11月12日
東京湾臨時補給港
東矢「やっとついた~」
幸谷「いや~、気持ちい初陣だったな~」
東矢「お疲れ、幸谷」
幸谷「おうよ」
春奈「それにしてもどうしてここに?」
東矢「長官に呼ばれたんだよ」
雫「なんて言われるんでしょうね?」
東矢「さあーなー、っ」
村中「やあ」
雫「あ、お父さん。どうしてここに?」
村中「長官から迎えに行けって言われたから」
東矢「そうなんですか」
村中「それで聞きたいことがあるんだが・・・」
三雪「~♪」
村中「雫に抱きついてる子は誰?」
雫「この子は秋風三雪だよ。私と同じ、パイロット」
村中「そうか・・・元帥閣下の・・・」
幸谷「知ってるんか?秋風えーと・・・」
村中「秋風貞夫、詳しくは車で話す。来てくれ」
東矢達は村中が乗ってきた車に乗った。
村中「よし、だしてくれ」
運転手「分かりました」
村中「・・・さてと、さっきの話の続きだな」
春奈「秋風さんとの関係というのは?」
村中「俺が、まだ少尉になったばかりの時に、初めて配属されたのが元帥閣下の第一艦隊だったんだ」
東矢「どのぐらい前なんですか?」
村中「15年ぐらい、かな。それから一年、閣下の参謀として働いた」
幸谷「一年だけ?」
村中「ああ、こいつが生まれたからな。艦隊から離れてこいつを育てた」
雫「っ!ちょ、ちょっとお父さんやめてよ///」
村中は雫の頭をポンポンした。
村中「その後は俺は別の艦隊に行き、それからは一度も会ってない」
康太郎「そうだったんですか・・・」
村中「・・・あと、薄田少佐、川崎大尉、春波大佐も閣下の参謀としていたな。全員別へ異動したあと死んだがな・・・」
東矢「・・・親父と・・・」
村中「ああ。いい上官だったよ・・・」
運転手「大佐、到着です」
村中「わかった、ありがとう。じゃ、降りようか」
本部前で降りた東矢達は村中の案内で会議室に向かった。
東矢「失礼します」
貞夫「よっ、久しぶりだな」
中には長官の康正と貞夫がいた。
三雪「パパー!」
三雪は貞夫に抱きついた。
貞夫「おお、三雪!元気そうでよかった」
村中「か、閣下!お久しぶりであります!」
貞夫「よお、咲凪!久しぶりだな!まだ生きてたんだな!」
村中「はっ!閣下もご元気そうで」
貞夫「閣下はやめてくれ。もう、あの頃とは違うんだ。今じゃただのじじいだよ」
東矢「それで、どうしてここに?」
康正「たまに会って話してるんだよ。貴重な昔からの友人だからな」
東矢「そうなんですか。それで、我々を召集したのは?」
康正「ああ。それは今回の作戦の報告のためにだ。詳しく」
東矢「はっ!」
それから数分間東矢は今回の北方四島奪還作戦の報告をした。
康正「なるほど。よくやってくれた。捕虜は鹵獲艦はこちらで預かる」
東矢「お願いいたします」
康正「あと、これを」
康正は東矢に封筒を渡した。
東矢「これは?」
康正「昇進だ。春波中尉から大尉にだ」
東矢「はっ!ありがとうございます」
康正「咲凪雫少佐は中佐、秋風三雪大尉は少佐に昇進、他の者も昇進だ」
全員「ありがとうございます」
康正「さてと、それと同時に新たな任務だ」
東矢「はっ、えーとなになに・・・」
幸谷「なんて書いてるんだ?」
東矢「アメリカ東海岸の米守備艦隊と共に独連合艦隊を撃退せよ・・・アメリカへ?」
康正「そうだ。スパイの情報だとドイツはロシアとかの支援を受け大軍団を作ったそうだ。それらを率いてアメリカに上陸すると言うことだ」
東矢「予想戦力は?」
康正「スパイの情報に誤差はあると思うが、空母5隻の他護衛艦20~30、輸送船等約80とのことだ。だが前回とは違いは輸送船には戦車がいる。輸送船も攻撃してくることと、単純な数の違いだ」
東矢「分かりました。すぐに行きます」
康正「頼んだ。では、もう下がっていいぞ」
東矢「失礼しました」
・・・1時間後
大和艦内
幸谷「遂に俺も伍長か~」
春奈「はいはい、おめでとう」
東矢「さてと、次の任務の準備をしないとな」
康太郎「アメリカへですよね?大丈夫なんでしょうか?」
東矢「うーん、この中で、英語行けるやつ」
沈黙の中で雫が手を上げた。
雫「一応は・・・」
東矢「じゃあ、向こうでの会話は頼む」
雫「分かりました」
春奈「出撃は?」
東矢「明日だ。だけどその前に秋風さんを島まで送ることになったからちょっと寄り道するけどな」
幸谷「りょーかい」
東矢「じゃあに備えて今日はもう休むか。よし、解散!」