宇宙戦艦ヴンダー 《Reise zu einem Wunder》 作:朱色の空☁️
時系列はシステム衛星内部での話です
第7章はかなり派手にやりますよ?(๑•̀ㅂ•́)و✧
『復讐……と言う言葉があるけど、するの?』
「分からない。復讐が正しいという保証もない。でも、多くの人が死んだ以上、とても許されるようなことじゃない」
『それで悩んでいるのね』
「……」
『らしくないわね。せっかく想い合う様になったのに、復讐に駆られかけるなんて。でも真田と言う人はもう少し時と場と言うものを考えてほしかったわね』
「まぁ……でも、とても地球上や艦内で話せるような物でもないみたいだから、タイミング的には真田さん的には良かったんじゃないかな?」
『無暗に話して変な組織に止められるより良いかもね、そこは仕方ないかな。……話が脱線しかけたけど、どうするの?』
「分かんないよ……あれが人為的に起こされたなら母さんは国連と裏組織に殺されたようなものだ。それだと、大規模な人殺しに巻き込まれたようなものだ。ハルナだって……」
『しゃんとしなさい。ハルちゃんはハルちゃんで強くなっている、あなたも理解しているでしょ? なのにあなたが揺れてどうするの? 絶対揺れない人間はそういないけど、大切な人がいるなら芯がしっかりしてないといけないよ』
「復讐に走ってしまうと、僕、ぐちゃぐちゃになってしまいそうだ」
『少なくとも心は無になってしまうわね。何もないという結果だけが残ると、私も思うわ』
ぼんやりとした白い影が、答えのようなものを返してくる。
ハッキリ見えないけど、誰なのかは分かる。
「何にも残らない、か」
『あなたは何をしたい? 何を残したいの?』
「……青くなった星で、ハルナの笑顔が見たい。それと、ハルナとの思い出を創りたい」
脳裏に映るのは、真田、マリ、赤木博士、アスカ、そして大切な人だった。
『あなたたちを見ていると眩しいわ、そのうち目が眩みそう。……私が思うに復讐と言うシミは、後に生まれた幸せを黒く塗りつぶしていくわね。その人の心が相当狂っていない限り、それは止まらない。もしハルちゃんと幸せに過ごしたいなら、復讐なんてくだらないことは考えないことね』
「……復讐でハルナが悲しむ顔は見たくない。もう二度と、あいつが苦しむ姿は見たくない」
『決まった感じ?』
「うん。でも、あれを起こした組織については、僕も調べてみる。地球に戻ったら何か分かるかもしれない」
『気を付けるのよ? 相当闇深いと思うからどう来るか分からないよ? そもそも裏組織とかもはやアニメの世界だからね? 地球に戻ったら喜ぶのはいいけど、その辺りも多少は警戒しておくことね』
「うん、聞いてくれてありがとう」
『いってらっしゃい』
白い人影は霧が晴れるように薄らいでいき、元の景色に戻った。
眼を開けると、システム衛星の内部、その隔壁が見えた。
やっと……やっと第6章まで書き終えました
テスト系も一段落してようやく落ち着いて書けそうなので、テンボよく第7章も書けそうです
次章では遂に七色星団決戦です
少し長くなるかなぁ……と思います。
それでは皆さん、次章でお会いしましょう
フリフリ((ヾ(・д・。)マタネー♪