DRAGON QUEST 竜の騎士と神々の世界   作:梟帥

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魔瘴石を太陽の石に変質するという知恵は‘天魔クァバルナ’のもたらした入れ知恵であった。
我が身の復活を企て、ドゥラたちを利用して復活を果たした。
一行はドゥラと共にゴブル砂漠を越えてボロヌス溶岩流を経て、その地の洞窟「ボロヌスの穴」へと着いた・・・!



ドルワーム-ファイル.5〜天魔クァバルナ〜

ボロヌスの穴

 

 

 

 ボロヌスの穴の奥に着いたアルス一行。

 

 砂漠と溶岩流の魔物を蹴散らしつつ、最奥にある旅の扉と同じ輝きを持つ光の球体の前に立っていた……。

 

 

 

「この先に天魔クァバルナがいるんだな?」

 

「そうです、かつてこの国を滅ぼさんと企てたヤツの身体が封印されているのです」

 

「じゃあ、この泉の中に……?」

 

「そうと決まれば善は急げだ、行くぞ!!」

 

 

 

 アルス一行はボロヌスの泉の中に飛び込んだ! 

 

 

 


 

 

 

ボロヌスの泉

 

 

 

 泉の中に入り、そこには石像の姿の天魔クァバルナの身体があった……。

 

 

 

「俺たちが一番乗り……なのか?」

 

「らしいな……?」

 

 

 

 辺りを見回し、警戒していたその時……! 

 

 

 

「……っ!」

 

「この気配……!」

 

 

 

 上から魂姿の天魔クァバルナが現れた! 

 

 

 

『おオ…………。我ノ、身体…………。

 

 美しい身体…………! 

 

 よくモ…………よくも、このような…………!!』

 

 

 

 魂と石像の身体が一体となり、その身体は完全に復活を遂げたのであった!! 

 

 

 

クゥェェエエアアアッ!!! 

 

 

 

 天魔クァバルナはおたけびをあげた!! 

 

 

 

「いいっ!?」

 

「なっなんて気だっ!?」

 

「これが……天魔クァバルナ……!!」

 

 

 

「長かっタ…………!! 我ノ……我のいとシイ身体…………! 

 

 もう二度ト、封印などされるモノカ!!! 

 

 生きとして生ける者ハ、全て我が糧……!! 

 

 まずはお前たちから喰らってやロウ!!」

 

 

 

 天魔クァバルナは全闘気全魔力を全開放してアルス一行に襲いかかった!! 

 

 天魔クァバルナの先制攻撃! アルスは見事防ぎきった!! 

 

 

 

「なんのぉ!!」

 

 

 

 なんなんだ……!? 今の一発のパンチだけでこの威力!? 

 

 これは……今までの敵の中でヤ(・)バ(・)す(・)ぎ(・)る(・)部類か!? 

 

 

 

天魔クァバルナとの戦いが始まった!! 

 

 

 

 戦列はアルス・サモン・ポップ・マァム・レオナ・ヒュンケル・ラーハルト・ゲンゴロウが立った。

 

 後列はメルル達が立った。

 

 

 

「我が供物よ……! 喰らい尽くしてくれようぞっ!!」

 

 

 

 天魔クァバルナは闘気を全開放した!! 

 

 

 

「どわぁ!?」

 

「なっなんて闘気なのっ!?」

 

「これは……!!」

 

 

 

 天魔クァバルナの圧倒的な闘気に怯むも、姿勢と士気は挫けなかったアルス達。

 

 

 

 両翼を展開して攻撃と呪文を繰り出し、その圧倒的な強さをアルス一行に襲いかかる! 

 

 

 

「みんな気をつけろっ!! コイツは今(・)ま(・)で(・)の(・)奴(・)等(・)の中でヤバすぎる!!!」

 

「言われなくてもわかっているっ!!」

 

「当たり前だっ! アルスが防いでも吹き飛ばされる強さってことは上位に入る強さだってことはわかってるっ!!」

 

「言わなくても一目瞭然よっ!!」

 

 

 

 ポップは魔力を高めた! 

 

 ヒュンケルとマァムは闘気を高めた! 

 

 

 

「はあぁぁぁっ!!」

 

「うおぉぉぉっ!!」

 

 

 

 ヒュンケルとマァムは闘気を高めた攻撃を繰り出した!! 

 

 天魔クァバルナの両翼にダメージを与えつつ、本体にも攻撃を与えた!! 

 

 

 

「なんなんだ? ソノ程度で我を倒せルと思ッタかァっ!!」

 

 

 

 天魔クァバルナは回し蹴りを繰り出した!! 

 

 

 

「きゃあっ!」

 

「くっ!!」

 

 

 

 ヒュンケルとマァムは吹き飛ばされた、だが咄嗟に受け身を取って立て直した!! 

 

 

 

「マァムっ! ヒュンケルっ! 

 

 くそっ! これならどうだっ!!」

 

 

 

 ポップは魔力を高めたメラミを唱えた! 

 

 天魔クァバルナにダメージを与えるがわずかなものだった。

 

 

 

「ホお? コレがお前の魔法か? 

 

 …………魔法とイウのは、こうヤルものダっ!!!!」

 

 

 

 天魔クァバルナはメラゾーマを放った!! 

 

 

 

「うわあぁぁぁぁっ!!」

 

 

 

 ポップは大ダメージを受けてしまった!! 

 

 

 

「ポップっ!!」

 

 

 

 レオナは咄嗟にベホイミを唱えてポップを回復させた。

 

 

 

(なんて強さだ……! もしかしたらネルゲル以上……!? 

 

 ……でも、ここで逃げるわけにはいかないっ!!!)

 

 

 

 アルスは闘気を高めた!! 

 

 

 

「みんなっ!」

 

 

 

 ゲンゴロウは急ぎどうぐの「アモーレの水」と「まほうのせいすい」を出してみんなに与えた! 

 

 

 

「なるほど……ならば!」

 

 

 

 ラーハルトは闘気を高めて天魔クァバルナを神速の攻撃を繰り出したっ!! 

 

 

 

「はあぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

 

 天魔クァバルナ自身と両翼にダメージを与える、しかし……。

 

 

 

「中々ヤるな……? だガっ!!」

 

 

 

 天魔クァバルナは回し蹴りとサマーソルトを繰り出した! 

 

 だが、ラーハルトは紙一重に受け流したっ!! 

 

 

 

「やるな……ならば!! ハーケンディストール!!!」

 

 

 

 ラーハルトは会心のハーケンディストールを放った!! 

 

 

 

 天魔クァバルナ自身と両翼にダメージを与えた! 

 

 

 

「ムムっ!?」

 

 

 

 ハーケンディストールの大火力ダメージによって、両翼は消滅した!! 

 

 

 

「やったぁっ!!」

 

「凄いっ!!」

 

 

 

 後列の面々はラーハルトの会心の攻撃に驚きながらも歓喜の声があがった!! 

 

 …………ところが。

 

 

 

 

 

 

 

ドガぁン!! 

 

 

 

 

 

「ぐはっ!!」

 

 

 

 ラーハルトは天魔クァバルナの正拳突きに吹き飛ばされた!!! 

 

 

 

「ラーハルトっ!?」

 

 

 

 ドゥラ院長はすぐ様にラーハルトの元に駆けつけてベホイミをかけた!! 

 

 

 

「ククク……愚かナ者たちヨ……。

 

 我の翼をもいだラ勝てルと思ッたかぁ!!」

 

 

 

 天魔クァバルナは格闘技の姿勢を取った!! 

 

 

 

「まずハ貴様からだぁっ!!」

 

 

 

 天魔クァバルナはアルスに目掛けて超速会心乱打を繰り出した!! 

 

 

 

「ぎゃあぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

 

 

 超速会心乱打によって殴り飛ばされたアルス、気絶してしまう!! 

 

 

 

「アルスっ!!!」

 

 

 

 天魔クァバルナは有無を言わさず正拳突きを繰り出した! 

 

 

 

「ぐっ!?」

 

 

 

 サモンは強力な魔法結界を展開するも、天魔クァバルナの攻撃は凄まじい威力を持っていて吹き飛ばされかける。

 

 

 

(これは……是非もなしっ!!)

 

 

 

「次ハお前だァっ!!!」

 

 

 

 天魔クァバルナは痛恨の一撃ともいえる攻撃をヒュンケルに目掛けてぶちかました!! 

 

 

 

(間に合えっ!!)

 

 

 

 

 

 

 

どがぁんっ!!! 

 

 

 

 

 

 天魔クァバルナの攻撃をモロに受けた……が。

 

 

 

ガァンっ!! 

 

 

 

「ぐアぁ!? なっなんだ!?」

 

 

 

 天魔クァバルナは吹き飛ばされた! 

 

 

 

「お前相手に、これを使わざるを得ないようだな?」

 

 

 

 ヒュンケルの今の姿は‘鎧化(アムド)’をしていた。

 

 

 

「本気でいかせてもらうぞ……!」

 

「ヒュンケルっ!!」

 

 

 

 天魔クァバルナが驚いているその時! 

 

 

 

「はぁ!!」

 

「てやぁ!!」

 

「ぬうっ!?」

 

 

 

 突然、奇襲を受けてダメージを受けた天魔クァバルナ。

 

 

 

「なっナんだ!?」

 

 

 

 そこにはヒュンケル同様にラーハルトとマァムも鎧化していた。

 

 

 

「この手の敵は、生身では勝てないようだな……?」

 

「強い……もうなりふり言ってられないわね?」

 

 

 

 ヒュンケル・ラーハルト・マァムは鎧化をしており、その光景にドゥラを始め転生者たちも息を呑んでいた……! 

 

 

 

「凄い……アレが……!」

 

「すっスゲェ……! 鎧化……それも3人分!!!」

 

「ほオ……? まさカソレは‘ロン・ベルク’の……? 

 

 ……面白イっ!!!」

 

 

 

 天魔クァバルナは闘気を高め、三人に襲いかかった!! 

 

 

 

「ぐっ!!」

 

「ぬう!!」

 

「くっ!!」

 

 

 

 天魔クァバルナは連続攻撃を繰り出した、その連続攻撃をダメージを受けるものの受け流して防いだ三人。

 

 しかし、一つ一つの一撃が強いせいでダメージの影響があった……。

 

 

 

(なんて攻撃力だ……! この姿になってもなおこの威力……!!)

 

(これが天魔クァバルナの力……! 侮れん……!!)

 

(信じられない……! 鎧化してもダメージが来るなんて……!!)

 

 

 

 ダメージを受け、息も上がっていた三人。

 

 その光景は戦線と後列の面々は冷や汗をかいていた……。

 

 

 

(そんな……あの姿の三人でさえも……!?)

 

 

 

 天魔クァバルナは闘気を高めた、そして魔力を高めた!! 

 

 

 

「なるホど……。中々の性能…………ダが、使イ手は弱イなぁ!!!」

 

 

 

 天魔クァバルナは究極魔法‘マダンテ’を放った!!!!!! 

 

 マダンテの大爆発は戦列組を飲み込んだ!!!!!! 

 

 戦列組は悲鳴を上げる間もなく、マダンテの光に飲まれた…………。

 

 

 

「あ…………そんな…………!!」

 

 

 

 後列組は、その光景に絶望した…………。

 

 誰もがそう思った………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ダァんっ!!! 

 

 

 

 

 

「ぐあぁっ!?」

 

 

 

 突然、天魔クァバルナは何かの攻撃を受けて吹き飛ばされた!! 

 

 

 

「ナ…………なんダっ!?」

 

「……悪い、みんな。油断した……!」

 

「いえ……むしろ奇(・)跡(・)ですよ?」

 

 

 

 そこに立っていたのは気絶していたアルス本人……それも‘竜の紋章’を発動していた! 

 

 

 

「ば……バカな……!? 貴様……竜の騎士!?」

 

「だとしたら?」

 

 

 

 天魔クァバルナは有無を言わさず、猛スピードを出して手刀攻撃を繰り出してアルスに襲いかかった! 

 

 しかし、アルスはその手刀を防いだ! 

 

 

 

「っ!?」

 

「そんなものかよっ!!」

 

 

 

 天魔クァバルナの主導を弾き返して正拳突きで返した!! 

 

 

 

「グばぁッ!!?」

 

 

 

 アルスの会心の一撃とも言えた正拳突きで天魔クァバルナはひざまづいた! 

 

 

 

(なっ何故ダ……!? 闘気を纏ってこのダメージだと……!?)

 

 

 

「気を失っていた分……巻き返す!」

 

 

 

 アルスは肉弾戦で天魔クァバルナにばくれつけんときゃくを繰り出し、怒涛の連続攻撃を繰り出して圧倒した!! 

 

 

 

「なんと……! あの方は竜の騎士だったのか!?」

 

「黙っててすまない、守るのと身を隠すためとはいえ内密にしていた……。

 

 院長、後はもう彼の独壇場です」

 

 

 

 怒涛の連続攻撃を繰り出し、吹き飛ばされた瞬間に脚を掴んでジャイアントスイングをして上空にぶん投げる。

 

 

 

「どりゃあああぁぁぁぁっ!!!」

 

 

 

 天高く飛び逆サマーソルトで叩き落とした! 

 

 

 

「グばぁっ!!」

 

 

 

「凄い……! あの天魔クァバルナを圧倒している……!!」

 

「まさか……この世界に竜の騎士がいたとはな……!」

 

 

 

 叩き落とされた天魔クァバルナは立ち上がり、めいそうをして傷つけられた身体を再生した! 

 

 

 

「おのレ……! これしきで倒れる我ではナいわぁっ!!!」

 

 

 

 天魔クァバルナは全闘気解放した!! 

 

 

 

「たとえ竜の騎士ともイエども、この一撃ハ耐えられマイっ!!!」

 

 

 

 天魔クァバルナは全ての闘気を全身からかけて右腕に溜め込んだ!! 

 

 

 

「最後の大勝負ね? ……いいよ、受けて立つっ!!」

 

 

 

 アルスは自身の剣を抜き、全ての闘気を剣に集中させた!! 

 

 

 

「死ねエぇっ!!」

 

 

 

 天魔クァバルナは音速を超えた速さでアルスに襲いかかった! 

 

 対しアルスは迎え撃つ形で最大奥義をぶちかました!! 

 

 

 

「魔神剣・竜穿!!!」

 

 

 

 二人の最大奥義の衝突……! 

 

 その衝撃は波となって場が震撼したのであった……! 

 

 

 

 

 

「がハ……!!」

 

 

 

 

 

天魔クァバルナをやっつけた!! 

 

 

 

 

 

「やったぁ!!」

 

「ちぇ、アルスの独壇場とはいえ……勝ったからそれで良いか」

 

 

 

 アルスの奥義に膝をついた天魔クァバルナ、息苦しく倒れそうになっていた……。

 

 

 

「ばっバカな……これが……竜の騎士……!! 

 

 だガ……舐メるな……!! 

 

 我ハ……かつて世界最強と謳われた……!!! 

 

 そノ……誇りに、かけテ…………!!! 

 

 このまマ、倒れるわけニハゆかぬうぅぅっ!!!」

 

 

 

 天魔クァバルナは執念とも言えた呪いのようなものを放った!! 

 

 

 

「っ!?」

 

「アルスっ!!!」

 

 

 

 呪いはアルスに目掛けて襲いかかった!! 

 

 

 

「危ないっ!!」

 

 

 

 ドゥラは素早く呪い対策を施した結界を張ってアルスを守った!! 

 

 

 

「クククク…………! 

 

 ドゥラ……まだ、絶望は終わらヌ……!! 

 

我(・)呪(・)イ(・)……絶えヌ……限……り……!」

 

 

 

 

 

 そう言い、天魔クァバルナは倒れて魔瘴となって霧散した……! 

 

 

 

(呪い……?)

 

「……危ないところだった。

 

 アルス様、そしてサモン様とそのお仲間の皆さん……。

 

 ありがとうございました、本来なら私たち兄弟に縁もゆかりも無いにも関わらず、皆さまに危険な目をあわせてしまいましたね…………」

 

「いいってことよ、どのみちアイツとの戦いは避けられなかったからね?」

 

 

 

 会話の最中に、上からラミザ王子率いる騎士団たちが到着した。

 

 

 

「ぜい……ぜい……。

 

 く……クァバルナは……どこ?」

 

 

 

 ラミザ王子の登場にため息混じりな空気、ドゥラはツッコミをいれた。

 

 

 

「全く……今になってくるとは……! 

 

 お前のようなヤツが、私の兄なんてうんざりだ!」

 

「え?」

 

「王子! 討伐のために騎士を選ぶのに時間をかけた挙句! 

 

 こちらにおられる旅人……竜の騎士と叡智の冠の方々とその仲間たちにクァバルナと戦ってしまったんだぞ!!」

 

「ええっ!? ごっごめん! あやまるから怒らないで! 

 

 ボクは兄弟仲良くしたいんだよ! 

 

 そっそれに……戦う人は選ばないと、ケガしたり死んだりしたら悲しむ家族がみんないるんだ……」

 

「ラミザ様……」

 

「……やはり、お前のような甘いヤツにドルワームを任せるわけにはいかない! 

 

 幾ら家族が大事とはいえ、国家の一大事を前にその甘さは国家の命そのものを脅かすかもしれないのだぞ!!」

 

「……! ……ごめんなさい」

 

「ドゥラ、そのへんにしなさい……」

 

「……! 

 

 すみません、私としたことが……。

 

 ……さて、帰りましょう。父上たちが皆さんを待っておられる。

 

 それと、アルス様。

 

 そして、サモン様とその仲間の皆さん。

 

 本当にありがとうございました、私の役目はこれで終わりました。

 

 それでは……」

 

 

 

 ドゥラはクァバルナ討伐を果たした為、アルスたちのパーティから離れた。

 

 

 

「さて、そうと決まれば……」

 

 

 

 サモンはリレミトを唱えてゲートを展開した! 

 

 

 

「ここを通って、あとはルーラで帰りましょう」

 

 

 

 リレミトゲートを介してアルス一行とラミザたちはボロヌスの穴を出てルーラストーンを使ってドルワーム王国に帰還した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回
明かされる真実

※戦闘描写ずさん気味でごめんさない
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