事の真相は国中に知れ渡って驚愕と衝撃が走った・・・
カミハムルイ城にて、ニコロイ王たちが待っている・・・。
捨てられた城の戦いと白姫の真相は国中に知れ渡ったことで、50年前に起きた事件の真相はにニコロイ王自身の発表により衝撃が走った。
リタ姫の無実を証明したことで名誉は回復され、聖地を狙った魔物の討伐の功労者であるアルス一行は玉座にいた……。
「アルス、そしてサモンにポップ達よ。
そなたらのおかげでこの大陸に真の意味で平和が訪れた」
「いえ、我らは元々は仲間を探しにきただけです。
国家大事に巻き込まれただけですからね?」
「じゃが、現にこの国を救ったのも事実。
そなたらにふさわしい……もとい求めていたものがあるのだろう?
コトルよ、この者たちに‘あれ’を与えるのだ。
我が名においてな?」
「はっ!」
コトルは柏手を打ち、小姓たちを呼んだ
小姓たちは玉手箱を運び出した。
そして、玉手箱を開けてその中のものをコトルに渡した。
「アルス様、此度のことはニコロイ王とサモンさまから聞きました。
捨てられた城……もとい旧都の聖地を解放させたことと、それを狙って母君に化けた魔物を倒したことを……。
その貴方にニコロイ王の名の下、この「桜のキーエンブレム」を一行の代表として授与することをここに宣言します!」
「桜のキーエンブレム」を手に入れた!
「その桜のキーエンブレムは、そなたたちを王都カミハムルイ、ひいてはエルトナ大陸の救世主であると認めた証だ。
それを持てば、この都にある王都カミハムルイ駅も、自由に利用できるのだ」
「はい、ありがとうございます!」
「アルス、そしてサモンとポップ殿よ。
そなたたちのおかげで、失われた聖地のチカラが戻った。
この大陸全土に、ふたたび平穏な日々が訪れた。
すべてはそなたたちのおかげだ……
わしは、姉上の遺志を継ぎ
これからは王として、聖地の守り手としての役目をまっとうするつもりだ」
「ニコロイ王……」
「アルス……そしてポップたちよ、我々はそなたとの出会いとこの日のことを胸に刻もう。
いずれ皆が道に迷ったときには、わしら一同チカラになろう!」
「はい!」
そうして、アルス一行は玉座の間を後にした……。
「よかっな、キュウスケ?」
「ん? オレか?
別にオレはいいさ?
現にオレ自身この桜のキーエンブレムを手に入れたのは竜の騎士であるアルス様と大魔道士ポップ様のおこぼれで手に入れたようなもんだ。
運が良くこのキーエンブレムを手に入れたってだけじゃあ、オレ自身の格が底が知れちまうからな!」
「やれやれ……それでいいのか?」
「良いも悪いもオレ次第だろ?
それに、オレは愛するユーチャリンのために命を張るって決めたんだからな!
世界規模級の大事は竜の騎士様に委ねるよ、オレみたいな脇役は役不足だよ。
じゃあな! アディオース!!」
そう言って、キュウスケは城を出た。
「世界より一人の女か……まあ、アイツの冒険はアイツのものだ。
とやかく言う立場ではないか……」
「そうだったのか……アルス、あんたがこの世界の竜の騎士なのか」
「そうなんだ、それともう一つ……」
「いや、言わなくて良いよ?
仲間になるって話はOKだぜ?」
「!!」
「……でも、俺の身体のことを心配するのはわかる。
でもよ、座して何もしないのは俺の性に合わないことだからな!
何を言ってもついてくるさ!!」
ポップは胸張って言ったその時。
「い゛っ!?」
「ポップ!?」
「ポップさん!!」
「っ〜!! ここに来てそれはないだろう……!!」
「ポップ……やっぱりあなたは……」
「何度も言うぜ? 俺は行く!
命尽きるまで、ダイを見つけるためにな!」
「……わかった、でも無理はするなよ?」
「わかってるよ? できることはするさ?」
「案ずるな、私もいる。
その時には私がなんとか支えるさ?」
「ありがとうございます、その……」
「リュウだ、そこのプクリポの子と同じだ。
よろしくな? フッキー?」
「はい、その! よろしくお願いします!!」
「そーゆーわけだ!
大魔道士ポップ! これからはアルス一行のメンバーとして活躍するぜ!!」
「改めて、私はリュウ。
僧侶だ、よろしくたのむよ」
「……さて、これからどうするんだ?」
「レオナとポップたちと会えたから、あとはマァム・ヒュンケル・クロコダインたちだな?」
「プクランドとエルトナに会えたのなら、残るはウェナ・ドワチャッカ・オーグリードの3つだね?」
「流石に行き当たりばっかりで会えたら奇跡だ。
そう簡単には見つからないのと会えないよね?」
「そうだな…………、まあ確かに
アイツらの場合はな?」
「……は?」
「現にこの広いアストルティアで探すのは容易じゃない、けどな?
実は
「ポップ君?」
「忘れてるかも知れないけどよ? ヒュンケルとラーハルト、そしてマァムの武器が答えだ。
クロコダインは言わずもがな?」
「え? …………あぁ!!」
「……そうか!!」
ポップの発言に、アルスとレオナは瞬間的に
「そう! ヒュンケルたちの武器は
そしてクロコダインは
これだけでも十分に話題になれること間違いなしだ!!!」
「そうよ!! マァムの武器はヒュンケルと同じロン・ベルクさんの武器!!
あの武器は事実的に
「そうっ! クロコダインなんて一発で見つけられること間違いなし!
どこから行く?」
「そうだな……?」
アルスが行き先を考えている最中の時だった……。
「はぁ!? ヴェリナード王子直々の依頼が撤廃!? どういうことなんだ!?」
突如、別席から冒険者グループの声が響いた。
「落ち着け! 王子の依頼を聞いた女王……母親が委員会に話つけたって話だ!!
急遽それを聞いた委員会は王子の依頼を完全撤廃したんだよ、それも急にだ」
「くっそっ!! 報酬の‘銀のキーエンブレム’を手に入れるチャンスだったのに!!」
「それだけじゃねえ、お目当ての
「わかるっ!! 例の女武闘家、オーガに匹敵するナイスバディって話なんだろ!! すげぇわかる!!」
「ちょっとねえ? あんたたち酔いすぎよ!
それに、あの「マァム」っていう女?
……良い身体してるって話は聞くけど、
「……っ!?」
「おい……今の話」
「しっ!」
「さあな? 有名な女魔法使いに引けを取らないっていうらしいが、会ってみたかったなあ……マジで……」
「引きずりすぎだって、まあ現地に行って会いに行こうって気になろうや?
もしかしたら間に合えるかも知れねえぜ?」
「よっしゃあ!! そうなったら行こうぜ!! …………ぐが〜」
「ちょ? リーダー? ……ダメだ、寝てやがる」
「やれやれ……」
「……聞いたか?」
「ああ、行き先が決まったな?」
「ええ! 行きましょう!!」
「うん!」
「うむ!!」
「はいっ!」
「よし、なら行こう!」
アルス一行は駅に向かい、次の目的地の「ヴェリナード王国」に向かうために「ウェナ諸島」に向かった……!
次回
ヴェリナード編