2月26日 香港沖
上陸準備が完了し、東矢達は香港からの連絡を待っていた。
東矢「・・・っ」
索敵員「レーダー捕捉。哨戒挺と思わしき艦影接近。数1」
東矢「よし、響を向かわせろ」
春奈「分かった。・・・響、哨戒挺を迎えにいって」
響艦長「了解」
春奈「来たの?」
東矢「多分。上陸隊は?」
春奈「幸谷達は私達のすぐ後ろ。連合軍は尖閣諸島で待機してる」
東矢「そうか」
春奈「っと、・・・うん。響から、準備ができたって」
東矢「よし、幸谷達に連絡、直ちに上陸しろ」
春奈「了解。・・・、送ったよ」
数分後
揚陸空母瑞鳳艦内
艦長「幸谷さん、暗号です」
幸谷「なんて?」
艦長「大垣、関ケ原へ参陣、以上」
幸谷「おっし。艦長、全艦上陸準備」
艦長「了解。全艦上陸準備!艦隊前へ!」
幸谷「航空隊発艦!咲凪隊に合流しろ!」
航空隊長「はっ!」
上陸作戦が遂に始まった。
本隊から離れた上陸船団は香港浜辺に向かった。
そして同時刻、各地で陽動作戦が行われた。
雫「全機突撃!」
咲凪率いる航空隊40は香港と上海の間にある中国軍のミサイル基地と空軍基地を空襲、潜水打撃艦隊は再び大連に向かい集結中の地上部隊に対しミサイル攻撃を行った。
また、朝鮮半島にある基地に対しても戦闘空母大鳳が4隻の駆逐艦を率いて強襲した。
バラバラに攻撃を受けた中国軍は敵の予想上陸ポイントが割り出せず軍を動かすことができなかった。
それから1時間後、幸谷達は香港近郊の浜辺に到着し香港市内へ向かった。
幸谷「・・・うーん、意外と遠いんだな、ここって」
兵士1「装甲車なら数分で着きますよ?」
幸谷「ばか野郎。今装甲車に乗って向かってるだろ。上海のことだよ。かなり離れてる。しかもその間には敵がいるそうじゃないか」
兵士1「えぇ、5個師団はあるはずです」
幸谷「約5万か・・・」
兵士2「隊長。着きました」
幸谷「そうか。じゃあ、小川兵曹、一緒に来い」
小川吉徳「はっ!」
幸谷は装甲車から降りた。
出迎えたのは香港方面軍司令官、苗姜平陸軍中将だった。
そして香港市内の特別軍事基地に入り作戦会議を行った。
幸谷「現在の戦力は?」
小川「はっ、我々の戦力は、50式戦車が40両、52式装甲車が24両、49式対空戦車が12両、60式自走砲が4両、58式野砲が8門、武装トラックが12台、指揮装甲車が1両、歩兵、車両要員あわせて、約500名、あと特殊空挺団が80名と輸送ヘリ8機、攻撃ヘリ4機、戦闘機8機、軽爆24機、偵察機2機、です」
幸谷「なるほどな。苗中将の戦力は?」
苗「歩兵連隊2個と砲兵連隊1個、以上」
小川「偵察の情報では10師団以上の敵を確認しました」
幸谷「なるほどな。・・・なるほどな・・・。さてどうするか」
苗「上海に行けばかなりの部隊や艦艇がいる。皆待ってるぞ」
幸谷「かと言ってもその間には敵部隊がいると・・・。よし、こうしよう。まず最初に・・・」
数時間後、広東州仙頭郊外
中国兵士1「・・・っ?なんの音だ?」
中国兵士2「・・・砲撃だな。香港方向から聞こえるぞ・・・ってん?なにか来るぞ」
中国兵士1「おーい。どうしたー?」
偵察兵に偽装した香港兵士「香港に敵の連合軍が上陸して香港が占領された。もうすぐ敵の先方がここに来るぞ」
中国兵士1、2「なんだと!?」
中国兵士3「敵だー!敵襲ー!っうわー!?」
幸谷「よし!敵は混乱してるぞ!全車前へ!突撃!突撃!!」
全員「おおー!!!」
連合軍はまだ上陸はしていなかったが、幸谷は情報を知らされる前に上海まで制圧したかったため、香港の兵士を偵察兵に見立てた。
この情報に道中の敵部隊は混乱状態となり後退していった。
しかし、広東州を抜けた辺りで想定外のことが起きた。
偵察兵「報告します!北京、重慶より敵部隊が集結中!数およそ80個師団!」
幸谷「なに!?全部隊止まれ!どこに集まっている!」
偵察兵「上海郊外にです!」
苗「上海内の部隊は?」
偵察兵「動いてる様子はないです!」
苗「ごくろう。行け」
偵察兵「はっ!」
幸谷「・・・どうしたもんか・・・。あ、いいこと思い付いた。おい!電話貸せ!」
兵士「どうぞ!」
・・・大和艦橋・・・
東矢「・・・ん?誰だ?・・・はい。こちら大和」
幸谷「東矢。俺だ!聞こえるか?」
東矢「幸谷か。今どの辺りだ?」
幸谷「今広東州を抜けたところだ」
東矢「順調だな。で、なんのようだ?」
幸谷「上海郊外に敵の大軍がいるんだ。なんとかならないか?」
東矢「上海?分かった。なんとかやってみる」
幸谷「おう。頼んだ。では。・・・」
東矢「・・・さてと、咲凪、聞いたな」
雫「・・・スースー・・・」
春奈「・・・寝てる・・・」
東矢「はぁ、しゃーない。春奈、直掩隊と水雷戦隊を呼べ。上海に攻撃を仕掛ける」
春奈「了解」
東矢「三雪、咲凪を起こしてくれ」
三雪「はい!」
東矢「これより作戦会議を始める。会議室に集合」
康太郎、春奈、三雪「了解!」