」だ。

 

 ダイさんにそれを少し手ほどきさせてな? 要領良くて助かったぜ?」

 

 

 

 息を押し殺し、ダイとアルスは鉄の棒を剣のように構えた……。

 

 ダイとアルスは八相の構えを取り、呼吸を整えていた

 

 整え終えた二人は構えを正眼に変えた……。

 

 二人は目を閉じ、()()()()()を描き始めた……。

 

 

 

「はぁっ!!」

 

「やぁっ!!」

 

 

 

 アルスは一番に打ち込み、ダイはそれを受け流し打ち込む

 

 ダイの打ち込みを避け流し背後を取るアルス

 

 そして二人は背後に同時に打ち込んだ!! 

 

 その瞬間、二人は静寂の領域に立っていた……。

 

 

 

「お見事! 両者引き分けってところだな?」

 

 

 

「おやじさん!?」

 

「おじさん!」

 

 

 

「流石は竜の騎士様ってところだな? 

 

 古流武術の真髄に入るとは、恐るべしは「戦いの遺伝子」ってところだな?」

 

 

 

「いえ、自分はまだ……」

 

「俺だって、そんな達人みたいなことはできませんよ……」

 

 

 

「いやあ? むしろ達人が運十年以上かけた技と領域をわずか数日で体得したんだ? 竜の騎士だからこそできたんだ、ちょっと妬いちゃうね?」

 

「はいはい、でもまあすごいよ? 

 

 ここまでやると冥王なんて倒せそうじゃない?」

 

 

 

「冥王……か……」

 

 

 

「あら? ちょっと気にしちゃってた?」

 

 

 

「いえ、気にはしませんよ……。

 

 仇敵を倒す、ただそれだけですよ……」

 

 

 

「そう……なら心配はいらないな?」

 

 

 

「??」

 

 

 

「剣術の基本は極めたのなら、あとは魔術だな?」

 

 

 

「魔術……メラとかギラとか?」

 

 

 

「まあそんなところだな? 

 

 そういうわけで、魔法専門の先生様におまかせってな?」

 

「はいはい、ってもまあ確かに魔法は私が専門ね? 

 

 というわけで、いいわね?」

 

 

 

「はーい、よろしくお願いしまーす」

 

 

 

 その後、魔法専門の先生からメラ・ヒャド・イオ・バギ・ギラの基本とダイからライデインの魔法を教わった……。

 

 

 

「いやぁ……天才っていいよなぁ……!」

 

「お主……?」

 

「おや? 長老さま? 今日はお早いですね……?」

 

「お主、竜の騎士様の稽古をダイ様に投げたな?」

 

「ええっ!? 何言ってるんですか!? 竜の騎士のお相手は竜の騎士の方が良いじゃないですか! 

 

 それに、ダイちゃんもアルスちゃんも筋も見込みも天下一品! 俺がやるよりも竜の騎士同士でしたほうがお互いのためにもなれて一石二鳥ってな!」

 

「戯けもんが!! 酒ばかり飲む暇があるなら少しは剣をふるわんか!!」

 

「へ〜い……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

????? 

 

 

 

「そうか……遂に突き止めたか?」

 

 

 

「ええ、よもやあのような場所にいたとは思いませんでしたよ?」

 

 

 

「ふん、まあいい。

 

 冥王の尻拭いに付き合う暇はない、そも私がここに来たのは……」

 

 

 

「例の竜の騎士ですね?」

 

 

 

「そうだ……彼の地の遠征に来たのは()()()()()()()()()()だ、冥王のためではない」

 

 

 

「やれやれ、仕事熱心で中々の忠義ものだねぇ? まあでも、()()()()()()()()()に付くなんて驚いたよ?」

 

 

 

「何が言いたい?」

 

 

 

「何も言うも、()()()()()()()()()()がわざわざこんな辺鄙な集落地を襲うなんてねぇ?」

 

 

 

「……()()()の命令だ、それだけだ。

 

 それに、彼の地に()()()()()()()したのが奇跡だ。

 

 それ以外に何がある?」

 

 

 

「ふ〜ん? つまりあれかな? 「()()()()のお言葉は全てに優先する」っていう?」

 

 

 

「……話の早いやつだな? ならば何をするかわかっているな?」

 

 

 

「はいはい、()()()()()()()()()んですからね? 頑張ってね? 「竜の騎士」様?」

 

 

 

 

 

 

 

(……食えぬやつだ、()()()め?)

 

 

 

 

 

 

 

 荒廃した町中、そこに一つの廃墟を野営地を建てていた軍団がいた。

 

 

 

「ぶっひゃっひゃっひゃっ!! 

 

 いよいよ出番ってわけか?」

 

「あせるな? 彼の地の人間たちは百戦錬磨の猛者たちの集落だ。

 

 無謀に攻めれば返り討ちにあうぞ?」

 

「あぁんっ? そんなの物量でかかればいい話じゃないか!! 

 

 ビビってんのか? ああ??」

 

「ほうほうほう……相変わらずの猪頭、ただ突っ込むことにしか脳が無いようでは狩られますよ?」

 

「なんだとぉっ!? もういっぺん言ってみろっ!!! 鳥頭っ!!」

 

「おや? 耳が遠くなりましたか? 猪頭?」

 

「ぶひぃっ!! テメェ重ね重ね……!!!」

 

「いい加減にしろ、二人とも……」

 

 

 

 野営地に一人の魔族がやってきた……。

 

 

 

「……来たか?」

 

「っ! テメェ……!?」

 

「ほうほうほう……!! 

 

 まさかあなたが来るとは……!!」

 

「……主殿、支度ができたそうだ。

 

 いつでも攻めかかれます、如何いたしますか?」

 

「ふん……」

 

 

 

 男は大刀を掲げ、集合の号令を挙げた! 

 

 そこには数多のモンスター達が集い始めた! 

 

 

 

「明日明朝、三方向にかかれ。

 

 お前たちの隊は猛者を牽制しろ」

 

「御意……!」

 

「ほうほう、ではそのように……」

 

「ぶっひゃっはぁっ!! 待ってたぜ! 大将!!」

 

「お前たちが牽制してる間、我は竜の騎士を討ち取る! 

 

 しかし……問題の「双竜紋の騎士」と「宝石の賢者」が現れれば我が相手する。

 

 その間空いた兵は竜の騎士を追うことだっ! 

 

 もっともこの戦いの目的は()()()()()()()()()()()()ことだ! 

 

 幸いなことに彼の地に竜の騎士がいる! 心せよ!!」

 

 

 

 三人の魔族とモンスター達は声をあげた!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秘境の村

 

 

 

 朝方、アルスはダイから()()()()()の講義をしていた。

 

 

 

「いい? この必殺技の会得に必要なのはこの「三つの剣技」が絶対必要なんだ。

 

 一つ、剛力の剣「大地斬」。

 

 二つ、神速の剣「海波斬」。

 

 三つ、心眼の剣「空裂斬」。

 

 これらの三つの剣技を極めたら「アバンストラッシュ」の完成になれるんだ」

 

「アバンストラッシュ……!」

 

「そう、今回の修行はこの必殺技「アバンストラッシュ」を使えるようにすることなんだ。

 

 そうすれば、アルスの魔神剣のバリエーションが広がるんだ」

 

「アバンストラッシュ……ダイ師匠の師匠「アバン」っていう師匠の得意技なんですね?」

 

「うん、アバン先生の技全てを使えるようになれば、アバンストラッシュを極めれることになれるんだ」

 

 

 

「へぇ……そのアバンって人は「勇者」なんだろ? 

 

 勇者の教え子の一人が竜の騎士様だなんてなぁ、誇らしいもんだなぁ?」

 

 

 

「へへへ……」

 

 

 

「お〜いっ!! アルスさま〜!!」

 

 

 

「ん? どうしたの? おじさん?」

 

 

 

「はぁ……はぁ……。

 

 聞いて驚けよ、アルス様? 

 

 遂にあなたの剣が来たんですよ!!」

 

 

 

「えっ!? 本当か!?」

 

「剣!? それってもしかして!!」

 

 

 

「ああっ! 本当さ!! 

 

 今婆さまの家に届いているところだっ!!」

 

 

 

「わかった!! ありがとうおじさん!! 

 

 いこう! ダイ師匠!」

 

「うんっ!!」

 

 

 

 ダイとアルスは駆け足で家に向かった……!! 

 

 

 

「アルスさまの剣か……! 

 

 きっと中々のものだろうな……!!!!」

 

「さあ、わからねぇぞ? 

 

 ダイ様の剣に匹敵するものかもしれねぇぞ?」

 

「なるほどなぁ……! 

 

 もしかしたらかのロン・ベルクが()()()を見たら息を呑み干すだろうな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アルスは自身の武器となる剣が届いた報を聞き、家に赴いた。

 

 

 

「「おばさん!!」」

 

 

 

「おや? アルスかい?」

 

「おお! 噂をすればなんとやらじゃ! 

 

 おや、ダイ様も一緒か!」

 

 

 

「! おやっさん!」

 

「おじさん!」

 

 

 

「はっはっはっ! そう慌てなさんな? 

 

 ほれ、これじゃろ?」

 

 

 

 鍛冶屋は荷物をアルスに渡した。

 

 

 

「これが……!」

 

 

 

 アルスは荷物の蓋を開けると、なんと見事な刀であった! 

 

 

 

「はあ、すごい……!」

 

「おおっ! これが……!」

 

 

 

「はっはっはっ! 見事じゃろう? 

 

 そいつはエルドナ大陸最高峰の剣「倭刀」をあつらえた物じゃ!」

 

「まあっ! 倭刀をもとに作ったの!?」

 

 

 

「倭刀……?」

 

 

 

「倭刀は()()()()()()()の剣じゃ、そんじょそこらの剣とは比べ物にならない美しさと実戦性と機能性を併せ持つ刀じゃ。

 

 アストルティアの古代に伝わる刀で、剣士の理想を追求した剣で有名なんじゃ! その剣ならば竜の騎士に相応しい一振りができよう!」

 

 

 

「すげぇ……!!」

 

 

 

「はっはっはっ! 

 

 さて、二人はこれから必殺技の修行をするのじゃろう? 

 

 ダイ様の奥義、その剣で受け継ぐ瞬間が見られるとは……!」

 

「はいはい、大袈裟に言わないの!」

 

 

 

 アルスは刀を抜いて、その刀身と重さと美しさを目の当たりにして実感した。

 

 

 

「すげぇ……! 片手両手振るえるのか!」

 

 

 

「そうじゃ! じゃがそれだけではないぞ!! 

 

 何しろその剣は()()()()()()を使っているのだからな!!!」

 

 

 

「オリハルコンの刀か……」

 

「すごい! オリハルコンで作って……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「オリハルコンっ!!?!?」」

 

 

 

「そうじゃ!!! このワシがオリハルコンを使って刀に仕上げたのじゃ!! 

 

 ダイ様の剣を習って気合を入れたのじゃ!! がっはっはっはっ!!」

 

「オリハルコンですって!? あんた、まさか……!」

 

「安心せい! 村長や長老たちとは話をつけておるわ!! 

 

 恐れ多いオリハルコンを使うのに、竜の騎士の為に叩いたのじゃ!!! 

 

 我が生涯の全てっ! 全身全霊を込めて打った刀、それをアルス様が振るう姿は一騎当千の天下無敵! その名に相応しい刀を、今ワシは……!!」

 

「うるさいねっ! さあ、アンタたちは必殺技の修行をするんだろ? 早くいきな? この爺さんの長話は半日と一日を食うからね!」

 

 

 

「はーい! わかりましたっ!」

 

「ありがとうございましたっ!」

 

 

 

 ダイとアルスはスタコラさと家を出た……。

 

 

 

「ワシは思いついた! その件に相応しい名をっ! その名は!」

 

「うるさいわねっ!! アンタ自慢話する暇があるから片付けでもいきなさい!!」

 

 

 

 

 

 

 

公園広場

 

 

 

「おおっ!! それがオリハルコンで鍛え上げた刀か!」

 

「なんと……それも最上業に近いかそれ以上の出来前ではないか!!」

 

 

 

 公園広場に戻った二人は、早速その刀を抜いてみると

 

 村の人たちは皆刀に魅入られてしまっていた。

 

 

 

「あのお……やりづらいんですけど……」

 

「すみません……、これからアバンストラッシュの修行をしますから。

 

 危ないですから、離れててください!」

 

 

 

「ほお……それが鍛冶屋がエルドナ大陸まで行って仕上げた剣か? 

 

 なるほど、確かにあそこの剣ならば最上大業物に等しい剣ができて当然か?」

 

 

 

「村長さん!」

 

「おじいさん!」

 

 

 

「ほっほっほっ。ついに卒業試験かの? 

 

 ダイ様の奥義伝授、この目で見届けようかの?」

 

「いよいよ、巣立ちの時か? 見届けよう、ダイ様からアルスさまの剣の継承を……!」

 

 

 

 村長と長老は二人の最後の修行を見守る中、ダイとアルスは決意を決めた気を発した! 

 

 

 

「アルスくん、これから始めるのは奥義の大事な「剣技」。

 

 三つの剣技を極めた瞬間、「アバンストラッシュ」の完成だよ……!」

 

「……ああ、いつでも良いぜ!」

 

 

 

 二人の修行が始まろうとした、その時! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大変だぁっ!!!」

 

 

 

「っ!?」「!!」

 

 

 

「何事じゃっ!?」

 

 

 

 

 

 息を荒げて、武装していた人が現れたっ! 

 

 

 

「どっどうしたんだ!? そんなに慌ててっ!?」

 

 

 

 

 

「はぁ……はぁ……っ!! 

 

 大変なんだよっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「魔物たちがこの集落を襲ってきたんだっ! 

 

 それも数千数万以上に引き連れて攻めてきたんだっ!!」

 

 

 

「なんじゃとっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




仲間の合流の順↓
レオナ→ポップ→マァム→クロコダイン→ヒュンケルの順で挑戦します!!


アルスが使う武器のモデルはそのまんま「日本刀」です。

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