子供達の戦争   作:秋月雪風

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第五話(基地運営開始)

横須賀から出航して数日後

 

9月1日、硫黄島基地跡

 

東矢「かなりぼろいな」

 

康太郎「周りを見てきましたが、かなり建物の崩壊が進んでます」

 

雫「今日は艦内ですね」

 

東矢「そうだな」

 

春奈「東矢、輸送船団はあと6時間で着くって」

 

東矢「じゃあ案内と護衛を兼ねて涼月と冬月を向かわせて」

 

春奈「分かった」

 

幸谷「じゃ、待つか」

 

東矢「だな」

 

数時間後、輸送船団が到着し、修理は明日から始めることが決まった。

 

翌日

 

作業員1「おーい、木材あげてくれー!」

 

作業員2「こっちの回路はどこに繋げる?」

 

作業員3「んー?それは食堂に繋げるやつじゃないのか?」

 

作業員4「お前!弾薬箱の前でタバコ吸うな!てか作業しろ!」

 

作業員5「A倉庫修理終わりました!」

 

幸谷「お疲れ~、じゃあ次はC倉庫を頼む」

 

作業員5「了解ー!」

 

春奈「幸谷、そっちはどう?」

 

幸谷「今はA倉庫とB倉庫が終わったところだ。そっちは?」

 

春奈「まだレーダー類は使えないけど、通信装置は修理が終わった」

 

東矢「よっ、どうだ?」

 

幸谷「順調だ。あと数日かな」

 

東矢「なるほど。康太郎は?」

 

春奈「発電機の様子を見に行ったよ」

 

東矢「じゃ、次は咲凪達を見に行ってくるか」

 

幸谷「じゃあな」

 

東矢「おう。後でな」

 

数日後

 

東矢「ふぅ、なんとか修理が終わったな」

 

幸谷「ああ。まあ、防衛火器と航空機がないけどな」

 

東矢「・・・それは咲凪次第だな」

 

春奈「おーい、二人ともー!作業員の皆さん帰るよー!」

 

東矢「わかったー!」

 

9月5日、硫黄島基地の修理が終わった。

 

作業員はその日のうちに輸送船に乗り帰っていったが、翌日には駐屯する人達がやって来た。

 

それから数週間後

 

9月26日

 

硫黄島基地司令部

 

幸谷「・・・グーグー・・・」

 

春奈「・・・おーい!」

 

春奈は幸谷の顔を殴った。

 

幸谷「ふげあっ!?・・・、いって・・・もうちょいゴリラ的な起こしかた以外はないのかよ・・・」

 

春奈「もう一発殴られたい?」

 

幸谷「すんません。で、なんだよ?」

 

春奈「東矢と咲ちゃんが呼んでるよ」

 

幸谷「あ、なんだ?」

 

・・・

 

幸谷「なんだ、なにかあったんか?」

 

東矢「ん?来たか。いや、お前に相談だ」

 

幸谷「なんだ?」

 

雫「この基地の防衛火器をどうするかって言う相談なんですが・・・」

 

幸谷「そういうことか。よし、順番に言ってってくれ」

 

東矢「まずは、摺鉢山」

 

幸谷「・・・てっぺんにガトリング砲4基と機関砲5基ぐらい。あと四方に80㎜砲を2基ずつと127㎜砲を1基ずつ。ああ、あと上陸された時に対応できるトーチカが20個は欲しいな。それで、全部を格納式にして色も山と同じにする。できなければせめて偽装はしたいな」

 

東矢「そうだな~。機関砲なら山の所々に置くのはどうだ?どこから来るか分からんし」

 

幸谷「確かにそれがいいかもな」

 

東矢「じゃあ、トーチカと機関砲は偽装、砲とガトリング砲は格納式にするか」

 

幸谷「ああ、そうだな」

 

雫「トーチカに置く武器は?」

 

幸谷「42式7.7㎜機関銃を10、39式13㎜重機関銃を5、48式80㎜対戦車砲を3、50式7.7㎜ガトリングを2かな。それぞれのトーチカ内には35式小銃と30式散弾銃をいれてた方がいい」

 

東矢「分かった」

 

幸谷「反対側の山にはミサイルを置いた方がいいな」

 

雫「それは私がやっておきます」

 

幸谷「分かった。じゃ、俺は寝るからな。朝まで起こすなよー」

 

東矢「分かったー、4時まで起こさんわ」

 

幸谷「7時まで起こすな」

 

そう言って幸谷は部屋から出ていった。

 

それから1ヶ月後

 

硫黄島基地の残りの作業を終わらせ正式に基地運用が始まった。

 

それと同時に揚陸艦の改修作業が終わり、東矢達はそれを見るためにドックに向かった。

 

東矢「どんな感じになったんだ?」

 

雫「戦闘に参加できるようにしました。過去の揚陸艦も参考にしています」

 

三雪「とにかく見てください!」

 

幸谷「・・・なんか、でかくなってね?」

 

春奈「普通に武装もやばそうだし・・・」

 

東矢「艦名は何にしたんだ?」

 

雫「艦名は・・・」

 

三雪「こっちが弥生で」

 

雫「こっちが皐月です」

 

東矢「なるほどな。よし、これで全部の作業が終わったな」

 

康太郎「そうですね。いつ出撃ですか?」

 

東矢「これを見てみろ」

 

幸谷「なんだそれ?」

 

東矢「命令書だ」

 

幸谷「えーと、春波中尉指揮する第47艦隊はロシア占領下の北方四島の奪還を任ずる、か。陸上戦力は?」

 

東矢「・・・各班長や隊長、艦長を第2戦闘室に集めろ。作戦会議をする」

 

春奈「了解。何時から?」

 

東矢「1時間後から」

 

春奈「わかった」

 

東矢「先に行って準備してるか」

 

1時間後

 

東矢「全員集まったな。これより北の都作戦の会議を始める。咲凪、頼む」

 

雫「はい!ではまず、作戦地域の敵戦力から。スパイの情報によりますと、海上戦力が、空母3、巡洋艦9、駆逐艦15、潜水艦8、小型挺20ほど、航空戦力は、戦闘機60、攻撃機80、爆撃機20、ヘリコプター40、ドローン50ほど、陸上戦力は、歩兵連隊8、戦車連隊4ほどはいるそうです」

 

東矢「なるほど。こちらは?」

 

雫「こちらの戦力は、海上戦力が戦艦1、空母1、巡洋艦2、駆逐艦10、防空護衛艦4、潜水艦9、補給艦2、揚陸艦2で、航空戦力は戦闘機82、攻撃機60、爆撃機12、ヘリコプター36で、陸上戦力は特殊空挺隊3、特殊海兵隊4、海兵機甲隊1、以上です」

 

東矢「・・・」

 

説明が終わったあと部屋内がざわつき、中には「勝てるかよ」という声も聞こえた。

 

東矢「よし、これで行こう。これより作戦を伝える。まず、先手として・・・」

 

そこから数時間、作戦説明が続いた。

 

東矢「・・・というわけだ。よし、これで全部だな。出撃は明後日0900とする。各員出撃準備!俺含め初陣のやつが多い、心してかかれ!」

 

全員「了解!」

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