2月12日、尖閣諸島沖
春奈「・・・ミサイル弾着確認。敵駆逐艦2隻の反応消滅」
東矢「よし、今だ!第一第二水雷戦隊突撃!」
富一「よーし、かかれぇ!」
黒刃艦隊は尖閣諸島から日本海へ進軍を進めているが、敵が敷いた何重もの防衛戦に苦戦を強いられていた。
東矢「・・・うーむ、なんとか尖閣諸島を抜けたのはいいんだが・・・」
幸谷「ここでいつまでも遊んでる訳にはいかないぞ。3月までには制海権をとらないといけないからな」
康太郎「このままでは間に合いません」
雫「・・・東矢さん。私たちに任せてくれませんか?」
東矢「・・・何か、思い付いたのか?」
雫「はい。1個小隊あれば・・・」
春奈「夜襲?」
雫「そうですね」
東矢「しかし、艦隊も基地も対空能力は高い・・・」
雫「だから小隊のみなんです。それに作戦があります」
東矢「・・・そこまで言うなら、やってこい」
雫「はっ!」
東矢「三雪、発艦作業に入れ」
三雪「分かりました」
春奈「航空要員を起こしてくるね」
東矢「ああ」
通信員「艦長!水雷戦隊より通信!敵巡洋艦1、駆逐艦5隻を撃沈したもよう」
東矢「了解。直ちに退かせろ」
通信員「了解!」
索敵員「艦長!敵機20接近!」
東矢「またか・・・対空戦闘、第四護衛隊を向かわせろ」
数時間後、午後8時
雫「咲凪大佐、発艦します!」
東矢「気をつけて」
雫「はい!・・・よし、発進!」
三雪「咲凪機発進完了。他の3機も発艦完了です」
幸谷「しっかし、なに攻撃するんだ?」
東矢「さあな・・・」
咲凪隊は発艦後、敵に発見されないよう高高度を飛行した。
そして着いたのは中国最大の海軍基地、大連海軍港だった。
雫「・・・よし、ばれてない。電波妨害弾散布」
中国兵1「・・・っ?なんだ?」
中国兵2「どうした?」
中国兵1「急にレーダーが真っ黒に」
中国兵2「またかよ。最近おかしく・・・っ!な、なんだ?この揺れは!?うわぁぁ!?」
山田拓磨「雫、全ミサイル着弾を確認、施設や艦艇にかなりの被害のようだ」
雫「よし、全機突撃!」
鎌足光太「ひゅ~、空母に巡洋艦、輸送艦と、獲物が多いな~、それ!」
安倉拓郎「おいおい、俺の分も食うなよ」
咲凪隊はここ数日間、不規則に大連上空に電波妨害弾を散布し、あくまでレーダーの故障と思わせていた。
散布開始時は迎撃機を出していたが、だんだん故障と思い3日前からは散布しても迎撃機を出していなかった。
基地守備隊も故障と思い報告もしておらず、そして今回も故障と思った基地守備隊は同じように報告をしていなかった。
そこを咲凪は突いた。
雫「私と2番は右、3、4番は左の艦艇を攻撃!可能な限り多くの艦艇を損傷させろ!!」
全員「イエッサーボンバー!」
ミサイル攻撃で奇襲した咲凪隊は高度を下げ基地内を暴れまわった。
そして基地全体が赤く燃え、黒煙が高く上がった頃、ようやく黒刃艦隊に報告が入った。
東矢「なるほどな・・・」
幸谷「・・・いやすげぇな」
春奈「まさか大連を攻撃するなんて」
三雪「横須賀から知り合いを集めたって言ってましたけど・・・」
東矢「パイロットで咲凪の知り合いはだいたいエース級だ。そりゃ少数でやれるわな」
幸谷、春奈、康太郎「納得」
通信員「艦長、敵の通信を傍受しました」
東矢「なんて言ってる」
通信員「大連基地の空襲ですね。すでに基地機能は消滅しており、基地司令官、艦隊司令官他将校多数死傷してるもようです」
東矢「めちゃくちゃやってるな・・・」
通信員「あ・・・。通信が切れました」
春奈「東矢。スパイからの通信」
東矢「大連か?」
春奈「大連基地にあった核ミサイルに誘爆したみたいで、基地が消滅したみたい・・・」
東矢「お、おう・・・」
索敵員「機影探知!味方機4機接近!」
東矢「着艦準備に入れ」
春奈「了解」
東矢「あと、全員来い。上陸作戦の会議をする」
全員「了解!」
この攻撃で中国軍は大連基地と、空母3、巡洋艦5、駆逐艦20、小型挺30、輸送船13隻と航空機と地上戦力を多数失った。
さらには近くにあったミサイル発射場や軍需工場、そして大連海軍本部までも消失していた。
大連基地消失から12時間後、艦橋会議室では上陸作戦の計画を考えていた。
東矢「春奈、スパイからの情報は?」
春奈「北京の軍司令部のスパイの情報だと、大連周辺の海岸や地域に120個師団ほどを配備するみたい。すでに各地から部隊が移動を始めてるらしいよ」
幸谷「120!?中国陸軍の3分の1以上の戦力を大連に!?」
雫「東矢さん。今のうちに手薄なところから上陸をしましょう!」
東矢「俺もそう思うが・・・、春奈、中国軍の配置の情報は?」
春奈「届いてるよ。しかも最新のが。よっと」
春奈はスクリーンを下ろし映像を映した。
春奈「えっとね、まず大連に向かう部隊は、主に内陸からがほとんどだね。各地のスパイの情報をまとめてた感じこれは間違いない」
東矢「やっかいだな・・・」
春奈「と思うじゃん。実は反乱を起こそうとしてる地域があって、それが上海と香港の2つ。市民だけではなく地元から召集された軍人もそうみたい」
東矢「どのぐらいだ?」
春奈「軍人だけなら約15000、市民も含めてたら、30万は超えるね」
東矢「十分だ。早速調略をできるか?」
春奈「言っておくね。まあ、あとはこんな感じかな」
東矢「よし。幸谷はいつでも上陸できるように瑞鳳に乗っておいて」
幸谷「りょーかい」
東矢「咲凪と三雪は航空隊の整備、補給、修理をし、いつでも飛べるように」
雫、三雪「了解!」
東矢「春奈はなにか進展があれば報告」
春奈「分かった」
東矢「康太郎は幸谷の変わりに戦闘長とし、武装の点検を」
康太郎「分かりました!」
東矢「よし、では、解散!」