レオナ・ポップに続いて‘マァム’を仲間に加わったことで賑やかとなった。
「ドワチャッカ大陸」にマァムと同じ鎧の魔具を使う者がいる・・・。
その情報を頼りに、一行はドワチャッカ大陸に向かった・・・。
ヴェリナードの冒険にを経て、一行がその疲れを取るために仮眠していたその時……。
貴様はこの世界において危険な存在、たとえ血筋が紡がれても生かしてはおけぬ……!!
「…………っ!?」
目を覚ますと、そこは大地の方舟の中。
目の前の席に賢者ホーローがいた。
「…………ずいぶん、うなされていたのう?
何か悪い夢でも見ていたようじゃが、よかったらこのジジイに聞かせてくれんか?」
「ああ……実は……」
アルスは賢者ホーローに夢の内容を語った。
「なるほどのう……夢の中でネルゲルがそんなことを……。
……どうやら、事態は思っていた以上にシリアスかつデンジャーなようじゃな!!
こりゃノンビリしておれん!!」
「……おっと? もうガタラか?
見たところ、仲間とキーエンブレムは確実に集まっておるな?
わしはわしで、準備を進めておくからな?」
「準備?」
「そうじゃ、では今日のところはお別れじゃ。
運命の線路が交差するとき、また会おう!」
賢者ホーローはそう言い、大地の方舟に降りた……。
「……だな? みんな、そろそろガタラに着くよ!」
アルスたちはガタラへ降りて、目的地の‘ドルワーム王国’へと向かった……!
………………しかし、この道中は過酷なものだった。
「あっ暑い……! 」
「仕方ないですよ、ポップ? ここドワチャッカの大陸北部は砂漠地帯で有名。
アストルティアの名所として名高いから我慢して?」
「ひぃ〜、いつになったら着くんだよ?」
アルス達はガタラにて支度を済ませて道中を経てゴブル砂漠を歩いていた。
ホフマンの伝手で熱中症対策を施した装備で事なき事を得るが、その暑さは類を見ない暑さだった。
「いつって……この砂漠の中央にあるんだよね?」
「ええ。この砂漠の中央の地下……正確には下層で、砂漠に囲まれているんだ。
流砂や暑さを凌げられるようになっているから、建築界隈の歴史においてエルドナ式とウェナ式等並んで随一なんだ。
……そろそろだけど……見えたみたいだね?」
サモンの指を指した先は「ドルワーム王国」があった。
この王国はドワチャッカ大陸の王都であり、古代文明の再現を経て復活を果たした王国である。
高度とも言えた古代文明はアストルティア界隈においてその名と歴史は深く、数多の考古学者や技術開発等にとっては宝の山にして天の頂に立つ‘ロマンの宝物殿’であった……。
「あれがドルワーム王国……」
「あそこに「ヒュンケル」達がいるんだよな?」
「はい、ガタラの人たちや旅人達の間では話題になっていますからね?
鎧の武具を使う冒険者なんてアストルティア全土を探してもいませんよ」
「……だな? 行こう!」
アルスたちはドルワーム王国についた……。
「わあっ!」
「これが、ドルワーム王国……!」
広大なゴブル砂漠の中央「ドルワーム王国」についた一行。
そこは‘砂漠の楽園’と呼ばれるに等しい王都だった。
目の前の下層には城下町があり、一行の目の前には長大な王宮があった。
「あの王宮は水晶宮と呼ばれ、ドルワームの心臓部とも呼ばれています。
王立の研究者たちはアストルティア全土を名を轟かす猛者揃い、その実力は素晴らしく凄まじく貢献されています」
「へえ〜? そんなにすごいのか?」
「ええ、なんでも近々‘ドゥラ院長’が此度の研究の重大発表があるらしく、ドワチャッカ大陸の全域にその報せが出たのです」
「ドゥラ院長?」
「院長って……名前から聞くに研究者のお偉い人なの?」
「はい、ドルワーム王国の歴史において類を見ないと言われる天才研究者と言われ、多くの研究者や学者たちから知らぬものはいません」
「へえ……じゃあもしかしたらその中にヒュンケルたちもいたりしてな?」
「それは分かりませんが、まあ確かにその可能性もありますね?
行きましょう、水晶宮に!」
「ああ!」
「おう!!」
こうして、一行は王宮……もとい水晶宮へと足を運んだ。
城門にて冒険者の証を提示し、水晶宮へと入った。
水晶宮の中に入ってきた一行は、内装や雰囲気に驚いていた。
アルスは冒険者として初めて故、そしてレオナ達は見たこともない文化文明に驚き感動していた。
「こりゃあスゲェ……!」
「すごい……! 見たこともないものばかりだわ!!」
レオナとポップはその装いと機能に驚きを隠せなかった。
「すごい……これが、この国の!?」
「ええ、このあかりもエレベーターもこの国ならではにして名所。
この技術の再現は未だ難しいことで知られており、他国では滑車を用いたものからロープ式等が主流。
しかし、このドワチャッカ王国は正真正銘古代文明の技術を用いている為。
未だに再現されていない、故にここのエレベーターは‘ドルワーム式’と呼ばれている為有名なのです」
「へえ……そうなのか……」
「そうです、乗ってみましょう。
このエレベーターをね?」
アルス一行はエレベーターに乗った……。
一方…………。
水晶宮の院長室にて……。
「流石です!! これが、かのロン・ベルクが作ったとされる鎧の武具!!
剣と槍の武具を、よもやこうも間近に見られるとは!!」
院長の‘ドゥラ’はテンションを高めて鎧の武具を吟味して物色していた……。
「もういいか? それだけ見れば十分だろう?」
「……はっ! すむません、私としたことが……!
……ですが、お二方の武具は我らにとっては憧れの武具!
よもやその使い手が訪れたことに感動を禁じえない!」
「全く……俺たちの武具がこうも人気があるのが驚きだな?
それ程なのか?」
「ええ! 元来武具は装備するものですが、この武具はその手間が無く‘鎧化アムド’の掛け声一つで変身ヒーローの如くに武装を展開して鎧となる!! そして武具の強化を加えれば化られる!!」
ドゥラは熱弁しているその時。
「院長さま! お時間が迫って……」
「なんだ! 私が鎧の武具を……おっと、私としたことが大事な用事を忘れてしまうところだった。
失礼しました、では行きましょう!」
ドゥラは急ぎ王の間へと向かって走った。
「やれやれ……こうも熱狂的な者がいては苦労が絶えないものだな?」
「全くだ、しかし手入れの手間も省けたからよしとしよう」
「だな? 行こうぜ?」
一人のドワーフ「ゲンゴロウ」は二人と共に院長室を出て、王の間へと向かって行った……。
次回、再会と展開