宇宙戦艦ヴンダー 《Reise zu einem Wunder》 作:朱色の空☁️
(ó﹏ò。)スイマセンッ
第2章 発進編スタートです
今作ではユリーシャは事故にあってません
(かわいそうなので)
なお、自動車学校で本免許が取れるまで投稿はノロノロになります
(ó﹏ò。)スイマセンッ
西暦2199年 メ号作戦、そして…
静寂に満ちた銀河……
死んでゆく星もあれば……
生まれてくる星もある……
そう、宇宙は生きているのだ……
そして今、終末を迎えようとしている
1つの星があった。
第2章 我往くは宙の彼方
太陽系にガミラスが進行してきて早8年、ガミラスは冥王星の環境を改造し前線基地を置き、そこから遊星爆弾を発射し続けている。
それにより地球環境は壊滅、海は干上がり大地は荒れ果て放射線が飛び交う。オマケに異星の有毒植物が根を生やし、とても人類が住める環境じゃない。
人類は地下に建設した「地下都市」に避難して、必死に耐えていた。
西暦2199年 滅亡まで後1年……
第1話 メ号作戦……そして
極東管区、富士宇宙港ドック。ここには、国連宇宙軍の最後の艦隊が集結していた。
勝つ確証もない無謀な戦いに出るのだ。
そんな最後の艦隊が集うドックで2人の人が話していた。
「これ、長いこと借りたままだったな。俺には詩の良さが分からなかったよ」
真田志郎は1冊の詩集を友人に手渡した。
中原中也の詩集だった。
「いや、お前が持っていてくれ」
そう言って友人「古代守」は拒んだ。
2人は防衛大学時代からの長い友人で、ハルナやリク以上に長い付き合いになっている。
その友人が最後の戦いに挑む。
真田さんは参謀本部付きで出航を見に来ていたが、今の彼は「参謀本部の真田志郎」ではなく「古代守の友人」であった。
「新見くんは来てないようだが」
「彼女とは別れたよ」
彼も覚悟してこの戦いに望むのだ
『二度と帰って来れないかもしれないから』
でも、彼は明るかった。
「奴らに勝って帰ってくるよ」
そんな笑顔を見た真田さんは真実を告げられない自分が嫌になった。
『メ号作戦は陽動であるということを』
「それじゃあな」
古代守はそういって自分の船である『磯風型突撃宇宙駆逐艦 ユキカゼ』に乗り込んでいった。
二度と会えないことを悟りながら。
それを見ていた真田さんは、
自分は後悔し続けることを悟った。
地表にリフトアップされていく艦隊。朝日に照らされて光り輝く船体を、誰もいない地上に勇ましく見せながら、最後の艦隊は痛ましい姿の星から飛び立った。
それを地表観測所から強化ガラス越しに見ていた真田さんの手には、中原中也の詩集が握られていた。
冥王星、かつて太陽系外縁天体の準惑星と指定された氷の惑星は、ガミラスの環境改造によって、「寒いのは変わらないが」水を持つ準惑星として環境が改造されていた。そこにはガミラスの地球侵攻用の前線基地が備え付けられていた。
『シュルツ司令。惑星テロン方面より、多数の戦闘艦を確認! 重巡洋艦数隻、巡洋艦十数隻、駆逐艦多数です』
『テロン人は懲りないな。だが、私たちザルツ人と同じようにガミラスの下で尽くすなら命は助けられるだろう。まずは降伏勧告をするのだ。発進準備を』
『ザーベルク!』
(無駄な争いはしたくないのだが……)
基地を守らなければならない事実と争いは少なくしたいという個人的な考えで悩みながら、シュルツ司令の命令によって、前線基地の艦隊が迎撃に向かって行った。
地球の艦隊は、核融合機関によってエネルギーを得る。そのため速力も光学兵器の威力も、残念ながらガミラスには何歩も劣る。これが、地球艦隊が壊滅1歩手前まで追い込まれた理由である。
ガミラスの陽電子カノンを受けて生き残った船はほとんどない。
一撃爆散が、地球艦隊にとっては常な戦場であった。
地球を発って3週間程、地球艦隊は冥王星にまで到達した。
『冥王星軌道まで、あと20000km!』
1人の通信士が報告を上げた。
「この艦隊が地球最後の艦隊、あくまで我々は陽動だ。本命が内惑星軌道に向かうのを悟られないように戦うのが我々の最後の仕事だ」
「サーシャ・イスカンダル、睦月くんがユリーシャさんから聞いたイスカンダル人の第2皇女。本当に来るのでしょうか?」
「儂らに出来ることは信じることだけだ」
「しかし、この作戦が陽動であることを彼らに知らせることが出来ないとは、残酷な事だ……」
そう言いながら、山南艦長は自分の乗艦である『金剛型宇宙戦艦五番艦 キリシマ』の艦橋から、友軍艦艇を眺めた。
酷く悲しそうな目であった。
『テロンの艦艇群、光学で確認しました!』
『彼らは、自分たちの力では歯が立たないと分かっていながら何がしたいのだ?』
『分かりません……最後に一矢報いたいのでしょう』
『ガミラスやザルツにもそのような言葉があるが、テロンにも同じ考えがあるのか。……まずは降伏勧告を行う。テロン艦との回線を繋げ』
『ザーベルク!』
ザルツ人通信士の操作により、キリシマに短文が送られた。
「沖田提督! 前方のガミラス超弩級戦艦より短文を受信しました!」
「何と?」
「『地球艦隊に勧告する。直ちに降伏せよ。繰り返す、直ちに降伏せよ』です。返信はどうしますか?」
「バカめと言ってやれ」
「なんですと?」
「『馬鹿め』だ!」
それを聞いたキリシマ第1艦橋の通信士は少し笑った顔で敵旗艦に返信を送った。
『奴らは死にたいのでしょうか?』
『虚勢を張っていたいのだろう。全艦陽電子カノンにエネルギー充填、第一種戦闘配置』
ガミラス艦の主砲に赤い死の光が灯った。それは数瞬のうちに発射口を満たし、地球艦隊に最後宣告が下された。
ガミラス艦から放たれた陽電子カノンは村雨型宇宙巡洋艦の一隻を一撃で沈めた。
しかし、「一撃で沈められる事くらい」地球艦隊は分かりきっている。
自分たちの砲撃が、奴らにとって「痛くも痒くもない事くらい」嫌という程分かっている。
しかし彼らは、地球艦隊は奴らに抗うのであった。
「全艦、主砲塔にエネルギー伝達!」
「主砲塔にエネルギー伝達あり! 発射可能状態まであと20!」
「照準、ガミラス軍戦艦級艦艇! 照準内に入りました! 補正開始!」
「全主砲塔、エネルギー充填完了!」
「照準補正完了!」
発射準備が完了した。地球の矛である「高圧増幅光線砲」がガミラスへ向かって牙を剥く。
「全砲門開けっ! 撃てぇ!」
全艦から放たれた細い黄緑の光線はガミラス艦隊に向かって進む。しかし悲しいかな、ガミラス艦の陽電子ビームよりも出力は弱いのだ
カァァンッ!
地球艦隊の高圧増幅光線はガミラス艦の装甲に弾かれた。ガミラス艦の装甲には特殊加工が施されている。出力の低いビームは弾かれてしまうのだ。
地球艦隊の砲撃を嘲笑うかのように、ガミラス艦隊から赤い陽電子カノンが放たれる。これで多くの地球艦艇が爆散した。
陽電子カノンを受けてバランスを崩した艦艇が他艦艇に接触して二次被害も引き起こし、メ号作戦は開戦直後から地球艦隊の圧倒的劣勢であった。
「敵は、圧倒的なようですね」
「そんなこと分かりきっている」
今までガミラスとは何度か戦ってきている。その位の事は分かっているのである。
しかり、今回は彼らを倒すことが目的ではない。
「耐えるのだ……アマテラスが太陽系に入るまで」
波動コアを地球に運ぶ使者「サーシャ・イスカンダル」を安全に内惑星軌道に通すのが、この作戦の本当の目的なのだから。
「敵艦から魚雷発射を確認。目標、本艦です!」
「対空防御!」
キリシマから対空迎撃用の弾幕が張られるが、薄い弾幕は意味をなさない。ガミラス艦の魚雷は命中する。
ドガァンッ!
「右舷後方に魚雷命中!」
「ダメージコントロール! 隔壁閉鎖!」
「機関出力低下!」
機関出力の低下を受けて、キリシマの機関科職員は機関の応急修理を行っていた。
「急げ! 時間が無いぞ!」
そう言いながら作業を行うのがキリシマ機関長の「徳川彦左衛門」であった。
彼と沖田十三は古い仲で、戦友同士であった。
「とりあえずこっちは何とかなった。でも本当に来るのかなぁ」
そう疑問的な言葉を発するのはキリシマの機関士「薮助次」だ。彼も優秀な機関士で、今回の作戦を知る人物の一人であった。
「大丈夫だ、儂はあの人を信じる、信じるんじゃ」
一方、古代守が艦長を務める駆逐艦「ユキカゼ」は機敏に動き回っていた。ユキカゼは全長80mのかなりの小型艦で、高機動が売りの駆逐艦。『巨大な戦闘機』と言われても差し支えない、むしろそれに相応しい機動力でガミラス艦からの陽電子カノンを避け誤射を誘っている。
そんなユキカゼにも切り札がある。
「敵艦、正面!」
「試製空間魚雷、発射準備完了!」
この船には試作された空間魚雷が装備されている。
wonderに搭載される予定の新型魚雷、これはその試作だが、カタログスペックではガミラス艦に十分効果があると言われている。
「よし! 3番、4番撃てぇ!」
ユキカゼ艦長「古代守」の命令により、ユキカゼ艦首から2本の魚雷が発射された。
2本の魚雷は迷うことなくガミラス艦に狙いを定め、突撃。前方の巡洋艦を沈めた。
「敵巡洋艦、撃沈!!」
「よぉし!」
試製空間魚雷はガミラス艦に効果的だ。地球はガミラスへの切り札をまた1枚持つこととなった。地球艦艇の艦首には『陽電子衝撃砲』が取り付けられているが、チャージ時間が長い決戦兵器である上に核融合機関では出力をまかないきれない可能性がある。その上『機関が暴走する危険性も孕んでいる』正真正銘の決戦兵器で、使い所もかなり限られてくる。
地球人はまだまだ抗うつもりなのだ。
応急修理が完了したキリシマは高圧増幅光線砲を撃って抵抗を続けていた。
やられるなら目一杯抵抗してからという考えなのだろう。しかし、そこにある連絡が届く。
「沖田提督! 太陽系外より高速で巡航する艦艇を感知! 速度は光速の23倍です!」
「同時に作戦識別コード『アマテラス』からの信号を受信!」
作戦識別コード『アマテラス』……光速の23倍のスピード……
これはつまり、イスカンダルからの使者がやってきたということ、波動コアを地球に運ぶ使者「サーシャ・イスカンダル」がやって来たということである。
「司令部に打電を送れ。『アマノイワト開く』」
イスカンダルの艦は脇目も振らずに内惑星系に猛スピードで突っ込んでいく。
それを見届けた沖田十三は撤退準備をする。
「残存艦艇は?」
「本艦の他、駆逐艦が1隻のみです」
「誰の艦だ?」
「古代艦長の駆逐艦、ユキカゼです」
彼はユキカゼの特徴を熟知しており、機敏な機動でガミラス艦の攻撃を避け続け、生き残ったのだ。
「ユキカゼに打電、『撤退する。我に続け』」
雪風に打電を打ったキリシマは帰還の途に就いた。
「帰還?! 何故だ!」
古代艦長は帰還命令に疑問を抱いた。なぜこのタイミングで? 彼らはこの作戦の真意を知らないからだ。
「ユキカゼ、反転しません!」
「何故だ!」
キリシマの第1艦橋が戸惑う中、沖田艦長は少し落ち着いていた。
「ユキカゼとの回線を繋げ」
「映像通信繋ぎます!」
小型モニターに映し出された映像はノイズ混じりの白黒画面であった。
「古代! なぜ反転しない! 作戦は終了したのだぞ!」
『ユキカゼは戦線に残り、キリシマ撤退を援護します』
「古代! お前はこんな所で死んでいい人間じゃない!」
『その言葉、そのままお返ししますよ、沖田さん。貴方と戦えたことは我々の誇りです。山南艦長、後を頼みます!』
「よせ! 古代!」
通信はユキカゼの方から一方的に切断された。
彼らは覚悟を決めたのだ。
その頃ユキカゼの艦橋ではみんな笑顔であった。
「さぁ〜て、敵さんに1発ぶちかましてやりますか」
1人の火器管制員が声をあげた。
それに合わせて、1人が歌を歌い始めた。
「銀河水平波間を超えて目指す恒星ケンタウリ」
国連宇宙軍の軍歌であった。それに合わせて全員が歌い出す。
「星の瞬き遥かに超えて空に輝く星の船 抜錨船出だ錨を上げよ 進路そのままヨーソロー! 星に向かって舵を切れ 俺たちゃ宇宙の 俺たちゃ宇宙の船乗りさ」
その勇敢な歌声はキリシマにも音声通信で流れていた。
二度と帰って来れないのに勇ましく歌いながらガミラス艦隊に突撃していく1隻の駆逐艦。地球の誇りを背負った彼らが勇敢に最期の戦いに進んでいく。
「両舷全速……。現中域を離脱する」
「……了解」
キリシマは彼らを背にして帰還の途に就いた。
雪風は今までの鬱憤を晴らすかのようにその高機動を十二分に活かし戦術機動を展開。ガミラス艦はそれに対して雪風に陽電子カノンで狙いを定めるが、雪風の機動性には叶わない。味方間で誤射が起こっている。
雪風に試製魚雷はもう無い。従って雪風に有効打は無い。それでも彼らは高圧増幅光線砲を放ち、ガミラス艦隊の中で暴れる。
彼らにとって最初で最後の祭りであった。
しかし、その祭りも終わりを迎える。
ガミラス艦の陽電子カノンが艦尾に命中。途端にバランスを崩し操舵不能に陥る。
ガミラス艦が放った陽電子カノンが再び雪風の艦尾に命中。
雪風は爆発した。
キリシマ撤退より少し前に遡る。無人の状態の火星には2人の人間がいた。
「古代進」、「島大介」であった。
2人は、太陽系にやってくるイスカンダルの使者「サーシャ・イスカンダル」から波動コアを受領するために2週間前から火星でスタンバイしていた。
現在の火星は無人の廃墟と化している。かつては広大な宇宙港が広がり、当時最先端の都市が広がっていたそうだが、今は廃墟。今2人がいる「アルカディアポート」も骨組みが何とか残っているだけで、何かの遺跡にしか見えない。
「兄さんが火星で戦っているのに、俺たちはこんな所にいていいのか……?」
まだ幼さが少し残る「古代進」は宇宙服を着てアルカディアポート跡地の中を歩いていた。
「火星に落とされてから2週間。メ号作戦が成功したかは分からない。俺たちはただ待つしか出来ないよ」
そう返すのは「島大介」。古代進の親友であり、宇宙防衛大学の同期である。
「呑気だな」
「こうでもしてないと体がおかしくなる。気の張りすぎも体に毒だ」
そんなことを話していると、2人の無線機に1つの連絡が入った。
《イスカンダルタイプの艦船が外惑星軌道を通過。
まもなく内惑星軌道に突入すると予想される。回収員2名は至急受領準備されたし》
((来たっ!))
『古代! これからこうのとりでお前を拾う。その後使者の乗るイスカンダル船を追う!』
「分かった!!」
古代は大急ぎで元来た道を戻り、廃墟を出て、開けた土地に出た。ちょうどいいタイミングでこうのとりに乗った島が着き、2人でイスカンダル船の追跡を開始した。
『こうのとり』、正式名称「キ8型試作宙艇」外惑星探査船に搭載するために開発された探査機で、その試作機にあたる。贖罪計画のほんの一部として制作されたという経緯をもつ訳アリの機体だ。
「ナイスタイミング」
「ああ、例の船は?」
「ちょうど頭の上だ。あの黄金の船」
古代が上を見上げると黄金の独特な造形な船が猛スピードで大気圏に突っ込んでいた。
「島! あの速度だとマズイぞ!」
「クソっ! だが俺達にはどうにもできないんだよ!」
古代の懸念通り、イスカンダル船の艦尾エンジンノズル付近から出火、爆発を起こした。
「やっぱりだ……おい島!」
突如島がこうのとりを反転させたのだ。
「爆発直前に脱出カプセルが飛んだ! 追跡する!」
こうのとりは、その翼で火星の空を裂くようにして加速、脱出カプセルを追いかけた。
落着していた脱出カプセルを発見した2人は、こうのとりを近くに停めて内部の確認を行った。
「この人が「サーシャ・イスカンダル」……生体反応は?!」
「おい嘘だろ……生きてるぞ。意識を失ってるだけだ」
「直ちにキャンプ地に運ぶぞ。乗ってきたのがこうのとりで良かったな……」
「そうだな。波動コアは?」
「これだ。資料の通りだな」
(しかし、何故波動コアの形状に関する資料があるんだ? 軍上層部は実物を知ってるんか?)
そんなことを考える古代の手の中には2つ目の波動コアが握られていた。それは黄金に輝いていた。
それから2週間と3日後、火星軌道上に到着したキリシマより通信を受けた2人は全ての荷物、サーシャさん、そして波動コアと一緒にこうのとりで火星から撤収。
軌道上のキリシマに帰還した。
「うん、確かに受け取りました」
「あとはお願いします」
波動コアの受領任務はこれにて終了した。
しかし、いくつか気になることがある。
「保護したイスカンダル人、「サーシャさん」ば大丈夫ですか?」
そう、1つ目はサーシャさんの事だ。彼女は2週間たっても目を覚まさなかった。はっきり言って異常だ。
「サーシャ・イスカンダルさんは今も眠っている。脳の活動、心拍、呼吸も正常に行われている。生きているが、こちらとしても目を覚まさないのは不思議に思う」
「兄さんは、「雪風の古代守」はどこに? 兄さんの船は?」
「……」
「すまない……、雪風はキリシマの盾になって……撃破された」
それを聞いた古代は悲しみを噛み締めた。
口元に血が滲んでいた。
現在の地球は遊星爆弾の被害が拡大し、放射能に地表のみならず、避難用の地下都市の地表近くの階層を汚染。人類の生存領域を着々と蝕み続けた。
有毒植物は地下都市の地表付近階層を侵食。一部改装が完全に閉鎖されている。
「キリシマ、地球への帰還コースへ入りました」
「計画変更から1年、ついに実行可能になるとは。長かったな」
「wonder計画、人類に奇跡をもたらすために生まれ変わった戦艦wonderを、イスカンダルに派遣する計画ですね」
「ああ、奇跡の鳥を飛ばす時は近そうだ」
極東管区会議室で現状報告を行う森雪と藤堂長官。wonder計画を進めて1年。世界中の協力を受け、改装作業は最終段階に進み、現在はシステム周りの構築と改修を行っている。
「波動コアが到着したんですね。人類の奇跡の飛び立ちはすぐそこですね」
入ってきたのは設計主任の暁ハルナ、睦月リクだ。
「僕達が、いや、全人類で造った船は伊達じゃないですよ」
「睦月君、暁君、システム周りはどうだい?」
「現在、改装計画メンバーと軍技術部で艦内システムと火器管制システムを構築中です。あと3日あれば形になります」
「うむ、あと一息だ。最後まで頼むぞ、地球の……いや、人類の天才よ」
「「はいっ!」」
そこに立っていたのは、一回り成長した「姉弟のようなコンビ」であった。
人類は反撃の刃を磨き続けた。
前書きでもお伝えしましたが、現在自動車学校に通っています。
本免許が取得できるまでは、投稿ペースが遅くなります。
サーシャさんは生きています。(なんとか)
wonderは2人のイスカンダル人を乗せて大宇宙を飛びます。
ガミラスはこの事実がわかったら手を出しにくくなりますねwww。
次の話も少し遅くなります。
しばらくお待ちください。
なお、本作に登場するヴンダーもちょっとは描けてます
(まだ翼と第二船体の1部です…)