ましょううおに襲われるものの、撃退する。
そして、巨大な魔瘴石を手に入れるもおふだが貼られた曰くつきのようなものだった・・・・・・。
玉座の間には、沢山の魔瘴石があった。
ドゥラン 院長は術を唱えて魔瘴石を太陽の石へと変質させた!!
「おおお〜っ! さすが、ドゥラ様!!」
参列した国民と冒険者、そして科学者達は拍手喝采の歓喜の声があがった!
山積みの魔瘴石は太陽の石へと変質し、頭上の太陽の石へと融合した…………。
その時、巨大な魔瘴石の登場でまた喝采の声が出た!
「うおおっ! でけえ!!」
「……!」
「この巨大な魔瘴石は、こちらにいらっしゃるルナナさんとその仲間たちによって掘り出されたものです。
これを太陽の石に変えて、補充すればドルワームの太陽は永遠にかがやきを失うことはないでしょう!」
巨大な魔瘴石はドゥラ院長の前に置いた。
「そう! 私の研究の成果でドルワームは救われるのです!!」
ドゥラ院長は巨大な魔瘴石を術を唱え始めた!
…………その時、揺れと魔瘴が生じ始めた!
「……これは!?」
「様子がおかしいわ!」
巨大な魔瘴石は鼓動を打つかのように、亀裂が生じた!
「ぐっ…………!!」
そして、巨大な魔瘴石は砕けた!
……謎の魔人の姿になって…………!
『我ハ、天魔クァバルナ…………。
ドゥラよ、礼を言おウ。
今ふたタビ、地上に出ることができたノハ……すべて
「…………なんの話だ?」
『クックックっ……わからぬノカ?
思いダセ…………。
太陽の石ヲ作るために、魔瘴石ノ利用を思いつイタ……アノ日のことヲ…………!』
「…………! まさかっ!?」
『くくく……そうダ。
お前に魔瘴石を使うよう助言したのハ、神の声などではナイ!』
「まさか……! まさか、あれは…………!?
『くぁっカッカッカッカッ!! さよウ!!
魔瘴石ヲ集めさせルタメ、我ハお前ヲ利用させてもらったノだ!!
魔瘴石と成りはテタ、我ノ魂ヲ……封印から解きはなってもらうためにナ!!』
「ふっ封印って……サモンさん! まさかあの時の!?」
「でしょうね?」
「うるさい! アブラねんどッ!! あんたも同罪よっ!!」
『魂ガよみがえった、今……! あとハ肉体ヲ取り戻セバ、我ハ自由ダ!!』
そう言った天魔クァバルナは、姿影を消して玉座の間から消えた……!
「これは……厄介なことになりましたね?」
「クッソ……あの時力尽くでも……無理か……!」
一部の参列者と冒険者たちはルナナの方へみつめた……。
「なっなによッ!
そもそも、あんなヤツが埋まってるなんて聞いてないもの!! 誰がこんなこと想像できるのよ!? あたしご悪いんじゃないわよッ!! ふん!!」
ルナナはバツが悪くなったからか、玉座の間から去った……。
「ルナナさまっ!!」
「まっ待ってくれよ!!」
ブチャとムチェはルナナの後を追った……。
「なんということじゃ…………。
かつて、この国を滅ぼそうとした伝説の魔物‘天魔クァバルナ’が復活してしまうとは…………!」
「…………っ!」
「ドゥラよ、クァバルナの言ったことは本当か?
あろうことか、ヤツの知恵を借り……太陽の石を創ってしまったというのか?」
「はい…………。どうやら、そのようです」
「……なんということだ、お前ほどの者が功をあせり……魔物につけこまれるのは…………!
富……名声……知識……。
それらを求めすぎたドワーフたちの末路を知らぬわけではあるまいに……」
「…………私は。どうしても……どうしてもこの国を救いたかった!
救わなくてはならなかったんだ!」
ドゥラ院長は右手を差し伸ばした。
「ウラード国王っ! あなたはこの
私は、この国のために……あなたひ捨てられた3つの星をつかむ子です!!」
ドゥラ院長の発言に、一同は驚きの声があがった。
「あなたは、無能な兄……ラミザに代わってドルワームを救い! 私を捨てたのは間違いだったと、あなたに謝罪させたかったのです!」
「ドゥラくんが…………ボクの弟…………!?」
その場にいた人たちは、驚き……そしてざわめきの声があがった……。
「おろかな……。
…………その話はあとだ。
今はあの魔物を…………天魔クァバルナをなんとかせねば!
ヤツが向かった先に、心当たりのある者はいるか!?」
「…………おそらく、この大陸の西の果て「ボロヌスの穴」かと。
古文書によると、天魔クァバルナは肉体と魂を分けられ……ボロヌスの穴の泉に、その肉体が封印されたとあるのです」
「よし! ラミザよ。
騎士団を率いてボロヌスの穴へ向かうのじゃ!!
ドゥラ、お前も一緒に行くように!」
「はいっ!!」
「は……はいっ……」
「アルス……!」
「わかってるよ、行こう!」
「まさか……クァバルナの魂がカルサドラ火山に封じられていたとは…………!
なぜ……なぜ私は気づかなかった!
私の責任だ、この命に代えてもクァバルナを討つ!」
ラミザは騎士団を率いるために玉座の間を後にした。
アルス一行は天魔クァバルナ打倒に向けて支度に取り掛かった!!
「ドゥラめ…………。なんという愚かなことをしてくれたのじゃ。
よりにもよって、あの天魔クァバルナを…………!!
……しかし、それも全て我が
ウラード国王はため息混じりに嘆いた……。
「国王様…………。
その件は国を想うため、仕方なかったこと。
どうか、ご自分を責めないでください。
それに、ラミザ王子がきっと天魔クァバルナを討ってくださると、私は信じております!」
「……ん? そなたは確か王立研究員の者だったな?
確か……名はチリと申したか。
…………礼を言わねばな。そなたの申す通りじゃ。
今はラミザを信じ、待つことにしよう…………」
「よろしいでしょうか?」
「む?」
サモンはウラード国王に声をかけて挨拶した。
「そなたは……! もしやサモンか!?」
「如何にも」
「おおっ! レンダーシアから遠路はるばると……!
……む? その者たちは……?」
「国王様ならば、ご存じにして極秘の方です」
「極秘……? ……っ!?
もっもしや!?」
「はい……」
ウラード国王は、棚から牡丹餅かのように喜び始めた。
「大義であったっ! その者よ、名はなんと?」
「アルスです……」
「ほお! あなた様ならば……あるいは!
アルスよ! 頼む! 天魔クァバルナの討伐を手助けを!」
「……手助けも何も、アレは羽織っては置けない。
それだけです……国王様」
「うむ……! そなたの力があれば、ラミザにとっては百人力だっ!
仲間が一人でもいれば心強い!
天魔クァバルナは、この大陸の西の果て‘ボロヌスの穴’に向かったそうじゃ!
活躍次第では、ほうびを取らせようぞ!」
「はっ!!」「かしこまりました」
玉座の間を後にして、アルスとサモンはポップたちの元へと向かった……その時。
「すみません! 待ってください!
あなた方は、ラミザ王子を手助けに行くのでしょう?」
「……ん?」
声をかけた主はドゥラ院長だった……。
「あなたは……ドゥラ?」
「……あの場での挨拶をしなかったことをお詫びを申し上げます、サモン様」
「いいんです、大事な舞台でしたからね?」
「申し訳ありません……。
私は、天魔クァバルナの封印を解き……
故にこの罪は、償われなければならない……!」
「ドゥラ……」
「……ましてや、私のせいでラミザ王子が危機に立ち向かうなど…………!
……できるわけがないのです!
あの人が天魔退治など!!!
そんなことをすれば、ラミザ王子が……兄が死んでしまう!」
「…………」
「お願いです! 私も一緒に連れて行ってください!
国を……兄を……! この命に代えてでも、助けなければ!」
「……いいよ! 国王様が言ってたしね? ‘仲間が一人でもいたら心強い’ってね?」
「……! はいっ!!」
こうして、ドゥラを加えたアルス一行は支度を済ませてゴブル砂漠を越えてボロヌスの地を越えて穴に向かって入った……。
次回
打倒!天魔クァバルナ