城へ戻り、ラグアス王子に会うために部屋に行くも、扉はあわい光を発していた。
部屋に入ると、そこには何もなかったが
幻を見て、真相に辿り着いた。
ノートのチカラで、ラグアス王子は1つ目のねがい「フォステイルになりたい」と書いたことで、自身はフォステイルとしてなっていた・・・。
その時、イッドの登場で己が企みを全て打ち明けた!
ラグアス王子は急ぎ、儀式の塔へと向かい
アルス達は共に向かったのだ・・・!
アルス達はラグアス王子と共にキラキラ大風車塔に入り、最上階の儀式の間に急ぎ向かった。
「ついた!」
「ここが……この先の間が、いにしえより王家に代々伝えられてきた儀式の間……!」
「早く中に入って、止めないと!」
「ああっ! 王とイッドはこの中だ!
まだ儀式を始めてないみたいだっ!!」
最上階にたどり着いた一行、急ぎ扉を開けようとするも
どういうわけか、扉は開けられなかった……!!
「開かないっ!?」
「ええっ!?」
「そんな……どうしてっ!?」
「……! アルス様、下がって……!」
サモンは扉の様子を調べた……!
「イッドだな……!」
「えっ!」
「イッドの奴、あらかじめ扉に魔法をかけたんだ!!」
「なんだって!?」
アルスは二度扉を力ずくで開けようとしても、押して引いてもびくともしなかった……。
「くそっ! 開かねえっ!!」
「どうしよう……!! このままじゃあ……!」
「……さがってください。僕がやります」
サモンは扉の前に立った……。
「……この手の魔呪……舐めてるな?」
サモンは呪文を唱えた!
「開けっ! アバカム!!」
扉にかけられた魔呪は祓われ、扉の鍵が開く音が鳴った!
「今の呪文!?」
「……この呪文は、「叡智の冠」に与する術士たちのみに使える限定呪文。
一般の魔法使いがみだりに使ってはいけない呪文の一つです、まあなんで普通の魔法使いが使ってはいけないかはわかりますね?」
「…………」
「行きましょう、まだ間に合えるかもしれない!!」
アルス達は儀式の間へと入った……!
儀式の間にて、プーポッパン王は部屋の雰囲気の異常に気づく。
「なんだ…………この邪悪な気配は…………。
……本当に、代々の王たちは
このような場所で聖なる儀式をおこなっていたというのか……??」
「左様でございます、王よ。
討伐隊と冒険者の人たちは、計画通りに私の手下が始末しました。
多くの欲深い者たちの血で汚された儀式の間は、今や邪悪なる呪いに包まれております」
「……なんだと?」
「あとは、王家の血を受け継ぐあなた様が
命を捧げるだけで、よいのですよ…………」
「イッド……何を言って……?
……そなた、まさか?」
「ええ。彼らの言葉を傾ければ、あなた方の勝ちでしたよ?
ですが、彼らの言葉を一蹴してしまったあなたがすることは一つ。
王の命を捧げ、呪いのチカラを解放させる
そうなればプクランド大陸全土をさらなる魔瘴と災いで、包み込むでしょう!」
イッドは魔法陣を展開した!
同時に、自身の正体を明かした!!
「っ!!」
「さあ! おろかなる王よ!!
その命を、我らの野望のために差し出していただきましょう!!」
イッドは自身の杖を魔力を込め、プーポッパン王を殴ろうとしたその時!!
儀式の間の扉をけたたましく開けて、アルスたちが雪崩れ込んで入ってきた!!
「ぐあっ!?」
「っ!?」
「お父さん!!」
「ラグアス!?」
儀式の間に入って、アルス・サモン・フッキー・レオナは戦線の布陣を敷いた!!
「貴様……! 何をした!?」
「ただの遊びがてらの技さ?
……お礼返しだよ、イッド!!
ホフマン! メルルと一緒にプーポッパン王を安全圏に避難させろ!!」
「はいっ! メルルさん!」
「はい!」
ホフマンとメルルはプーポッパン王を抱え、安全圏に避難させた。
「ぐっ……!
……くっくっくっく!
はあっはっはっはっ!」
「何がおかしい!!」
「いやはや、ここまでの戦上手だとは思いませんでしたよ?」
イッドは詠唱し始めた!
「ですが……
イッドは魔法を唱えた!
「っ!?」「何っ!?」
「お父さんっ!!?」
突然、プーポッパン王の背後から黒い刃物のようなものに突き刺された!
ラグアスは急ぎプーポッパン王に駆けつけた!
「お父さん! お父さん!!」
「……何をしたっ!!」
「ご安心を、急所を突いては興が冷めてしまいますので、あえて外させましたよ……。
最も、病弱な身体ではそれが致命傷ですがね……!」
「貴様っ!!」
「……む?」
魔軍師イッドはラグアス王子が持っているノートに気づく……。
「…………ほう! それはもしやアルウェ王妃のノート!
よもや実在していたとはな…………!
これはゆかい!!
王も! 王子も! そのノートも!!
この私が処分してくれるわっ!!」
魔軍師イッドは全身に魔力を溜め始めた!!
「さて、お前たちをどう始末してくれようか!」
魔軍師イッドは杖に魔力を込めた!
杖の先端が光り輝く斧の形状になった!!
「っ!?」
「杖が斧に!?」
「驚かれましたか? この杖はかつて
魔力を込めれば如何な武器の形になれる優れもの!
ただし大魔王が使われていたものは魔力を常時使わなければならない欠点がありましたが、この杖の場合は魔力を一定量溜めて維持することで長柄の武器にも刀剣の武器にもなれるのです!」
イッドは魔力の斧を振りかぶった!!
「そぉれ!」
「おおっ!?」
イッドは魔力の斧を振り回した!
振り回した斧の斬撃がアルスたちを襲った!
(こいつ……!? ただ後方で支持するだけの魔法使いじゃねえってか!)
「はっはっはっ! 如何でしょうか! この斧の形どった斧の強さは?」
「へっ! 要は
そういうのはなっ! 弱点の一つや二つが付いているんだろ、違うか!」
「ほお? それはどんな弱点かな!」
イッドは魔力の斧にメラの魔法を込めた!
「んなっ!?」
「喰らいなさい! メラスマッシュ!!」
イッドはメラの魔力を込めた魔力の斧を振りかぶった!
振りかぶった魔力の斧の斬撃がメラの炎を纏わせ襲いかかった!
「うおっ!?」
「どうです? この威力?
中々のものでしょう?」
「浮かれるのもそれまでだ!」
サモンはメラミを放った!
「ぬおっ!?」
イッドは咄嗟に魔力の斧でメラミを弾いた!
「ぐっ……。そういえばあなたがいましたな? サモン様?」
「さ……サモン……だと!?」
「お父さん!」
「喋ってはダメ! 傷が!」
(まさか……!? 「叡智の冠」の使いか!?)
「はっはっはっ……。
流石はサモン様、あなたの魔法は見事なれど
その程度では私を倒すことはできませんぞ?」
「言うじゃないか、でもその魔力の斧は
「ほう……? 何故そう言えますのかな?」
「その魔力の斧……真名は「魔力の刃」。
剣・槍・斧等の武器の形を作る魔法術。
自身の魔力量に比例して杖に武器の形を作る魔術、大半の魔法使いがよく使われている人気の魔術……。
だが、魔力量に応じて質も強度も比例する
そして何より
「ほお! 流石サモン様!
確かにこの魔力の刃は形作るのに魔力の消費が激しく、また形作るのに激しく消耗してしまいます。
ですが、それは
「素人……?」
「私の場合は杖の形状を元に斧を作っています。
要は
量が多ければ大きく強いとか、少なければ弱いなんてのはグズの発想!!
むしろ少ない方が汎用があるのです!」
「さっき斧にメラを纏わせたようにか?」
「そう! わずかな刃に魔法を込めれば攻撃力が増したり範囲が広がることも可能! 多くの魔法使いがよく使われていますからねえ?
無論、あなたもできますよね?」
「まあな? やろうと思えばできるが、僕自身必要ないけどね?」
サモンは杖を構えた。
「ほお!! それは「降魔の宝杖」!
なるほど……! 確かに
イッドは魔力の斧を振りかぶった!!
サモンはイッドの攻撃を防いだ!!
「っ!?」
「えっ!?」
「流石は降魔の宝杖。
杖の中でも特異の杖!
かの
なるほど! まさにあなたが振るうに相応しい杖!」
「だったら、話が早いな!!」
サモンは杖をメラの魔力を纏わせた!!
メラの魔力を纏わせた降魔の宝杖は線を描くように斬りかかった!
だがイッドは攻撃を防いだ!
「ほお! なかなか筋がよろしいですな!」
「これでも基本なんだけどね!!」
「ふうむ、それならば……」
イッドは魔力の斧にイオの魔力を込めた!
「これは防げますかな!!」
イッドは魔力の斧を叩き切るかのように振りかぶった!
イオの魔力がこもった斬撃が爆風混じりで襲いかかってきた!
「痛ぁっ!?」
「っ!?」
「うわぁっ!?」
「はっはっはっ! いかがですかな?
「イオスマッシュ」というシンプルな技ですが、なかなかの威力でしょう?」
「あいつ、見かけより強い……!」
「場数に関してはむこうが上か……!!」
「アルス! みんな!!」
レオナは持っていた杖を掲げてベホイミを唱えた!
ところが、どういうわけかアルスとサモンとフッキーたち三人の傷が一斉に治っていった!!
「…………えっ?」
「レオナ……さん? 今の……?」
「待って!? 私まだ「ベホマラー」なんてまだ……!?」
「ベホマラー」とは、「ベホイミ」の回復魔法を範囲化した魔法。
ホイミ・ベホイミ・ベホイム・ベホマの四種の回復魔法があり、その中でも最上位に値する回復魔法が「ベホマラー」と「ベホマズン」である。
ちなみにレオナはイオ系除いて攻撃・補助魔法や回復・治療魔法ができる。
レオナはアルスに「ベホイミ」をかけるはずが、どういうわけか
「……おや? あなたそのような魔法を使えたのですか?
その魔法は鍛錬して早うん十年掛かるもの、天才的な方は早くて半年のはず……?」
「ベホマラー……!? あの魔法は相当な魔法力がないとベホイミの範囲化は難しいぞっ!?」
(どうして……ベホマラーなんて、そんな高等魔法使えるわけが……!?)
本来レオナはベホマラーという範囲回復呪文は持っていない、ホイミ・ベホイミ・ベホマの単体の回復呪文のみしかなかった。
それが何故、ベホマラーなんて呪文を使えたのか
レオナ自身も驚いていた……。
(なんで……!? 私ただアルス君にベホイミを掛けただけなのに!?
一体どうして……!?)
その時、イッドとサモンは
「……レオナっ!? それっ!?」
「……え!?」
「……っ!? 貴様っ! その杖は!?」
レオナ自身の持っている杖、それは両者を驚かせるものだった。
「貴様ぁっ!! その杖どこで手に入れた!!」
イッドは魔力の刃を形造り、長刀の刀身を作り
イオの魔力を込めた斬撃を放った!!
「きゃあっ!!」
「レオナっ!!!」
アルスは瞬間移動に似た速度でレオナの前に立ち、イオの斬撃を受けた!
「ちぃ! 余計な邪魔をっ!!
その杖さえ我らの掌中に入れば、冥王様はおろか
降魔の宝杖と並ぶ! いや、それ以上の杖!!
かような小娘如きに何故っ!!」
イッドは情に駆られ、荒れていた……。
(イッドが荒れるのも無理もない……!!
そもあの杖は
それを彼女はどこでっ!?)
「ぐぅ……! 小娘ぇっ!!!
速やかに答えよ!!! 貴様は何時! 何処で! 誰と会ってどうやって手に入れたぁっ!!!」
その時、イッドの頬に一筋の剣圧が走った!
「……っ!?」
「おい、さっきから杖のことで何熱くなっているんだ?
…………だったら
「っ!?」
そこにはアルスが立っており、無傷の姿だった
「貴様っ!? なぜ……!?」
その時、アルスは自身の剣……倭刀を抜いた。
「っ!?」「あれは……!?」
刀身を照らし、曲線美を描くその姿は
レオナをはじめ、メルルとサモンたちを魅入られた。
(何!? あの剣!?)
(あれは……倭刀?)
(……!?)
「ほお……? その剣は倭刀ですな?
実物は過去にも見たことはありますが、使う方もいると聞き及んでいたが、お前もその一人か?」
「そうだ、試してみるか?」
「はっはっはっ! 倭刀の逸話は聞いても、それを使う人間がグズの素人ならば! その剣は嘆いてるだろうっ!!」
イッドは魔力の刃を形造り、斧の形を作って振りかぶった!
「……っ!?」
イッドの魔力の刃は、アルスの倭刀を受け止めていた!
「そんなもんかよっ!!」
アルスはイッドの魔力の刃を打ち落とし、左正拳突きをぶちかました!!
「ぐはぁっ!!?」
イッドは吹き飛ばされた!!
「お前、魔力の刃どうこういうけどよ? 要は「生命の剣」の魔力版なんだろ?」
「……っ! 何故それをっ!?」
「何故も何も、俺は
アルスは剣に魔力を込めた!
「ひっ!?」
「っ!」
「イッド、てめぇの‘それ’は子供遊びの付け焼き刃だ。
俺の知る魔力の刃は
アルスは剣を大いに振りかぶった!!
「おのれぇっ!! 魔力の刃はただ攻撃だけではないと知れぇ!!」
イッドは魔力の刃から盾を作りあげた!
「どうです!! この盾を破ることは」
「薄いっ!!」
アルスはイッドの魔力の盾を叩き切った!!
「ぐぎゃあああ!?」
魔力の盾をぶち破られ、尻もちをついた!
「ばっばかな!? わっ私の盾が!?」
「嘘……!?」
「すごい……!?」
「はっきり言うぜ? お前のそいつはさっき言ったとおりの意味だ。
アルスは魔力を纏った剣にメラの魔法が纏った!!
「見せてやるよ、ガチものの魔力の刃をなっ!!」
アルスは魔法剣で攻撃をしかけた!
「くっ! そんな一振りで私の魔力の盾が破れるはずが!」
メラの剣は魔力の盾を破り、イッドに直撃した!
「ぐぎゃあ!?」
イッドは盾を破られたショックで倒れた!
「ええっ!?」
「嘘っ!?」
「盾が粉砕されたっ!?」
「言っただろ? ガチものの魔力の刃の威力をね?」
「なっなんという……!? これほどまでとは……!!!!」
「なんだったら、もう一振りぶちかましてやろうか!!」
アルスは気合をためた!!!
「おっおのれぇっ!!!
ならっ! これならどうだっ!!
呪いの霧に呑まれて朽ちれっ!!」
イッドは杖に呪いの魔力を溜め、霧となってアルスたちに放った!!
「呪いの霧!?」
「いかんっ! あれをまともにくらえば……!!」
呪いの霧はアルス・サモン・フッキー・レオナたちを包み呑まれようとしていた!!
「っ!?」
「うわあっ!?」
「きゃあっ!!」
「はっはっはっ!!
流石のお前たちでもこの呪いの霧に呑まれたらひとたまりも……!!」
「…………え?」
そこには呪いの霧に包まれているにもかかわらず、平然と立っているアルスの姿があった。
そして、自身を中心に闘気の結界が張られていた!
「なっ!?」
「これは……!?」
「師匠直伝! 「竜気壁」!
最も、
「なっ!? そっそれはっ!?」
「っ!?」「あ……あの
「……! あなた、その
レオナたちとイッドはアルスの額の紋章を見た!
同時に、アルスの正体に気づいた瞬間だった!
「これ以上時間が惜しい、速攻でケリつけてやる!!」
アルスは倭刀を握り、八相の構えを取った!
「魔神剣!!」
アルスはイッドに攻撃を仕掛けた!
「ぐぎゃあ!!」
アルスの魔神剣がイッドに直撃した!!
「ぐぐぐ……!!」
「どうした? いつもの威勢は?」
(すごい……! まさか、この人が……アルス君が竜の騎士!?)
(あれが……アストルティアの竜の騎士!?)
(なんと…………! 伝説と伝承は……真だったのか……!)
「おのれぇ!!! 竜の騎士一人、何ができる!!
このイッドの魔術の全てを出せば、貴様なぞ!!」
「長いっ!!」
アルスは倭刀にギラの魔法を纏わせて斬りつけた!
「ぬおっ!?」
イッドは咄嗟に避けた!!
「いい加減、ケリをつけないと呪いが爆発しちまいそうだからさあ! ぶっ倒してもいいよなっ!!」
アルスの身体中から闘気が発した!!
「ひぃっ!?」
「……なんて凄まじい闘気!
これがあなたの……アルス様のチカラ……!」
「くっ! まさか、竜の騎士が生きていた話は本当であったか……!!
冥王様の手土産として、首級上げてくれるわぁ!!!」
イッドは魔力の刃を大斧の形を作り、全魔力をためて形成した!!
「全身全霊の魔力、我が全ての一撃でこの場の者たちを葬ってくれるわぁっ!!!」
イッドは魔力の大斧にドルマの魔力を最大出力でためた、そして振りかかった!!
「死ねぇ!!! 竜の騎士! 生贄たちと共に礎となれっ!!!」
「……悪いな、そうはいかないんでね?」
アルスは倭刀に闘気を纏わせた!
そして、アルスは倭刀を
「あの構えはっ!?」
「あれは……まさか!?」
「一振りで終わらせてやる」
かつて、アルスは
剣術・体術・魔術の専門家に扱かれ
闘気の鍛錬開発をして、戦いの基本全てを叩き込まれた。
そして、アルスは
未完成の奥義を……。
アルスは倭刀に纏った闘気の斬撃を放った!!
闘気の斬撃は魔力の大斧を破壊し、イッドを貫いた!!
「ぐぎゃあああああああっ!!!!!!」
次回
戦後
戦闘描写と展開がどうも上手くできない。